放牧についての記事一覧
【放牧した羊肉の味は?】デモファームで育ったグラスフェッド羊を食べました
春からデモファームで育成していた子羊の内、1頭をスタッフ一同でいただくことになりました。生まれたときから放牧地で育ち、牧草のみを食べて育った希少なグラスフェッド羊の味とは?そして、そこからスタッフたちが学び、感じたこととは?今回は、そんなお話です。1.グラスフェッドとは畜舎の外で放牧しながら、牧草のみで飼育された家畜及び、その家畜から生産された肉や加工品を差します。具体的には、グラスフェッドバターやグラスフェッドビーフなどが挙げられます。グラスフェッドは、草を食べさせるだけでなく、放牧地を歩かせて適度に運動させることもできるので、ストレスのない環境で生きていくことができます。このような動物にとってストレスの少ない環境を用意することは、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から、近年とても重要視されています。2.日本では貴重!放牧草だけで育った羊 昨年から導入した母羊3頭から、今年4月に合計6頭の子羊が誕生しました。子羊たちは放牧地で生まれ、生まれてすぐに必死になって立ち上がり、母のお乳を一生懸命探す姿を見て、私たちも自然の力強さを学ばせていただきました。しばらくは母羊から、直接乳を飲んで過ごしていました。 その後、春になって牧草が徐々に生えてくると、子羊たちも少しずつ牧草を食べ始めました。親の姿を見て学んだのか、本能なのか、生き物はたくましいですね。食べ始めた当初はまだ親の母乳がメインだったので、増体は安定していましたが、8月の離乳直後は、少し伸び悩みました。場長も少し心配していましたが、徐々に胃も慣れてたのか、4月に生まれた当初は体重が5kg程度でしたが、9月には体重が40㎏を超え、大きいものでは50㎏を超えました。3.命に感謝し、いただきます!子羊のうち、オス1頭をスタッフ一同でいただくことにいたしました!写真はこちら!洋風のシチュー(?)のようになりました!食べたスタッフの感想は・・・うまい!羊独特の臭みもなく、とてもすっきりした味わいでした。放牧していたので少し筋肉質になっているかと思いきや、お肉も柔らかく、ホロホロ。一緒に食べた人生の大先輩(長老社員)からは「子どものころ食べたときと同じ土の香りがするような感じ」という感想も。これぞワインでいうところのテロワールのよう。4.グラスフェッドを味わう濃厚な時間に普段は新商品の開発や、お客様の研修に使われることが多いデモファーム。今回は、デモファームで育てた羊を、スタッフ自身がいただき、放牧やグラスフェッドの価値をしっかりと「かみしめることができた」時間になりました。※これは、あくまで社員教育等を兼ねた取り組みです。※弊社ではグラスフェッド肉の販売、生産、流通等は行っていません。
【放牧した羊肉の味は?】デモファームで育ったグラスフェッド羊を食べました
春からデモファームで育成していた子羊の内、1頭をスタッフ一同でいただくことになりました。生まれたときから放牧地で育ち、牧草のみを食べて育った希少なグラスフェッド羊の味とは?そして、そこからスタッフたちが学び、感じたこととは?今回は、そんなお話です。1.グラスフェッドとは畜舎の外で放牧しながら、牧草のみで飼育された家畜及び、その家畜から生産された肉や加工品を差します。具体的には、グラスフェッドバターやグラスフェッドビーフなどが挙げられます。グラスフェッドは、草を食べさせるだけでなく、放牧地を歩かせて適度に運動させることもできるので、ストレスのない環境で生きていくことができます。このような動物にとってストレスの少ない環境を用意することは、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から、近年とても重要視されています。2.日本では貴重!放牧草だけで育った羊 昨年から導入した母羊3頭から、今年4月に合計6頭の子羊が誕生しました。子羊たちは放牧地で生まれ、生まれてすぐに必死になって立ち上がり、母のお乳を一生懸命探す姿を見て、私たちも自然の力強さを学ばせていただきました。しばらくは母羊から、直接乳を飲んで過ごしていました。 その後、春になって牧草が徐々に生えてくると、子羊たちも少しずつ牧草を食べ始めました。親の姿を見て学んだのか、本能なのか、生き物はたくましいですね。食べ始めた当初はまだ親の母乳がメインだったので、増体は安定していましたが、8月の離乳直後は、少し伸び悩みました。場長も少し心配していましたが、徐々に胃も慣れてたのか、4月に生まれた当初は体重が5kg程度でしたが、9月には体重が40㎏を超え、大きいものでは50㎏を超えました。3.命に感謝し、いただきます!子羊のうち、オス1頭をスタッフ一同でいただくことにいたしました!写真はこちら!洋風のシチュー(?)のようになりました!食べたスタッフの感想は・・・うまい!羊独特の臭みもなく、とてもすっきりした味わいでした。放牧していたので少し筋肉質になっているかと思いきや、お肉も柔らかく、ホロホロ。一緒に食べた人生の大先輩(長老社員)からは「子どものころ食べたときと同じ土の香りがするような感じ」という感想も。これぞワインでいうところのテロワールのよう。4.グラスフェッドを味わう濃厚な時間に普段は新商品の開発や、お客様の研修に使われることが多いデモファーム。今回は、デモファームで育てた羊を、スタッフ自身がいただき、放牧やグラスフェッドの価値をしっかりと「かみしめることができた」時間になりました。※これは、あくまで社員教育等を兼ねた取り組みです。※弊社ではグラスフェッド肉の販売、生産、流通等は行っていません。
【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう
牧場では当たり前に見かる牧道(ぼくどう)ですが、どのような形が理想的なのか?資材費や骨材はどうすれば良いのか?海外ではどのように設置されているのか?意外とご存知の方は少ないのではないでしょうか? ここでは、・牧道の基礎知識・対策方法・設置事例についてご紹介します。最後まで読んでいただければ、きっと、牧道に対する見方が変わること間違いなし!の内容をお届けします。1.牧道(ぼくどう)とは?牛舎から放牧地を行き来するための「通路」を意味します。牛などの家畜はもちろん、人やトラクターなどの重機も往来します。そのため、ぬかるみが発生(泥濘化)しやすい箇所といえます。特に、酪農家さんにとっては、放牧地と搾乳施設を移動する際に歩く通路になりますので、軽視することはできません。2.なぜ?牧場でぬかるみが発生する原因とデメリット2-1.主な原因水はけが悪い土壌である=泥炭や粘土質な土壌では、水はけが悪いため、ぬかるみやすいです。 特に積雪が多い地域では、春先に一気に雪解け水が流れ、浸水してしまうケースもあります。家畜やトラクターの往来が多い場所=パドックや牛舎の出入り口など、人や動物の行き来が多いとどうしても地面が削られ、ぬかるみやすくなってしまいます。傾斜やでこぼこした土地には、雨や水がたまりやすい=中山間地では傾斜が多く、場所によっては水がたまりやすい箇所ができてしまいます。2-2.デメリット作業性の低下=歩きにくいので人も家畜も移動に時間がかかってしまいます。乳房炎などの疾病の原因=泥が付着したまま放置してしまうと、乳房炎や蹄病に掛かってしまうリスクがあります。 特に搾乳牛が乳房炎になってしまうと、経営に影響を与えてしまいます。上記に伴うコストや時間浪費=作業性が低下すればトラクターなどの燃料代が余計にかかり、牛が疾病にかかれば治療費がかさみます。 そればかりか、そこに費やす時間まで浪費されてしまいます。なぜ牧道の整備が必要なのか、なんとなくイメージがついてきたのではないでしょうか。単なる道ととらえず、牧道を整備・改善することで、結果的に、牧場全体への利益をもたらすことが期待できます。3.どんな牧道が理想?放牧先進国のニュージーランド(以下 NZ) の牧道を参考にしてみましょう。3-1.牧道幅は5~7mは確保するトラクターなどの作業機のサイズによってはさらに幅を広げる必要があります。ご自身の今後の牧場計画と照らし合わせながら設計しましょう。3-2.牛が怪我しにくい、火山灰などが理想砕石のように尖ったものだと、牛の足や蹄を気づ付けてしまう恐れがあります。3-3.排水性が悪い土壌の場合、土間材などを使う排水性の悪い土壌の場合、牧道マット、トロフマットなどの土間材などを使って基礎をしっかりすることで、陥没や泥濘化を防ぐことができます。 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 3-4.表面はかまぼこ状とし、勾配は3~4%が理想例えば、幅5mの牧道の場合、高低差10cmにします。勾配が急になると、牛が傾斜を避け、牧道の両側に集中してしまう恐れがあります。4.牧道を作る場所にも注目!牧道はどこにでも作れば良いというわけではありません。例えば、水はけが良い場所を選ぶことで、泥濘化対策のコストを抑えることができます。また、搾乳施設までの距離が遠かったり、カーブが多いと誘導に時間がかかるだけでなく、家畜の体力消耗や事故などのリスクにつながります。できるだけ最短距離を選びましょう。5.牧道マットの施工方法牧道マットは、牧道の泥濘化対策を簡単・低コストに自力で設置できる全く新しい概念の土間材です。この動画では主に施工方法をご紹介いたします。※撮影場所 弊社デモンストレーションファーム(北海道当別町 2020年5月) ・設置期間:およそ2日間 ・設置距離:約50m ・施工道具、機械:パワーショベル、転圧ローラー、金づち、軍手、ヘルメット ・使用商品:牧道マット、各種骨材(この動画では火山レキを使用)、ヒモ、レーキ、スコップ 5-1.整地するはじめに、設置する場所をパワーショベルやトラクターで整地します必要に応じて泥濘化し易い地表面を削る場合があります。削る場合は、牧道マットの下層に砂利などを敷き地盤を固めます。5-2.牧道マットをペグで固定し、広げる砂のような細骨材を入れる場合は、先に土木透水シート(別売)を敷きます。マス目は均一になるように設置しましょう。マット同士を連結する場合、ヒモや結束バンドなどを使うと便利です。5-3.骨材を充填する敷き詰めた牧道マットに火山レキなどの骨材を充填します。5-4.転圧ローラーを使って骨材を転圧するレーキでならした後、転圧ローラーで骨材に転圧をかけていきます。しっかりと転圧されたら完成です。5-5.完成(before→after)6.よくある質問Q1.どのような骨材がありますか?「火山レキ」がオススメです理由としては、排水性も高く、とがっていないので、牛の足を傷つける心配がほとんどありません。また、転圧をかけたときに締まりやすい点もポイントです。他にも、海砂や石炭灰なども使われます。北海道の海岸部では、カキ殻などが使われるケースもあるそうです。悩んでいる方は、アドバイスできますので、お気軽にお問合せください。Q2.新規で牧道を設置する場合、どのような場所がオススメですか?排水性が良い場所を選ぶのはもちろんですが、例えば乳牛の場合、搾乳施設から近い場所が望ましいです。距離が遠かったり、カーブが多いと誘導に時間がかかるだけでなく、家畜の体力消耗や事故などのリスクにもつながります。できるだけ最短距離を選びましょう。7.施工事例 北海道放牧酪農家様およそ6年前に牧道マットを導入いただいたお客様の事例をご紹介します。かつては、雨が降ると水溜まりだらけになっていた牧道でしたが、その後どのようになったのか、スタッフが現地を訪れました。年々泥濘減っていき、6年も経つと雨の日でもほとんどぬかるまなったとのこと!8.まとめいかがだったでしょうか。牧場によっても牧道の形や設計方法は異なってきますので、気になる方はまずご連絡ください。 豊富な知識と幅広い設置事例をもとに、最適なプランをご提案いたします。(お見積は無料です)ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう
牧場では当たり前に見かる牧道(ぼくどう)ですが、どのような形が理想的なのか?資材費や骨材はどうすれば良いのか?海外ではどのように設置されているのか?意外とご存知の方は少ないのではないでしょうか? ここでは、・牧道の基礎知識・対策方法・設置事例についてご紹介します。最後まで読んでいただければ、きっと、牧道に対する見方が変わること間違いなし!の内容をお届けします。1.牧道(ぼくどう)とは?牛舎から放牧地を行き来するための「通路」を意味します。牛などの家畜はもちろん、人やトラクターなどの重機も往来します。そのため、ぬかるみが発生(泥濘化)しやすい箇所といえます。特に、酪農家さんにとっては、放牧地と搾乳施設を移動する際に歩く通路になりますので、軽視することはできません。2.なぜ?牧場でぬかるみが発生する原因とデメリット2-1.主な原因水はけが悪い土壌である=泥炭や粘土質な土壌では、水はけが悪いため、ぬかるみやすいです。 特に積雪が多い地域では、春先に一気に雪解け水が流れ、浸水してしまうケースもあります。家畜やトラクターの往来が多い場所=パドックや牛舎の出入り口など、人や動物の行き来が多いとどうしても地面が削られ、ぬかるみやすくなってしまいます。傾斜やでこぼこした土地には、雨や水がたまりやすい=中山間地では傾斜が多く、場所によっては水がたまりやすい箇所ができてしまいます。2-2.デメリット作業性の低下=歩きにくいので人も家畜も移動に時間がかかってしまいます。乳房炎などの疾病の原因=泥が付着したまま放置してしまうと、乳房炎や蹄病に掛かってしまうリスクがあります。 特に搾乳牛が乳房炎になってしまうと、経営に影響を与えてしまいます。上記に伴うコストや時間浪費=作業性が低下すればトラクターなどの燃料代が余計にかかり、牛が疾病にかかれば治療費がかさみます。 そればかりか、そこに費やす時間まで浪費されてしまいます。なぜ牧道の整備が必要なのか、なんとなくイメージがついてきたのではないでしょうか。単なる道ととらえず、牧道を整備・改善することで、結果的に、牧場全体への利益をもたらすことが期待できます。3.どんな牧道が理想?放牧先進国のニュージーランド(以下 NZ) の牧道を参考にしてみましょう。3-1.牧道幅は5~7mは確保するトラクターなどの作業機のサイズによってはさらに幅を広げる必要があります。ご自身の今後の牧場計画と照らし合わせながら設計しましょう。3-2.牛が怪我しにくい、火山灰などが理想砕石のように尖ったものだと、牛の足や蹄を気づ付けてしまう恐れがあります。3-3.排水性が悪い土壌の場合、土間材などを使う排水性の悪い土壌の場合、牧道マット、トロフマットなどの土間材などを使って基礎をしっかりすることで、陥没や泥濘化を防ぐことができます。 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 3-4.表面はかまぼこ状とし、勾配は3~4%が理想例えば、幅5mの牧道の場合、高低差10cmにします。勾配が急になると、牛が傾斜を避け、牧道の両側に集中してしまう恐れがあります。4.牧道を作る場所にも注目!牧道はどこにでも作れば良いというわけではありません。例えば、水はけが良い場所を選ぶことで、泥濘化対策のコストを抑えることができます。また、搾乳施設までの距離が遠かったり、カーブが多いと誘導に時間がかかるだけでなく、家畜の体力消耗や事故などのリスクにつながります。できるだけ最短距離を選びましょう。5.牧道マットの施工方法牧道マットは、牧道の泥濘化対策を簡単・低コストに自力で設置できる全く新しい概念の土間材です。この動画では主に施工方法をご紹介いたします。※撮影場所 弊社デモンストレーションファーム(北海道当別町 2020年5月) ・設置期間:およそ2日間 ・設置距離:約50m ・施工道具、機械:パワーショベル、転圧ローラー、金づち、軍手、ヘルメット ・使用商品:牧道マット、各種骨材(この動画では火山レキを使用)、ヒモ、レーキ、スコップ 5-1.整地するはじめに、設置する場所をパワーショベルやトラクターで整地します必要に応じて泥濘化し易い地表面を削る場合があります。削る場合は、牧道マットの下層に砂利などを敷き地盤を固めます。5-2.牧道マットをペグで固定し、広げる砂のような細骨材を入れる場合は、先に土木透水シート(別売)を敷きます。マス目は均一になるように設置しましょう。マット同士を連結する場合、ヒモや結束バンドなどを使うと便利です。5-3.骨材を充填する敷き詰めた牧道マットに火山レキなどの骨材を充填します。5-4.転圧ローラーを使って骨材を転圧するレーキでならした後、転圧ローラーで骨材に転圧をかけていきます。しっかりと転圧されたら完成です。5-5.完成(before→after)6.よくある質問Q1.どのような骨材がありますか?「火山レキ」がオススメです理由としては、排水性も高く、とがっていないので、牛の足を傷つける心配がほとんどありません。また、転圧をかけたときに締まりやすい点もポイントです。他にも、海砂や石炭灰なども使われます。北海道の海岸部では、カキ殻などが使われるケースもあるそうです。悩んでいる方は、アドバイスできますので、お気軽にお問合せください。Q2.新規で牧道を設置する場合、どのような場所がオススメですか?排水性が良い場所を選ぶのはもちろんですが、例えば乳牛の場合、搾乳施設から近い場所が望ましいです。距離が遠かったり、カーブが多いと誘導に時間がかかるだけでなく、家畜の体力消耗や事故などのリスクにもつながります。できるだけ最短距離を選びましょう。7.施工事例 北海道放牧酪農家様およそ6年前に牧道マットを導入いただいたお客様の事例をご紹介します。かつては、雨が降ると水溜まりだらけになっていた牧道でしたが、その後どのようになったのか、スタッフが現地を訪れました。年々泥濘減っていき、6年も経つと雨の日でもほとんどぬかるまなったとのこと!8.まとめいかがだったでしょうか。牧場によっても牧道の形や設計方法は異なってきますので、気になる方はまずご連絡ください。 豊富な知識と幅広い設置事例をもとに、最適なプランをご提案いたします。(お見積は無料です)ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【飼料高騰に負けない】放牧でコスト削減+持続可能なスタイルへ
昨今の飼料高騰に伴い、多くの農家さんがご自身の経営について、見直しを図っていらっしゃいます。その一環で、弊社にも「放牧を始めたい、検討してみたい」「畜飼から転換したいが、どんな風にやればいいか分からない」「知識がない」といったご相談をいただくケースが増えています。この記事では、・飼料に関する基礎知識と高騰の背景・放牧を始める前に 何をすればよい?・放牧成功のための資料についてご紹介します。後半では、実際に放牧酪農で成功している農家さんの情報をまとめた資料や、放牧を成功させるためのノウハウ情報についてもご案内致します。1.飼料とは牛や羊などの家畜が食べる餌をさします。飼料は大きく2つにわけることができます。1-1.粗飼料(そしりょう)とは草や草から作られた餌のこと。生草、サイレージ、乾草など を指します。放牧を行っている方は、サイレージにする草と分けて「放牧草」や「青草」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で、硬くて消化に時間がかかります。そのため、牛の第1胃であるルーメンが鍛えられ、消化・吸収の機能が向上します。1-2.濃厚飼料(のうこうしりょう)とはトウモロコシ、ぬか類、大豆や大豆粕(かす)などを混ぜ合わせた混合飼料で、粗飼料に比べて炭水化物やタンパク質含量が高く、栄養価が高いものです。穀物飼料とも呼ばれます。濃厚飼料はタンパク質が豊富で、エネルギーを補う上でも、大切な餌の一種になります。2.なぜ? 飼料が高騰している原因は?主にコストが増大しているのが濃厚飼料です。濃厚飼料の多くは輸入に頼っており、日本国内での自給率が低いことが、しばしば話題に上がります。価格高騰の理由は様々ですが、主な理由としては以下が挙げられます。・飼料を作るための原材料(トウモロコシなどの穀物)の高騰 ・原油やガソリンなどの高騰 ・国際情勢に伴う円安などの影響 ・・・など3.コスト削減のカギは、牧草など「粗飼料」の活用日本の飼料自給率は25%(令和元年度)となっており、農水省によると、「牧草などの粗飼料は国産が77%を占める一方で、とうもろこしなどの濃厚飼料では国産が12%にとどまります。」とあります。(参考・引用:お肉の自給率 農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html)こうした課題解決の手段として、輸入穀物に頼らず家畜を飼養できる「放牧」が、持続可能なスタイルとして注目されています。4.どうやって始める?放牧を始める前に 注意すべき点は? 放牧を導入する前、転換する前に検討すべきポイントをまとめました。4-1.体験から始める 特に新規就農を目指す人は、酪農そのものを体験する必要があるので、研修やヘルパー制度などを利用して、体験することをお勧めします。すでに就農されている方は、「グラスファーミングスクール」など、放牧の基礎的な知識から現場視察までを一貫して取得できるセミナーへの参加がオススメです。実際に放牧を実践している方だけでなく、これから始めようか悩んでいる方など、幅広く参加されるので、スクールを通じて横のつながりが増える方も多いようです。4-2.自身の牧場を知る 機械や施設、草地面積などの把握を通じて、ご自身の牧場の現在を分析します。土壌診断や飼料設計を行っていない場合は、この時に把握することをオススメします。