放牧の記事一覧
【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておく...
今やホームセンターやオンラインショップでも手軽に購入できるようになった電気柵。性能も昔のモデルと比べ、随分向上しました。ところが、本来購入前に知っておくべき重要なポイントが押さえられていない柵が多く、設置してから「うまくいかない」「効果が出ない」といったお声を聞くことがあります。この記事は、・パワーボックスの選び方がわからない・電圧が出ているのに侵入された。どうしたら良い?・これから電気柵を導入しようと思うが、どのように検討したらよい?という疑問をお持ちの方におすすめの記事です。1.電圧?パワー? パワーボックス(本器)の性能を見極めるには?パワーボックスを検討いただくお客様からよくお問合せいただくのが、「最大電圧はどれぐらい出る機械?」「なるべく強い電気柵がいいのだけれど・・」と言ったご相談です。日本では、電圧の高さ=パワーボックスの性能 と考えられがちですが、世界的には、ジュール(J)を基準とする考え方が一般的です。(※ご注意:メーカーによっては出力ジュールではなく備蓄ジュールをベースとする場合があります)ここからは、見落とされがちな性能「ジュール」についてご説明します。2.電気柵の世界基準 ジュールとは?一般的にジュール(J)とは、エネルギーや仕事量を表す単位として使われます。電気柵においてジュールは、パワーボックスの「電気を送り出すパワー」を示します。この数値が高いほど、遠くまで電気を飛ばすことができます。長距離で柵を設置する場合は重要なポイントといえます。また、動物に与えるショックも大きくなります。 パワーボックスS150センサー(基本アースセット付属) ご購入はこちら ソーラーガード50(オンライン限定モデル) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3.水を押し出すポンプにたとえてみましょう電圧は水の量。ジュールは水を押し出す能力です。たとえ同じ水の量でも、押し出す力が小さければ、木の枝や障害物があると、水の勢いは簡単に失われてしまい、適切な水の量を運ぶことができません。電気柵においても実際の環境では、雑草による漏電や、豪雨による柵の破損など、様々な負荷や影響を受けます。そのような状況下でも、適切な「電気を送り出すパワー」があるからこそ、電気柵の効果が維持できるのです。下草管理やバッテリー交換、ワイヤーの点検などをしても「電気柵の電圧がやけに低い・・」「動物の侵入や脱柵が見られる・・」などの問題が続く場合は、「本器の性能が距離や段数に対して不十分」な可能性が考えられます。パワーの強い本器に入れ替えることで、状況が改善することがあります。 パワーボックスX3S(基本アースセット付属) ご購入はこちら パワーボックスX2S(基本アースセット付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4.ジュールが高い本器を選ぶメリット下草の管理や費用軽減「電気を送り出すパワー(ジュール)」が高いということは、長距離で使える意外にもメリットがたくさんあります。まず、雑草による漏電の影響を受けにくくなります。ジュールが高い本器は、金額的にも少し高額になってしまいますが、何度も草刈り機で下草管理を行う手間や燃料費を考えると、初期投資を高めに設定することで、後々のメンテナンスや管理が楽になる場合があります。急な設置ライン変更も柔軟に長年設置していると、「柵を延長したいな・・」や「段数を追加したい・・」といった当初の計画にはない追加や変更が発生することがあります。はじめからジュールが高めの本器を選んでおけば、新しい本器に買い替える費用や、検討に費やす時間もなく、ある程度柔軟に対応できます。(※設置距離や段数によっては、別途本器を用意する必要があります)5.具体的なケーススタディで考えてみましょうここでは、AN90S、X1Sを例に挙げてみます。想定条件は以下の通りです。結果的に、初期投資はAN90Sが安価ですが、毎年の草刈りや乾電池代などの費用がかさみ、ランニングコストが悪い結果になりました。対して、X1Sは初期投資が倍近くしましたが、ジュールも高いので草刈りの頻度を半分と想定したので、長い目で見たときは、パフォーマンスが良いという結果になりました。商用電源100Vで利用することで、月々の電気代が数十円ですむ点も、費用が安く済んだ要因でした。上記はあくまでシミュレーションです。ただ、電気柵を導入する際のポイントとして、「管理方法」や「パワーボックスのジュール」、「電源」などの条件によって、コストに大きな差が生まれることを意識しておく必要があります。昨今は人件費や燃料代が年々上昇し続けています。場合によっては、初期投資を高くした方が後々安くすむ可能性もあります。ご不明な場合は、弊社スタッフが最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。参考商品 デジタルボルトメーター(デジタル表示) ご購入はこちら ファームテスター(8段階表示) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.(まとめ)選ぶべきチェックポイント 今回は、本器のジュールを中心に、お話しさせていただきましたが、上記以外にも抵抗値の低い高電導ワイヤーを使用することや、アースをきちんと設置することも重要なポイントになります。導入前のチェックポイントをまとめました。(1)長期間にわたって設置した場合の費用を想定できている?(2)予算は資材費+管理費で想定できている?(3)柵の延長や段数追加に対応できるパワーを持っている?(多少の余裕はあるか)「なるべく効率的な電気柵を使いたい」や「悩んでいるので一緒に考えてほしい」といった方はお気軽にご相談ください。専門スタッフが最適なプランをご提案させていただきます。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておく...
今やホームセンターやオンラインショップでも手軽に購入できるようになった電気柵。性能も昔のモデルと比べ、随分向上しました。ところが、本来購入前に知っておくべき重要なポイントが押さえられていない柵が多く、設置してから「うまくいかない」「効果が出ない」といったお声を聞くことがあります。この記事は、・パワーボックスの選び方がわからない・電圧が出ているのに侵入された。どうしたら良い?・これから電気柵を導入しようと思うが、どのように検討したらよい?という疑問をお持ちの方におすすめの記事です。1.電圧?パワー? パワーボックス(本器)の性能を見極めるには?パワーボックスを検討いただくお客様からよくお問合せいただくのが、「最大電圧はどれぐらい出る機械?」「なるべく強い電気柵がいいのだけれど・・」と言ったご相談です。日本では、電圧の高さ=パワーボックスの性能 と考えられがちですが、世界的には、ジュール(J)を基準とする考え方が一般的です。(※ご注意:メーカーによっては出力ジュールではなく備蓄ジュールをベースとする場合があります)ここからは、見落とされがちな性能「ジュール」についてご説明します。2.電気柵の世界基準 ジュールとは?一般的にジュール(J)とは、エネルギーや仕事量を表す単位として使われます。電気柵においてジュールは、パワーボックスの「電気を送り出すパワー」を示します。この数値が高いほど、遠くまで電気を飛ばすことができます。長距離で柵を設置する場合は重要なポイントといえます。また、動物に与えるショックも大きくなります。 パワーボックスS150センサー(基本アースセット付属) ご購入はこちら ソーラーガード50(オンライン限定モデル) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3.水を押し出すポンプにたとえてみましょう電圧は水の量。ジュールは水を押し出す能力です。たとえ同じ水の量でも、押し出す力が小さければ、木の枝や障害物があると、水の勢いは簡単に失われてしまい、適切な水の量を運ぶことができません。電気柵においても実際の環境では、雑草による漏電や、豪雨による柵の破損など、様々な負荷や影響を受けます。そのような状況下でも、適切な「電気を送り出すパワー」があるからこそ、電気柵の効果が維持できるのです。下草管理やバッテリー交換、ワイヤーの点検などをしても「電気柵の電圧がやけに低い・・」「動物の侵入や脱柵が見られる・・」などの問題が続く場合は、「本器の性能が距離や段数に対して不十分」な可能性が考えられます。パワーの強い本器に入れ替えることで、状況が改善することがあります。 パワーボックスX3S(基本アースセット付属) ご購入はこちら パワーボックスX2S(基本アースセット付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4.ジュールが高い本器を選ぶメリット下草の管理や費用軽減「電気を送り出すパワー(ジュール)」が高いということは、長距離で使える意外にもメリットがたくさんあります。まず、雑草による漏電の影響を受けにくくなります。ジュールが高い本器は、金額的にも少し高額になってしまいますが、何度も草刈り機で下草管理を行う手間や燃料費を考えると、初期投資を高めに設定することで、後々のメンテナンスや管理が楽になる場合があります。急な設置ライン変更も柔軟に長年設置していると、「柵を延長したいな・・」や「段数を追加したい・・」といった当初の計画にはない追加や変更が発生することがあります。はじめからジュールが高めの本器を選んでおけば、新しい本器に買い替える費用や、検討に費やす時間もなく、ある程度柔軟に対応できます。(※設置距離や段数によっては、別途本器を用意する必要があります)5.具体的なケーススタディで考えてみましょうここでは、AN90S、X1Sを例に挙げてみます。想定条件は以下の通りです。結果的に、初期投資はAN90Sが安価ですが、毎年の草刈りや乾電池代などの費用がかさみ、ランニングコストが悪い結果になりました。対して、X1Sは初期投資が倍近くしましたが、ジュールも高いので草刈りの頻度を半分と想定したので、長い目で見たときは、パフォーマンスが良いという結果になりました。商用電源100Vで利用することで、月々の電気代が数十円ですむ点も、費用が安く済んだ要因でした。上記はあくまでシミュレーションです。ただ、電気柵を導入する際のポイントとして、「管理方法」や「パワーボックスのジュール」、「電源」などの条件によって、コストに大きな差が生まれることを意識しておく必要があります。昨今は人件費や燃料代が年々上昇し続けています。場合によっては、初期投資を高くした方が後々安くすむ可能性もあります。ご不明な場合は、弊社スタッフが最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。参考商品 デジタルボルトメーター(デジタル表示) ご購入はこちら ファームテスター(8段階表示) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.(まとめ)選ぶべきチェックポイント 今回は、本器のジュールを中心に、お話しさせていただきましたが、上記以外にも抵抗値の低い高電導ワイヤーを使用することや、アースをきちんと設置することも重要なポイントになります。導入前のチェックポイントをまとめました。(1)長期間にわたって設置した場合の費用を想定できている?(2)予算は資材費+管理費で想定できている?(3)柵の延長や段数追加に対応できるパワーを持っている?(多少の余裕はあるか)「なるべく効率的な電気柵を使いたい」や「悩んでいるので一緒に考えてほしい」といった方はお気軽にご相談ください。専門スタッフが最適なプランをご提案させていただきます。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【放牧酪農】日本では非常識?ニュージーランドの放牧酪農のユニークな点をご紹介
