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【教育現場での実績公開】酪農の未来をゲームで学ぶ!放牧ボードゲーム「グラスマネーストーリー」

【教育現場での実績公開】酪農の未来をゲームで学ぶ!放牧ボードゲーム「グラスマネーストーリー」

「酪農って、実際はどんな仕事なんだろう?」私たちファームエイジが開発した放牧ボードゲーム『グラスマネーストーリー』は、2025年の7月に販売を開始し、少しずつ北海道内の高校での実績が増えてきました。今回は、そもそもなぜこのゲームが開発されたのか、実際にプレイした高校生たちが何を感じ取ったのかなど、実績を一部ご紹介します。1. なぜ「電気柵メーカー」がボードゲームを開発したのか?私たちファームエイジは日々、電気柵とフェンスの設計・販売を通じて全国の酪農家のみなさまと歩んでいます。なかでも、「放牧」というスタイルには、持続可能な酪農の未来を切り拓く大きな可能性があると確信しています。一方、放牧の価値を言葉だけで伝えるのは容易ではありません。「牛を外に出せばいいだけでは?」と思われがちですが、実際には草の管理、家畜の健康、野生動物への対策、そして何より数値に基づいた緻密な経営が求められます。「この奥深い世界を、もっと直感的に、もっと楽しく伝える方法はないか?」その問いへの答えが、ボードゲームという選択でした。試行錯誤を繰り返し誕生したのが、この『グラスマネーストーリー』です。・参考・商品詳細はこちら: グラスマネーストーリー |ファームエイジ公式オンラインショップ・開発の熱い想い: 放牧酪農の未来をゲームで伝えたい!開発背景ストーリー2. 【潜入レポート】高校生たちが挑んだ「酪農経営」のリアル北海道内の複数の高等学校にて、本ゲームを体験いただいた際の様子を詳しくレポートします。2-1.札幌英藍高等学校:未知の用語が「自分事」に変わる瞬間札幌市北区に位置する札幌英藍高等学校。農業を専門的に学ぶ学科ではない生徒さんたちにとって、当初「酪農」は少し遠い存在だったかもしれません。しかし、ゲームを通じて、多くの気づきを得ていただくことができました。「夏のイベントで、回避不能なマイナス効果があるのが面白い。もっとカードの種類を増やして、現実の厳しさを再現してほしい!」「良いイベントばかりじゃなく、しっかりマイナスがあるからこそ、対策を考えるのが楽しいと思いました」「借金をした時に、視覚的に絶望感(笑)を味わえるような専用の紙幣カードを作ってほしい」このように、単に「勉強」として知識を詰め込むのではなく、ゲームを面白くするための「攻めの提案」が次々と出されたことが印象的でした。2-2.別海高等学校:プロを志す若者が掴んだ「放牧の強み」「日本一の酪農地帯」とも呼ばれる別海町。ここにある別海高等学校には、全国から酪農家を目指す志の高い若者が集まる「酪農経営科」があります。いわば「プロの卵」である彼らに、このゲームを届けることは私たちにとっても大きな挑戦でした。一番の驚きは、生徒たちがプレイを通じて『集約放牧=利益率が高まりやすい』という経営的感覚を掴み取ったことでした。「放牧なら施設投資を抑えつつ、牛の力を最大限に引き出せるんだ!」という気づき。現場のリアルを知る彼らが、ゲームの中の数字と現実の経営をリンクさせて考えてくれた瞬間、開発者としてとても喜ばしいことでした。2-3.当別高等学校:地元の学生たちに伝える挑戦ファームエイジの本社がある北海道当別町。同じ町の中に「当別高等学校」があります。同じ町内とはいえ、ファームエイジの事や放牧のことはほぼ全く知らない学生ばかり。今回は、およそ60名の方にグラスマネーストーリーの体験会に参加いただきました。プレイ後のアンケートでは、予想以上に厳しい結果でした。およそ半数が「むずかしい」や「面白くない」といった声。「グラスフェッド」や「アニマルウェルフェア」など、はじめて聞くキーワードや発見も多かったものの、改めて、伝え方の難しさを痛感しました。その日の夕方、町内で偶然学生さんにばったり遭遇。「ボードゲームめちゃめちゃ面白かったです!」と言われたことは、スタッフにとって予想外の喜びであり、今後も地道に取り組みを続けていく大切さを感じたひとときでした。2-4.札幌龍谷学園高等学校:探究学習としての高度な考察2022年度から高等学校で本格スタートした「探究学習」。生徒が自ら問いを立て、情報を収集・分析し、まとめ上げるこの先進的な授業の教材として、1年生約30名にプレイしていただきました。テーマに「酪農」を選んだ生徒たちにとって、短い時間ながら、ゲームは有益な「放牧体験」の機会となりました。生徒たちの考察(一部抜粋):リスク管理の視点: 「牛を増やせば収益は上がるけれど、病気や天候のリスクも倍増する。闇雲に増やすのではなく、バランスが一番大事」財務の視点: 「手元の現金を残さずに投資しすぎると、一回の不運で破産する」現場対策の視点: 「野生動物の被害を受けないために、事前の対策(電気柵などの設備)にお金をかけるのは、結局は安上がりになる」単なる「遊び」の結果で終わらせず、なぜ失敗したのか、なぜ成功したのかを論理的に分析する姿は、まさに探究学習の本質そのものでした。3. 開発側としての気づき。「本質」を伝えるための工夫どの学校でもゲームが盛り上がると、どうしても「いかに所持金を増やすか」というスコアに意識が向きがちです。しかし、私たちがこのゲームを通じて本当に届けたいのは、数字の裏側にある「酪農家が直面している課題」と「自然と共に生きる尊さ」です。天候や野生動物被害に左右されるもどかしさ。家畜たちの健康を守る責任感。限られた資源(草)をいかに有効活用するかという知恵。これらを進行の工夫によって補完し、ゲーム体験の後にディスカッションを行うことで、学びはより深いものにできると感じました。高校生たちが「将来、酪農って面白そうだな」「放牧の牛乳を選んで買ってみよう」と一歩踏み出すきっかけを作ることが、私たちのゴールです。4. まとめ:まだ道半ば。放牧の魅力を、世界中へ。『グラスマネーストーリー』の旅は、まだ始まったばかりです。北海道の高校生たちが示してくれた熱い反応は、このゲームが持つ「教育的価値」を確信させてくれました。これからも私たちは、ボードゲームや様々な活動を通じて、放牧の認知拡大と普及に努めてまいります。もし、この記事を読んでいる教育関係者や自治体、酪農に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度この世界に触れてみてください。