放牧成功のためには、緻密な数値の把握と管理が必要です。これらは、放牧導入後も経営していくうえで、非常に重要になります。4-3.放牧デザインを行う 現状把握が終わったら、航空写真や図面などの資料を基に、「放牧デザイン」を行います。放牧デザインでは、牧区の区切り方や牧道やゲートの位置など、具体的な放牧地の設計を行います。放牧に転換することを検討している方は、現状の頭数や経営計画とも照らし合わせながらデザインすることが重要です。4-4.経営計画とベンチマークの策定 投資回収の目途をつけ、専門家を交え、計画を策定します。ファームエイジでは、放牧導入後の放牧コンサルティングサービスを実施しています。費用や期間、アドバイスする内容に応じて受け付けてることができますので、まずはお気軽にご相談ください(有料サービスです)。5.(無料)放牧で成功するために 参考資料5-1.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>高原牧場物語5-2.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ5-3.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取組で、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30 年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト6.まとめ記事を読んでもよくわからなかった点や、迷っていることがありましたら、まずは一度、お気軽にお電話ください。無料でお見積もできますので、お客様の農場にあった無理のない、最適なアドバイスをさせていただきます。(TEL:0120-82-4390)(お問い合わせフォームはこちら)
【飼料高騰に負けない】放牧でコスト削減+持続可能なスタイルへ
昨今の飼料高騰に伴い、多くの農家さんがご自身の経営について、見直しを図っていらっしゃいます。その一環で、弊社にも「放牧を始めたい、検討してみたい」「畜飼から転換したいが、どんな風にやればいいか分からない」「知識がない」といったご相談をいただくケースが増えています。この記事では、・飼料に関する基礎知識と高騰の背景・放牧を始める前に 何をすればよい?・放牧成功のための資料についてご紹介します。後半では、実際に放牧酪農で成功している農家さんの情報をまとめた資料や、放牧を成功させるためのノウハウ情報についてもご案内致します。1.飼料とは牛や羊などの家畜が食べる餌をさします。飼料は大きく2つにわけることができます。1-1.粗飼料(そしりょう)とは草や草から作られた餌のこと。生草、サイレージ、乾草など を指します。放牧を行っている方は、サイレージにする草と分けて「放牧草」や「青草」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で、硬くて消化に時間がかかります。そのため、牛の第1胃であるルーメンが鍛えられ、消化・吸収の機能が向上します。1-2.濃厚飼料(のうこうしりょう)とはトウモロコシ、ぬか類、大豆や大豆粕(かす)などを混ぜ合わせた混合飼料で、粗飼料に比べて炭水化物やタンパク質含量が高く、栄養価が高いものです。穀物飼料とも呼ばれます。濃厚飼料はタンパク質が豊富で、エネルギーを補う上でも、大切な餌の一種になります。2.なぜ? 飼料が高騰している原因は?主にコストが増大しているのが濃厚飼料です。濃厚飼料の多くは輸入に頼っており、日本国内での自給率が低いことが、しばしば話題に上がります。価格高騰の理由は様々ですが、主な理由としては以下が挙げられます。・飼料を作るための原材料(トウモロコシなどの穀物)の高騰 ・原油やガソリンなどの高騰 ・国際情勢に伴う円安などの影響 ・・・など3.コスト削減のカギは、牧草など「粗飼料」の活用日本の飼料自給率は25%(令和元年度)となっており、農水省によると、「牧草などの粗飼料は国産が77%を占める一方で、とうもろこしなどの濃厚飼料では国産が12%にとどまります。」とあります。(参考・引用:お肉の自給率 農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html)こうした課題解決の手段として、輸入穀物に頼らず家畜を飼養できる「放牧」が、持続可能なスタイルとして注目されています。4.どうやって始める?放牧を始める前に 注意すべき点は? 放牧を導入する前、転換する前に検討すべきポイントをまとめました。4-1.体験から始める 特に新規就農を目指す人は、酪農そのものを体験する必要があるので、研修やヘルパー制度などを利用して、体験することをお勧めします。すでに就農されている方は、「グラスファーミングスクール」など、放牧の基礎的な知識から現場視察までを一貫して取得できるセミナーへの参加がオススメです。実際に放牧を実践している方だけでなく、これから始めようか悩んでいる方など、幅広く参加されるので、スクールを通じて横のつながりが増える方も多いようです。4-2.自身の牧場を知る 機械や施設、草地面積などの把握を通じて、ご自身の牧場の現在を分析します。土壌診断や飼料設計を行っていない場合は、この時に把握することをオススメします。放牧成功のためには、緻密な数値の把握と管理が必要です。これらは、放牧導入後も経営していくうえで、非常に重要になります。4-3.放牧デザインを行う 現状把握が終わったら、航空写真や図面などの資料を基に、「放牧デザイン」を行います。放牧デザインでは、牧区の区切り方や牧道やゲートの位置など、具体的な放牧地の設計を行います。放牧に転換することを検討している方は、現状の頭数や経営計画とも照らし合わせながらデザインすることが重要です。4-4.経営計画とベンチマークの策定 投資回収の目途をつけ、専門家を交え、計画を策定します。ファームエイジでは、放牧導入後の放牧コンサルティングサービスを実施しています。費用や期間、アドバイスする内容に応じて受け付けてることができますので、まずはお気軽にご相談ください(有料サービスです)。5.(無料)放牧で成功するために 参考資料5-1.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>高原牧場物語5-2.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ5-3.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取組で、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30 年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト6.まとめ記事を読んでもよくわからなかった点や、迷っていることがありましたら、まずは一度、お気軽にお電話ください。無料でお見積もできますので、お客様の農場にあった無理のない、最適なアドバイスをさせていただきます。(TEL:0120-82-4390)(お問い合わせフォームはこちら)
【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)
ヤギと言えば家畜のイメージですが、最近はペットとして飼われるケースも増えているそうです。最近、弊社スタッフの中にも「趣味でヤギを飼い始めた!」という人まで現れました!一方で、レンタルサービスなどの事例もたくさんあり、どのような管理方法が良いか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。この記事は、・ヤギを飼うメリットや留意点・柵を立てるなら金網フェンス?電気柵?どちらが良い?について記載しています。1.ヤギ(山羊)について ウシ科の動物。日本では家畜として、食肉やミルク、チーズなどの加工品として人々に親しまれてきました。最近は、ペットとしても飼われるケースも増えているそうです。世界中に様々な種類が生息していますが、日本でよくみられるのは「ザーネン種」というヤギです。2.ヤギを飼うメリット・留意点 飼う場合は大きく分けて飼育するか、レンタルするかの2つの方法がありますが両方に共通する事項をあげます。特に飼育する場合は、家畜保健衛生所へ届け出する必要があるほか、万一、病気にかかった際のことも考え、対応を考えておきましょう。2-1.メリット・雑草などを食べてくれる(除草効果) 牧草だけでなく雑草もよく食べるので、河川の法面や耕作放棄地などで「除草」してくれます。草刈機を使わない分、二酸化炭素やエネルギーを使いません。業者に依頼した場合は草刈り機で刈り取った草はゴミとして捨てる必要があり、費用もかさんでしまいます。最近では太陽光発電所(ソーラーパネル)が普及したことで、設備周辺に生える雑草対策として活用されるなど、活躍の幅を広げています。・ペットのような癒しを与えてくれる 夢中で草を食べる様子は愛くるしく、ぼーっと眺めるだけでも、癒されますよね・・・。ただ、鋭い角や蹄を持っており、近づきすぎると攻撃される恐れがあるので、注意が必要です。・獣害対策との緩衝地帯が作られる 場所によっては、山林との間にヤギを放牧させてから獣害がなくなった という地域もあるそうです。野生動物は人に見つからないよう、山林を通ってきますが、最近は手入れがなされず、雑草が繁茂している場所が増えています。こうした場所にヤギを放牧して、除草させることで、野生動物の隠れ家がなくなり、人間の過ごす空間との間に緩衝地帯が作られます。2-3.留意点・十分な餌や飲水を用意する 餌となる草が不十分だと、フェンスを設置していても強引に脱柵しようとしてます。また飲み水がすぐに飲める水槽(給水設備)も整えておきましょう。特に夏季は暑く、消耗しやすくなったり、水槽の中の水が汚れやすいため、定期的な見回りが推奨されます。・日陰などの休息場所を用意する いくら動物でも暑い夏に日光が当たり続けると、体調を崩してしまう恐れがあります。大きな木や林が近くにあって日陰にアクセスしやすい環境であれば良いのですが、ない場合は、簡易的な小屋やタープのようなテントを張るなど、暑さ対策をしましょう。参考商品 ファームシェード (家畜の暑熱対策)※支柱別売 ご購入はこちら 角型トロフ80リットル (ファーストフローバルブ付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・獣害対策をするヤギが脱柵しないことも重要ですが、万一、野生動物に遭遇しても侵入されない仕様を考えましょう。クマなど大型動物に遭遇してしまえば、ヤギにとっても命の危険になりますし、レンタルしている方は必須対策でしょう。3.飼うための「柵」は?電気柵?金網?