ニュージーランド(以下NZ)の放牧技術は、とても先進的なだけでなく、日本に住む私たちから見ると、とてもユニークで奇抜なアイディアもたくさん見受けられます。私たちファームエイジのスタッフも、創業以来何度も足を運んでいますが、訪れるたびに発見や驚きがあります。今回は、そんなNZの放牧技術のユニークな点をいくつかご紹介します。1.一回搾乳で人と牛の負担軽減NZでは、一日一回搾乳が通常です。日本において実践している人は、数名いるか、といった状況でしょう。かつてはNZでも二回搾乳が主流でした。しかしながら、牛を搾乳施設まで移動させる手間がかかり、足の事故が起こるリスクが増えます。さらに、頭数が多い場合、一日の大部分を搾乳に割くことになります。そのことに、NZの酪農家たちは気づいたのです。一回搾乳に切り替えた当初は、一時的に乳量は下がりました。ですが、事故の回避や従業員の負担軽減など、3年もすると経営的にはプラスになりました。もちろんメリットばかりではありません。一回搾乳には、一日搾乳できる乳量が減ることや、分娩事故の調整など、技術が必要な面があります。それでも、こうした技術は世界的にも注目され、フランスなどでは週末だけは一回搾乳にして余暇を過ごせるようにするなど、世界各地で取り入れられています。2.放牧草=「お金」と考える パスチャーファースト放牧酪農先進国で知られたNZは、牧草を最大限活用した放牧技術が強みです。そのため、放牧草の生育に合わせて「どんな取組を行うか」が重要になります。このような管理技術を 「パスチャーファースト」と呼びます。NZの畜産技術では、酪農や肉牛だけでなく、羊、養鹿(ようろく)においても、コストの安い放牧草をうまく利用することがポイントとされています。そうすることで、農場全体のコストが下がり、ファーマー(農家)に残る所得が高くなります。NZと日本は気候や環境条件が違うため、すべて同じ考え方を適用できませんが、単純に「お金」に置き換えて考えることが出来ます。ファーマーたちは、自分のお金(放牧草)がまずいくらあるかを把握し、どこに投資するか、何に取り組むのかを検討します。そのうえで、最終的な収支を把握し、次年度に活かします。 このような「放牧草主体」の考え方は、日本ではあまり見られないと思います。3.牛がカブを食べる?!NZでも草が減る冬期間は、補助的に飼料を与えます。最近の飼料給与として、フォダービートといわれる飼料カブの利用が増えてきています。もとは乾乳牛や育成牛用の飼料として利用していましたが、今は必要エネルギーを計算しながら搾乳牛にも給与しています。特徴としては収量が15~18t/haと多く、栄養価も高いエサになります。【参考:DAIRYNZ のデータより Fodder beet ME 12~12.5MJ/kgDM CP 9~14%DM】カブ畑で牛がカブをほおばっている姿(上の写真)は興味深い光景です。4.木を植える酪農家放牧先進国のニュージーランドでは、環境に配慮した酪農スタイルが進んでいます。その中の一環で、酪農家たちが自身の牧場に「木を植えて」います。理由はいくつかあります。ひとつは環境への配慮です。NZでは法律で河川や水場の周りに家畜が入らないようにフェンスを張るよう定められています。河川に汚染物質が入り込めば海に流れ、環境汚染になってしまいます。もう一つは、生産者としての責任です。植樹は地域の人たちと行われることもあり、地域住民の酪農家への理解が促進されます。同時に、環境や動物に配慮した農場から生産された製品には付加価値がつくので、農家にとってもメリットがあります。植樹は政府からの補助もあり、50%費用が軽減される場合もあるそうです。国や地域が経済的に農家のサポートを通じて、持続可能な農業を普及させているのもNZ酪農の強みですね。5.豪快に見えるが効率的な子牛管理冒頭でもご説明した通り、NZでは、子牛が生まれる時期を集中させる「季節分娩」が主流ですが、その多くが、「放牧地で出産させる」そうです!これには理由があり、分娩房ではなく分娩牧区で管理をするほうが「経済的」という考え方です。NZで牛舎管理は時間や労力がかかり、「経済的でない」という考え方のため、牛舎がない農家もあるそうです。ミルクも放牧地で給与されます。ピーチティートがたくさんついたタンクのようなタイプで、一気にミルクを与えます。日本とは異なり、NZでは冷たいミルクをそのまま与えるそうです。分娩牧区では、同時期に50頭以上の子牛が生まれることもあるので、移動も一苦労。そんな時は、トレーラーを使って移動を効率的に行うそうです!一見、豪快に見えますが、そこには効率を追い求めた緻密な理由がありますね。まだまだ紹介しきれない!魅力がたくさんのNZ放牧酪農いかがでしたでしょうか?今回ご紹介いただいたい以外にもユニークな事例がたくさんあります。今後も、ブログやSNSで発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。
【放牧酪農】日本では非常識?ニュージーランドの放牧酪農のユニークな点をご紹介
ニュージーランド(以下NZ)の放牧技術は、とても先進的なだけでなく、日本に住む私たちから見ると、とてもユニークで奇抜なアイディアもたくさん見受けられます。私たちファームエイジのスタッフも、創業以来何度も足を運んでいますが、訪れるたびに発見や驚きがあります。今回は、そんなNZの放牧技術のユニークな点をいくつかご紹介します。1.一回搾乳で人と牛の負担軽減NZでは、一日一回搾乳が通常です。日本において実践している人は、数名いるか、といった状況でしょう。かつてはNZでも二回搾乳が主流でした。しかしながら、牛を搾乳施設まで移動させる手間がかかり、足の事故が起こるリスクが増えます。さらに、頭数が多い場合、一日の大部分を搾乳に割くことになります。そのことに、NZの酪農家たちは気づいたのです。一回搾乳に切り替えた当初は、一時的に乳量は下がりました。ですが、事故の回避や従業員の負担軽減など、3年もすると経営的にはプラスになりました。もちろんメリットばかりではありません。一回搾乳には、一日搾乳できる乳量が減ることや、分娩事故の調整など、技術が必要な面があります。それでも、こうした技術は世界的にも注目され、フランスなどでは週末だけは一回搾乳にして余暇を過ごせるようにするなど、世界各地で取り入れられています。2.放牧草=「お金」と考える パスチャーファースト放牧酪農先進国で知られたNZは、牧草を最大限活用した放牧技術が強みです。そのため、放牧草の生育に合わせて「どんな取組を行うか」が重要になります。このような管理技術を 「パスチャーファースト」と呼びます。NZの畜産技術では、酪農や肉牛だけでなく、羊、養鹿(ようろく)においても、コストの安い放牧草をうまく利用することがポイントとされています。そうすることで、農場全体のコストが下がり、ファーマー(農家)に残る所得が高くなります。NZと日本は気候や環境条件が違うため、すべて同じ考え方を適用できませんが、単純に「お金」に置き換えて考えることが出来ます。ファーマーたちは、自分のお金(放牧草)がまずいくらあるかを把握し、どこに投資するか、何に取り組むのかを検討します。そのうえで、最終的な収支を把握し、次年度に活かします。 このような「放牧草主体」の考え方は、日本ではあまり見られないと思います。3.牛がカブを食べる?!NZでも草が減る冬期間は、補助的に飼料を与えます。最近の飼料給与として、フォダービートといわれる飼料カブの利用が増えてきています。もとは乾乳牛や育成牛用の飼料として利用していましたが、今は必要エネルギーを計算しながら搾乳牛にも給与しています。特徴としては収量が15~18t/haと多く、栄養価も高いエサになります。【参考:DAIRYNZ のデータより Fodder beet ME 12~12.5MJ/kgDM CP 9~14%DM】カブ畑で牛がカブをほおばっている姿(上の写真)は興味深い光景です。4.木を植える酪農家放牧先進国のニュージーランドでは、環境に配慮した酪農スタイルが進んでいます。その中の一環で、酪農家たちが自身の牧場に「木を植えて」います。理由はいくつかあります。ひとつは環境への配慮です。NZでは法律で河川や水場の周りに家畜が入らないようにフェンスを張るよう定められています。河川に汚染物質が入り込めば海に流れ、環境汚染になってしまいます。もう一つは、生産者としての責任です。植樹は地域の人たちと行われることもあり、地域住民の酪農家への理解が促進されます。同時に、環境や動物に配慮した農場から生産された製品には付加価値がつくので、農家にとってもメリットがあります。植樹は政府からの補助もあり、50%費用が軽減される場合もあるそうです。国や地域が経済的に農家のサポートを通じて、持続可能な農業を普及させているのもNZ酪農の強みですね。5.豪快に見えるが効率的な子牛管理冒頭でもご説明した通り、NZでは、子牛が生まれる時期を集中させる「季節分娩」が主流ですが、その多くが、「放牧地で出産させる」そうです!これには理由があり、分娩房ではなく分娩牧区で管理をするほうが「経済的」という考え方です。NZで牛舎管理は時間や労力がかかり、「経済的でない」という考え方のため、牛舎がない農家もあるそうです。ミルクも放牧地で給与されます。ピーチティートがたくさんついたタンクのようなタイプで、一気にミルクを与えます。日本とは異なり、NZでは冷たいミルクをそのまま与えるそうです。分娩牧区では、同時期に50頭以上の子牛が生まれることもあるので、移動も一苦労。そんな時は、トレーラーを使って移動を効率的に行うそうです!一見、豪快に見えますが、そこには効率を追い求めた緻密な理由がありますね。まだまだ紹介しきれない!魅力がたくさんのNZ放牧酪農いかがでしたでしょうか?今回ご紹介いただいたい以外にもユニークな事例がたくさんあります。今後も、ブログやSNSで発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。
【牛 体重測定】畜産農家必見!増体や健康管理に欠かせない”体重測定活用術”(事例あり)
放牧先進国のニュージーランドでは、「牛の体重測定」を行うのが一般的です。日本では、ほとんど管理されておらず、体格を目視して判断するなど、経験と勘に頼る部分も多いとされています。今回の記事では・なぜ家畜の体重管理が必要なのか?・生産者にメリットはあるのか?・具体的な事例は?について、ご紹介します。1.なぜ体重が重要?体重は牛の生育状況を示す大切なバロメーターです。継続的に管理することで、発育状況管理、飼料設計、販売時期の決断に利用できます。また、体重には目標値が必須です。例えば、「親牛になったときの生産性把握の指標」を設けたとします。達成できなかった個体は難産、搾乳量の減少、さらにその後の繁殖不良につながる可能性がある個体として、識別したり、対策を講じることができます。2.体重を管理するメリットは?頭数が多ければ多いほど、一頭あたりに対応できる作業時間は限られてしまいます。ですが、同じ環境で飼育しても個体によってそのパフォーマンスが異なってしまいます。また、そのパフォーマンスは常に変化していることも忘れてはいけません。だからこそ、長い期間にわたって個体を把握し、それに合わせた飼育をする必要があります。3.農場へのメリットは?体重管理は家畜だけでなく、牧場経営者や従業員にとってもメリットがあります。しっかりとした個体管理は、成長課題の早期発見だけでなく、疾病管理、出荷後のトレーサビリティなど、多岐にわたって牧場全体にメリットをもたらしてくれます。4.デモファームでの事例(2022年)ファームエイジには、本社と隣接して、10haの実験農場(デモファーム)があります。デモファームは、毎年社員たちが実際に販売している商品の利用を通じて、牛を管理しています。ここでは、2022年にデモファームで放牧したジャージー牛8頭と体重測定結果をご紹介します。キャトルヤードを組み合わせて、体重測定しています。スティックリーダーも併用してタグを読み取り、事前に接続した体重計に個体情報を送信しています。参考商品 イージーウェイ7i (※測定器のみ) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら日にもよりますが、体重計がある牧区まで移動+戻す手間も含めると、およそ40分(一頭あたり約6分程度)。人数は4人で行いましたが、牛がだいぶ馴れてくれていたので、ほとんど誘導する手間もかからず、すんなり体重計にも乗ってくれました。秋には退牧していきましたが、結果的に順調に牛たちの体重は順調に伸びていきました。5.体重測定に必要なもの・流れ体重測定のためには以下のアイテムが必要になります。・体重計(測定値を表示・集計する機械)・ロードバー(重量センサーが内蔵されたバー。体重計に接続)・プラットフォーム(家畜が乗っても壊れない頑丈な土台。ロードバーの上に設置)・キャトルヤード(家畜の行動を管理するための囲い)・システム全体の動画上記と併せて、RFID管理システム(スティックリーダー、RFIDタグ)を使った個体管理や、クラウド上で集計・共有できるシステムと併用することで、より効率的に利用できます(詳しくはお問合せください)参考商品 スティックリーダーXRS2(電子個体識別タグ専用読み取り機) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちらまた、体重計及びRFID管理システムは、牛だけでなく羊にも使用することができます。詳しくはお問合せください(2022年デモファームの様子)6.まとめ 体重ターゲットを達成するメリットとして、「成長課題の早期発見」もとても大切です!群飼いしている場合、どうしても強い個体と弱い個体に差が生じてしまいますが、定期的に体重を測ることで、その課題を早期発見でき、対策を実施することが出来ます。自分自身の体重測定と同様、牛の体重も計測してみてはいかがでしょうか?。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【牛 体重測定】畜産農家必見!増体や健康管理に欠かせない”体重測定活用術”(事例あり)