【教育現場での実績公開】酪農の未来をゲームで学ぶ!放牧ボードゲーム「グラスマネーストーリー」

「酪農って、実際はどんな仕事なんだろう?」私たちファームエイジが開発した放牧ボードゲーム『グラスマネーストーリー』は、2025年の7月に販売を開始し、少しずつ北海道内の高校での実績が増えてきました。今回は、そもそもなぜこのゲームが開発されたのか、実際にプレイした高校生たちが何を感じ取ったのかなど、実績を一部ご紹介します。1. なぜ「電気柵メーカー」がボードゲームを開発したのか?私たちファームエイジは日々、電気柵とフェンスの設計・販売を通じて全国の酪農家のみなさまと歩んでいます。なかでも、「放牧」というスタイルには、持続可能な酪農の未来を切り拓く大きな可能性があると確信しています。一方、放牧の価値を言葉だけで伝えるのは容易ではありません。「牛を外に出せばいいだけでは?」と思われがちですが、実際には草の管理、家畜の健康、野生動物への対策、そして何より数値に基づいた緻密な経営が求められます。「この奥深い世界を、もっと直感的に、もっと楽しく伝える方法はないか?」その問いへの答えが、ボードゲームという選択でした。試行錯誤を繰り返し誕生したのが、この『グラスマネーストーリー』です。・参考・商品詳細はこちら: グラスマネーストーリー |ファームエイジ公式オンラインショップ・開発の熱い想い: 放牧酪農の未来をゲームで伝えたい!開発背景ストーリー2. 【潜入レポート】高校生たちが挑んだ「酪農経営」のリアル北海道内の複数の高等学校にて、本ゲームを体験いただいた際の様子を詳しくレポートします。2-1.札幌英藍高等学校:未知の用語が「自分事」に変わる瞬間札幌市北区に位置する札幌英藍高等学校。農業を専門的に学ぶ学科ではない生徒さんたちにとって、当初「酪農」は少し遠い存在だったかもしれません。しかし、ゲームを通じて、多くの気づきを得ていただくことができました。「夏のイベントで、回避不能なマイナス効果があるのが面白い。もっとカードの種類を増やして、現実の厳しさを再現してほしい!」「良いイベントばかりじゃなく、しっかりマイナスがあるからこそ、対策を考えるのが楽しいと思いました」「借金をした時に、視覚的に絶望感(笑)を味わえるような専用の紙幣カードを作ってほしい」このように、単に「勉強」として知識を詰め込むのではなく、ゲームを面白くするための「攻めの提案」が次々と出されたことが印象的でした。2-2.別海高等学校:プロを志す若者が掴んだ「放牧の強み」「日本一の酪農地帯」とも呼ばれる別海町。ここにある別海高等学校には、全国から酪農家を目指す志の高い若者が集まる「酪農経営科」があります。いわば「プロの卵」である彼らに、このゲームを届けることは私たちにとっても大きな挑戦でした。一番の驚きは、生徒たちがプレイを通じて『集約放牧=利益率が高まりやすい』という経営的感覚を掴み取ったことでした。「放牧なら施設投資を抑えつつ、牛の力を最大限に引き出せるんだ!」という気づき。現場のリアルを知る彼らが、ゲームの中の数字と現実の経営をリンクさせて考えてくれた瞬間、開発者としてとても喜ばしいことでした。2-3.当別高等学校:地元の学生たちに伝える挑戦ファームエイジの本社がある北海道当別町。同じ町の中に「当別高等学校」があります。同じ町内とはいえ、ファームエイジの事や放牧のことはほぼ全く知らない学生ばかり。今回は、およそ60名の方にグラスマネーストーリーの体験会に参加いただきました。プレイ後のアンケートでは、予想以上に厳しい結果でした。およそ半数が「むずかしい」や「面白くない」といった声。「グラスフェッド」や「アニマルウェルフェア」など、はじめて聞くキーワードや発見も多かったものの、改めて、伝え方の難しさを痛感しました。その日の夕方、町内で偶然学生さんにばったり遭遇。「ボードゲームめちゃめちゃ面白かったです!」と言われたことは、スタッフにとって予想外の喜びであり、今後も地道に取り組みを続けていく大切さを感じたひとときでした。2-4.札幌龍谷学園高等学校:探究学習としての高度な考察2022年度から高等学校で本格スタートした「探究学習」。生徒が自ら問いを立て、情報を収集・分析し、まとめ上げるこの先進的な授業の教材として、1年生約30名にプレイしていただきました。テーマに「酪農」を選んだ生徒たちにとって、短い時間ながら、ゲームは有益な「放牧体験」の機会となりました。生徒たちの考察(一部抜粋):リスク管理の視点: 「牛を増やせば収益は上がるけれど、病気や天候のリスクも倍増する。闇雲に増やすのではなく、バランスが一番大事」財務の視点: 「手元の現金を残さずに投資しすぎると、一回の不運で破産する」現場対策の視点: 「野生動物の被害を受けないために、事前の対策(電気柵などの設備)にお金をかけるのは、結局は安上がりになる」単なる「遊び」の結果で終わらせず、なぜ失敗したのか、なぜ成功したのかを論理的に分析する姿は、まさに探究学習の本質そのものでした。3. 開発側としての気づき。「本質」を伝えるための工夫どの学校でもゲームが盛り上がると、どうしても「いかに所持金を増やすか」というスコアに意識が向きがちです。しかし、私たちがこのゲームを通じて本当に届けたいのは、数字の裏側にある「酪農家が直面している課題」と「自然と共に生きる尊さ」です。天候や野生動物被害に左右されるもどかしさ。家畜たちの健康を守る責任感。限られた資源(草)をいかに有効活用するかという知恵。これらを進行の工夫によって補完し、ゲーム体験の後にディスカッションを行うことで、学びはより深いものにできると感じました。高校生たちが「将来、酪農って面白そうだな」「放牧の牛乳を選んで買ってみよう」と一歩踏み出すきっかけを作ることが、私たちのゴールです。4. まとめ:まだ道半ば。放牧の魅力を、世界中へ。『グラスマネーストーリー』の旅は、まだ始まったばかりです。北海道の高校生たちが示してくれた熱い反応は、このゲームが持つ「教育的価値」を確信させてくれました。これからも私たちは、ボードゲームや様々な活動を通じて、放牧の認知拡大と普及に努めてまいります。もし、この記事を読んでいる教育関係者や自治体、酪農に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度この世界に触れてみてください。