首輪とリードを使って飼育する方法もありますが、リード同士が絡まって首を絞めつけてしまったり、給水設備まで自由にアクセスできなかったりと、リスクや管理技術が伴うため、ここではヤギが自由に動ける柵(電気柵、金網など)についてご紹介いたします。3-1.フィールドフェンス(金網) 野生動物の侵入防止や家畜の放牧に特化した金網(かなあみ)です。フィールドフェンスの詳細については>>> こちら・特徴一般的なメッシュ柵等と異なる点として、(1)緊張することで柵強度が上がること、(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」を施していることが挙げられます。・選ぶ際のポイント一度設置すれば、長期間にわたって効果を発揮できるのが最大のメリットです。・費用(コスト)設置するには工事を伴うことが多いため、初期投資は高額になりがちです。参考商品 【ヤギ用】フィールドフェンス 高さ120cm×30m巻 ご購入はこちら 【ウシ用】フィールドフェンス 高さ155cm×30m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.電気柵野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。簡易柵の詳細については>>> こちら・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイントメリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。参考商品 ソーラーガード50 ご購入はこちら ホワイトワイヤーライトX(400m巻) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりもが安価にすむことが多いです。3-3.簡易パドック(ファームゲート) 牛舎の仕切りなどに使う鉄製のゲートを組み合わせて、簡易的なパドックにすることができます。ヤギが乗ったりぶつかったりしても、ゲート同士が固定されているので、倒れることはありません。写真仕様資材:FE302×2枚、FE162×2枚、簡易ストッパーピン×4本、アジャスタブルクランプ(大)×8セットパドックそのものを移動できるので、別の場所へ移設や糞の掃除にも便利です。頭数や規模に応じて、自由に組み立てれるので、後から追加することもできますし、取り外して小さくするなど、自由自在です。但し、地面がフラットでないとぐらついてしまうこと、小さい個体は格子からすり抜けてしまう恐れがあるので、月齢によっては不向きの可能性があります。参考商品 ファームゲートFE162(幅1610mm×高さ995mm) ご購入はこちら ファームゲートFE182(幅1810mm×高さ995mm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.【お客様の事例】ドメーヌレゾン 様(北海道中富良野町)「ドメーヌレゾン」様(@domaine_raison_)ではブドウ畑にヤギ放牧用の電気柵を使用されています。ドメーヌレゾン様ではヤギが、ワイン作りの一翼を担っています。ブドウ畑に放牧されたヤギは、下草を食べて下草を管理するだけでなく、ヤギの排泄物は、ブドウ畑の土の堆肥として利用されて、育ったブドウは、ワインの原料となっています。さらにヤギたちのヤギミルクはお店で味わうことができるそうです。まさに「サスティナブル(持続可能な)」農業ですね!・ドメーヌレゾン様のオンラインショップは>>> こちら6.まとめいかがでしたでしょうか。...
【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)
ヤギと言えば家畜のイメージですが、最近はペットとして飼われるケースも増えているそうです。最近、弊社スタッフの中にも「趣味でヤギを飼い始めた!」という人まで現れました!一方で、レンタルサービスなどの事例もたくさんあり、どのような管理方法が良いか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。この記事は、・ヤギを飼うメリットや留意点・柵を立てるなら金網フェンス?電気柵?どちらが良い?について記載しています。1.ヤギ(山羊)について ウシ科の動物。日本では家畜として、食肉やミルク、チーズなどの加工品として人々に親しまれてきました。最近は、ペットとしても飼われるケースも増えているそうです。世界中に様々な種類が生息していますが、日本でよくみられるのは「ザーネン種」というヤギです。2.ヤギを飼うメリット・留意点 飼う場合は大きく分けて飼育するか、レンタルするかの2つの方法がありますが両方に共通する事項をあげます。特に飼育する場合は、家畜保健衛生所へ届け出する必要があるほか、万一、病気にかかった際のことも考え、対応を考えておきましょう。2-1.メリット・雑草などを食べてくれる(除草効果) 牧草だけでなく雑草もよく食べるので、河川の法面や耕作放棄地などで「除草」してくれます。草刈機を使わない分、二酸化炭素やエネルギーを使いません。業者に依頼した場合は草刈り機で刈り取った草はゴミとして捨てる必要があり、費用もかさんでしまいます。最近では太陽光発電所(ソーラーパネル)が普及したことで、設備周辺に生える雑草対策として活用されるなど、活躍の幅を広げています。・ペットのような癒しを与えてくれる 夢中で草を食べる様子は愛くるしく、ぼーっと眺めるだけでも、癒されますよね・・・。ただ、鋭い角や蹄を持っており、近づきすぎると攻撃される恐れがあるので、注意が必要です。・獣害対策との緩衝地帯が作られる 場所によっては、山林との間にヤギを放牧させてから獣害がなくなった という地域もあるそうです。野生動物は人に見つからないよう、山林を通ってきますが、最近は手入れがなされず、雑草が繁茂している場所が増えています。こうした場所にヤギを放牧して、除草させることで、野生動物の隠れ家がなくなり、人間の過ごす空間との間に緩衝地帯が作られます。2-3.留意点・十分な餌や飲水を用意する 餌となる草が不十分だと、フェンスを設置していても強引に脱柵しようとしてます。また飲み水がすぐに飲める水槽(給水設備)も整えておきましょう。特に夏季は暑く、消耗しやすくなったり、水槽の中の水が汚れやすいため、定期的な見回りが推奨されます。・日陰などの休息場所を用意する いくら動物でも暑い夏に日光が当たり続けると、体調を崩してしまう恐れがあります。大きな木や林が近くにあって日陰にアクセスしやすい環境であれば良いのですが、ない場合は、簡易的な小屋やタープのようなテントを張るなど、暑さ対策をしましょう。参考商品 ファームシェード (家畜の暑熱対策)※支柱別売 ご購入はこちら 角型トロフ80リットル (ファーストフローバルブ付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・獣害対策をするヤギが脱柵しないことも重要ですが、万一、野生動物に遭遇しても侵入されない仕様を考えましょう。クマなど大型動物に遭遇してしまえば、ヤギにとっても命の危険になりますし、レンタルしている方は必須対策でしょう。3.飼うための「柵」は?電気柵?金網?首輪とリードを使って飼育する方法もありますが、リード同士が絡まって首を絞めつけてしまったり、給水設備まで自由にアクセスできなかったりと、リスクや管理技術が伴うため、ここではヤギが自由に動ける柵(電気柵、金網など)についてご紹介いたします。3-1.フィールドフェンス(金網) 野生動物の侵入防止や家畜の放牧に特化した金網(かなあみ)です。フィールドフェンスの詳細については>>> こちら・特徴一般的なメッシュ柵等と異なる点として、(1)緊張することで柵強度が上がること、(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」を施していることが挙げられます。・選ぶ際のポイント一度設置すれば、長期間にわたって効果を発揮できるのが最大のメリットです。・費用(コスト)設置するには工事を伴うことが多いため、初期投資は高額になりがちです。参考商品 【ヤギ用】フィールドフェンス 高さ120cm×30m巻 ご購入はこちら 【ウシ用】フィールドフェンス 高さ155cm×30m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.電気柵野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。簡易柵の詳細については>>> こちら・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイントメリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。参考商品 ソーラーガード50 ご購入はこちら ホワイトワイヤーライトX(400m巻) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりもが安価にすむことが多いです。3-3.簡易パドック(ファームゲート) 牛舎の仕切りなどに使う鉄製のゲートを組み合わせて、簡易的なパドックにすることができます。ヤギが乗ったりぶつかったりしても、ゲート同士が固定されているので、倒れることはありません。写真仕様資材:FE302×2枚、FE162×2枚、簡易ストッパーピン×4本、アジャスタブルクランプ(大)×8セットパドックそのものを移動できるので、別の場所へ移設や糞の掃除にも便利です。頭数や規模に応じて、自由に組み立てれるので、後から追加することもできますし、取り外して小さくするなど、自由自在です。但し、地面がフラットでないとぐらついてしまうこと、小さい個体は格子からすり抜けてしまう恐れがあるので、月齢によっては不向きの可能性があります。参考商品 ファームゲートFE162(幅1610mm×高さ995mm) ご購入はこちら ファームゲートFE182(幅1810mm×高さ995mm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.【お客様の事例】ドメーヌレゾン 様(北海道中富良野町)「ドメーヌレゾン」様(@domaine_raison_)ではブドウ畑にヤギ放牧用の電気柵を使用されています。ドメーヌレゾン様ではヤギが、ワイン作りの一翼を担っています。ブドウ畑に放牧されたヤギは、下草を食べて下草を管理するだけでなく、ヤギの排泄物は、ブドウ畑の土の堆肥として利用されて、育ったブドウは、ワインの原料となっています。さらにヤギたちのヤギミルクはお店で味わうことができるそうです。まさに「サスティナブル(持続可能な)」農業ですね!・ドメーヌレゾン様のオンラインショップは>>> こちら6.まとめいかがでしたでしょうか。...