放牧先進国のニュージーランドでは、「牛の体重測定」を行うのが一般的です。日本では、ほとんど管理されておらず、体格を目視して判断するなど、経験と勘に頼る部分も多いとされています。今回の記事では・なぜ家畜の体重管理が必要なのか?・生産者にメリットはあるのか?・具体的な事例は?について、ご紹介します。1.なぜ体重が重要?体重は牛の生育状況を示す大切なバロメーターです。継続的に管理することで、発育状況管理、飼料設計、販売時期の決断に利用できます。また、体重には目標値が必須です。例えば、「親牛になったときの生産性把握の指標」を設けたとします。達成できなかった個体は難産、搾乳量の減少、さらにその後の繁殖不良につながる可能性がある個体として、識別したり、対策を講じることができます。2.体重を管理するメリットは?頭数が多ければ多いほど、一頭あたりに対応できる作業時間は限られてしまいます。ですが、同じ環境で飼育しても個体によってそのパフォーマンスが異なってしまいます。また、そのパフォーマンスは常に変化していることも忘れてはいけません。だからこそ、長い期間にわたって個体を把握し、それに合わせた飼育をする必要があります。3.農場へのメリットは?体重管理は家畜だけでなく、牧場経営者や従業員にとってもメリットがあります。しっかりとした個体管理は、成長課題の早期発見だけでなく、疾病管理、出荷後のトレーサビリティなど、多岐にわたって牧場全体にメリットをもたらしてくれます。4.デモファームでの事例(2022年)ファームエイジには、本社と隣接して、10haの実験農場(デモファーム)があります。デモファームは、毎年社員たちが実際に販売している商品の利用を通じて、牛を管理しています。ここでは、2022年にデモファームで放牧したジャージー牛8頭と体重測定結果をご紹介します。キャトルヤードを組み合わせて、体重測定しています。スティックリーダーも併用してタグを読み取り、事前に接続した体重計に個体情報を送信しています。参考商品 イージーウェイ7i (※測定器のみ) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら日にもよりますが、体重計がある牧区まで移動+戻す手間も含めると、およそ40分(一頭あたり約6分程度)。人数は4人で行いましたが、牛がだいぶ馴れてくれていたので、ほとんど誘導する手間もかからず、すんなり体重計にも乗ってくれました。秋には退牧していきましたが、結果的に順調に牛たちの体重は順調に伸びていきました。5.体重測定に必要なもの・流れ体重測定のためには以下のアイテムが必要になります。・体重計(測定値を表示・集計する機械)・ロードバー(重量センサーが内蔵されたバー。体重計に接続)・プラットフォーム(家畜が乗っても壊れない頑丈な土台。ロードバーの上に設置)・キャトルヤード(家畜の行動を管理するための囲い)・システム全体の動画上記と併せて、RFID管理システム(スティックリーダー、RFIDタグ)を使った個体管理や、クラウド上で集計・共有できるシステムと併用することで、より効率的に利用できます(詳しくはお問合せください)参考商品 スティックリーダーXRS2(電子個体識別タグ専用読み取り機) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちらまた、体重計及びRFID管理システムは、牛だけでなく羊にも使用することができます。詳しくはお問合せください(2022年デモファームの様子)6.まとめ 体重ターゲットを達成するメリットとして、「成長課題の早期発見」もとても大切です!群飼いしている場合、どうしても強い個体と弱い個体に差が生じてしまいますが、定期的に体重を測ることで、その課題を早期発見でき、対策を実施することが出来ます。自分自身の体重測定と同様、牛の体重も計測してみてはいかがでしょうか?。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【パドック 放牧】パドック放牧のメリットは?おすすめのやり方は?事例を交えてご紹介
飼料や燃料費の高騰などの影響もあるのか、「少しずつ放牧を始めてみたい」「パドック放牧に興味があるがやり方がわからない・・」といったご相談が増えてきました。ここでは、パドック放牧に関してよくご質問いただく内容や導入事例についてご紹介します。ぜひ、これから始められる方だけでなく、すでに実施されている方も参考にしていただければ幸いです。1.パドックとは牛舎などの畜舎に隣接している屋外の放牧地を意味します。運動場とも言われます。パドックと聞くと、ウマをイメージされる方も多いかと思いますが、ウマの場合はレースを控えた馬たちが周回する場所を意味します。一概に大きな面積が必要なわけではありませんが、一般社団法人 中央酪農会議によると「一般的には、広さは牛1頭あたり10~30㎡(平方メートル)が標準とされています。」とあります。(引用:酪農キッズファーム|ことば辞典|パドック|)2.パドック放牧のメリットは?2-1.家畜の健康増進 牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。2-2.従業員の負担軽減牛舎の中だと、日々の給餌、糞尿の処理が必要になりますが、放牧している間は必要ありません。また、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。2-3.アニマルウェルフェアに沿った取組になる牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。国内では認知度がまだ低いですが、農場として取り組むことで差別化や持続可能な農場づくりに貢献できるでしょう。3.パドック放牧する前に 必要なもの3-1.柵(電気柵または金網フェンス) 良くいただくご質問が、「電気柵と金網フェンスで迷っているけど、どちらが良い?」というご質問です。設置環境や用途によって異なります。以下の通り、大まかなメリットとデメリットをまとめました。ご自身の農場にあった方をえらびましょう。電気柵〇 初期投資を抑えやすい〇 自力施工が可能〇 設置ラインの変更や延長が簡単× 電圧測定や下草管理が必要× 多雪地帯は回収が必要× 事前の馴致(電気柵への学習)が必要金網フェンス(当社のフィールドフェンスの場合)〇 一度設置すればほとんどメンテナンス不要〇 物理的な強度が高い× 初期投資が高額になりがち× 工事を伴う場合がある その場合はさらに費用増加× 倒木などによって破損した場合は補修の手間がかかる「どちらか迷う」「よくわからない」方は、弊社スタッフがご要望を伺いながらご提案させていただきますので、お気軽にお問合せください。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.給水設備牛が自由に水を飲めない環境だと、採食量に影響を及ぼします。特に、近年は猛暑日数も増えており、夏季はさらに飲水量が増えることも視野に入れておきましょう。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-3.日陰になる場所をつくる前項でも挙げたとおり、猛暑の炎天下の中、日陰がない状態は家畜にとってもストレスになってしまいます。木陰がある環境であれば良いですが、ない場合は、簡易的なものでも良いので準備しましょう。参考商品 ファームシェード※支柱別売 ご購入はこちら ファームシェード 用支柱セット※シェード別売...
【パドック 放牧】パドック放牧のメリットは?おすすめのやり方は?事例を交えてご紹介
飼料や燃料費の高騰などの影響もあるのか、「少しずつ放牧を始めてみたい」「パドック放牧に興味があるがやり方がわからない・・」といったご相談が増えてきました。ここでは、パドック放牧に関してよくご質問いただく内容や導入事例についてご紹介します。ぜひ、これから始められる方だけでなく、すでに実施されている方も参考にしていただければ幸いです。1.パドックとは牛舎などの畜舎に隣接している屋外の放牧地を意味します。運動場とも言われます。パドックと聞くと、ウマをイメージされる方も多いかと思いますが、ウマの場合はレースを控えた馬たちが周回する場所を意味します。一概に大きな面積が必要なわけではありませんが、一般社団法人 中央酪農会議によると「一般的には、広さは牛1頭あたり10~30㎡(平方メートル)が標準とされています。」とあります。(引用:酪農キッズファーム|ことば辞典|パドック|)2.パドック放牧のメリットは?2-1.家畜の健康増進 牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。2-2.従業員の負担軽減牛舎の中だと、日々の給餌、糞尿の処理が必要になりますが、放牧している間は必要ありません。また、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。2-3.アニマルウェルフェアに沿った取組になる牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。国内では認知度がまだ低いですが、農場として取り組むことで差別化や持続可能な農場づくりに貢献できるでしょう。3.パドック放牧する前に 必要なもの3-1.柵(電気柵または金網フェンス) 良くいただくご質問が、「電気柵と金網フェンスで迷っているけど、どちらが良い?」というご質問です。設置環境や用途によって異なります。以下の通り、大まかなメリットとデメリットをまとめました。ご自身の農場にあった方をえらびましょう。電気柵〇 初期投資を抑えやすい〇 自力施工が可能〇 設置ラインの変更や延長が簡単× 電圧測定や下草管理が必要× 多雪地帯は回収が必要× 事前の馴致(電気柵への学習)が必要金網フェンス(当社のフィールドフェンスの場合)〇 一度設置すればほとんどメンテナンス不要〇 物理的な強度が高い× 初期投資が高額になりがち× 工事を伴う場合がある その場合はさらに費用増加× 倒木などによって破損した場合は補修の手間がかかる「どちらか迷う」「よくわからない」方は、弊社スタッフがご要望を伺いながらご提案させていただきますので、お気軽にお問合せください。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.給水設備牛が自由に水を飲めない環境だと、採食量に影響を及ぼします。特に、近年は猛暑日数も増えており、夏季はさらに飲水量が増えることも視野に入れておきましょう。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-3.日陰になる場所をつくる前項でも挙げたとおり、猛暑の炎天下の中、日陰がない状態は家畜にとってもストレスになってしまいます。木陰がある環境であれば良いですが、ない場合は、簡易的なものでも良いので準備しましょう。参考商品 ファームシェード※支柱別売 ご購入はこちら ファームシェード 用支柱セット※シェード別売...
【ファームファイル Vol.6 渡辺牧場編】足寄町で新規就農した渡辺牧場に密着。一家が目指す酪...