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【ファームファイル Vol.6 渡辺牧場編】足寄町で新規就農した渡辺牧場に密着。一家が目指す酪...

新規就農で放牧酪農を営む渡辺さんご一家に密着。「放牧の酪農」を始めたきっかけと、目指している酪農のスタイルについてお話いただきました。1.就農のきっかけ「大学卒業して2年間アメリカで農業研修とかしたりして、身近だったので。でもまさか自分が酪農やるとは思っていなかったですけど。」笑いながら渡辺さんは語ります。渡辺さんは北海道足寄(あしょろ)町にある「ありがとう牧場」での研修後、2020年に新規就農。2023年7月現在は、50haの敷地で搾乳頭数45頭を放牧しています。無農薬、無科学肥料のオーガニックをこころがけ、牛と自然に優しい牧場を目指しています。渡辺さんがファームエイジを知るきっかけは、ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトやグラスファーミングスクール、ありがとう牧場の研修中に使用した電気柵などからで、今回の取材協力に至りました。取材に伺ったときは、牛の牧区移動の最中。ぞろぞろと牧道の上を歩く牛たちの最後尾を渡辺さんが歩いていきます。渡辺さんが足寄を訪れたきっかけは、以前勤めていた動物薬品販売を手掛ける会社の営業マンだったことです。足寄町が営業エリアだったこともあり、頻繁に訪れているうちに、なんとなく酪農に携わりたいという気持ちがわいてきたといいます。「ただ嫁さんはそんなこと思ってないから、2年ぐらい迷ったけど」そのあと、縁あって足寄町に新規就農することになった渡辺さんご一家。やるなら放牧酪農がいいかなと考えたそうです。小学校時代から生きものが好きだった渡辺さん。渡辺牧場には牛だけでなく、イヌ、ニワトリ、ヒツジなど、さまざまな生きものがいるのを見せてくださいました。「羊は草刈り(のために飼っている)だし、もう趣味ですね。」2.苦労したこと搾乳作業の最中、子供たちもつなぎを着てお手伝い。搾乳機器を運び込み、次々と搾乳に入っていきます。作業を見学しながら、苦労したことについて伺いました。「子牛が下痢で何頭か死んじゃったぐらいで。下痢しちゃうと出荷もできないから、それが大変だったのと」渡辺さんは続けて言います。「あとはひまり(三女)がはじめての分娩ラッシュの時に、膝が痛くなって腫れちゃって。」渡辺さんには4人のお子さんがいらっしゃいます。腫れはひかず、なんと入院することになってしまったそうです。「そしたら嫁さんも付き添いで入院して。でもうちの親が急遽来てくれて、子供の世話とかもしてくれたから助かりましたけどね。」搾乳後、子供たちは竹箒で牛舎をお掃除。なんとも慣れた手つきと段取りです。渡辺さんも頼もしそうに眺めています。3.就農のきっかけ「実は町から紹介してもらって、はじめて紹介してもらったのがこの牧場でした。」子供たちを膝に抱えながら、渡辺さんは当時のことを話してくださいました。「1番決めた理由はやっぱり放牧ができる環境。地続きでこれだけ広い土地があって、それを一番に考えていたので、その放牧ができる環境を目一杯活かした酪農がしたいですね。」空撮をするとその広さがさらによくわかります。道内でもこれだけ広大な放牧地を確保できる環境は、限られているでしょう。足寄町は放牧酪農が盛んな町で、町外だけでなく道外から新規就農する方も多いそうです。4.牧場の今後について「放牧草はいっぱい食べてるし。ただ今は(他の生乳と)混ざっちゃって、それがそのまま製品になっているわけじゃないですけど。」「来てくれた人にこれうちの牛乳なんですよって飲んでもらって、違うね、美味しいねって言われたら嬉しいですね。」牧草を食む牛を眺めながら今後のビジョンも語ってくれました。「ゆくゆくは、この放牧草をいっぱい食べた牛から絞った牛乳から、チーズとか。そういう形になれば面白いなとは思いますかね」インタビューに飽きてきたのか、放牧地の草を引っ張ったりして遊び始めた子供たち。せっかくなので、子供たちにもインタビューさせて貰いました。「お母さんは料理が上手だからかっこいい」お父さんは?「牛追いするのが上手」「良く知ってるね」嬉しそうに笑う渡辺さんでした。5.これから農業を志す人に向けて渡辺さんのアドバイスは、とてもシンプルなものでした。「不安はありますよね。でもやる気さえあれば、周りが応援してくれると思います。」「周りを頼っちゃダメかもしれないけど、あとは健康に気を付けて。」就農先が見つかったあとも、きちんと周囲の人もうまくやるようにとアドバイスもくださいました。ご自身も4人の子供を持つ父親ですが、気負いすぎるのも良くないと語る渡辺さん。「なんかやっぱり、日本って優しいじゃないですか。」「失敗しても頑張ってれば大丈夫かな、みたいな感じで。ちょっと気楽に考えてたかもしれないですけど。」「牛も自然もやった分だけ返してくれるというか、自然が相手だから、やっぱり思い通りにはいかないけど、と思えるような感じでやっていければいいですよね。」飼料や物価高騰で、危機的な状態が続く酪農業界。その中にあって、渡辺さんのスタイルはとてもポジティブでありつつ、原理原則に則ったシンプルなものだと感じました。これからも、家族とともに、牛や自然と向き合いながら、温かく幸せな放牧酪農を続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.3 松尾めん羊牧場編】佐藤牧場長と羊肉生産へのこだわり・滝川市の特産品を活かした取組みとファームエイジとの出会いとは北海道の羊肉産業を盛り上げる滝川市の松尾めん羊牧場にこだわりや放牧のノウハウを伺いました。滝川市の特産品を活かした取組みや美味しいお肉を追い求める姿に密着。佐藤牧場長より、農業者への熱いメッセージをお届けします! その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