ひつじ(羊)放牧@石狩川の河川敷~頑張れひつじの除草隊~
石狩川の河川敷にひつじが放牧されていると聞きつけて、その様子を見に行ってまいりました。一体どうしてここにひつじが?そしてなぜファームエイジがこの記事を?と思われるかもしれません。その理由を写真と一緒にご紹介いたします。心強い味方!ひつじの除草隊北海道開発局札幌開発建設部様は、当別町ビトエの石狩川堤防の約5,000㎡の敷地へヒツジを放牧し、ひつじによる除草を行っています。(国道337号線の当別町⇔あいの里間の札幌大橋のわきです。)もともと札幌河川事務所では、洪水に備えて毎年河川敷の草刈りを機械で行っていたそうです。2021年には10頭のひつじだったところを今年は20頭に増員。これまでは草刈り機で刈っていた草をひつじに食べてもらうことで、燃料代の削減と環境負荷の抑制を期待するとのことです。せっかく春からグンっと伸びる草が利用されないままだと悲しいですよね。管理しないと伸びていってしまう草をひつじたちが美味しく食べて、ひつじの成長と牧場の生産に繋がるというのはなんともありがたいことです。燃料費も節約が出来たら、まさに持続可能な取組みですね。・参考サイト:北海道新聞・参考サイト:北海道新聞 どうしん動画ニュース・参考サイト:かわたびほっかいどう放牧されている様子はなんとも牧歌的で、一見すると河川敷とは気づきません。▽金網フェンス越しのひつじたち▽ひつじの柵の外の草丈が長いひつじを放牧していない場所と比べて、放牧している区画は、草がすっきりしているのがおわかりいただけると思います。▽こちらは6月中旬の放牧の様子▽そしてこちらは7月中旬の放牧の様子です。いかがでしょうか?だいぶ草が減り、すっきりした様子に見えます!併用柵で安心できる放牧を!金網柵と電気柵の設計・デザインについて、ファームエイジがお手伝いをさせていただきました。フィールデイズ※1に、兼ねてからご協力いただいている北海道開発局の廣川様より、2年ほど前、河川敷の除草について相談を受けたことをきっかけにご協力させていただきました。(※1.毎年秋にファームエイジが開催しているお祭りです。)外側の金網柵には、フィールドフェンスH900(8段)を設置し、内側には、電気柵を張って、ひつじたちの万が一の脱柵を防ぐように工夫されています。参考商品 【ヒツジ用】フィールドフェンス 高さ90cm×50m巻 ご購入はこちら 【ヤギ用】フィールドフェンス 高さ120cm×30m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら▽電気柵本器日よけの下には、家畜用水槽を設置。暑い日はひつじが退避できますね。ヒトもひつじもより安心して放牧できる仕様です。▽おや、バルブに顔を置いてリラックス。涼しいのでしょうか。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら▽出入口のファームゲート観光や地域活性に貢献できて、環境対策につながる素敵な取組みにご協力させていただいたことは、大変光栄なことです。参考商品 ファームゲートFE162(幅1610mm×高さ995mm) ご購入はこちら ファームゲートFE242(幅2410mm×高さ995mm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちらさいごに石狩川河川敷といっても規模が広く、場所がピンとこないかもしれません。国道337号線の札幌大橋の当別町寄りの方に、ひつじの放牧についての案内看板も設置されています。ぜひお近くを通ることがありましたら、ルールを守りつつ、ひつじたちを見て癒されてみてはどうでしょうか?
ひつじ(羊)放牧@石狩川の河川敷~頑張れひつじの除草隊~
石狩川の河川敷にひつじが放牧されていると聞きつけて、その様子を見に行ってまいりました。一体どうしてここにひつじが?そしてなぜファームエイジがこの記事を?と思われるかもしれません。その理由を写真と一緒にご紹介いたします。心強い味方!ひつじの除草隊北海道開発局札幌開発建設部様は、当別町ビトエの石狩川堤防の約5,000㎡の敷地へヒツジを放牧し、ひつじによる除草を行っています。(国道337号線の当別町⇔あいの里間の札幌大橋のわきです。)もともと札幌河川事務所では、洪水に備えて毎年河川敷の草刈りを機械で行っていたそうです。2021年には10頭のひつじだったところを今年は20頭に増員。これまでは草刈り機で刈っていた草をひつじに食べてもらうことで、燃料代の削減と環境負荷の抑制を期待するとのことです。せっかく春からグンっと伸びる草が利用されないままだと悲しいですよね。管理しないと伸びていってしまう草をひつじたちが美味しく食べて、ひつじの成長と牧場の生産に繋がるというのはなんともありがたいことです。燃料費も節約が出来たら、まさに持続可能な取組みですね。・参考サイト:北海道新聞・参考サイト:北海道新聞 どうしん動画ニュース・参考サイト:かわたびほっかいどう放牧されている様子はなんとも牧歌的で、一見すると河川敷とは気づきません。▽金網フェンス越しのひつじたち▽ひつじの柵の外の草丈が長いひつじを放牧していない場所と比べて、放牧している区画は、草がすっきりしているのがおわかりいただけると思います。▽こちらは6月中旬の放牧の様子▽そしてこちらは7月中旬の放牧の様子です。いかがでしょうか?だいぶ草が減り、すっきりした様子に見えます!併用柵で安心できる放牧を!金網柵と電気柵の設計・デザインについて、ファームエイジがお手伝いをさせていただきました。フィールデイズ※1に、兼ねてからご協力いただいている北海道開発局の廣川様より、2年ほど前、河川敷の除草について相談を受けたことをきっかけにご協力させていただきました。(※1.毎年秋にファームエイジが開催しているお祭りです。)外側の金網柵には、フィールドフェンスH900(8段)を設置し、内側には、電気柵を張って、ひつじたちの万が一の脱柵を防ぐように工夫されています。参考商品 【ヒツジ用】フィールドフェンス 高さ90cm×50m巻 ご購入はこちら 【ヤギ用】フィールドフェンス 高さ120cm×30m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら▽電気柵本器日よけの下には、家畜用水槽を設置。暑い日はひつじが退避できますね。ヒトもひつじもより安心して放牧できる仕様です。▽おや、バルブに顔を置いてリラックス。涼しいのでしょうか。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら▽出入口のファームゲート観光や地域活性に貢献できて、環境対策につながる素敵な取組みにご協力させていただいたことは、大変光栄なことです。参考商品 ファームゲートFE162(幅1610mm×高さ995mm) ご購入はこちら ファームゲートFE242(幅2410mm×高さ995mm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちらさいごに石狩川河川敷といっても規模が広く、場所がピンとこないかもしれません。国道337号線の札幌大橋の当別町寄りの方に、ひつじの放牧についての案内看板も設置されています。ぜひお近くを通ることがありましたら、ルールを守りつつ、ひつじたちを見て癒されてみてはどうでしょうか?
【放牧 メリット】費用は?必要な面積は? 放牧に関する基礎情報・よくある質問まとめ
この記事は以下のような方々にオススメの記事です。・放牧(放牧酪農)に興味を持っているが、知識がゼロで困っている・放牧を始めたいが、何から始めたらよいかわからない・新規就農を目指している・放牧に関する情報がほしい基礎的な情報はもちろん、よくお問い合わせをいただく事項をまとめました。1. 放牧とは 放牧(ほうぼく)とは、牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。草地などの広い場所でのびのびと放牧するイメージが一般的かもしれませんが、家畜の種類や頭数、放牧できる草地面積や人員などの条件によって、そのスタイルは様々です。1-1.放牧の種類放牧には大きく分けて3種類あります。・パドック放牧(ぱどっくほうぼく)初めての方でも取り組みやすいタイプ。畜舎周辺や、運動場(パドック)の中で行います。面積が小規模からでも始めることができ、電気柵などの設備投資もそれほど高額にならないことが多いタイプです。一方で、限られた面積で飼養するため、降雨、融雪後に泥濘化(でいねいか)することがあるので、注意が必要です。・頭 数:1頭~数頭程度・面 積:小規模・推奨柵:簡易電気柵・耕作放棄地放牧(こうさくほうきちほうぼく)耕作放棄地や、そこに生育する野草などを活用するタイプ。環境配慮へのメリットはもちろん、家畜が野草を食べることで、野草の繁茂が抑えられ、獣害防止への効果も期待できます。一方で、インフラから遠ざかっているケースが多いため、家畜の給水設備や、野生動物の侵入防止(防疫面)など、事前にしっかりとした計画が必要になってきます。・頭 数 1頭~数頭程度・面 積 小~中規模・推奨柵 簡易電気柵、恒久電気柵・集約放牧(しゅうやくほうぼく)人だけでなく、家畜福祉や地球環境への配慮など、持続可能性に最も優れたタイプ。恒久電気柵(こうきゅうでんきさく)などの耐久性の高い外周柵の中で牧区を区切り、家畜を移動させながら、短く栄養価の高い牧草を食べさせることで、草地の生産性を最大限に高めます。放牧先進国ニュージーランドでは、集約放牧を取り入れている農家が多く、高い収益性と豊かなライフスタイルを両立させていることで有名です。一方で、家畜の飼養管理や草地管理など専門知識や技術が必要となります。・頭 数 数十頭以上・面 積 中~大規模・推奨柵 簡易電気柵、恒久電気柵1-2.放牧のメリットと留意点放牧には多くのメリットがありますが、専門知識や、事前に確認・情報収集が必要な留意点があります。主な点が以下の通りになります。2. 放牧に関する よくある質問Q&A2-1.放牧に切り替えるにはどれぐらいの費用が掛かりますか?=牧場の状況によって大きく異なりますが、本格的な投資を行う場合、給水施設だけで50~100万(税別)、外柵、内柵資材費のみで200万(税別)程度、牧道整備は設置環境にもよりますが、100~500万(税込)程度かかる可能性があります。※参考値 放牧地:8ha程度、搾乳牛:40~50頭程度2-2.放牧に必要な面積は?牧区はどのように区切れば良い?=およそ2.5a/頭と考えます。※牧区の区切り方は、頭数、地形、草地面積など様々な角度から検証する必要があります。牧場全体の航空写真などの情報を基に、どのように区切るか、どこに水槽を設置するか、一つ一つの設計が日々の作業や生産性に直結しますので、専門スタッフがアドバイスさせていただきます。※北海道農業研究センター 集約放牧マニュアルを参照2-3.放牧に関する情報、専門知識をつけたい=詳しくは事項をご参照ください。2-4.儲かるのかが不安。指標(ベンチマーク)ってあるの?=ファームエイジでは放牧コンサルタントサービス(協力:株式会社グラスファームコンサルティング)があります。