新規就農で放牧酪農を営む渡辺さんご一家に密着。「放牧の酪農」を始めたきっかけと、目指している酪農のスタイルについてお話いただきました。1.就農のきっかけ「大学卒業して2年間アメリカで農業研修とかしたりして、身近だったので。でもまさか自分が酪農やるとは思っていなかったですけど。」笑いながら渡辺さんは語ります。渡辺さんは北海道足寄(あしょろ)町にある「ありがとう牧場」での研修後、2020年に新規就農。2023年7月現在は、50haの敷地で搾乳頭数45頭を放牧しています。無農薬、無科学肥料のオーガニックをこころがけ、牛と自然に優しい牧場を目指しています。渡辺さんがファームエイジを知るきっかけは、ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトやグラスファーミングスクール、ありがとう牧場の研修中に使用した電気柵などからで、今回の取材協力に至りました。取材に伺ったときは、牛の牧区移動の最中。ぞろぞろと牧道の上を歩く牛たちの最後尾を渡辺さんが歩いていきます。渡辺さんが足寄を訪れたきっかけは、以前勤めていた動物薬品販売を手掛ける会社の営業マンだったことです。足寄町が営業エリアだったこともあり、頻繁に訪れているうちに、なんとなく酪農に携わりたいという気持ちがわいてきたといいます。「ただ嫁さんはそんなこと思ってないから、2年ぐらい迷ったけど」そのあと、縁あって足寄町に新規就農することになった渡辺さんご一家。やるなら放牧酪農がいいかなと考えたそうです。小学校時代から生きものが好きだった渡辺さん。渡辺牧場には牛だけでなく、イヌ、ニワトリ、ヒツジなど、さまざまな生きものがいるのを見せてくださいました。「羊は草刈り(のために飼っている)だし、もう趣味ですね。」2.苦労したこと搾乳作業の最中、子供たちもつなぎを着てお手伝い。搾乳機器を運び込み、次々と搾乳に入っていきます。作業を見学しながら、苦労したことについて伺いました。「子牛が下痢で何頭か死んじゃったぐらいで。下痢しちゃうと出荷もできないから、それが大変だったのと」渡辺さんは続けて言います。「あとはひまり(三女)がはじめての分娩ラッシュの時に、膝が痛くなって腫れちゃって。」渡辺さんには4人のお子さんがいらっしゃいます。腫れはひかず、なんと入院することになってしまったそうです。「そしたら嫁さんも付き添いで入院して。でもうちの親が急遽来てくれて、子供の世話とかもしてくれたから助かりましたけどね。」搾乳後、子供たちは竹箒で牛舎をお掃除。なんとも慣れた手つきと段取りです。渡辺さんも頼もしそうに眺めています。3.就農のきっかけ「実は町から紹介してもらって、はじめて紹介してもらったのがこの牧場でした。」子供たちを膝に抱えながら、渡辺さんは当時のことを話してくださいました。「1番決めた理由はやっぱり放牧ができる環境。地続きでこれだけ広い土地があって、それを一番に考えていたので、その放牧ができる環境を目一杯活かした酪農がしたいですね。」空撮をするとその広さがさらによくわかります。道内でもこれだけ広大な放牧地を確保できる環境は、限られているでしょう。足寄町は放牧酪農が盛んな町で、町外だけでなく道外から新規就農する方も多いそうです。4.牧場の今後について「放牧草はいっぱい食べてるし。ただ今は(他の生乳と)混ざっちゃって、それがそのまま製品になっているわけじゃないですけど。」「来てくれた人にこれうちの牛乳なんですよって飲んでもらって、違うね、美味しいねって言われたら嬉しいですね。」牧草を食む牛を眺めながら今後のビジョンも語ってくれました。「ゆくゆくは、この放牧草をいっぱい食べた牛から絞った牛乳から、チーズとか。そういう形になれば面白いなとは思いますかね」インタビューに飽きてきたのか、放牧地の草を引っ張ったりして遊び始めた子供たち。せっかくなので、子供たちにもインタビューさせて貰いました。「お母さんは料理が上手だからかっこいい」お父さんは?「牛追いするのが上手」「良く知ってるね」嬉しそうに笑う渡辺さんでした。5.これから農業を志す人に向けて渡辺さんのアドバイスは、とてもシンプルなものでした。「不安はありますよね。でもやる気さえあれば、周りが応援してくれると思います。」「周りを頼っちゃダメかもしれないけど、あとは健康に気を付けて。」就農先が見つかったあとも、きちんと周囲の人もうまくやるようにとアドバイスもくださいました。ご自身も4人の子供を持つ父親ですが、気負いすぎるのも良くないと語る渡辺さん。「なんかやっぱり、日本って優しいじゃないですか。」「失敗しても頑張ってれば大丈夫かな、みたいな感じで。ちょっと気楽に考えてたかもしれないですけど。」「牛も自然もやった分だけ返してくれるというか、自然が相手だから、やっぱり思い通りにはいかないけど、と思えるような感じでやっていければいいですよね。」飼料や物価高騰で、危機的な状態が続く酪農業界。その中にあって、渡辺さんのスタイルはとてもポジティブでありつつ、原理原則に則ったシンプルなものだと感じました。これからも、家族とともに、牛や自然と向き合いながら、温かく幸せな放牧酪農を続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.3 松尾めん羊牧場編】佐藤牧場長と羊肉生産へのこだわり・滝川市の特産品を活かした取組みとファームエイジとの出会いとは北海道の羊肉産業を盛り上げる滝川市の松尾めん羊牧場にこだわりや放牧のノウハウを伺いました。滝川市の特産品を活かした取組みや美味しいお肉を追い求める姿に密着。佐藤牧場長より、農業者への熱いメッセージをお届けします! その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【ファームファイル Vol.6 渡辺牧場編】足寄町で新規就農した渡辺牧場に密着。一家が目指す酪...
新規就農で放牧酪農を営む渡辺さんご一家に密着。「放牧の酪農」を始めたきっかけと、目指している酪農のスタイルについてお話いただきました。1.就農のきっかけ「大学卒業して2年間アメリカで農業研修とかしたりして、身近だったので。でもまさか自分が酪農やるとは思っていなかったですけど。」笑いながら渡辺さんは語ります。渡辺さんは北海道足寄(あしょろ)町にある「ありがとう牧場」での研修後、2020年に新規就農。2023年7月現在は、50haの敷地で搾乳頭数45頭を放牧しています。無農薬、無科学肥料のオーガニックをこころがけ、牛と自然に優しい牧場を目指しています。渡辺さんがファームエイジを知るきっかけは、ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトやグラスファーミングスクール、ありがとう牧場の研修中に使用した電気柵などからで、今回の取材協力に至りました。取材に伺ったときは、牛の牧区移動の最中。ぞろぞろと牧道の上を歩く牛たちの最後尾を渡辺さんが歩いていきます。渡辺さんが足寄を訪れたきっかけは、以前勤めていた動物薬品販売を手掛ける会社の営業マンだったことです。足寄町が営業エリアだったこともあり、頻繁に訪れているうちに、なんとなく酪農に携わりたいという気持ちがわいてきたといいます。「ただ嫁さんはそんなこと思ってないから、2年ぐらい迷ったけど」そのあと、縁あって足寄町に新規就農することになった渡辺さんご一家。やるなら放牧酪農がいいかなと考えたそうです。小学校時代から生きものが好きだった渡辺さん。渡辺牧場には牛だけでなく、イヌ、ニワトリ、ヒツジなど、さまざまな生きものがいるのを見せてくださいました。「羊は草刈り(のために飼っている)だし、もう趣味ですね。」2.苦労したこと搾乳作業の最中、子供たちもつなぎを着てお手伝い。搾乳機器を運び込み、次々と搾乳に入っていきます。作業を見学しながら、苦労したことについて伺いました。「子牛が下痢で何頭か死んじゃったぐらいで。下痢しちゃうと出荷もできないから、それが大変だったのと」渡辺さんは続けて言います。「あとはひまり(三女)がはじめての分娩ラッシュの時に、膝が痛くなって腫れちゃって。」渡辺さんには4人のお子さんがいらっしゃいます。腫れはひかず、なんと入院することになってしまったそうです。「そしたら嫁さんも付き添いで入院して。でもうちの親が急遽来てくれて、子供の世話とかもしてくれたから助かりましたけどね。」搾乳後、子供たちは竹箒で牛舎をお掃除。なんとも慣れた手つきと段取りです。渡辺さんも頼もしそうに眺めています。3.就農のきっかけ「実は町から紹介してもらって、はじめて紹介してもらったのがこの牧場でした。」子供たちを膝に抱えながら、渡辺さんは当時のことを話してくださいました。「1番決めた理由はやっぱり放牧ができる環境。地続きでこれだけ広い土地があって、それを一番に考えていたので、その放牧ができる環境を目一杯活かした酪農がしたいですね。」空撮をするとその広さがさらによくわかります。道内でもこれだけ広大な放牧地を確保できる環境は、限られているでしょう。足寄町は放牧酪農が盛んな町で、町外だけでなく道外から新規就農する方も多いそうです。4.牧場の今後について「放牧草はいっぱい食べてるし。ただ今は(他の生乳と)混ざっちゃって、それがそのまま製品になっているわけじゃないですけど。」「来てくれた人にこれうちの牛乳なんですよって飲んでもらって、違うね、美味しいねって言われたら嬉しいですね。」牧草を食む牛を眺めながら今後のビジョンも語ってくれました。「ゆくゆくは、この放牧草をいっぱい食べた牛から絞った牛乳から、チーズとか。そういう形になれば面白いなとは思いますかね」インタビューに飽きてきたのか、放牧地の草を引っ張ったりして遊び始めた子供たち。せっかくなので、子供たちにもインタビューさせて貰いました。「お母さんは料理が上手だからかっこいい」お父さんは?「牛追いするのが上手」「良く知ってるね」嬉しそうに笑う渡辺さんでした。5.これから農業を志す人に向けて渡辺さんのアドバイスは、とてもシンプルなものでした。「不安はありますよね。でもやる気さえあれば、周りが応援してくれると思います。」「周りを頼っちゃダメかもしれないけど、あとは健康に気を付けて。」就農先が見つかったあとも、きちんと周囲の人もうまくやるようにとアドバイスもくださいました。ご自身も4人の子供を持つ父親ですが、気負いすぎるのも良くないと語る渡辺さん。「なんかやっぱり、日本って優しいじゃないですか。」「失敗しても頑張ってれば大丈夫かな、みたいな感じで。ちょっと気楽に考えてたかもしれないですけど。」「牛も自然もやった分だけ返してくれるというか、自然が相手だから、やっぱり思い通りにはいかないけど、と思えるような感じでやっていければいいですよね。」飼料や物価高騰で、危機的な状態が続く酪農業界。その中にあって、渡辺さんのスタイルはとてもポジティブでありつつ、原理原則に則ったシンプルなものだと感じました。これからも、家族とともに、牛や自然と向き合いながら、温かく幸せな放牧酪農を続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.3 松尾めん羊牧場編】佐藤牧場長と羊肉生産へのこだわり・滝川市の特産品を活かした取組みとファームエイジとの出会いとは北海道の羊肉産業を盛り上げる滝川市の松尾めん羊牧場にこだわりや放牧のノウハウを伺いました。滝川市の特産品を活かした取組みや美味しいお肉を追い求める姿に密着。佐藤牧場長より、農業者への熱いメッセージをお届けします! その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【平飼い やり方】鶏の平飼い・放し飼いのやり方は?基礎的なポイントをご紹介