【ファームファイル Vol.6 渡辺牧場編】足寄町で新規就農した渡辺牧場に密着。一家が目指す酪...

新規就農で放牧酪農を営む渡辺さんご一家に密着。「放牧の酪農」を始めたきっかけと、目指している酪農のスタイルについてお話いただきました。1.就農のきっかけ「大学卒業して2年間アメリカで農業研修とかしたりして、身近だったので。でもまさか自分が酪農やるとは思っていなかったですけど。」笑いながら渡辺さんは語ります。渡辺さんは北海道足寄(あしょろ)町にある「ありがとう牧場」での研修後、2020年に新規就農。2023年7月現在は、50haの敷地で搾乳頭数45頭を放牧しています。無農薬、無科学肥料のオーガニックをこころがけ、牛と自然に優しい牧場を目指しています。渡辺さんがファームエイジを知るきっかけは、ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトやグラスファーミングスクール、ありがとう牧場の研修中に使用した電気柵などからで、今回の取材協力に至りました。取材に伺ったときは、牛の牧区移動の最中。ぞろぞろと牧道の上を歩く牛たちの最後尾を渡辺さんが歩いていきます。渡辺さんが足寄を訪れたきっかけは、以前勤めていた動物薬品販売を手掛ける会社の営業マンだったことです。足寄町が営業エリアだったこともあり、頻繁に訪れているうちに、なんとなく酪農に携わりたいという気持ちがわいてきたといいます。「ただ嫁さんはそんなこと思ってないから、2年ぐらい迷ったけど」そのあと、縁あって足寄町に新規就農することになった渡辺さんご一家。やるなら放牧酪農がいいかなと考えたそうです。小学校時代から生きものが好きだった渡辺さん。渡辺牧場には牛だけでなく、イヌ、ニワトリ、ヒツジなど、さまざまな生きものがいるのを見せてくださいました。「羊は草刈り(のために飼っている)だし、もう趣味ですね。」2.苦労したこと搾乳作業の最中、子供たちもつなぎを着てお手伝い。搾乳機器を運び込み、次々と搾乳に入っていきます。作業を見学しながら、苦労したことについて伺いました。「子牛が下痢で何頭か死んじゃったぐらいで。下痢しちゃうと出荷もできないから、それが大変だったのと」渡辺さんは続けて言います。「あとはひまり(三女)がはじめての分娩ラッシュの時に、膝が痛くなって腫れちゃって。」渡辺さんには4人のお子さんがいらっしゃいます。腫れはひかず、なんと入院することになってしまったそうです。「そしたら嫁さんも付き添いで入院して。でもうちの親が急遽来てくれて、子供の世話とかもしてくれたから助かりましたけどね。」搾乳後、子供たちは竹箒で牛舎をお掃除。なんとも慣れた手つきと段取りです。渡辺さんも頼もしそうに眺めています。3.就農のきっかけ「実は町から紹介してもらって、はじめて紹介してもらったのがこの牧場でした。」子供たちを膝に抱えながら、渡辺さんは当時のことを話してくださいました。「1番決めた理由はやっぱり放牧ができる環境。地続きでこれだけ広い土地があって、それを一番に考えていたので、その放牧ができる環境を目一杯活かした酪農がしたいですね。」空撮をするとその広さがさらによくわかります。道内でもこれだけ広大な放牧地を確保できる環境は、限られているでしょう。足寄町は放牧酪農が盛んな町で、町外だけでなく道外から新規就農する方も多いそうです。4.牧場の今後について「放牧草はいっぱい食べてるし。ただ今は(他の生乳と)混ざっちゃって、それがそのまま製品になっているわけじゃないですけど。」「来てくれた人にこれうちの牛乳なんですよって飲んでもらって、違うね、美味しいねって言われたら嬉しいですね。」牧草を食む牛を眺めながら今後のビジョンも語ってくれました。「ゆくゆくは、この放牧草をいっぱい食べた牛から絞った牛乳から、チーズとか。そういう形になれば面白いなとは思いますかね」インタビューに飽きてきたのか、放牧地の草を引っ張ったりして遊び始めた子供たち。せっかくなので、子供たちにもインタビューさせて貰いました。「お母さんは料理が上手だからかっこいい」お父さんは?「牛追いするのが上手」「良く知ってるね」嬉しそうに笑う渡辺さんでした。5.これから農業を志す人に向けて渡辺さんのアドバイスは、とてもシンプルなものでした。「不安はありますよね。でもやる気さえあれば、周りが応援してくれると思います。」「周りを頼っちゃダメかもしれないけど、あとは健康に気を付けて。」就農先が見つかったあとも、きちんと周囲の人もうまくやるようにとアドバイスもくださいました。ご自身も4人の子供を持つ父親ですが、気負いすぎるのも良くないと語る渡辺さん。「なんかやっぱり、日本って優しいじゃないですか。」「失敗しても頑張ってれば大丈夫かな、みたいな感じで。ちょっと気楽に考えてたかもしれないですけど。」「牛も自然もやった分だけ返してくれるというか、自然が相手だから、やっぱり思い通りにはいかないけど、と思えるような感じでやっていければいいですよね。」飼料や物価高騰で、危機的な状態が続く酪農業界。その中にあって、渡辺さんのスタイルはとてもポジティブでありつつ、原理原則に則ったシンプルなものだと感じました。これからも、家族とともに、牛や自然と向き合いながら、温かく幸せな放牧酪農を続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.3 松尾めん羊牧場編】佐藤牧場長と羊肉生産へのこだわり・滝川市の特産品を活かした取組みとファームエイジとの出会いとは北海道の羊肉産業を盛り上げる滝川市の松尾めん羊牧場にこだわりや放牧のノウハウを伺いました。滝川市の特産品を活かした取組みや美味しいお肉を追い求める姿に密着。佐藤牧場長より、農業者への熱いメッセージをお届けします! その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