クミカン、乳検データ、飼料分析、土壌分析結果などの情報を基に、専門家からのアドバイスを受けることで、ご自身の牧場にあった最適なベンチマークを設定しましょう。3. 放牧に関する情報、資料を集めるには?3-1.グラスファーミングスクール日本でも本格的な放牧を学べる場を。その声に応えるべく、1996年より開催しているのがグラスファーミングスクールです。ここで第一にめざすのは、放牧の知識・技術に加え商品化、さらには経営全般に精通する、全方位型の”強い”酪農・畜産生産者の育成です。既就業者に限らず、幅広く志のある方々の参加を期待しています。詳細はこちら>>>(別サイト:創地農業21)グラスファーミングスクールについて3-2.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取組で、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30 年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト3-3.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ3-4.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ4、まとめ・状況を把握し、計画する 前述したとおり、放牧の種類によって、さまざまなメリットがあります。まずは、どのメリットを感じ、取り組みたいと思ったか、ご自身の農場の状況(頭数・面積など)について整理しましょう。新規就農を検討している方は、将来放牧を通じて、どのようなビジョンを掲げたいかを整理しておきましょう。・情報を集める 放牧に取り組むためには、さまざまな知識や情報が必要になります。前述した資料やセミナーなどの参加を通じて情報を集めながら、より具体的なビジョンを計画に落とし込んでいきましょう。・さらに深く知りたい方は 問合せください ファームエイジでは、フェンスの設計や放牧地のデザインだけでなく、放牧勉強会の開催や新規就農地の紹介など、多岐にわたる取り組みを行ってきました。こうした枠を超えた取り組みが、日本の農業を変える一歩になると信じているからです。放牧のことで、少しでも悩んでいる、迷っていることがあれば、お気軽にご相談ください。(TEL:0120-82-4390)(お問い合わせフォームはこちら)
【放牧 メリット】費用は?必要な面積は? 放牧に関する基礎情報・よくある質問まとめ
この記事は以下のような方々にオススメの記事です。・放牧(放牧酪農)に興味を持っているが、知識がゼロで困っている・放牧を始めたいが、何から始めたらよいかわからない・新規就農を目指している・放牧に関する情報がほしい基礎的な情報はもちろん、よくお問い合わせをいただく事項をまとめました。1. 放牧とは 放牧(ほうぼく)とは、牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。草地などの広い場所でのびのびと放牧するイメージが一般的かもしれませんが、家畜の種類や頭数、放牧できる草地面積や人員などの条件によって、そのスタイルは様々です。1-1.放牧の種類放牧には大きく分けて3種類あります。・パドック放牧(ぱどっくほうぼく)初めての方でも取り組みやすいタイプ。畜舎周辺や、運動場(パドック)の中で行います。面積が小規模からでも始めることができ、電気柵などの設備投資もそれほど高額にならないことが多いタイプです。一方で、限られた面積で飼養するため、降雨、融雪後に泥濘化(でいねいか)することがあるので、注意が必要です。・頭 数:1頭~数頭程度・面 積:小規模・推奨柵:簡易電気柵・耕作放棄地放牧(こうさくほうきちほうぼく)耕作放棄地や、そこに生育する野草などを活用するタイプ。環境配慮へのメリットはもちろん、家畜が野草を食べることで、野草の繁茂が抑えられ、獣害防止への効果も期待できます。一方で、インフラから遠ざかっているケースが多いため、家畜の給水設備や、野生動物の侵入防止(防疫面)など、事前にしっかりとした計画が必要になってきます。・頭 数 1頭~数頭程度・面 積 小~中規模・推奨柵 簡易電気柵、恒久電気柵・集約放牧(しゅうやくほうぼく)人だけでなく、家畜福祉や地球環境への配慮など、持続可能性に最も優れたタイプ。恒久電気柵(こうきゅうでんきさく)などの耐久性の高い外周柵の中で牧区を区切り、家畜を移動させながら、短く栄養価の高い牧草を食べさせることで、草地の生産性を最大限に高めます。放牧先進国ニュージーランドでは、集約放牧を取り入れている農家が多く、高い収益性と豊かなライフスタイルを両立させていることで有名です。一方で、家畜の飼養管理や草地管理など専門知識や技術が必要となります。・頭 数 数十頭以上・面 積 中~大規模・推奨柵 簡易電気柵、恒久電気柵1-2.放牧のメリットと留意点放牧には多くのメリットがありますが、専門知識や、事前に確認・情報収集が必要な留意点があります。主な点が以下の通りになります。2. 放牧に関する よくある質問Q&A2-1.放牧に切り替えるにはどれぐらいの費用が掛かりますか?=牧場の状況によって大きく異なりますが、本格的な投資を行う場合、給水施設だけで50~100万(税別)、外柵、内柵資材費のみで200万(税別)程度、牧道整備は設置環境にもよりますが、100~500万(税込)程度かかる可能性があります。※参考値 放牧地:8ha程度、搾乳牛:40~50頭程度2-2.放牧に必要な面積は?牧区はどのように区切れば良い?=およそ2.5a/頭と考えます。※牧区の区切り方は、頭数、地形、草地面積など様々な角度から検証する必要があります。牧場全体の航空写真などの情報を基に、どのように区切るか、どこに水槽を設置するか、一つ一つの設計が日々の作業や生産性に直結しますので、専門スタッフがアドバイスさせていただきます。※北海道農業研究センター 集約放牧マニュアルを参照2-3.放牧に関する情報、専門知識をつけたい=詳しくは事項をご参照ください。2-4.儲かるのかが不安。指標(ベンチマーク)ってあるの?=ファームエイジでは放牧コンサルタントサービス(協力:株式会社グラスファームコンサルティング)があります。クミカン、乳検データ、飼料分析、土壌分析結果などの情報を基に、専門家からのアドバイスを受けることで、ご自身の牧場にあった最適なベンチマークを設定しましょう。3. 放牧に関する情報、資料を集めるには?3-1.グラスファーミングスクール日本でも本格的な放牧を学べる場を。その声に応えるべく、1996年より開催しているのがグラスファーミングスクールです。ここで第一にめざすのは、放牧の知識・技術に加え商品化、さらには経営全般に精通する、全方位型の”強い”酪農・畜産生産者の育成です。既就業者に限らず、幅広く志のある方々の参加を期待しています。詳細はこちら>>>(別サイト:創地農業21)グラスファーミングスクールについて3-2.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取組で、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30 年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト3-3.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ3-4.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ4、まとめ・状況を把握し、計画する 前述したとおり、放牧の種類によって、さまざまなメリットがあります。まずは、どのメリットを感じ、取り組みたいと思ったか、ご自身の農場の状況(頭数・面積など)について整理しましょう。新規就農を検討している方は、将来放牧を通じて、どのようなビジョンを掲げたいかを整理しておきましょう。・情報を集める 放牧に取り組むためには、さまざまな知識や情報が必要になります。前述した資料やセミナーなどの参加を通じて情報を集めながら、より具体的なビジョンを計画に落とし込んでいきましょう。・さらに深く知りたい方は 問合せください ファームエイジでは、フェンスの設計や放牧地のデザインだけでなく、放牧勉強会の開催や新規就農地の紹介など、多岐にわたる取り組みを行ってきました。こうした枠を超えた取り組みが、日本の農業を変える一歩になると信じているからです。放牧のことで、少しでも悩んでいる、迷っていることがあれば、お気軽にご相談ください。(TEL:0120-82-4390)(お問い合わせフォームはこちら)
【放牧農家必見】牧草おすすめ3選!(種類、選び方から管理方法まで解説)
放牧農家において、牧草は家畜に与える餌として、とても重要です。言い換えてみれば、この選択肢を間違ってしまうと、放牧のメリットを最大限に発揮できません。この記事では牧草の種類や選び方、管理方法など、基礎的な知識を中心にご説明します。1.牧草とは1-1.牧草(ぼくそう)とは家畜に与えるための餌(飼料)として育てられた、草のことです。牧草を育てるための場所(あるいは育っている場所)を牧草地(ぼくそうち)と呼びます。1-2.牧草と牧草サイレージの違い牧草は一般的に「青草」とも呼ばれ、牧草地に育っている草全体を意味します。一方、牧草サイレージは、その牧草を刈り取った後、ロール状にラップされて、乳酸発酵させた飼料を意味します。つまり、どちらも家畜に与える餌ですが、その成り立ちに違いがあります。1-3.「放牧草?」「採草?」 目的によって異なる牧草の呼び方家畜の飼養形態によって、牧草の呼び方は、いくつかに分類されます。例えば、舎飼いの農家さんの場合、牧草は、ほとんどがロール状にされて、牧草サイレージになります。牛などの家畜を基本的に畜舎(家畜が生活する小屋、施設)で飼っていますので、家畜に与えるときは、サイレージを畜舎に運んで、ほぐしながら給与します。このように、牧草を採取する(サイレージにする)ことを目的とした牧草地のため、「採草地(さいそうち)」と呼ばれます。一方、放牧している農家さんの場合、夏は家畜を牧草地に出して、草を与えます。北海道ではよくみられる牧歌的な風景ですよね。このように、放牧を目的とした牧草地を「放牧地(ほうぼくち)」と呼ばれます。さらに、農家さんは牧草の生育状態や、家畜の頭数、経営状況などに合わせて、採草地と放牧地を兼用にさせた「兼用地」を設けたりするなど、できるだけ効率的に牧草を使えるよう、日々工夫されています。2.放牧でよく使われる牧草3種ここでは、北海道で主にみられる牧草を3種類ご紹介します。2-1.ペレニアルライグラス【イネ科】 ・イネ科の多年草 ・原産国:ヨーロッパ ・特徴:高さ20~40cm程度。 ・メリット:放牧用に広く使われる。葉に光沢があり、太陽光に当たるとしばしば光って見えることがある。再生力が強く、秋口でも生育が良いため、放牧などの短草利用に最適な牧草。>タンパク養分が高く他のミネラルも豊富である。 ・デメリット:土壌凍結に弱い 2-2.オーチャードグラス【イネ科】 ・イネ科の多年草 ・原産国:ユーラシア ・特徴:高さ50~120cm程度。 ・メリット:再生力が強く、秋口でも生育が良い。放牧などの短草利用に向いている。養分やミネラルも豊富。追播にも向いている。 ・デメリット:土壌凍結に弱い 2-3.クローバー【マメ科】 ・マメ科 ・原産国:ヨーロッパ ・特徴:他のマメ科同様に根粒菌を持っていること。空中窒素を固定して植物の利用できるアンモニアに変えるという重要な機能を持っている。 ・メリットとデメリット:主に赤クローバーと白クローバーが広くみられる。いずれも品種が多く、越冬性など品種間の差が大きいため、播種する草地の土壌や環境、他の草種との相性などを踏まえた上での品種を選ぶことが必要。 3.なぜ牧草をきちんと選ぶ必要があるの?3-1.生育できる気温や環境がある日本は南北に長い列島のため、気温や雨量など生育環境によって、牧草を選ぶ必要があります。例えば、暖かい地域で生育する牧草を、北海道のような寒冷地で育てようと思っても、寒さに耐えれず、うまく根付きません。3-2.種類が偏ると家畜に影響を与える例えば、クローバーなどのマメ科をとりすぎると、異常発酵により腸内でガスがたまり、消化に影響を与えてしまいます。ひどい場合は、鼓腸症(こちょうしょう)になってしまい、家畜が死亡するリスクもあるので、与えすぎには注意が必要です。4.意外と忘れがち?放牧地をフル活用するための「野生動物対策」4-1.農業被害の約8割が牧草!牧草の被害というと、あまり実感がわかない方が多いのではないでしょうか。実は、北海道におけるエゾシカの農業被害の中で最も高い割合を占めているのが、牧草の被害です。数年前に、北海道東部のある地域において、エゾシカの牧草被害の推定調査を当社も連携・協力のもと調査が行いました。その結果・・・10aあたり牧草ロール1個の損失が推定されました。例えば、5haの牧草地・ロール1個当たりの販売価格8000円とした場合、被害ロール1個/10a×50倍=50個 = 50個×8000円 = 推定被害額 400,000円と試算できます。周囲1200mの牧草地に対し、簡易電気柵のコストがおよそ30万程度(概算2021年現在)と考えると、わずか一年で元が取れてしまう計算になります。4-2.”柵に対する意識”が牧場経営に差をつけるこのことから、放牧地を囲う「外周柵」は脱柵防止だけでなく、野生動物対策も兼用できる仕様が望ましいでしょう。目先の経費を抑えるよりも、放牧で生産性を高めるための「投資」と考えることで、将来的には、牧場経営に大きな差を生む可能性が考えられます。参考商品 【乾電池タイプ】鹿用電気柵100mセット(4段張・出入り口1か所) ご購入はこちら 【ソーラータイプ】鹿用電気柵400mセット(4段張・出入り口1か所) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.放牧先進国 ニュージーランドの牧草管理技術5-1.ライジングプレートメーターを使ったファームウォークライジングプレートメーター(以下RPM)を使って放牧地を歩きながら、牧草の乾物収量の推定値を算出します。NZでは週に一回、すべての放牧地をこのツールを使って収量調査を行い、以下のようなグラフを作成した上で、放牧と草地管理を行います。グラフに基づいて、放牧を実施するか、サイレージにするかなど、意思決定を行います。参考商品 ライジングプレート デジタル(乾物収量測定器) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-2.トッピングで質の高い牧草を生産牧草を短く管理するために、トッピングといって、早目に掃除刈りを行います。前述したRPMを活用したグラフ作成などを参考にして、放牧が間に合わないところは草を刈って管理します。こうすることで、伸びすぎるのを防ぎ、草の品質を高く保つことができます。5-3.放牧地へのサイレージ給与春先などまだ草が少ない状態に、サイレージフィーダーという機械を使用して牧草地にサイレージを散布します。こうすることで、足りない分の草を補うことができます。日本でも取り組んでいらっしゃる農家さんもおり、ゆっくり撒いて落とすことと、できるだけ牛がいる近くに草を撒くことでサイレージを食べきってもらうよう工夫しているとのことです。参考商品 サイレージフィーダー...
【放牧農家必見】牧草おすすめ3選!(種類、選び方から管理方法まで解説)
放牧農家において、牧草は家畜に与える餌として、とても重要です。言い換えてみれば、この選択肢を間違ってしまうと、放牧のメリットを最大限に発揮できません。この記事では牧草の種類や選び方、管理方法など、基礎的な知識を中心にご説明します。1.牧草とは1-1.牧草(ぼくそう)とは家畜に与えるための餌(飼料)として育てられた、草のことです。牧草を育てるための場所(あるいは育っている場所)を牧草地(ぼくそうち)と呼びます。1-2.牧草と牧草サイレージの違い牧草は一般的に「青草」とも呼ばれ、牧草地に育っている草全体を意味します。一方、牧草サイレージは、その牧草を刈り取った後、ロール状にラップされて、乳酸発酵させた飼料を意味します。つまり、どちらも家畜に与える餌ですが、その成り立ちに違いがあります。1-3.「放牧草?」「採草?」 目的によって異なる牧草の呼び方家畜の飼養形態によって、牧草の呼び方は、いくつかに分類されます。例えば、舎飼いの農家さんの場合、牧草は、ほとんどがロール状にされて、牧草サイレージになります。牛などの家畜を基本的に畜舎(家畜が生活する小屋、施設)で飼っていますので、家畜に与えるときは、サイレージを畜舎に運んで、ほぐしながら給与します。このように、牧草を採取する(サイレージにする)ことを目的とした牧草地のため、「採草地(さいそうち)」と呼ばれます。一方、放牧している農家さんの場合、夏は家畜を牧草地に出して、草を与えます。北海道ではよくみられる牧歌的な風景ですよね。このように、放牧を目的とした牧草地を「放牧地(ほうぼくち)」と呼ばれます。さらに、農家さんは牧草の生育状態や、家畜の頭数、経営状況などに合わせて、採草地と放牧地を兼用にさせた「兼用地」を設けたりするなど、できるだけ効率的に牧草を使えるよう、日々工夫されています。2.放牧でよく使われる牧草3種ここでは、北海道で主にみられる牧草を3種類ご紹介します。2-1.ペレニアルライグラス【イネ科】 ・イネ科の多年草 ・原産国:ヨーロッパ ・特徴:高さ20~40cm程度。 ・メリット:放牧用に広く使われる。葉に光沢があり、太陽光に当たるとしばしば光って見えることがある。再生力が強く、秋口でも生育が良いため、放牧などの短草利用に最適な牧草。>タンパク養分が高く他のミネラルも豊富である。 ・デメリット:土壌凍結に弱い 2-2.オーチャードグラス【イネ科】 ・イネ科の多年草 ・原産国:ユーラシア ・特徴:高さ50~120cm程度。 ・メリット:再生力が強く、秋口でも生育が良い。放牧などの短草利用に向いている。養分やミネラルも豊富。追播にも向いている。 ・デメリット:土壌凍結に弱い 2-3.クローバー【マメ科】 ・マメ科 ・原産国:ヨーロッパ ・特徴:他のマメ科同様に根粒菌を持っていること。空中窒素を固定して植物の利用できるアンモニアに変えるという重要な機能を持っている。 ・メリットとデメリット:主に赤クローバーと白クローバーが広くみられる。いずれも品種が多く、越冬性など品種間の差が大きいため、播種する草地の土壌や環境、他の草種との相性などを踏まえた上での品種を選ぶことが必要。 3.なぜ牧草をきちんと選ぶ必要があるの?3-1.生育できる気温や環境がある日本は南北に長い列島のため、気温や雨量など生育環境によって、牧草を選ぶ必要があります。例えば、暖かい地域で生育する牧草を、北海道のような寒冷地で育てようと思っても、寒さに耐えれず、うまく根付きません。3-2.種類が偏ると家畜に影響を与える例えば、クローバーなどのマメ科をとりすぎると、異常発酵により腸内でガスがたまり、消化に影響を与えてしまいます。ひどい場合は、鼓腸症(こちょうしょう)になってしまい、家畜が死亡するリスクもあるので、与えすぎには注意が必要です。4.意外と忘れがち?放牧地をフル活用するための「野生動物対策」4-1.農業被害の約8割が牧草!牧草の被害というと、あまり実感がわかない方が多いのではないでしょうか。実は、北海道におけるエゾシカの農業被害の中で最も高い割合を占めているのが、牧草の被害です。数年前に、北海道東部のある地域において、エゾシカの牧草被害の推定調査を当社も連携・協力のもと調査が行いました。その結果・・・10aあたり牧草ロール1個の損失が推定されました。例えば、5haの牧草地・ロール1個当たりの販売価格8000円とした場合、被害ロール1個/10a×50倍=50個 = 50個×8000円 = 推定被害額 400,000円と試算できます。周囲1200mの牧草地に対し、簡易電気柵のコストがおよそ30万程度(概算2021年現在)と考えると、わずか一年で元が取れてしまう計算になります。4-2.”柵に対する意識”が牧場経営に差をつけるこのことから、放牧地を囲う「外周柵」は脱柵防止だけでなく、野生動物対策も兼用できる仕様が望ましいでしょう。目先の経費を抑えるよりも、放牧で生産性を高めるための「投資」と考えることで、将来的には、牧場経営に大きな差を生む可能性が考えられます。参考商品 【乾電池タイプ】鹿用電気柵100mセット(4段張・出入り口1か所) ご購入はこちら 【ソーラータイプ】鹿用電気柵400mセット(4段張・出入り口1か所) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.放牧先進国 ニュージーランドの牧草管理技術5-1.ライジングプレートメーターを使ったファームウォークライジングプレートメーター(以下RPM)を使って放牧地を歩きながら、牧草の乾物収量の推定値を算出します。NZでは週に一回、すべての放牧地をこのツールを使って収量調査を行い、以下のようなグラフを作成した上で、放牧と草地管理を行います。グラフに基づいて、放牧を実施するか、サイレージにするかなど、意思決定を行います。参考商品 ライジングプレート デジタル(乾物収量測定器) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-2.トッピングで質の高い牧草を生産牧草を短く管理するために、トッピングといって、早目に掃除刈りを行います。前述したRPMを活用したグラフ作成などを参考にして、放牧が間に合わないところは草を刈って管理します。こうすることで、伸びすぎるのを防ぎ、草の品質を高く保つことができます。5-3.放牧地へのサイレージ給与春先などまだ草が少ない状態に、サイレージフィーダーという機械を使用して牧草地にサイレージを散布します。こうすることで、足りない分の草を補うことができます。日本でも取り組んでいらっしゃる農家さんもおり、ゆっくり撒いて落とすことと、できるだけ牛がいる近くに草を撒くことでサイレージを食べきってもらうよう工夫しているとのことです。参考商品 サイレージフィーダー...
放牧酪農は環境にいいの?
今回のテーマは「放牧酪農と環境」です。 広い青空の下で、牛がのんびりと牧草を食べている。放牧が行われている牧場では、そんなのどかで牧歌的な光景がよく見られます。なんとも微笑ましいものです。では、その放牧を「環境負荷」というテーマから改めて見つめなおすと、一体どのような側面が見えてくるでしょうか。放牧が環境にもたらすメリット舎飼いから放牧へと切り替えることで、大きく分けて以下の三つのメリットが生まれます。1.機械による物の運搬が減り、二酸化炭素の排出が抑えられる放牧では動物が自分の脚で歩き、自分でエサを食べ、自分で草地に糞尿を落としながら移動します。そのため、飼料を運んだり糞尿を集積させたりするためのトラクター移動が不要になり、機械から排出されるCO2の量が削減されます。近年高騰している燃料費も抑えられますので、お財布にも優しいですね。2.穀物の輸入需要を減らし、穀物の生産・輸入にかかる資源の消費を減らせるこれは、1と比べてもう少しスケールの大きいものとなります。日本は、その穀物自給率の低さゆえに、海外から大量の飼料穀物を輸入しています。穀物を育てるには大量の地下水をくみ上げて灌漑を行う必要があり、また、タンカー・トラックなどで国境を越えた長距離輸送を行う際には大量のエネルギーを消費します。ここで、放牧による酪農を行うとどうなるでしょう。飼料は近隣の土地の草が主体ですから、外部から購入する輸入飼料の量はもちろん減ります。その結果、これまで消費され続けていた水やエネルギーなどの資源を守ることができるのです。(参考1:世界の粗粒穀物輸入量ランキング 世界の粗粒穀物生産量ランキング)(参考2:日本は、実は莫大な量の水を輸入している | 健康)3.草地が管理され、大気中の炭素が地中に固定されるようになる3は、放牧を行うことそのものというよりは、もともと存在している草地(あるいは耕作放棄地など)がきちんと活用されるようになることが重要です。適切に管理された土は、まんべんなく生えそろった牧草たちや動物の糞尿の力も借りて、炭素をどんどん蓄えられる天然の貯蔵庫へと変わっていきます。有機物を多く含むようになった豊かな土は、軽度の干ばつ、水害にも耐えうる柔軟な構造を持ちます。目先の1年や2年ではなく、長期的な恵みをもたらしてくれる救世主です。農業に関わるということは、「土」が持つ高いポテンシャルをいかに引き出せるか、という挑戦でもあります。この探求に終わりはありません。デメリット同じ場所で動物を放し続けると、糞尿に含まれる窒素分が過剰に土地に蓄積してしまいます。過剰な窒素は牧草の生育に影響を及ぼすほか、地下水や川に流れ出して水質汚染を引き起こすこともあります。また、動物は食べる草を選り好みします。そのため、草地があまりに広いと、好まれる草とそうでない草の伸び方に大きく差が生まれてまばらになり、土が荒れる原因となってしまいます。これらの環境負荷のリスクを最低限にとどめるには、農地を電気柵で小さく区切り、草の伸び具合を見ながら動物を移動させていく手法が有効です。詳しくはこちら↓新規就農で放牧をお考えの方へ 終わりに放牧と環境の結びつき、イメージしていただけたでしょうか?他にも放牧と土中の微生物の関係、それによって生まれる豊かな生態系など、着目していただきたいポイントはたくさんあります。それについてはまたいずれ、他の記事にてご紹介したいと思います。放牧に興味を持っていただけた方はファームエイジは、日本に集約放牧を普及させるため37年以上にわたって活動してきた「放牧の専門家集団」です。もし放牧の導入にご興味がありましたら、どなたでもお気軽にご相談ください。 ・新しく就農して、放牧酪農を始めたい方 ・舎飼いの酪農をすでに行っているけれど、放牧にも興味を持ち始めている方 ・放牧に取り組んではいるものの、思ったように経営が上向かないので改善したい方 など、あらゆる段階の「やりたい!」を、豊富な放牧知識でサポートします。
放牧酪農は環境にいいの?
今回のテーマは「放牧酪農と環境」です。 広い青空の下で、牛がのんびりと牧草を食べている。放牧が行われている牧場では、そんなのどかで牧歌的な光景がよく見られます。なんとも微笑ましいものです。では、その放牧を「環境負荷」というテーマから改めて見つめなおすと、一体どのような側面が見えてくるでしょうか。放牧が環境にもたらすメリット舎飼いから放牧へと切り替えることで、大きく分けて以下の三つのメリットが生まれます。1.機械による物の運搬が減り、二酸化炭素の排出が抑えられる放牧では動物が自分の脚で歩き、自分でエサを食べ、自分で草地に糞尿を落としながら移動します。そのため、飼料を運んだり糞尿を集積させたりするためのトラクター移動が不要になり、機械から排出されるCO2の量が削減されます。近年高騰している燃料費も抑えられますので、お財布にも優しいですね。2.穀物の輸入需要を減らし、穀物の生産・輸入にかかる資源の消費を減らせるこれは、1と比べてもう少しスケールの大きいものとなります。日本は、その穀物自給率の低さゆえに、海外から大量の飼料穀物を輸入しています。穀物を育てるには大量の地下水をくみ上げて灌漑を行う必要があり、また、タンカー・トラックなどで国境を越えた長距離輸送を行う際には大量のエネルギーを消費します。ここで、放牧による酪農を行うとどうなるでしょう。飼料は近隣の土地の草が主体ですから、外部から購入する輸入飼料の量はもちろん減ります。その結果、これまで消費され続けていた水やエネルギーなどの資源を守ることができるのです。(参考1:世界の粗粒穀物輸入量ランキング 世界の粗粒穀物生産量ランキング)(参考2:日本は、実は莫大な量の水を輸入している | 健康)3.草地が管理され、大気中の炭素が地中に固定されるようになる3は、放牧を行うことそのものというよりは、もともと存在している草地(あるいは耕作放棄地など)がきちんと活用されるようになることが重要です。適切に管理された土は、まんべんなく生えそろった牧草たちや動物の糞尿の力も借りて、炭素をどんどん蓄えられる天然の貯蔵庫へと変わっていきます。有機物を多く含むようになった豊かな土は、軽度の干ばつ、水害にも耐えうる柔軟な構造を持ちます。目先の1年や2年ではなく、長期的な恵みをもたらしてくれる救世主です。農業に関わるということは、「土」が持つ高いポテンシャルをいかに引き出せるか、という挑戦でもあります。この探求に終わりはありません。デメリット同じ場所で動物を放し続けると、糞尿に含まれる窒素分が過剰に土地に蓄積してしまいます。過剰な窒素は牧草の生育に影響を及ぼすほか、地下水や川に流れ出して水質汚染を引き起こすこともあります。また、動物は食べる草を選り好みします。そのため、草地があまりに広いと、好まれる草とそうでない草の伸び方に大きく差が生まれてまばらになり、土が荒れる原因となってしまいます。これらの環境負荷のリスクを最低限にとどめるには、農地を電気柵で小さく区切り、草の伸び具合を見ながら動物を移動させていく手法が有効です。詳しくはこちら↓新規就農で放牧をお考えの方へ 終わりに放牧と環境の結びつき、イメージしていただけたでしょうか?他にも放牧と土中の微生物の関係、それによって生まれる豊かな生態系など、着目していただきたいポイントはたくさんあります。それについてはまたいずれ、他の記事にてご紹介したいと思います。放牧に興味を持っていただけた方はファームエイジは、日本に集約放牧を普及させるため37年以上にわたって活動してきた「放牧の専門家集団」です。もし放牧の導入にご興味がありましたら、どなたでもお気軽にご相談ください。 ・新しく就農して、放牧酪農を始めたい方 ・舎飼いの酪農をすでに行っているけれど、放牧にも興味を持ち始めている方 ・放牧に取り組んではいるものの、思ったように経営が上向かないので改善したい方 など、あらゆる段階の「やりたい!」を、豊富な放牧知識でサポートします。