放し飼いときくと、どんな風景を想像するでしょうか?牛や馬の放牧をイメージする方が多いかもしれませんが、養鶏でも実施されていることをご存じでしょうか。日本では取り組んでいる農場は少数といわれています。ここでは、鶏の平飼い・放し飼いのメリットやデメリット、取り組むうえでの注意点など、基礎的な情報についてご紹介いたします。1.鶏の平飼いとは?日本では鶏の飼養は、ケージ飼いが主流です。90%以上がケージ飼いだといわれています。対して、平飼いは鶏舎(けいしゃ)の中でケージを設けずに飼育します。平飼いを行っている農場はごくわずかといわれており、それゆえに、卵などの生産物は、希少で付加価値が高いものになります。2.何が違う? 平飼い・放し飼いの違い一言で言ってしまえば、屋外か、屋内かの違いです。平飼いは、あくまで屋根のある鶏舎の中で飼育します。放し飼いは、屋根のない屋外に「放牧場」を設けて、その中で飼育します。放牧場の周りには、鶏の脱柵防止と、キツネやイタチなどの害獣に対する侵入防止の両面が機能するフェンス(または電気柵)を設ける必要があります。3.平飼い・放し飼いのメリットとデメリットここでは主なポイントをご説明します。メリット1:ストレスがかかりにくく、病気になりづらいケージの外で自由に動き回ったり、自分の好きな場所で休むこともできます。いわば、本来の習性に従った活動ができるので、ストレスがかかりにくい飼養方法といえます。また、ケージ飼いよりも運動量が増えるため、体力がつき、病気になりにくいとされています。病気になりにくいことは、生産者側にとっても作業負担や経費削減につながるので、両者にとってメリットといえるでしょう。メリット2:希少価値が高い前述した通り、日本ではほとんどがケージ飼いのため、差別化が容易になります。メリット3:アニマルウェルフェアに沿っているSDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。デメリット1:手間とコストがかかる鶏舎内の整備や、放牧場を設ける場合は、屋外の整地などが必要になります。デメリット2:高額になりやすい生産効率が減るため、どうしても卵1個あたりの金額が、ケージ飼いよりも高額になってしまうことが多いです。そのため、消費者にとっては、手に取りづらい商品になる可能性があります。デメリット3:獣害を受けることがあるキツネやイタチなどの野生動物に襲われてしまうリスクがあります。特に、屋外に放牧場を設ける場合は、電気柵などの獣害対策は必須といえます。4.お客様の事例 FarmAgricola(北海道当別町)弊社のお客様で、平飼い卵を実践される「FarmAgricora」様を取材させていただきました。動画の中では、農場設立までの経緯や、苦労されたこと、これから新しく農業を志す方に向けてのメッセージを語っていただきました。・放牧場にはフェンス×電気柵という徹底ぶりもともと、ビニールハウス内で平飼いされており、ハウスのへの害獣(キツネ、テン)の侵入を防ぐため市販の金網(亀甲模様)で飼養されていました。ハウス横に放牧地を儲け、ニワトリを放牧することを決めた際に、従来の金網では害獣を防げないと考えました。そこで、冬を超えても安心してニワトリを放牧地に出すことができ、かつ頑丈で使い勝手の長持ちするイージーベンダーフェンスを使用することにしたそうです。・参考商品 小動物用亀甲フェンス(高さ900mm×長さ5m巻) ご購入はこちら 【イノシシ・小動物用】掘り返し防止・補修フェンス50mセット(地上高30cm+折り曲げ部30cm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら小さい放牧地は6m間隔で単管を設置。フェンスは1.5mの高さのフェンスを下部30㎝をL字に折り曲げ、放牧地を囲んで使用します。そのままでは鶏にフェンスの下から掘り起こされるので、U字のピンでフェンスを等間隔で固定しています。場所によっては、小動物の侵入防止強化のためにイージーベンダーフェンスの上に、マス目5cm×5cmの金網を高さ90㎝のところまで張り合わせる、電気柵や樹脂ネットを併用するなど、対策の工夫も続けているところでした。5.平飼い・放し飼いをするためのポイントいかがでしたでしょうか。簡単ですが、以下の通りポイントをまとめてみました。 ・メリットとデメリットを理解する 前述した通り、メリットとデメリットがあります。ご自身の農場にどちらのタイプがあっているかをよく検討しましょう。・獣害対策を実施する 昨今、鳥インフルエンザや豚熱に代表されるように、伝染病の影響が懸念されています。一度農場内で発生すると、経営面に深刻な打撃を与えてしまいます。特に放し飼いをする場合は、鶏の脱柵防止だけでなく、獣害対策も兼ねた電気柵やフェンスが望ましいでしょう。・参考商品 小動物100(オンライン限定セット) ご購入はこちら 小動物200ソーラー(オンライン限定)) ご購入はこちら ・持続可能な農場を意識する 養鶏に限ったことではありませんが、国内農業は厳しい状況が続いています。たとえば、輸入穀物などの外部依存の割合が大きいと、費用が大きく上がったときに影響を受けやすくなってしまい、リスクの高い経営になってしまう恐れがあります。弊社では柵の設置方法や資材選定、事例のご紹介など、サポートやアドバイスが可能です。少しでも気になることがありましたら、お気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【平飼い やり方】鶏の平飼い・放し飼いのやり方は?基礎的なポイントをご紹介
放し飼いときくと、どんな風景を想像するでしょうか?牛や馬の放牧をイメージする方が多いかもしれませんが、養鶏でも実施されていることをご存じでしょうか。日本では取り組んでいる農場は少数といわれています。ここでは、鶏の平飼い・放し飼いのメリットやデメリット、取り組むうえでの注意点など、基礎的な情報についてご紹介いたします。1.鶏の平飼いとは?日本では鶏の飼養は、ケージ飼いが主流です。90%以上がケージ飼いだといわれています。対して、平飼いは鶏舎(けいしゃ)の中でケージを設けずに飼育します。平飼いを行っている農場はごくわずかといわれており、それゆえに、卵などの生産物は、希少で付加価値が高いものになります。2.何が違う? 平飼い・放し飼いの違い一言で言ってしまえば、屋外か、屋内かの違いです。平飼いは、あくまで屋根のある鶏舎の中で飼育します。放し飼いは、屋根のない屋外に「放牧場」を設けて、その中で飼育します。放牧場の周りには、鶏の脱柵防止と、キツネやイタチなどの害獣に対する侵入防止の両面が機能するフェンス(または電気柵)を設ける必要があります。3.平飼い・放し飼いのメリットとデメリットここでは主なポイントをご説明します。メリット1:ストレスがかかりにくく、病気になりづらいケージの外で自由に動き回ったり、自分の好きな場所で休むこともできます。いわば、本来の習性に従った活動ができるので、ストレスがかかりにくい飼養方法といえます。また、ケージ飼いよりも運動量が増えるため、体力がつき、病気になりにくいとされています。病気になりにくいことは、生産者側にとっても作業負担や経費削減につながるので、両者にとってメリットといえるでしょう。メリット2:希少価値が高い前述した通り、日本ではほとんどがケージ飼いのため、差別化が容易になります。メリット3:アニマルウェルフェアに沿っているSDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。デメリット1:手間とコストがかかる鶏舎内の整備や、放牧場を設ける場合は、屋外の整地などが必要になります。デメリット2:高額になりやすい生産効率が減るため、どうしても卵1個あたりの金額が、ケージ飼いよりも高額になってしまうことが多いです。そのため、消費者にとっては、手に取りづらい商品になる可能性があります。デメリット3:獣害を受けることがあるキツネやイタチなどの野生動物に襲われてしまうリスクがあります。特に、屋外に放牧場を設ける場合は、電気柵などの獣害対策は必須といえます。4.お客様の事例 FarmAgricola(北海道当別町)弊社のお客様で、平飼い卵を実践される「FarmAgricora」様を取材させていただきました。動画の中では、農場設立までの経緯や、苦労されたこと、これから新しく農業を志す方に向けてのメッセージを語っていただきました。・放牧場にはフェンス×電気柵という徹底ぶりもともと、ビニールハウス内で平飼いされており、ハウスのへの害獣(キツネ、テン)の侵入を防ぐため市販の金網(亀甲模様)で飼養されていました。ハウス横に放牧地を儲け、ニワトリを放牧することを決めた際に、従来の金網では害獣を防げないと考えました。そこで、冬を超えても安心してニワトリを放牧地に出すことができ、かつ頑丈で使い勝手の長持ちするイージーベンダーフェンスを使用することにしたそうです。・参考商品 小動物用亀甲フェンス(高さ900mm×長さ5m巻) ご購入はこちら 【イノシシ・小動物用】掘り返し防止・補修フェンス50mセット(地上高30cm+折り曲げ部30cm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら小さい放牧地は6m間隔で単管を設置。フェンスは1.5mの高さのフェンスを下部30㎝をL字に折り曲げ、放牧地を囲んで使用します。そのままでは鶏にフェンスの下から掘り起こされるので、U字のピンでフェンスを等間隔で固定しています。場所によっては、小動物の侵入防止強化のためにイージーベンダーフェンスの上に、マス目5cm×5cmの金網を高さ90㎝のところまで張り合わせる、電気柵や樹脂ネットを併用するなど、対策の工夫も続けているところでした。5.平飼い・放し飼いをするためのポイントいかがでしたでしょうか。簡単ですが、以下の通りポイントをまとめてみました。 ・メリットとデメリットを理解する 前述した通り、メリットとデメリットがあります。ご自身の農場にどちらのタイプがあっているかをよく検討しましょう。・獣害対策を実施する 昨今、鳥インフルエンザや豚熱に代表されるように、伝染病の影響が懸念されています。一度農場内で発生すると、経営面に深刻な打撃を与えてしまいます。特に放し飼いをする場合は、鶏の脱柵防止だけでなく、獣害対策も兼ねた電気柵やフェンスが望ましいでしょう。・参考商品 小動物100(オンライン限定セット) ご購入はこちら 小動物200ソーラー(オンライン限定)) ご購入はこちら ・持続可能な農場を意識する 養鶏に限ったことではありませんが、国内農業は厳しい状況が続いています。たとえば、輸入穀物などの外部依存の割合が大きいと、費用が大きく上がったときに影響を受けやすくなってしまい、リスクの高い経営になってしまう恐れがあります。弊社では柵の設置方法や資材選定、事例のご紹介など、サポートやアドバイスが可能です。少しでも気になることがありましたら、お気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【耕作放棄地 放牧】なぜ耕作放棄地で放牧が選ばれる?実践事例も含めてご紹介
耕作放棄地での放牧は、自然環境や社会にできる限り負荷を与えずに作られる農業生産という意味で、SDGsにも貢献できる取り組みといえます。今回は主に肉牛での耕作放棄地放牧に焦点をあてて、ご説明していきます。この記事では、・耕作放棄地とは?・なぜ耕作放棄地で放牧が取り組まれている?・耕作放棄地放牧の具体例(お客様の声)についてご紹介します。1.耕作放棄地とは?農林水産省が行っている農林業センサスによると、「以前耕作地であった場所で、過去一年以上の作物の栽培がなく、この数年間に再び作物を栽培する意思のない土地」とあります。よく似た言葉に、「遊休農地」や「荒廃農地」がありますが、意味はそれぞれ異なります。耕作放棄地は年々増加傾向にあり、さまざまな点が問題視されています。出典:「荒廃農地」と「耕作放棄地」って同じもの?・・・違うようです(農林水産省)2.なぜ?耕作放棄地が問題なの?耕作放棄地は年々増え続け、平成27年には42万ヘクタール以上とされています。出典:荒廃農地の現状と対策(農林水産省)主な問題点は以下の通りになります。・雑草や害虫の発生しやすくなる・シカ、イノシシ、サル、クマといった野生動物が発生しやすくなる・景観が損なわれる・不法投棄されやすい場所になってしまう耕作放棄地が問題視される原因として、発生要因が多岐にわたることも挙げられます。主な点は以下の通りです。・農家の高齢化や減少(離農)・土地の引き取り手がいない・条件が悪い(土地条件)解決手段としては、農地中間管理機構(農地バンク)による整備や活用(貸し付けなど)や利用を促進するための交付金など、さまざまな施策が講じられているものの、今後も耕作放棄地は増加する見通しとされています。3.耕作放棄地の解決手段として 放牧が注目再び作物を栽培する土地にすることができますが、「家畜の放牧地」として活用される事例があります。なぜ、わざわざ耕作放棄地で放牧するのでしょうか?選ばれる理由(メリット)がいくつかあります。3-1.家畜の健康増進牛舎の中だと、日々の給餌、糞尿の処理が必要になりますが、放牧している間は必要ありません。牛自身が自由に歩いて草を食べるので、ストレスが少なく、健康的になります。また、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットが大きいです。3-2.費用・手間の削減一度荒れた土地を人の手や重機で整備するのは、手間や費用が掛かります。家畜を放牧することで、少しずつ雑草を食べながら開拓してくれます。