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【喜茂別町で夢をはぐくむ酪農家に密着。齊藤さんが放牧を始めたきっかけと幸せな牧場作り。】放牧酪...

喜茂別町の放牧地で育った牛から牛乳を絞り、販売している牧場タカラの齊藤さん。「舎飼い」から「放牧」に切り替えたきっかけと、放牧での課題にどのように向き合ったのかについてお話いただきました。牧場タカラが作る牛乳とは。齊藤さんの想う幸せとは。1.牧場タカラについて蝦夷富士(えぞふじ)と呼ばれる美しい山並みをもつ羊蹄山(ようていざん)。その麓にある喜茂別(きもべつ)町に、牧場タカラはあります。この日は、牧草ロール刈りの真っただ中。場長の斎藤さんは、慣れた手つきでトラクターを運転しながら、続々と牧草ロールを作っていきます。酪農家として、牧草ロールを作るのは楽しみであり、うまくできたときは喜びでもあると語ってくれました。完成したロールたちを満足げに眺めます。「気持ちで作るんですよ。気持ちで。」と笑って話す斎藤さん。現在、約42haの敷地で30頭の乳牛(ホルスタイン牛とジャージー牛)を放牧しています。2001年に、ご両親の夢だった牛乳販売を開始。2007年には、チーズ工房タカラを併設し、チーズ販売もスタートしました。(2023年現在)今でこそ、順風満帆な牧場経営をされているように見えますが、そこに至るまでには、平坦な道のりではなく、試行錯誤や苦悩の日々がありました。2.放牧をはじめたきっかけ当時は、斎藤さんのご両親が経営されていました。できるだけ多くの乳量を求め、牛たちを牛舎で飼いながら、穀物飼料などを中心に与えるスタイルでした。乳量はあがりつつも、徐々に疲弊していく牛達。管理する人間にとっても、それは同様でした。「それで、牛たちをこのままではいけないっていうことで、運動をかねて出したっていうのが始まりで」斎藤さんがまだ子供のころだったそうですが、はじめて放牧地に放たれた牛たちを見た印象は、今も鮮明に残っていると語ります。「牛が嬉しそうな姿っていうのを忘れられなくて、当時は本当に幸せだなって思ったんですよね。」取材で訪れた日は天候に恵まれ、牧場の背景にある羊蹄山の稜線がくっきりと見えていました。眼下には、ゆったりと放牧地で草を食む牛たちの光景が広がっています。遠くでその様子を見て、「風景っていうのかな。僕の好きな言葉で」牧場を見わたしながら、斎藤さんは続けます。「パッと見たらこう、牛がいなかったらただの牧草地なんだけど、牛がいたらなんか違いますよね。いい風景を作れたな、作らせてもらったな」斎藤さんは誇らしげに語っていました。参考記事・放牧のメリットについて3.牛乳を作り始めたきっかけ日も落ちかけてきたころ、牧区のワイヤーを外し、牛たちを牛舎に戻します。放牧を終えて牛舎に戻っていく牛たちの姿を見ながら、斎藤さんは当時を振り返ります。「はじめた当初は、宅配牛乳をやってたんで、近隣の町にこう、1本1本届けるような牛乳販売をやってたんですね。」きっかけは、ご両親が「牛屋が牛乳を販売したい」という想いからスタートしました。ところが、放牧している牛たちが牧草をきちんと食べられない時期があると、品質にばらつきが出てしまい、厳しい指摘を受けることもあったそうです。このまま、こんな自信のない牛乳を作るわけにはいかない。放牧だから、薄い牛乳だと思ってほしくない。斎藤さんの中に、強い思いが芽生えました。そこからは、独学で放牧の知識を身に着けていきました。必死に取り組んだ甲斐もあり、今では年間を通じて、牛乳の味や品質を安定させることができる技術を身に着けられるようになりました。4.ファームエイジを知ったきっかけ「牛乳に対して自信がないっていう、これ大変なことだったんですけど。」「イコール牧場に自信がない、放牧の仕方がわからないっていう時に、どうしていいかわからなかったんですね。」悩みを抱えていた斎藤さんを救ったのは、意外な人でした。「宅配牛乳をしていたお客さんが、たまたまファームエイジの商品を使っていたんです。」こういうセミナーがあるから出てみたらどうだい?と、手渡されたのが、放牧酪農を学ぶセミナーである「グラスファーミングスクール」のパンフレットだったそうです。最初は、ためらいがあったそうですが、家族のサポートもあり、参加を決断しました。「僕はその時飛び込む勇気はなかったんだけど、うちの奥さんに背中をドンと押してもらって。」恥ずかしそうに笑いながら話してくださいました。参考記事・グラスファーミングスクールとは?5.これから農業を志す人に向けて「興味があっても、やりたいなで終わったら、すごく寂しいんですよね。」気が付くと、あたりはすっかり夕焼けに包まれていました。日中は青々としていた牧草地が、夕焼けのオレンジ色に染まっています。「それをやれるかわからないけど、一歩、これを踏み出して。失敗したっていいじゃないって感じで飛び込む勇気っていうのかな。」どの道が正しい選択かは、誰にもわかりません。それでも、自分の選んだ道を信じて、必死で走ってきた斎藤さんだからこそ、その言葉には重みがありました。「そんな勇気をもって、飛び込んでほしい」斎藤さんは語ります。参考記事・新規就農で放牧をお考えの方へ6.どうして幸せと思えたのか「僕、誰かとずっと比べたり、自分の目標がわからなかったんですよ」牧場タカラを見学に訪れた講師の先生達から、思いがけない一言をいわれたそうです。「何を不満に思ってんだって。いわれたときにハッとして。」あまりにもシンプルな一言でしたが、斎藤さんは、これでいいんだ、と心を落ち着かせることができたそうです。「これで十分っていう言葉がなんかワードで、そうするとなんかすべてが穏やかになってきて。生き方そのもの、生活そのものが、もう毎日が十分なんです。」今日も国道沿いには「幸せな牛のミルク」と書かれた看板があります。そして、その背景には牧場タカラの幸せな風景が、広がっています。苦難を乗り越え、自問自答を繰り返し、斎藤さんは自分なりの「幸せな放牧スタイル」を見出されました。これからも、多くの人に幸せを提供してくれる牧場であり続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.4 グラッドニー牧場編】環境再生型農業でウシ、ヒト、地球が健康にアメリカの牧場をたたみ、2019年に北海道黒松内町でスタートしたグラッドニー牧場。肉用のアンガス牛とあか牛の周年放牧を行っているのは、代表の森塚千絵さん、パートナーのティムジョーンズさん。お二人に密着して、目指す農業と将来の農業者へのメッセージをお話いただきました。その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

【喜茂別町で夢をはぐくむ酪農家に密着。齊藤さんが放牧を始めたきっかけと幸せな牧場作り。】放牧酪...

喜茂別町の放牧地で育った牛から牛乳を絞り、販売している牧場タカラの齊藤さん。「舎飼い」から「放牧」に切り替えたきっかけと、放牧での課題にどのように向き合ったのかについてお話いただきました。牧場タカラが作る牛乳とは。齊藤さんの想う幸せとは。1.牧場タカラについて蝦夷富士(えぞふじ)と呼ばれる美しい山並みをもつ羊蹄山(ようていざん)。その麓にある喜茂別(きもべつ)町に、牧場タカラはあります。この日は、牧草ロール刈りの真っただ中。場長の斎藤さんは、慣れた手つきでトラクターを運転しながら、続々と牧草ロールを作っていきます。酪農家として、牧草ロールを作るのは楽しみであり、うまくできたときは喜びでもあると語ってくれました。完成したロールたちを満足げに眺めます。「気持ちで作るんですよ。気持ちで。」と笑って話す斎藤さん。現在、約42haの敷地で30頭の乳牛(ホルスタイン牛とジャージー牛)を放牧しています。2001年に、ご両親の夢だった牛乳販売を開始。2007年には、チーズ工房タカラを併設し、チーズ販売もスタートしました。(2023年現在)今でこそ、順風満帆な牧場経営をされているように見えますが、そこに至るまでには、平坦な道のりではなく、試行錯誤や苦悩の日々がありました。2.放牧をはじめたきっかけ当時は、斎藤さんのご両親が経営されていました。できるだけ多くの乳量を求め、牛たちを牛舎で飼いながら、穀物飼料などを中心に与えるスタイルでした。乳量はあがりつつも、徐々に疲弊していく牛達。管理する人間にとっても、それは同様でした。「それで、牛たちをこのままではいけないっていうことで、運動をかねて出したっていうのが始まりで」斎藤さんがまだ子供のころだったそうですが、はじめて放牧地に放たれた牛たちを見た印象は、今も鮮明に残っていると語ります。「牛が嬉しそうな姿っていうのを忘れられなくて、当時は本当に幸せだなって思ったんですよね。」取材で訪れた日は天候に恵まれ、牧場の背景にある羊蹄山の稜線がくっきりと見えていました。眼下には、ゆったりと放牧地で草を食む牛たちの光景が広がっています。遠くでその様子を見て、「風景っていうのかな。僕の好きな言葉で」牧場を見わたしながら、斎藤さんは続けます。「パッと見たらこう、牛がいなかったらただの牧草地なんだけど、牛がいたらなんか違いますよね。いい風景を作れたな、作らせてもらったな」斎藤さんは誇らしげに語っていました。参考記事・放牧のメリットについて3.牛乳を作り始めたきっかけ日も落ちかけてきたころ、牧区のワイヤーを外し、牛たちを牛舎に戻します。放牧を終えて牛舎に戻っていく牛たちの姿を見ながら、斎藤さんは当時を振り返ります。「はじめた当初は、宅配牛乳をやってたんで、近隣の町にこう、1本1本届けるような牛乳販売をやってたんですね。」きっかけは、ご両親が「牛屋が牛乳を販売したい」という想いからスタートしました。ところが、放牧している牛たちが牧草をきちんと食べられない時期があると、品質にばらつきが出てしまい、厳しい指摘を受けることもあったそうです。このまま、こんな自信のない牛乳を作るわけにはいかない。放牧だから、薄い牛乳だと思ってほしくない。斎藤さんの中に、強い思いが芽生えました。そこからは、独学で放牧の知識を身に着けていきました。必死に取り組んだ甲斐もあり、今では年間を通じて、牛乳の味や品質を安定させることができる技術を身に着けられるようになりました。4.ファームエイジを知ったきっかけ「牛乳に対して自信がないっていう、これ大変なことだったんですけど。」「イコール牧場に自信がない、放牧の仕方がわからないっていう時に、どうしていいかわからなかったんですね。」悩みを抱えていた斎藤さんを救ったのは、意外な人でした。「宅配牛乳をしていたお客さんが、たまたまファームエイジの商品を使っていたんです。」こういうセミナーがあるから出てみたらどうだい?と、手渡されたのが、放牧酪農を学ぶセミナーである「グラスファーミングスクール」のパンフレットだったそうです。最初は、ためらいがあったそうですが、家族のサポートもあり、参加を決断しました。「僕はその時飛び込む勇気はなかったんだけど、うちの奥さんに背中をドンと押してもらって。」恥ずかしそうに笑いながら話してくださいました。参考記事・グラスファーミングスクールとは?5.これから農業を志す人に向けて「興味があっても、やりたいなで終わったら、すごく寂しいんですよね。」気が付くと、あたりはすっかり夕焼けに包まれていました。日中は青々としていた牧草地が、夕焼けのオレンジ色に染まっています。「それをやれるかわからないけど、一歩、これを踏み出して。失敗したっていいじゃないって感じで飛び込む勇気っていうのかな。」どの道が正しい選択かは、誰にもわかりません。それでも、自分の選んだ道を信じて、必死で走ってきた斎藤さんだからこそ、その言葉には重みがありました。「そんな勇気をもって、飛び込んでほしい」斎藤さんは語ります。参考記事・新規就農で放牧をお考えの方へ6.どうして幸せと思えたのか「僕、誰かとずっと比べたり、自分の目標がわからなかったんですよ」牧場タカラを見学に訪れた講師の先生達から、思いがけない一言をいわれたそうです。「何を不満に思ってんだって。いわれたときにハッとして。」あまりにもシンプルな一言でしたが、斎藤さんは、これでいいんだ、と心を落ち着かせることができたそうです。「これで十分っていう言葉がなんかワードで、そうするとなんかすべてが穏やかになってきて。生き方そのもの、生活そのものが、もう毎日が十分なんです。」今日も国道沿いには「幸せな牛のミルク」と書かれた看板があります。そして、その背景には牧場タカラの幸せな風景が、広がっています。苦難を乗り越え、自問自答を繰り返し、斎藤さんは自分なりの「幸せな放牧スタイル」を見出されました。これからも、多くの人に幸せを提供してくれる牧場であり続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.4 グラッドニー牧場編】環境再生型農業でウシ、ヒト、地球が健康にアメリカの牧場をたたみ、2019年に北海道黒松内町でスタートしたグラッドニー牧場。肉用のアンガス牛とあか牛の周年放牧を行っているのは、代表の森塚千絵さん、パートナーのティムジョーンズさん。お二人に密着して、目指す農業と将来の農業者へのメッセージをお話いただきました。その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

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【環境再生型農業でウシ、ヒト、地球が健康に】放牧畜産農家:グラッドニー牧場/北海道黒松内町 (...

北海道黒松内町にある「グラッドニー牧場」の代表、森塚千絵さんとティム・ジョーンズさんに密着して、肉牛の放牧を始めたきっかけ、グラッドニー牧場が目指している農業について、未来の農業者に向けたメッセージをいただきました。1.黒松内町で肉牛の放牧を始めたきっかけ冷涼でおいしい水が流れる広大な土地で、トラクターに資材を乗せて、電気柵を設置するのはグラッドニー牧場の森塚千絵さんとティム・ジョーンズさん。奥ではアンガス牛と、あか牛が放牧草を食べています。「元々アメリカのオクラホマ州でティムさんは家族経営の牧場をしていました。その牧場の看板を下ろすのをきっかけに、日本で牧場を始めることにしました。」現在は81haの敷地で一年中、集約放牧(ストリップグレージング)を行い、完全グラスフェッドで肉用のアンガス牛とあか牛を38頭を飼養しています。「スコットランド原産のアンガス牛は寒い気候に強くなんでも食べてお肉にしてくれるし、自然分娩で人の手がいらない」とアンガス牛の性格や特性を温かに語る千絵さん。2.苦労したこと「細かく言えば色々とあったけれども、友達や町の方々とかの助けがあってすべて克服できたことを考えれば、すごく困ったということは思いつきません。ベストだと思ってやっていても困難にぶつかってそれがベストではなかったんだっていう気づきがあって、より良い方向にいくきっかけになっているなという感覚はあります。」3.ファームエイジを知ったきっかけ「研修先の牧場でファームエイジの電気柵が使われていたことをきっかけに、日本で始めるならと電気柵を使うことにしました」グラッドニー牧場では恒久柵と移動柵を導入しています。・参考・恒久柵(こうきゅうさく)・簡易恒久柵(かんいこうきゅうさく)4.製品へのこだわり、目指している農業「目指しているところは地産地消。それも高級なレストランではなく、一般の家庭で食べられるようなお肉にしたい。」「豊かな人だけが健康にいい、地球に優しい作り方をしたものを食べられるのではなく、誰でもが食べられる価格でお肉を提供したい。アメリカでは繁殖農家だったので、6~7ヶ月齢で子牛を売っていて、そこまでは無農薬無施肥です。」「アメリカにいた時から再生型農業の意義を強く感じていました。自分たちの世代は地球にあるものをどんどん消費して痛めつけてきてしまった。このままでは次世代には同じような生活はできないし地球環境もどんどん壊れていく。だから、自分たちはなるべくそれをよくしていく必要がある。」目指しているのは、地球環境への配慮と次世代にも繋がる持続可能な農業。5.これから農業を志す人に向けて「この生活は私たちにとって完璧な人生であり、理想的です。わたしたちはやりたいことをやりたいときにやり、毎日自然の中で過ごすことができている。これは永久的なバケーションのようなものです。わたしたちはすべてのことを楽しんでいます。毎晩ベッドに入ると、明日何をしなければならないかではなく、明日何ができるかを考えている。楽しいと思わないかい?翌日にはどんな楽しいことが待っているかわからないし、「仕事」とは違うよね。こういう感じの放牧とか農業をやるっていうことであれば勇気が必要だということを理解する必要がある。とにかくやってみるしかない。気弱にならないで、勇気を持って飛び込んでみてください自分自身を信じ、成功できるという自信を持ち、失敗を恐れないで、常に。常に成功を期待するのです。」They're going to have to just go and do it. can't be timid.And so I encourage anybody just to take the leap, just jump out there and do it.Believe in themselves,...

【環境再生型農業でウシ、ヒト、地球が健康に】放牧畜産農家:グラッドニー牧場/北海道黒松内町 (...

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【放牧した羊肉の味は?】デモファームで育ったグラスフェッド羊を食べました

春からデモファームで育成していた子羊の内、1頭をスタッフ一同でいただくことになりました。生まれたときから放牧地で育ち、牧草のみを食べて育った希少なグラスフェッド羊の味とは?そして、そこからスタッフたちが学び、感じたこととは?今回は、そんなお話です。1.グラスフェッドとは畜舎の外で放牧しながら、牧草のみで飼育された家畜及び、その家畜から生産された肉や加工品を差します。具体的には、グラスフェッドバターやグラスフェッドビーフなどが挙げられます。グラスフェッドは、草を食べさせるだけでなく、放牧地を歩かせて適度に運動させることもできるので、ストレスのない環境で生きていくことができます。このような動物にとってストレスの少ない環境を用意することは、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から、近年とても重要視されています。2.日本では貴重!放牧草だけで育った羊 昨年から導入した母羊3頭から、今年4月に合計6頭の子羊が誕生しました。子羊たちは放牧地で生まれ、生まれてすぐに必死になって立ち上がり、母のお乳を一生懸命探す姿を見て、私たちも自然の力強さを学ばせていただきました。しばらくは母羊から、直接乳を飲んで過ごしていました。 その後、春になって牧草が徐々に生えてくると、子羊たちも少しずつ牧草を食べ始めました。親の姿を見て学んだのか、本能なのか、生き物はたくましいですね。食べ始めた当初はまだ親の母乳がメインだったので、増体は安定していましたが、8月の離乳直後は、少し伸び悩みました。場長も少し心配していましたが、徐々に胃も慣れてたのか、4月に生まれた当初は体重が5kg程度でしたが、9月には体重が40㎏を超え、大きいものでは50㎏を超えました。3.命に感謝し、いただきます!子羊のうち、オス1頭をスタッフ一同でいただくことにいたしました!写真はこちら!洋風のシチュー(?)のようになりました!食べたスタッフの感想は・・・うまい!羊独特の臭みもなく、とてもすっきりした味わいでした。放牧していたので少し筋肉質になっているかと思いきや、お肉も柔らかく、ホロホロ。一緒に食べた人生の大先輩(長老社員)からは「子どものころ食べたときと同じ土の香りがするような感じ」という感想も。これぞワインでいうところのテロワールのよう。4.グラスフェッドを味わう濃厚な時間に普段は新商品の開発や、お客様の研修に使われることが多いデモファーム。今回は、デモファームで育てた羊を、スタッフ自身がいただき、放牧やグラスフェッドの価値をしっかりと「かみしめることができた」時間になりました。※これは、あくまで社員教育等を兼ねた取り組みです。※弊社ではグラスフェッド肉の販売、生産、流通等は行っていません。

【放牧した羊肉の味は?】デモファームで育ったグラスフェッド羊を食べました

春からデモファームで育成していた子羊の内、1頭をスタッフ一同でいただくことになりました。生まれたときから放牧地で育ち、牧草のみを食べて育った希少なグラスフェッド羊の味とは?そして、そこからスタッフたちが学び、感じたこととは?今回は、そんなお話です。1.グラスフェッドとは畜舎の外で放牧しながら、牧草のみで飼育された家畜及び、その家畜から生産された肉や加工品を差します。具体的には、グラスフェッドバターやグラスフェッドビーフなどが挙げられます。グラスフェッドは、草を食べさせるだけでなく、放牧地を歩かせて適度に運動させることもできるので、ストレスのない環境で生きていくことができます。このような動物にとってストレスの少ない環境を用意することは、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から、近年とても重要視されています。2.日本では貴重!放牧草だけで育った羊 昨年から導入した母羊3頭から、今年4月に合計6頭の子羊が誕生しました。子羊たちは放牧地で生まれ、生まれてすぐに必死になって立ち上がり、母のお乳を一生懸命探す姿を見て、私たちも自然の力強さを学ばせていただきました。しばらくは母羊から、直接乳を飲んで過ごしていました。 その後、春になって牧草が徐々に生えてくると、子羊たちも少しずつ牧草を食べ始めました。親の姿を見て学んだのか、本能なのか、生き物はたくましいですね。食べ始めた当初はまだ親の母乳がメインだったので、増体は安定していましたが、8月の離乳直後は、少し伸び悩みました。場長も少し心配していましたが、徐々に胃も慣れてたのか、4月に生まれた当初は体重が5kg程度でしたが、9月には体重が40㎏を超え、大きいものでは50㎏を超えました。3.命に感謝し、いただきます!子羊のうち、オス1頭をスタッフ一同でいただくことにいたしました!写真はこちら!洋風のシチュー(?)のようになりました!食べたスタッフの感想は・・・うまい!羊独特の臭みもなく、とてもすっきりした味わいでした。放牧していたので少し筋肉質になっているかと思いきや、お肉も柔らかく、ホロホロ。一緒に食べた人生の大先輩(長老社員)からは「子どものころ食べたときと同じ土の香りがするような感じ」という感想も。これぞワインでいうところのテロワールのよう。4.グラスフェッドを味わう濃厚な時間に普段は新商品の開発や、お客様の研修に使われることが多いデモファーム。今回は、デモファームで育てた羊を、スタッフ自身がいただき、放牧やグラスフェッドの価値をしっかりと「かみしめることができた」時間になりました。※これは、あくまで社員教育等を兼ねた取り組みです。※弊社ではグラスフェッド肉の販売、生産、流通等は行っていません。