同時に、餌やりの手間や購入飼料費の削減に繋がります。但し、家畜によっては与えると有害な草もありますので、事前に現地の状況を把握しておいたほうが良いでしょう。3-3.獣害対策になるイノシシや鹿などの野生動物にとって、雑草が多く茂る環境は、身を隠すのにうってつけの場所になります。家畜が雑草を食べてくれることで景観が改善され、周辺での獣害が減少した事例もあります。獣害が減るということは、農家さんにとっては本来得られる所得を確保できることになるので、地域全体への貢献も期待できるでしょう。4.耕作放棄地での放牧を始める前に 注意すべき点耕作放棄地は中山間地が多く、起伏や圃場の形が複雑なことから、簡単に設置、移設ができる「電気柵」が広く利用されています。ここでは、電気柵を用いて放牧を行う上で注意すべき点をいくつかご紹介します。4-1.事前に家畜を馴致しましょう電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.飲水施設の設置家畜が水を飲むための場所です。肉牛の成牛は暑く時期になると、1頭あたり1日50リットルくらいは飲みます。好きな時に好きなだけ水を飲めない環境だと牛の採食量低下に影響してきます。最近は猛暑になる日数も増えているため、夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあるでしょう。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.日陰になる場所をつくる前項でも挙げたとおり、猛暑の炎天下の中、日陰がない状態は家畜にとってもストレスになってしまいます。木陰がある環境であれば良いですが、ない場合は、簡易的なものでも良いので準備しましょう。参考記事・【牛 暑さ 対策】知らないと損! この夏 実践すべき暑熱対策 4-4.泥濘化対策大雨が降った後や、水槽の周りは水がこぼれたりして、ぬかるんでしまうことが多いです。そのままにしてしまうと、蹄病発症とケガの悪化につながってしまうばかりか、草地が裸地化してしまいます。参考記事・【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう 5.お客様の事例弊社のお客様から、耕作放棄地で放牧に取り組むメリットや、感想を伺うことができました。5-1.長崎県/和牛繁殖農家繁殖頭数44頭を飼養されています。もともと運動のために、狭い面積でパドック放牧を行っていたそうですが、過疎化が進む地域の耕作放棄地を利用して、放牧地を拡大してこられたそうです。耕作放棄地で放牧することで、多くのメリットを感じられているそうです。・粗飼料の多くを放牧でまかなえる・削蹄にかかる手間とコストの削減・牛舎掃除の手間削減・景観が良くなったと周囲の農家さんから好評同時に、注意している点についても教えてくださいました。・棚田の石垣に牛が近づかないよう電気柵を設置している。 石垣が崩れてしまうと大雨の時などの土砂崩れの原因になる。・脱柵しないよう柔軟性のあるポールを使う。 万一、支柱が折れて一頭が脱柵すると他の牛も続けて脱走する原因になってしまう。・フェンスアラート(電圧降下警告灯)を所々に設置することで、 電圧が下がってしまっていることに早く気付くことができる。参考商品 フェンスアラート(電圧降下警告灯) ご購入はこちら ファームテスター(8段階表示) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-2.鹿児島県/和牛一貫生産農家耕作放棄地に黒毛和牛の放牧をされています。雨の日や雨上がりの後は、地面がグチャグチャになりやすく、軽トラックで放牧地の様子を見に行くときに、車がスタックしてしまうことも時々あったそうです。何か良い対策はないかと考えてたところ、弊社「牧道マット」をご購入いただきました。昨年末にご自身で「牧道マット」を設置されてからは、作業性が良くなったと、お喜びのコメントをいただきました。お客様から、現地の状況を伺いました。・骨材は砕石を利用。車の乗り入れ場所を整備・砕石が牧道マットのマス目の中にしっかり納まっており、同じ場所に何度も車を止めても、グチャグチャにならないし、わだちもできない。・大雨の日でも、台風の時でもスタックすることなく、安全に作業ができるようになった。今年の春にも追加で別の場所に設置しており、今後も追加して作業性の良い環境整備をしていこうと考えてくださっています。参考商品 牧道マット(ペグセット/約21平方メートル分) ご購入はこちら トロフマット ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.まとめ いかがでしたでしょうか?同じ耕作放棄地放牧といっても、地域や環境によって取り組み方はさまざまです。「興味はあるがよくわからない」「実際に現地を見に来てほしい」など、ご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。...
【耕作放棄地 放牧】なぜ耕作放棄地で放牧が選ばれる?実践事例も含めてご紹介
耕作放棄地での放牧は、自然環境や社会にできる限り負荷を与えずに作られる農業生産という意味で、SDGsにも貢献できる取り組みといえます。今回は主に肉牛での耕作放棄地放牧に焦点をあてて、ご説明していきます。この記事では、・耕作放棄地とは?・なぜ耕作放棄地で放牧が取り組まれている?・耕作放棄地放牧の具体例(お客様の声)についてご紹介します。1.耕作放棄地とは?農林水産省が行っている農林業センサスによると、「以前耕作地であった場所で、過去一年以上の作物の栽培がなく、この数年間に再び作物を栽培する意思のない土地」とあります。よく似た言葉に、「遊休農地」や「荒廃農地」がありますが、意味はそれぞれ異なります。耕作放棄地は年々増加傾向にあり、さまざまな点が問題視されています。出典:「荒廃農地」と「耕作放棄地」って同じもの?・・・違うようです(農林水産省)2.なぜ?耕作放棄地が問題なの?耕作放棄地は年々増え続け、平成27年には42万ヘクタール以上とされています。出典:荒廃農地の現状と対策(農林水産省)主な問題点は以下の通りになります。・雑草や害虫の発生しやすくなる・シカ、イノシシ、サル、クマといった野生動物が発生しやすくなる・景観が損なわれる・不法投棄されやすい場所になってしまう耕作放棄地が問題視される原因として、発生要因が多岐にわたることも挙げられます。主な点は以下の通りです。・農家の高齢化や減少(離農)・土地の引き取り手がいない・条件が悪い(土地条件)解決手段としては、農地中間管理機構(農地バンク)による整備や活用(貸し付けなど)や利用を促進するための交付金など、さまざまな施策が講じられているものの、今後も耕作放棄地は増加する見通しとされています。3.耕作放棄地の解決手段として 放牧が注目再び作物を栽培する土地にすることができますが、「家畜の放牧地」として活用される事例があります。なぜ、わざわざ耕作放棄地で放牧するのでしょうか?選ばれる理由(メリット)がいくつかあります。3-1.家畜の健康増進牛舎の中だと、日々の給餌、糞尿の処理が必要になりますが、放牧している間は必要ありません。牛自身が自由に歩いて草を食べるので、ストレスが少なく、健康的になります。また、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットが大きいです。3-2.費用・手間の削減一度荒れた土地を人の手や重機で整備するのは、手間や費用が掛かります。家畜を放牧することで、少しずつ雑草を食べながら開拓してくれます。同時に、餌やりの手間や購入飼料費の削減に繋がります。但し、家畜によっては与えると有害な草もありますので、事前に現地の状況を把握しておいたほうが良いでしょう。3-3.獣害対策になるイノシシや鹿などの野生動物にとって、雑草が多く茂る環境は、身を隠すのにうってつけの場所になります。家畜が雑草を食べてくれることで景観が改善され、周辺での獣害が減少した事例もあります。獣害が減るということは、農家さんにとっては本来得られる所得を確保できることになるので、地域全体への貢献も期待できるでしょう。4.耕作放棄地での放牧を始める前に 注意すべき点耕作放棄地は中山間地が多く、起伏や圃場の形が複雑なことから、簡単に設置、移設ができる「電気柵」が広く利用されています。ここでは、電気柵を用いて放牧を行う上で注意すべき点をいくつかご紹介します。4-1.事前に家畜を馴致しましょう電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.飲水施設の設置家畜が水を飲むための場所です。肉牛の成牛は暑く時期になると、1頭あたり1日50リットルくらいは飲みます。好きな時に好きなだけ水を飲めない環境だと牛の採食量低下に影響してきます。最近は猛暑になる日数も増えているため、夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあるでしょう。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.日陰になる場所をつくる前項でも挙げたとおり、猛暑の炎天下の中、日陰がない状態は家畜にとってもストレスになってしまいます。木陰がある環境であれば良いですが、ない場合は、簡易的なものでも良いので準備しましょう。参考記事・【牛 暑さ 対策】知らないと損! この夏 実践すべき暑熱対策 4-4.泥濘化対策大雨が降った後や、水槽の周りは水がこぼれたりして、ぬかるんでしまうことが多いです。そのままにしてしまうと、蹄病発症とケガの悪化につながってしまうばかりか、草地が裸地化してしまいます。参考記事・【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう 5.お客様の事例弊社のお客様から、耕作放棄地で放牧に取り組むメリットや、感想を伺うことができました。5-1.長崎県/和牛繁殖農家繁殖頭数44頭を飼養されています。もともと運動のために、狭い面積でパドック放牧を行っていたそうですが、過疎化が進む地域の耕作放棄地を利用して、放牧地を拡大してこられたそうです。耕作放棄地で放牧することで、多くのメリットを感じられているそうです。・粗飼料の多くを放牧でまかなえる・削蹄にかかる手間とコストの削減・牛舎掃除の手間削減・景観が良くなったと周囲の農家さんから好評同時に、注意している点についても教えてくださいました。・棚田の石垣に牛が近づかないよう電気柵を設置している。 石垣が崩れてしまうと大雨の時などの土砂崩れの原因になる。・脱柵しないよう柔軟性のあるポールを使う。 万一、支柱が折れて一頭が脱柵すると他の牛も続けて脱走する原因になってしまう。・フェンスアラート(電圧降下警告灯)を所々に設置することで、 電圧が下がってしまっていることに早く気付くことができる。参考商品 フェンスアラート(電圧降下警告灯) ご購入はこちら ファームテスター(8段階表示) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-2.鹿児島県/和牛一貫生産農家耕作放棄地に黒毛和牛の放牧をされています。雨の日や雨上がりの後は、地面がグチャグチャになりやすく、軽トラックで放牧地の様子を見に行くときに、車がスタックしてしまうことも時々あったそうです。何か良い対策はないかと考えてたところ、弊社「牧道マット」をご購入いただきました。昨年末にご自身で「牧道マット」を設置されてからは、作業性が良くなったと、お喜びのコメントをいただきました。お客様から、現地の状況を伺いました。・骨材は砕石を利用。車の乗り入れ場所を整備・砕石が牧道マットのマス目の中にしっかり納まっており、同じ場所に何度も車を止めても、グチャグチャにならないし、わだちもできない。・大雨の日でも、台風の時でもスタックすることなく、安全に作業ができるようになった。今年の春にも追加で別の場所に設置しており、今後も追加して作業性の良い環境整備をしていこうと考えてくださっています。参考商品 牧道マット(ペグセット/約21平方メートル分) ご購入はこちら トロフマット ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.まとめ いかがでしたでしょうか?同じ耕作放棄地放牧といっても、地域や環境によって取り組み方はさまざまです。「興味はあるがよくわからない」「実際に現地を見に来てほしい」など、ご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。...
【喜茂別町で夢をはぐくむ酪農家に密着。齊藤さんが放牧を始めたきっかけと幸せな牧場作り。】放牧酪...
喜茂別町の放牧地で育った牛から牛乳を絞り、販売している牧場タカラの齊藤さん。「舎飼い」から「放牧」に切り替えたきっかけと、放牧での課題にどのように向き合ったのかについてお話いただきました。牧場タカラが作る牛乳とは。齊藤さんの想う幸せとは。1.牧場タカラについて蝦夷富士(えぞふじ)と呼ばれる美しい山並みをもつ羊蹄山(ようていざん)。その麓にある喜茂別(きもべつ)町に、牧場タカラはあります。この日は、牧草ロール刈りの真っただ中。場長の斎藤さんは、慣れた手つきでトラクターを運転しながら、続々と牧草ロールを作っていきます。酪農家として、牧草ロールを作るのは楽しみであり、うまくできたときは喜びでもあると語ってくれました。完成したロールたちを満足げに眺めます。「気持ちで作るんですよ。気持ちで。」と笑って話す斎藤さん。現在、約42haの敷地で30頭の乳牛(ホルスタイン牛とジャージー牛)を放牧しています。2001年に、ご両親の夢だった牛乳販売を開始。2007年には、チーズ工房タカラを併設し、チーズ販売もスタートしました。(2023年現在)今でこそ、順風満帆な牧場経営をされているように見えますが、そこに至るまでには、平坦な道のりではなく、試行錯誤や苦悩の日々がありました。2.放牧をはじめたきっかけ当時は、斎藤さんのご両親が経営されていました。できるだけ多くの乳量を求め、牛たちを牛舎で飼いながら、穀物飼料などを中心に与えるスタイルでした。乳量はあがりつつも、徐々に疲弊していく牛達。管理する人間にとっても、それは同様でした。「それで、牛たちをこのままではいけないっていうことで、運動をかねて出したっていうのが始まりで」斎藤さんがまだ子供のころだったそうですが、はじめて放牧地に放たれた牛たちを見た印象は、今も鮮明に残っていると語ります。「牛が嬉しそうな姿っていうのを忘れられなくて、当時は本当に幸せだなって思ったんですよね。」取材で訪れた日は天候に恵まれ、牧場の背景にある羊蹄山の稜線がくっきりと見えていました。眼下には、ゆったりと放牧地で草を食む牛たちの光景が広がっています。遠くでその様子を見て、「風景っていうのかな。僕の好きな言葉で」牧場を見わたしながら、斎藤さんは続けます。「パッと見たらこう、牛がいなかったらただの牧草地なんだけど、牛がいたらなんか違いますよね。いい風景を作れたな、作らせてもらったな」斎藤さんは誇らしげに語っていました。参考記事・放牧のメリットについて3.牛乳を作り始めたきっかけ日も落ちかけてきたころ、牧区のワイヤーを外し、牛たちを牛舎に戻します。放牧を終えて牛舎に戻っていく牛たちの姿を見ながら、斎藤さんは当時を振り返ります。「はじめた当初は、宅配牛乳をやってたんで、近隣の町にこう、1本1本届けるような牛乳販売をやってたんですね。」きっかけは、ご両親が「牛屋が牛乳を販売したい」という想いからスタートしました。ところが、放牧している牛たちが牧草をきちんと食べられない時期があると、品質にばらつきが出てしまい、厳しい指摘を受けることもあったそうです。このまま、こんな自信のない牛乳を作るわけにはいかない。放牧だから、薄い牛乳だと思ってほしくない。斎藤さんの中に、強い思いが芽生えました。そこからは、独学で放牧の知識を身に着けていきました。必死に取り組んだ甲斐もあり、今では年間を通じて、牛乳の味や品質を安定させることができる技術を身に着けられるようになりました。4.ファームエイジを知ったきっかけ「牛乳に対して自信がないっていう、これ大変なことだったんですけど。」「イコール牧場に自信がない、放牧の仕方がわからないっていう時に、どうしていいかわからなかったんですね。」悩みを抱えていた斎藤さんを救ったのは、意外な人でした。「宅配牛乳をしていたお客さんが、たまたまファームエイジの商品を使っていたんです。」こういうセミナーがあるから出てみたらどうだい?と、手渡されたのが、放牧酪農を学ぶセミナーである「グラスファーミングスクール」のパンフレットだったそうです。最初は、ためらいがあったそうですが、家族のサポートもあり、参加を決断しました。「僕はその時飛び込む勇気はなかったんだけど、うちの奥さんに背中をドンと押してもらって。」恥ずかしそうに笑いながら話してくださいました。参考記事・グラスファーミングスクールとは?5.これから農業を志す人に向けて「興味があっても、やりたいなで終わったら、すごく寂しいんですよね。」気が付くと、あたりはすっかり夕焼けに包まれていました。日中は青々としていた牧草地が、夕焼けのオレンジ色に染まっています。「それをやれるかわからないけど、一歩、これを踏み出して。失敗したっていいじゃないって感じで飛び込む勇気っていうのかな。」どの道が正しい選択かは、誰にもわかりません。それでも、自分の選んだ道を信じて、必死で走ってきた斎藤さんだからこそ、その言葉には重みがありました。「そんな勇気をもって、飛び込んでほしい」斎藤さんは語ります。参考記事・新規就農で放牧をお考えの方へ6.どうして幸せと思えたのか「僕、誰かとずっと比べたり、自分の目標がわからなかったんですよ」牧場タカラを見学に訪れた講師の先生達から、思いがけない一言をいわれたそうです。「何を不満に思ってんだって。いわれたときにハッとして。」あまりにもシンプルな一言でしたが、斎藤さんは、これでいいんだ、と心を落ち着かせることができたそうです。「これで十分っていう言葉がなんかワードで、そうするとなんかすべてが穏やかになってきて。生き方そのもの、生活そのものが、もう毎日が十分なんです。」今日も国道沿いには「幸せな牛のミルク」と書かれた看板があります。そして、その背景には牧場タカラの幸せな風景が、広がっています。苦難を乗り越え、自問自答を繰り返し、斎藤さんは自分なりの「幸せな放牧スタイル」を見出されました。これからも、多くの人に幸せを提供してくれる牧場であり続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.4 グラッドニー牧場編】環境再生型農業でウシ、ヒト、地球が健康にアメリカの牧場をたたみ、2019年に北海道黒松内町でスタートしたグラッドニー牧場。肉用のアンガス牛とあか牛の周年放牧を行っているのは、代表の森塚千絵さん、パートナーのティムジョーンズさん。お二人に密着して、目指す農業と将来の農業者へのメッセージをお話いただきました。その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【喜茂別町で夢をはぐくむ酪農家に密着。齊藤さんが放牧を始めたきっかけと幸せな牧場作り。】放牧酪...
喜茂別町の放牧地で育った牛から牛乳を絞り、販売している牧場タカラの齊藤さん。「舎飼い」から「放牧」に切り替えたきっかけと、放牧での課題にどのように向き合ったのかについてお話いただきました。牧場タカラが作る牛乳とは。齊藤さんの想う幸せとは。1.牧場タカラについて蝦夷富士(えぞふじ)と呼ばれる美しい山並みをもつ羊蹄山(ようていざん)。その麓にある喜茂別(きもべつ)町に、牧場タカラはあります。この日は、牧草ロール刈りの真っただ中。場長の斎藤さんは、慣れた手つきでトラクターを運転しながら、続々と牧草ロールを作っていきます。酪農家として、牧草ロールを作るのは楽しみであり、うまくできたときは喜びでもあると語ってくれました。完成したロールたちを満足げに眺めます。「気持ちで作るんですよ。気持ちで。」と笑って話す斎藤さん。現在、約42haの敷地で30頭の乳牛(ホルスタイン牛とジャージー牛)を放牧しています。2001年に、ご両親の夢だった牛乳販売を開始。2007年には、チーズ工房タカラを併設し、チーズ販売もスタートしました。(2023年現在)今でこそ、順風満帆な牧場経営をされているように見えますが、そこに至るまでには、平坦な道のりではなく、試行錯誤や苦悩の日々がありました。2.放牧をはじめたきっかけ当時は、斎藤さんのご両親が経営されていました。できるだけ多くの乳量を求め、牛たちを牛舎で飼いながら、穀物飼料などを中心に与えるスタイルでした。乳量はあがりつつも、徐々に疲弊していく牛達。管理する人間にとっても、それは同様でした。「それで、牛たちをこのままではいけないっていうことで、運動をかねて出したっていうのが始まりで」斎藤さんがまだ子供のころだったそうですが、はじめて放牧地に放たれた牛たちを見た印象は、今も鮮明に残っていると語ります。「牛が嬉しそうな姿っていうのを忘れられなくて、当時は本当に幸せだなって思ったんですよね。」取材で訪れた日は天候に恵まれ、牧場の背景にある羊蹄山の稜線がくっきりと見えていました。眼下には、ゆったりと放牧地で草を食む牛たちの光景が広がっています。遠くでその様子を見て、「風景っていうのかな。僕の好きな言葉で」牧場を見わたしながら、斎藤さんは続けます。「パッと見たらこう、牛がいなかったらただの牧草地なんだけど、牛がいたらなんか違いますよね。いい風景を作れたな、作らせてもらったな」斎藤さんは誇らしげに語っていました。参考記事・放牧のメリットについて3.牛乳を作り始めたきっかけ日も落ちかけてきたころ、牧区のワイヤーを外し、牛たちを牛舎に戻します。放牧を終えて牛舎に戻っていく牛たちの姿を見ながら、斎藤さんは当時を振り返ります。「はじめた当初は、宅配牛乳をやってたんで、近隣の町にこう、1本1本届けるような牛乳販売をやってたんですね。」きっかけは、ご両親が「牛屋が牛乳を販売したい」という想いからスタートしました。ところが、放牧している牛たちが牧草をきちんと食べられない時期があると、品質にばらつきが出てしまい、厳しい指摘を受けることもあったそうです。このまま、こんな自信のない牛乳を作るわけにはいかない。放牧だから、薄い牛乳だと思ってほしくない。斎藤さんの中に、強い思いが芽生えました。そこからは、独学で放牧の知識を身に着けていきました。必死に取り組んだ甲斐もあり、今では年間を通じて、牛乳の味や品質を安定させることができる技術を身に着けられるようになりました。4.ファームエイジを知ったきっかけ「牛乳に対して自信がないっていう、これ大変なことだったんですけど。」「イコール牧場に自信がない、放牧の仕方がわからないっていう時に、どうしていいかわからなかったんですね。」悩みを抱えていた斎藤さんを救ったのは、意外な人でした。「宅配牛乳をしていたお客さんが、たまたまファームエイジの商品を使っていたんです。」こういうセミナーがあるから出てみたらどうだい?と、手渡されたのが、放牧酪農を学ぶセミナーである「グラスファーミングスクール」のパンフレットだったそうです。最初は、ためらいがあったそうですが、家族のサポートもあり、参加を決断しました。「僕はその時飛び込む勇気はなかったんだけど、うちの奥さんに背中をドンと押してもらって。」恥ずかしそうに笑いながら話してくださいました。参考記事・グラスファーミングスクールとは?5.これから農業を志す人に向けて「興味があっても、やりたいなで終わったら、すごく寂しいんですよね。」気が付くと、あたりはすっかり夕焼けに包まれていました。日中は青々としていた牧草地が、夕焼けのオレンジ色に染まっています。「それをやれるかわからないけど、一歩、これを踏み出して。失敗したっていいじゃないって感じで飛び込む勇気っていうのかな。」どの道が正しい選択かは、誰にもわかりません。それでも、自分の選んだ道を信じて、必死で走ってきた斎藤さんだからこそ、その言葉には重みがありました。「そんな勇気をもって、飛び込んでほしい」斎藤さんは語ります。参考記事・新規就農で放牧をお考えの方へ6.どうして幸せと思えたのか「僕、誰かとずっと比べたり、自分の目標がわからなかったんですよ」牧場タカラを見学に訪れた講師の先生達から、思いがけない一言をいわれたそうです。「何を不満に思ってんだって。いわれたときにハッとして。」あまりにもシンプルな一言でしたが、斎藤さんは、これでいいんだ、と心を落ち着かせることができたそうです。「これで十分っていう言葉がなんかワードで、そうするとなんかすべてが穏やかになってきて。生き方そのもの、生活そのものが、もう毎日が十分なんです。」今日も国道沿いには「幸せな牛のミルク」と書かれた看板があります。そして、その背景には牧場タカラの幸せな風景が、広がっています。苦難を乗り越え、自問自答を繰り返し、斎藤さんは自分なりの「幸せな放牧スタイル」を見出されました。これからも、多くの人に幸せを提供してくれる牧場であり続けてほしいと願います。6.動画全編制作:ファームエイジ撮影・編集協力:櫛引 康平 7.関連動画【FarmFile Vol.1 馬場牧場編】牛舎飼いから放牧に切り替えた由仁町の酪農家のドキュメンタリー 農業者へ伝えたいメッセージ北海道由仁町の放牧酪農家 馬場敏さんに密着し、舎飼いから放牧酪農に切り替えた理由、放牧のメリットや学んだこと、農業に携わる方へのメッセージをいただきました。放牧酪農家を志す人々を応援します。 【FarmFile Vol.4 グラッドニー牧場編】環境再生型農業でウシ、ヒト、地球が健康にアメリカの牧場をたたみ、2019年に北海道黒松内町でスタートしたグラッドニー牧場。肉用のアンガス牛とあか牛の周年放牧を行っているのは、代表の森塚千絵さん、パートナーのティムジョーンズさん。お二人に密着して、目指す農業と将来の農業者へのメッセージをお話いただきました。その他の動画は >>>ファームエイジYoutubeサイトからご覧ください。 8.放牧を始めたい方へファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【放牧 面積】放牧には広い面積が必要? 大牧区と小牧区から考えるメリットとデメリット
放牧に関するよくあるご質問として、「放牧には広い面積が必要なのか?」、「ウチは面積そんなにないんだけど、大丈夫?」、「牧区の分け方をどのように考えたら良いか分からない」といったご質問をいただきます。家畜の放牧といっても、さまざまなタイプがあり、草地面積や環境、立地条件などによっても、考え方が変わってきます。この記事では、・放牧の種類・大牧区と小牧区のどちらが良い?・誰に聞けば良い? どこで情報を集めれば良い?について、ご紹介いたします。※下記情報は家畜の中でも主に牛に対するものです。対象動物や設置環境によっては異なる可能性があります。1.放牧とは放牧(ほうぼく)とは、牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。草地などの広い場所でのびのびと放牧するイメージが一般的かもしれませんが、家畜の種類や頭数、放牧できる草地の面積や人員などの条件によって、そのスタイルは様々です。参考・放牧酪農は環境にいいの?2.大牧区と小牧区で考える 放牧のメリットとデメリット放牧=広い面積が必要 というイメージが強いようですが、必ずしもそうではありません。今回は、広い草地で放牧する「大牧区(粗放牧)」と、大牧区を細かく区切る「小牧区(集約放牧)」に焦点を当てて、それぞれのメリットとデメリットを考えてみます。※ここでは、大牧区・・・草地の周囲を外柵で囲んだ放牧地。数ha~数十ha小牧区・・・外柵で囲んだ放牧地を電気柵などでさらに細かく区切った放牧地。1ha未満と仮定します。2-1.柵への投資大牧区は、金網などのフェンスや恒久電気柵で、ぐるっと一周 放牧地を囲みます。バラ線などを利用するケースも多いです。小牧区は、フェンスで囲まれた大牧区をさらに、移動電気柵などで区切っていきます。面積や頭数、草地の状況にあわせて、区切る面積を調整します。従って、小牧区のほうが、柵への投資額は基本的に大きくなります。参考商品 放牧400ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲400m・約1ha分) ご購入はこちら パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-2.牧道の整備牛舎から放牧地を行き来するための「通路」を意味します。意外と見落とされがちな点ですが、大牧区、小牧区のどちらも整備が必要です。なぜなら、家畜はもちろん、人やトラクターなどの重機も往来するため、ぬかるみが発生(泥濘化)しやすい箇所だからです。放置しすぎてしまうと、トラクターの作業性が低下してしまいます。そればかりか、乳房炎などの疾病の原因や蹄病に掛かってしまうリスクがあります。特に搾乳牛が乳房炎になってしまうと、経営に影響を与えてしまいます。単なる道ととらえず、牧道を整備・改善することで、結果的に、牧場全体への利益をもたらすことが期待できます。参考記事・【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 2-3.草地管理頭数に対して面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまい、株化しやすくなってしまいます。株化が多くなると草量のバランスが悪くなってしまうため、掃除刈りなどの手間が発生してしまいます。小牧区の場合、基本的に限られた面積の草を活用するので、食べ残しも少なく、草地管理はきめ細かくできます。但し、ライジングプレートメーターで草量を測定したり、測定値をもとに移動する牧区を決断するなど、日々の判断や修練が必要になってきます。参考記事・【放牧 やり方】放牧農家必見!放牧のメリットを最大限に活かす「牧区」とは?参考商品 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3.メリット・デメリットのまとめおおまかにまとめると以下のようになります。頭数や草地面積などの条件によって異なりますので、ご自身の牧場の状況や、目指す経営方針と照らし合わせて考える必要があります。4.(無料)放牧で成功するために 参考資料4-1.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>高原牧場物語4-2.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、基礎的な情報を集約しています。これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ4-3.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取り組みで、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト5.(まとめ)面積の大小ではなく、草量と頭数のバランスがとれているかが大切 いかがでしょうか。大牧区と小牧区のどちらにも共通するポイントは、「草量と頭数のバランスをとること」です。バランスをとるためには、数値化が必要です。牧場の草地や頭数などの数値に基づいて、最適な放牧スタイルを検討しましょう。まずは小規模のパドック放牧からスタートするのも、手段の一つでしょう。よくわからなかった点や、迷っていることがありましたら、まずは一度、お気軽にお問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【放牧 面積】放牧には広い面積が必要? 大牧区と小牧区から考えるメリットとデメリット
放牧に関するよくあるご質問として、「放牧には広い面積が必要なのか?」、「ウチは面積そんなにないんだけど、大丈夫?」、「牧区の分け方をどのように考えたら良いか分からない」といったご質問をいただきます。家畜の放牧といっても、さまざまなタイプがあり、草地面積や環境、立地条件などによっても、考え方が変わってきます。この記事では、・放牧の種類・大牧区と小牧区のどちらが良い?・誰に聞けば良い? どこで情報を集めれば良い?について、ご紹介いたします。※下記情報は家畜の中でも主に牛に対するものです。対象動物や設置環境によっては異なる可能性があります。1.放牧とは放牧(ほうぼく)とは、牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。草地などの広い場所でのびのびと放牧するイメージが一般的かもしれませんが、家畜の種類や頭数、放牧できる草地の面積や人員などの条件によって、そのスタイルは様々です。参考・放牧酪農は環境にいいの?2.大牧区と小牧区で考える 放牧のメリットとデメリット放牧=広い面積が必要 というイメージが強いようですが、必ずしもそうではありません。今回は、広い草地で放牧する「大牧区(粗放牧)」と、大牧区を細かく区切る「小牧区(集約放牧)」に焦点を当てて、それぞれのメリットとデメリットを考えてみます。※ここでは、大牧区・・・草地の周囲を外柵で囲んだ放牧地。数ha~数十ha小牧区・・・外柵で囲んだ放牧地を電気柵などでさらに細かく区切った放牧地。1ha未満と仮定します。2-1.柵への投資大牧区は、金網などのフェンスや恒久電気柵で、ぐるっと一周 放牧地を囲みます。バラ線などを利用するケースも多いです。小牧区は、フェンスで囲まれた大牧区をさらに、移動電気柵などで区切っていきます。面積や頭数、草地の状況にあわせて、区切る面積を調整します。従って、小牧区のほうが、柵への投資額は基本的に大きくなります。参考商品 放牧400ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲400m・約1ha分) ご購入はこちら パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-2.牧道の整備牛舎から放牧地を行き来するための「通路」を意味します。意外と見落とされがちな点ですが、大牧区、小牧区のどちらも整備が必要です。なぜなら、家畜はもちろん、人やトラクターなどの重機も往来するため、ぬかるみが発生(泥濘化)しやすい箇所だからです。放置しすぎてしまうと、トラクターの作業性が低下してしまいます。そればかりか、乳房炎などの疾病の原因や蹄病に掛かってしまうリスクがあります。特に搾乳牛が乳房炎になってしまうと、経営に影響を与えてしまいます。単なる道ととらえず、牧道を整備・改善することで、結果的に、牧場全体への利益をもたらすことが期待できます。参考記事・【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 2-3.草地管理頭数に対して面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまい、株化しやすくなってしまいます。株化が多くなると草量のバランスが悪くなってしまうため、掃除刈りなどの手間が発生してしまいます。小牧区の場合、基本的に限られた面積の草を活用するので、食べ残しも少なく、草地管理はきめ細かくできます。但し、ライジングプレートメーターで草量を測定したり、測定値をもとに移動する牧区を決断するなど、日々の判断や修練が必要になってきます。参考記事・【放牧 やり方】放牧農家必見!放牧のメリットを最大限に活かす「牧区」とは?参考商品 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3.メリット・デメリットのまとめおおまかにまとめると以下のようになります。頭数や草地面積などの条件によって異なりますので、ご自身の牧場の状況や、目指す経営方針と照らし合わせて考える必要があります。4.(無料)放牧で成功するために 参考資料4-1.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>高原牧場物語4-2.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、基礎的な情報を集約しています。これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ4-3.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取り組みで、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト5.(まとめ)面積の大小ではなく、草量と頭数のバランスがとれているかが大切 いかがでしょうか。大牧区と小牧区のどちらにも共通するポイントは、「草量と頭数のバランスをとること」です。バランスをとるためには、数値化が必要です。牧場の草地や頭数などの数値に基づいて、最適な放牧スタイルを検討しましょう。まずは小規模のパドック放牧からスタートするのも、手段の一つでしょう。よくわからなかった点や、迷っていることがありましたら、まずは一度、お気軽にお問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる