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【開催レポート】~ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト ディスカッショングループ~ 20...
2026年9月。ニュージーランド大使館、フォンテラジャパン株式会社、ファームエイジ株式会社が、13・14日の2日間にわたり「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト ディスカッショングループ 2026」を共催いたしました。当日は酪農家をはじめ、新規就農予定者や酪農関係者が現地に集結。放牧大国ニュージーランドから来日した専門家、ブルース・ソロルド氏を中心に、北海道の放牧酪農について議論、意見交換、情報共有などが行われました。1.現地で学ぶ放牧の事例1-1. 興部町・㈱Rich field 松岡牧場放牧3年目になる松岡牧場では、実際に放牧地の草の量を計りつつ、「牛の健康を守りながら、どうやってTMR(混合飼料)主体の体系から草の利用率を高めていくか」という議論が交わされました。TMR給与後に放牧を行っている松岡牧場では、牛たちが十分に草を食べてくれないという課題がありました。この背景には、草を食べさせるためTMRを減らそうにも、過去にケトーシスが発生した経験から、減らせばまた牛の状態が悪化するのではないかという懸念がありました。ブルース・ソロルド氏はこれに対し、TMRは牛にとって美味しすぎるご馳走のようなものだと説明。草を十分に食べてもらうためには感覚的な判断で量を調整するのではなく、牛のBCS・乳量・乳成分などを確認しながら、段階的に行うよう提案しました。また、放牧に唯一無二の正解はないと留保したうえで、給与順序の工夫なども案としてあげられました。1-2. 天塩町・高原牧場長年放牧をしている高原牧場では、プレートメーターを用いた草量計測時の誤差やより放牧に適した牛づくりについて議論が交わされました。草の成長速度は、季節や気温で異なってくるもの。牛を放牧する際には、この草の成長速度と牛が草を食べる速度のバランスを見る必要があります。高原牧場では、こうした草の管理のために、プレートメーターという草の量を計る機械を用いて日々の管理を行っています。しかし、プレートメーターを使うのは人であるため、計測する人が変わればその分、誤差が生じることも。実際、現地での測定では多少の誤差が確認されました。ブルース・ソロルド氏はこれに、プレートメーターの出す数値が絶対ではないことを強調。牧場主である高原氏も質問者に対し、プレートメーターの数値は牛の行動・乳量・天候と組み合わせて翌日の判断に使っていると述べました。2.新規就農予定者、地域酪農家との交流現地では、放牧のメリットである労働時間の短縮やコスト削減の話から牛の健康にまつわる話まで、2日間ともに実体験ベースの交流が盛んでした。現地のディスカッションでは、放牧による蹄病(DD等)の減少などが実体験として新規就農予定者や地域酪農家に共有されていました。また参加した学生からは、「小型の牛の方が牧草を効率よく利用できる」といった放牧特化の知見が良い学びになったとの感想も。3.酪農の今後について本プロジェクトには北海道庁・振興局や関係機関の方々も多数参加されており、現在の支援制度や新規就農者への技術伝達の場などについても、議論が交わされました。またイベント終了後も、参加者たちの熱意溢れる交流は1時間近く続きました。4.次回の開催予定詳細は公式HPまたはSNS(X、Instagram)などで随時発信してまいりますので、更新をお待ちください。
【開催レポート】~ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト ディスカッショングループ~ 20...
2026年9月。ニュージーランド大使館、フォンテラジャパン株式会社、ファームエイジ株式会社が、13・14日の2日間にわたり「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト ディスカッショングループ 2026」を共催いたしました。当日は酪農家をはじめ、新規就農予定者や酪農関係者が現地に集結。放牧大国ニュージーランドから来日した専門家、ブルース・ソロルド氏を中心に、北海道の放牧酪農について議論、意見交換、情報共有などが行われました。1.現地で学ぶ放牧の事例1-1. 興部町・㈱Rich field 松岡牧場放牧3年目になる松岡牧場では、実際に放牧地の草の量を計りつつ、「牛の健康を守りながら、どうやってTMR(混合飼料)主体の体系から草の利用率を高めていくか」という議論が交わされました。TMR給与後に放牧を行っている松岡牧場では、牛たちが十分に草を食べてくれないという課題がありました。この背景には、草を食べさせるためTMRを減らそうにも、過去にケトーシスが発生した経験から、減らせばまた牛の状態が悪化するのではないかという懸念がありました。ブルース・ソロルド氏はこれに対し、TMRは牛にとって美味しすぎるご馳走のようなものだと説明。草を十分に食べてもらうためには感覚的な判断で量を調整するのではなく、牛のBCS・乳量・乳成分などを確認しながら、段階的に行うよう提案しました。また、放牧に唯一無二の正解はないと留保したうえで、給与順序の工夫なども案としてあげられました。1-2. 天塩町・高原牧場長年放牧をしている高原牧場では、プレートメーターを用いた草量計測時の誤差やより放牧に適した牛づくりについて議論が交わされました。草の成長速度は、季節や気温で異なってくるもの。牛を放牧する際には、この草の成長速度と牛が草を食べる速度のバランスを見る必要があります。高原牧場では、こうした草の管理のために、プレートメーターという草の量を計る機械を用いて日々の管理を行っています。しかし、プレートメーターを使うのは人であるため、計測する人が変わればその分、誤差が生じることも。実際、現地での測定では多少の誤差が確認されました。ブルース・ソロルド氏はこれに、プレートメーターの出す数値が絶対ではないことを強調。牧場主である高原氏も質問者に対し、プレートメーターの数値は牛の行動・乳量・天候と組み合わせて翌日の判断に使っていると述べました。2.新規就農予定者、地域酪農家との交流現地では、放牧のメリットである労働時間の短縮やコスト削減の話から牛の健康にまつわる話まで、2日間ともに実体験ベースの交流が盛んでした。現地のディスカッションでは、放牧による蹄病(DD等)の減少などが実体験として新規就農予定者や地域酪農家に共有されていました。また参加した学生からは、「小型の牛の方が牧草を効率よく利用できる」といった放牧特化の知見が良い学びになったとの感想も。3.酪農の今後について本プロジェクトには北海道庁・振興局や関係機関の方々も多数参加されており、現在の支援制度や新規就農者への技術伝達の場などについても、議論が交わされました。またイベント終了後も、参加者たちの熱意溢れる交流は1時間近く続きました。4.次回の開催予定詳細は公式HPまたはSNS(X、Instagram)などで随時発信してまいりますので、更新をお待ちください。
収益のピークは春に創る!「早期放牧」で無理なく実現する高収益経営
「放牧に最適な季節は?」と聞かれたとき、どの季節が思い浮かびますか?実は、放牧の「開始時期」によって、生産性が大きく異なります。中でも、冬が終わってから早い段階から牛を外に出す「早期放牧」は、初めての方でも取り組みやすく、草地の生産性を高めるうえでも有効な戦略です。本記事では、早期放牧のメリットや、基礎的な情報、把握しておくべきポイントをご紹介します。1. 早期放牧とは?:「牧草のピーク」を逃がさない技術1-1.早期放牧とは雪解け後、牧草の成長が本格化する一歩手前の段階から放牧を開始する管理手法です。北海道などの積雪地では、地面が乾き始め、草丈が数センチ(目安として10cm程度)になってからがスタートの目安となります。1-2.なぜ早期放牧が注目されるのか春先の牧草の急激な成長を「スプリングフラッシュ」と呼びます。この時期を過ぎると、牧草はすぐに硬くなり、栄養価が落ちてしまいます。従来の「草がたっぷり伸びてから」ではなく、「草の栄養価が高い時期」と「放牧のタイミング」を合わせることで、放牧の生産性を最大限にすることができます。2. 早期放牧がもたらす5つの経営的メリット早期放牧は、単に「早く外に出す作業」ではなく、放牧の生産性を高める戦略のひとつです。2-1.乳牛のストレス軽減と健康増進冬季間、牛舎の中で凝り固まった牛たちの体を外で運動させることで、早期のストレス解消につながります。適度な運動は蹄(ひづめ)の健康や、乾物摂取量の向上にもつながります。2-2.購入飼料コスト削減春先の成長がピークに達する牧草は、タンパク質含有量が高く、非常に消化が良い「天然の濃厚飼料」といえます。早い段階から摂取させることで、購入飼料低減などコスト削減にもつながります。2-3.牧草管理の効率化(スプリングフラッシュの抑制)放牧や採草開始が遅れると、草が余ってしまいます。伸びきった牧草は繊維質が固くなり、栄養価も低下します。早期から家畜の採食圧をかけることで、牧草の生育を抑え、草地全体の品質保持につながります。2-4.循環型農業・環境への貢献牛が自ら草を食べ、その場で排泄する。このサイクルを早期から確立することで、ふん尿処理の労働負荷を軽減し、土壌の有機物循環を促進します。「環境に優しい農業」は、現代の消費者や市場からも強く求められている価値です。3. 失敗しないために。知っておくべき早期放牧のポイント早期放牧にはいくつかの「ポイント」があることを覚えておきましょう。3-1.段階的に放牧する冬の餌から急激に牧草(青草)に切り替えると、牛のルーメン(第一胃)に影響が出ることがあります。最初は短い時間から放牧を、1週間から10日かけて徐々に放牧時間を延ばす「馴致(慣らし)」が大切です。また、突然の豪雨をさえぎるシェルターや林など、牛が退避できる環境作りができると理想です。3-2.泥濘(でいねい)化に注意する特に北海道などの積雪地帯では、春先の牧草地は水分を多く含み、非常にぬかるみやすい状態です。そのため、ある程度草地が乾いた状態であることが必要です。放牧が早すぎると、牛の踏みつけで「泥濘化(でいねいか)」を引き起こし、乳房炎や蹄病、草地の裸地化の原因になります。 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 3-3.補助飼料を準備しておく春先の牧草はエネルギーが非常に高い一方で、その年の天候などによっては生育が不安定になる場合があります。牛の採食行動を観察し、エネルギー不足している場合は、良質なラップサイレージなどを補助的に給与するなど、補助的に飼料を用意しておくとよいでしょう。3-4.水飲み場を用意する見落とされがちな点ですが、「外に出れば草の水分で十分」と考えるのは禁物です。放牧地でも、常に新鮮で清潔な水が飲める水槽(トロフ)があることは、採食量だけでなく乳量生産にも関係してきます。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4. 牧場運営視点で考える早期放牧計画以下のアイテムを活用することで早期放牧のメリットを最大化が期待できます。4-1.電気柵を使った集約放牧(牧区設計と管理サイクルの構築)電気柵を活用することで、放牧地を細かく区切って、ローテーションさせる「集約放牧」ができます。これにより、牛の頭数や草地面積に応じて、早期放牧をフレキシブルに調整することができます。また、「放牧する期間」と「休ませる期間」を明確にできるなど、管理面でもメリットがたくさんあります。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.ライジングプレートメーターの活用(草地モニタリングと科学的判断)「なんとなく」で放牧を始めず、草の量を「数値で把握」しましょう。ライジングプレートメーターを使うことで、草地の乾物収量の推定値を算出することができます。これによって、この放牧地にはどれだけの草があり、何頭の牛をどれぐらいの期間放牧できるのかの目安を立てることができます。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.放牧簡易シミュレーターいくつかの条件を入れることで、どれぐらいの投資が必要なのか、何年ぐらいで償却できるのかが試算できます。これから放牧導入を検討されている方や、営農計画を立てるうえでの検討資料になるでしょう。また、専門スタッフが情報をもとにさらに詳細なアドバイスも可能ですので、お気軽にご相談ください。詳しくは >>> こちら4-4.ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取組で、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26年 8月 から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを...
収益のピークは春に創る!「早期放牧」で無理なく実現する高収益経営
「放牧に最適な季節は?」と聞かれたとき、どの季節が思い浮かびますか?実は、放牧の「開始時期」によって、生産性が大きく異なります。中でも、冬が終わってから早い段階から牛を外に出す「早期放牧」は、初めての方でも取り組みやすく、草地の生産性を高めるうえでも有効な戦略です。本記事では、早期放牧のメリットや、基礎的な情報、把握しておくべきポイントをご紹介します。1. 早期放牧とは?:「牧草のピーク」を逃がさない技術1-1.早期放牧とは雪解け後、牧草の成長が本格化する一歩手前の段階から放牧を開始する管理手法です。北海道などの積雪地では、地面が乾き始め、草丈が数センチ(目安として10cm程度)になってからがスタートの目安となります。1-2.なぜ早期放牧が注目されるのか春先の牧草の急激な成長を「スプリングフラッシュ」と呼びます。この時期を過ぎると、牧草はすぐに硬くなり、栄養価が落ちてしまいます。従来の「草がたっぷり伸びてから」ではなく、「草の栄養価が高い時期」と「放牧のタイミング」を合わせることで、放牧の生産性を最大限にすることができます。2. 早期放牧がもたらす5つの経営的メリット早期放牧は、単に「早く外に出す作業」ではなく、放牧の生産性を高める戦略のひとつです。2-1.乳牛のストレス軽減と健康増進冬季間、牛舎の中で凝り固まった牛たちの体を外で運動させることで、早期のストレス解消につながります。適度な運動は蹄(ひづめ)の健康や、乾物摂取量の向上にもつながります。2-2.購入飼料コスト削減春先の成長がピークに達する牧草は、タンパク質含有量が高く、非常に消化が良い「天然の濃厚飼料」といえます。早い段階から摂取させることで、購入飼料低減などコスト削減にもつながります。2-3.牧草管理の効率化(スプリングフラッシュの抑制)放牧や採草開始が遅れると、草が余ってしまいます。伸びきった牧草は繊維質が固くなり、栄養価も低下します。早期から家畜の採食圧をかけることで、牧草の生育を抑え、草地全体の品質保持につながります。2-4.循環型農業・環境への貢献牛が自ら草を食べ、その場で排泄する。このサイクルを早期から確立することで、ふん尿処理の労働負荷を軽減し、土壌の有機物循環を促進します。「環境に優しい農業」は、現代の消費者や市場からも強く求められている価値です。3. 失敗しないために。知っておくべき早期放牧のポイント早期放牧にはいくつかの「ポイント」があることを覚えておきましょう。3-1.段階的に放牧する冬の餌から急激に牧草(青草)に切り替えると、牛のルーメン(第一胃)に影響が出ることがあります。最初は短い時間から放牧を、1週間から10日かけて徐々に放牧時間を延ばす「馴致(慣らし)」が大切です。また、突然の豪雨をさえぎるシェルターや林など、牛が退避できる環境作りができると理想です。3-2.泥濘(でいねい)化に注意する特に北海道などの積雪地帯では、春先の牧草地は水分を多く含み、非常にぬかるみやすい状態です。そのため、ある程度草地が乾いた状態であることが必要です。放牧が早すぎると、牛の踏みつけで「泥濘化(でいねいか)」を引き起こし、乳房炎や蹄病、草地の裸地化の原因になります。 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 3-3.補助飼料を準備しておく春先の牧草はエネルギーが非常に高い一方で、その年の天候などによっては生育が不安定になる場合があります。牛の採食行動を観察し、エネルギー不足している場合は、良質なラップサイレージなどを補助的に給与するなど、補助的に飼料を用意しておくとよいでしょう。3-4.水飲み場を用意する見落とされがちな点ですが、「外に出れば草の水分で十分」と考えるのは禁物です。放牧地でも、常に新鮮で清潔な水が飲める水槽(トロフ)があることは、採食量だけでなく乳量生産にも関係してきます。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4. 牧場運営視点で考える早期放牧計画以下のアイテムを活用することで早期放牧のメリットを最大化が期待できます。4-1.電気柵を使った集約放牧(牧区設計と管理サイクルの構築)電気柵を活用することで、放牧地を細かく区切って、ローテーションさせる「集約放牧」ができます。これにより、牛の頭数や草地面積に応じて、早期放牧をフレキシブルに調整することができます。また、「放牧する期間」と「休ませる期間」を明確にできるなど、管理面でもメリットがたくさんあります。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.ライジングプレートメーターの活用(草地モニタリングと科学的判断)「なんとなく」で放牧を始めず、草の量を「数値で把握」しましょう。ライジングプレートメーターを使うことで、草地の乾物収量の推定値を算出することができます。これによって、この放牧地にはどれだけの草があり、何頭の牛をどれぐらいの期間放牧できるのかの目安を立てることができます。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.放牧簡易シミュレーターいくつかの条件を入れることで、どれぐらいの投資が必要なのか、何年ぐらいで償却できるのかが試算できます。これから放牧導入を検討されている方や、営農計画を立てるうえでの検討資料になるでしょう。また、専門スタッフが情報をもとにさらに詳細なアドバイスも可能ですので、お気軽にご相談ください。詳しくは >>> こちら4-4.ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取組で、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26年 8月 から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを...
【放牧って本当に飼料代が下がるの?】よくあるご質問や事例のご紹介
円安や燃料代の高騰など、さまざまな影響をうけている日本の酪農・畜産。農家さんの悩みは尽きませんが、その中でも「餌代の高騰」は経営に大きな影響を与えています。様々な工夫や対策が行われていますが、「具体的にどんな取り組みがあるのか?」「本当にえさ代を削減できた事例があるのか?」知られていないことも多くあります。ここでは、放牧酪農を中心に、飼料を取り巻く現状から取り組み事例まで、基礎的なポイントをご紹介します。1.そもそも飼料とは?牛や羊などの家畜が食べるための食べ物を意味します。大きく分けて、粗飼料と濃厚飼料の2種類があります。粗飼料は、 草や草から作られた餌で、生草、サイレージ、乾草などがあります。放牧を行う場合、「放牧草」や「青草」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で消化に時間がかかり、牛の第1胃であるルーメンを鍛えて消化・吸収機能を向上させます。濃厚飼料は、 トウモロコシ、ぬか類、大豆、大豆粕などを混ぜた混合飼料で、炭水化物やタンパク質含量が高く、栄養価も高いです。穀物飼料とも呼ばれ、エネルギー補給のために重要です。2.飼料を取り巻く現状前述の通り、飼料の価格は高騰しています。大きな要因としては、・飼料を作るための原材料(トウモロコシなどの穀物)の高騰・原油やガソリンなどの高騰・国際情勢に伴う円安などの影響 ・・・などがあります。また、日本は濃厚飼料の多くを海外からの輸入に頼っており、国内自給率が低いことが指摘されています。そのため、濃厚飼料をたくさん使っている農家さんほど、外部環境に影響されやすい経営傾向にあるといえます。3.濃厚飼料を減らす手段のひとつ「放牧」高騰しているとはいえ、大量の濃厚飼料をいきなり日本だけですべて賄うのは、簡単ではありません。そこで、もう一つの飼料である「粗飼料」がコスト削減のカギになります。今、牧草など粗飼料を活用する手段として、「放牧」が注目されています。放牧は、家畜を屋外に出して牧草を与えるスタイルです。飼料削減だけでなく、家畜の健康増進にも繋がるので、診療代の削減や労働時間の削減など、多岐にわたるメリットが期待できます。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4.放牧にもやり方がある? 押さえるべきポイント飼料高騰の影響もあり、「放牧を取り入れてみたい」「放牧のやり方を教えてほしい」というご相談が増えています。但し、やり方のポイントを押さえていないと、飼料削減をはじめとするメリットを得られない場合があります。主なポイントをご紹介します。4-1.頭数と草地のバランス たとえば、頭数に対して放牧地面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまいます。その結果、牛に食べられる旬を逃した草はどんどん生長して、最終的に人が刈り取り掃除しなければならなくなります。また、草の伸び過ぎは、牧草地の草の密度を下げる原因になってしまうため、面積あたりで得られる草の生産量が減ってしまいます。一方で、頭数に対して適正な放牧地面積で放牧した場合、食べ残しは少なく、牧草品種によっては放牧地の草の密度UPにもつながります。4-2.草の品質 牛に食べさせる放牧草の「理想的な高さ」をご存じでしょうか?理想的な放牧草の高さは地上高15-20cmといわれています。地上高が低すぎると、生長のために草がたくさん栄養を蓄えている時期ではあるのですが、牛が食べれる草量が少なくなります。また、草の生長や再生が悪くなってしまいます。地上高が高すぎると、牛が食べれる草量は多いのですが、草は種子をつくるために栄養を使うようになっていきます。結果として、枯死している葉が多く、繊維質も強くなり、消化しにくい草になってしまいます。「15-20cm」というは、栄養価が高い草を効率良く牛に与えられる高さといえます。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.配合飼料の量 乳生産において最も大きなコストが「飼料」といわれており、乳代(ミルクの売上金額)に対して飼料コストがどれだけかかったかを示す「乳飼比」という数値があります。乳飼比の数値が低いほど、収益が高い傾向にあり、良い経営状態といえます。放牧を導入し、栄養価の高い草を食べさせることで飼料コストが下がるので、乳飼比を低くすることができます。ところが、放牧導入しても、放牧せず畜舎内だけで飼育している場合(舎飼い)と乳飼比がほとんど変わらないケースがあります。その場合、放牧のやり方を変えることで経営状態を改善できる可能性があります。4-4.水槽の数 私たち人間も、食事をする際には、水や飲み物と一緒に食事をとりますよね。水がないと、食事が進みづらいという経験はないでしょうか。動物にとっても同じ事がいえます。放牧地に適切な数・大きさの水槽を置くことで、牧草の食い込みが良くなります。(出典:牛の引水環境を改善し肥育期の像隊安定化を目指す|全農 ちくさんクラブ)牧草の食い込みが良くなれば、毎日の乳生産量も増える傾向にあります。また、そもそも牛乳の85%以上は水分でできているので、水を飲むことで乳生産は増える傾向にあります。人によっては、乳生産で最も安い飼料は「水」だと言う方もいらっしゃいます。これは、放牧を取り入れている農家さんだけでなく、舎飼いの農家さんにも言えることです。参考記事:【 放牧 水 】知らずに損してる?放牧地に水槽を設置するメリット、ポイントをご紹介参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.(まとめ)できるところから始めよう!飼料コスト削減の取組 いかがでしたでしょうか?放牧を用いた飼料コスト削減の取り組みは、環境負荷の軽減と生産性向上の両方に貢献する素晴らしい方法です。まずは、小さなステップから始めて、現在の農場の状況や資源を見直し、取り組めることから一歩ずつ始めることが大切です。ファームエイジは、皆さんの農場での放牧導入や飼料コスト削減の取り組みをサポートします。ぜひ一緒に、より持続可能な農業経営を目指していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【放牧って本当に飼料代が下がるの?】よくあるご質問や事例のご紹介
円安や燃料代の高騰など、さまざまな影響をうけている日本の酪農・畜産。農家さんの悩みは尽きませんが、その中でも「餌代の高騰」は経営に大きな影響を与えています。様々な工夫や対策が行われていますが、「具体的にどんな取り組みがあるのか?」「本当にえさ代を削減できた事例があるのか?」知られていないことも多くあります。ここでは、放牧酪農を中心に、飼料を取り巻く現状から取り組み事例まで、基礎的なポイントをご紹介します。1.そもそも飼料とは?牛や羊などの家畜が食べるための食べ物を意味します。大きく分けて、粗飼料と濃厚飼料の2種類があります。粗飼料は、 草や草から作られた餌で、生草、サイレージ、乾草などがあります。放牧を行う場合、「放牧草」や「青草」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で消化に時間がかかり、牛の第1胃であるルーメンを鍛えて消化・吸収機能を向上させます。濃厚飼料は、 トウモロコシ、ぬか類、大豆、大豆粕などを混ぜた混合飼料で、炭水化物やタンパク質含量が高く、栄養価も高いです。穀物飼料とも呼ばれ、エネルギー補給のために重要です。2.飼料を取り巻く現状前述の通り、飼料の価格は高騰しています。大きな要因としては、・飼料を作るための原材料(トウモロコシなどの穀物)の高騰・原油やガソリンなどの高騰・国際情勢に伴う円安などの影響 ・・・などがあります。また、日本は濃厚飼料の多くを海外からの輸入に頼っており、国内自給率が低いことが指摘されています。そのため、濃厚飼料をたくさん使っている農家さんほど、外部環境に影響されやすい経営傾向にあるといえます。3.濃厚飼料を減らす手段のひとつ「放牧」高騰しているとはいえ、大量の濃厚飼料をいきなり日本だけですべて賄うのは、簡単ではありません。そこで、もう一つの飼料である「粗飼料」がコスト削減のカギになります。今、牧草など粗飼料を活用する手段として、「放牧」が注目されています。放牧は、家畜を屋外に出して牧草を与えるスタイルです。飼料削減だけでなく、家畜の健康増進にも繋がるので、診療代の削減や労働時間の削減など、多岐にわたるメリットが期待できます。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4.放牧にもやり方がある? 押さえるべきポイント飼料高騰の影響もあり、「放牧を取り入れてみたい」「放牧のやり方を教えてほしい」というご相談が増えています。但し、やり方のポイントを押さえていないと、飼料削減をはじめとするメリットを得られない場合があります。主なポイントをご紹介します。4-1.頭数と草地のバランス たとえば、頭数に対して放牧地面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまいます。その結果、牛に食べられる旬を逃した草はどんどん生長して、最終的に人が刈り取り掃除しなければならなくなります。また、草の伸び過ぎは、牧草地の草の密度を下げる原因になってしまうため、面積あたりで得られる草の生産量が減ってしまいます。一方で、頭数に対して適正な放牧地面積で放牧した場合、食べ残しは少なく、牧草品種によっては放牧地の草の密度UPにもつながります。4-2.草の品質 牛に食べさせる放牧草の「理想的な高さ」をご存じでしょうか?理想的な放牧草の高さは地上高15-20cmといわれています。地上高が低すぎると、生長のために草がたくさん栄養を蓄えている時期ではあるのですが、牛が食べれる草量が少なくなります。また、草の生長や再生が悪くなってしまいます。地上高が高すぎると、牛が食べれる草量は多いのですが、草は種子をつくるために栄養を使うようになっていきます。結果として、枯死している葉が多く、繊維質も強くなり、消化しにくい草になってしまいます。「15-20cm」というは、栄養価が高い草を効率良く牛に与えられる高さといえます。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.配合飼料の量 乳生産において最も大きなコストが「飼料」といわれており、乳代(ミルクの売上金額)に対して飼料コストがどれだけかかったかを示す「乳飼比」という数値があります。乳飼比の数値が低いほど、収益が高い傾向にあり、良い経営状態といえます。放牧を導入し、栄養価の高い草を食べさせることで飼料コストが下がるので、乳飼比を低くすることができます。ところが、放牧導入しても、放牧せず畜舎内だけで飼育している場合(舎飼い)と乳飼比がほとんど変わらないケースがあります。その場合、放牧のやり方を変えることで経営状態を改善できる可能性があります。4-4.水槽の数 私たち人間も、食事をする際には、水や飲み物と一緒に食事をとりますよね。水がないと、食事が進みづらいという経験はないでしょうか。動物にとっても同じ事がいえます。放牧地に適切な数・大きさの水槽を置くことで、牧草の食い込みが良くなります。(出典:牛の引水環境を改善し肥育期の像隊安定化を目指す|全農 ちくさんクラブ)牧草の食い込みが良くなれば、毎日の乳生産量も増える傾向にあります。また、そもそも牛乳の85%以上は水分でできているので、水を飲むことで乳生産は増える傾向にあります。人によっては、乳生産で最も安い飼料は「水」だと言う方もいらっしゃいます。これは、放牧を取り入れている農家さんだけでなく、舎飼いの農家さんにも言えることです。参考記事:【 放牧 水 】知らずに損してる?放牧地に水槽を設置するメリット、ポイントをご紹介参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.(まとめ)できるところから始めよう!飼料コスト削減の取組 いかがでしたでしょうか?放牧を用いた飼料コスト削減の取り組みは、環境負荷の軽減と生産性向上の両方に貢献する素晴らしい方法です。まずは、小さなステップから始めて、現在の農場の状況や資源を見直し、取り組めることから一歩ずつ始めることが大切です。ファームエイジは、皆さんの農場での放牧導入や飼料コスト削減の取り組みをサポートします。ぜひ一緒に、より持続可能な農業経営を目指していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【高品質な牧草ロールを作る】価格や現状、取り組み事例についてもご紹介
昨今の天候不順や異常気象、燃料代の高騰、円安など、酪農畜産を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。この記事では、・牧草ロールの現状・高品質な牧草ロールを作るための手段 5選・無料配布 参考資料についてについて、ご紹介いたします。1.牧草ロールについて牧草を刈り取って、ロール状にラップしたものを「牧草ロール」と呼びます。さらにこれを乳酸発酵させた飼料を「牧草サイレージ」と呼びます。牧草は一般的に「青草」とも呼ばれ、牧草地に育っている草全体を意味します。どちらも家畜に与える餌ですが、その成り立ちに違いがあります。さらに、サイレージにはいくつか種類があります。とうもろこしなどの穀物をロール状にラップしたものは、コーンサイレージと呼ばれます。2.牧草ロールは作る?それとも輸入?両方のケースがあります。国内では、農家さん自身が収穫する場合もあれば、コントラクターに委託している場合もあります。牧草ロールは国産の比率が高いものの、とうもろこしなどの濃厚飼料の自給率が低いことがしばしば話題に上がります。日本の飼料自給率は25%(令和元年度)となっており、農水省によると、「牧草などの粗飼料は国産が77%を占める一方で、とうもろこしなどの濃厚飼料では国産が12%にとどまります。」とあります。こうした課題解決の手段として、輸入穀物に頼らず家畜を飼養できる「放牧」が注目されています。(参考・引用:お肉の自給率 農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html)3.牧草ロールの現状3-1.値上がり傾向?今、牧草地に何が起こっている?牧草ロールの価格(値段)自体は、購入先や時期などによっても異なるので、「一概に市場でこの値段」というものではないようです。参考値ではありますが、北海道内ではおおよそ1個1万円程度にて取引されるケースが多いようです。(2022年現在 酪農家数名への聞き取り結果)輸入牧草の値段は高騰傾向にあります。原因は、干ばつなどの異常気象による収穫量の減少や、円安傾向などが影響しています。購入先によっては4割近く値上がりしており、酪農家の負担増加だけでなく、牛乳などの乳製品への価格にも影響が懸念されています。3-2.日本のサイレージは栄養価が低い?NZプロジェクトから見えてきたこと弊社が2014年から協力している「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト」において、事前調査として対象農家のサイレージ分析が行われました。結果、ニュージーランドと比較して、日本のサイレージは全体的に栄養価が低いものが多いことがわかりました。原因は刈り取りのタイミングが遅れていたり、草の品質管理など、農家によって課題は様々でしたが、日本の酪農全体に大きな衝撃を与えた出来事でした。NZプロジェクトの詳細については>>>こちら4.高品質な牧草ロールを作る、給餌するためには?4-1.RPMでの数値管理 パスチャーウェッジの把握 ライジングプレートメーター(以下RPM)を使って放牧地を歩きながら、牧草の乾物収量の推定値を算出します。NZでは週に一回、すべての放牧地をこのツールを使って収量調査を行い、放牧と草地管理を行います。数値に基づいて、放牧を実施するか、サイレージにするかなど、意思決定を行います。参考商品 ライジングプレートメーター[乾物収量測定器(草量計)] ご購入はこちら ファイバースタート 20kg(ご紹介のみ) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.トッピングで短い牧草をキープNZではトッピングといわれている掃除刈りを早めに行うことで、栄養価が高く、短い牧草で管理することができます。前述したRPMを活用したグラフ作成などを参考にして、放牧が間に合わないところは草を刈って管理します。こうすることで、伸びすぎる草を防ぎ、草の品質を高く保つことができます。少し古い情報ですが、2016年にトッピングで短い牧草管理を行った高原さん(北海道天塩町:放牧酪農家)から、ご自身の経営がどのように変わったか?聞き取り調査を行った際の情報を以下に記載します。是非参考になさってください。4-3.屋根付き草架台の利用パドックなどの運動場で放牧している場合、草や面積が限られているため、牧草ロールなどを追加で給餌されているケースが多く見受けられます。ところが、牧草ロールを地面にそのまま置いてしまうと、牛が踏みつけて泥や糞で汚れたり、雨風にもさらされて、すぐに劣化してしまいます。劣化しすぎてしまうと嗜好性も失われ、せっかく用意したロールが次第に牛たちが食べなくなってしまいます。大切な飼料がロスなくウシに利用されるように、アイテムを使うことも飼料の効率的な利用や経費削減につながります。草架台は亜鉛メッキ仕様で、錆に強いだけでなく牛の糞尿にも耐久性があります。床付きなので、ロールが直接地面につかないだけでなく、屋根もついているので、雨風から保護できます。別売のドローバーを使って、トラクターに固定して運搬することができます。参考商品 草架台(屋根付き)※ご紹介のみ ご購入はこちら その他製品は >>>こちら草架台を使って お客様の声「牛が引き出しやすい設計なので、草が散らばってしまうこともあるが、草架台は簡単に移動できるので一か所の地面が傷まないよう移動して利用しています。」4-4.SLFの活用春先などまだ草が少ない状態に、サイレージフィーダーという機械を使用して牧草地にサイレージを散布します。こうすることで、足りない分の草を補うことができます。日本でも取り組んでいらっしゃる農家さんもおり、ゆっくり撒いて落とすことと、できるだけ牛がいる近くに草を撒くことでサイレージを食べきってもらうよう工夫しているとのことです。参考商品 サイレージフィーダー ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-5.電気柵を使った集約放牧 牧草ロールを与えるという点からは異なりますが、昨今のさまざまな経費の値上がりから、牧場経営を見直す一環として、ご相談いただくケースが増えています。放牧のメリットは、牧草地の活用だけでなく、牛の健康増進(蹄病や乳房炎予防など)や、牧場全体の作業時間(牛舎の掃除や給餌作業など)も大幅に減らすことができます。放牧が主体のニュージーランドでは、「牧草地を如何に活用できるか」を重視しています。牧草地の利用率をストッキングレート(1ヘクタールあたりに飼養できる牛の数)と呼んでいます。電気柵で牧区を細かく区切って、家畜が利用できる範囲を制限することで、牧草地の利用率を高めることができます。初めて取り組まれる方は、パドックや運動場のような形でスタートすることもできます。頭数や面積に応じて、最適な設計をご提案しますので、お気軽にご相談ください。5.参考資料高原牧場物語 実家の酪農経営を立て直すために、本州からUターン就農した天塩町の高原弘雄さん。放牧酪農への転向を図り、自力で勉強。さらに「ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクト」の調査・事象対象として選定され、稀にみる経営カイゼンが始まりました。その取り組み内容と成果をご紹介します。詳しくは>>>こちらファームデザインカタログ ファームエイジは放牧を成功させるためのトータルサポートを行っています。それは、単なる電気柵やネットフェンスなどのハード面だけではありません。放牧のノウハウを勉強するセミナー、専門家による経営・事業診断、先進地ニュージーランドの視察など側面的なサポートも行っています。>詳しくは>>>こちら6.まとめいかがだったでしょうか?ご不安な点がありましたら、専門スタッフが対応いたしますので、遠慮なくご相談ください。ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。(TEL:0120-82-4390)(お問い合わせフォームはこちら)
【高品質な牧草ロールを作る】価格や現状、取り組み事例についてもご紹介
昨今の天候不順や異常気象、燃料代の高騰、円安など、酪農畜産を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。この記事では、・牧草ロールの現状・高品質な牧草ロールを作るための手段 5選・無料配布 参考資料についてについて、ご紹介いたします。1.牧草ロールについて牧草を刈り取って、ロール状にラップしたものを「牧草ロール」と呼びます。さらにこれを乳酸発酵させた飼料を「牧草サイレージ」と呼びます。牧草は一般的に「青草」とも呼ばれ、牧草地に育っている草全体を意味します。どちらも家畜に与える餌ですが、その成り立ちに違いがあります。さらに、サイレージにはいくつか種類があります。とうもろこしなどの穀物をロール状にラップしたものは、コーンサイレージと呼ばれます。2.牧草ロールは作る?それとも輸入?両方のケースがあります。国内では、農家さん自身が収穫する場合もあれば、コントラクターに委託している場合もあります。牧草ロールは国産の比率が高いものの、とうもろこしなどの濃厚飼料の自給率が低いことがしばしば話題に上がります。日本の飼料自給率は25%(令和元年度)となっており、農水省によると、「牧草などの粗飼料は国産が77%を占める一方で、とうもろこしなどの濃厚飼料では国産が12%にとどまります。」とあります。こうした課題解決の手段として、輸入穀物に頼らず家畜を飼養できる「放牧」が注目されています。(参考・引用:お肉の自給率 農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-04.html)3.牧草ロールの現状3-1.値上がり傾向?今、牧草地に何が起こっている?牧草ロールの価格(値段)自体は、購入先や時期などによっても異なるので、「一概に市場でこの値段」というものではないようです。参考値ではありますが、北海道内ではおおよそ1個1万円程度にて取引されるケースが多いようです。(2022年現在 酪農家数名への聞き取り結果)輸入牧草の値段は高騰傾向にあります。原因は、干ばつなどの異常気象による収穫量の減少や、円安傾向などが影響しています。購入先によっては4割近く値上がりしており、酪農家の負担増加だけでなく、牛乳などの乳製品への価格にも影響が懸念されています。3-2.日本のサイレージは栄養価が低い?NZプロジェクトから見えてきたこと弊社が2014年から協力している「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト」において、事前調査として対象農家のサイレージ分析が行われました。結果、ニュージーランドと比較して、日本のサイレージは全体的に栄養価が低いものが多いことがわかりました。原因は刈り取りのタイミングが遅れていたり、草の品質管理など、農家によって課題は様々でしたが、日本の酪農全体に大きな衝撃を与えた出来事でした。NZプロジェクトの詳細については>>>こちら4.高品質な牧草ロールを作る、給餌するためには?4-1.RPMでの数値管理 パスチャーウェッジの把握 ライジングプレートメーター(以下RPM)を使って放牧地を歩きながら、牧草の乾物収量の推定値を算出します。NZでは週に一回、すべての放牧地をこのツールを使って収量調査を行い、放牧と草地管理を行います。数値に基づいて、放牧を実施するか、サイレージにするかなど、意思決定を行います。参考商品 ライジングプレートメーター[乾物収量測定器(草量計)] ご購入はこちら ファイバースタート 20kg(ご紹介のみ) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.トッピングで短い牧草をキープNZではトッピングといわれている掃除刈りを早めに行うことで、栄養価が高く、短い牧草で管理することができます。前述したRPMを活用したグラフ作成などを参考にして、放牧が間に合わないところは草を刈って管理します。こうすることで、伸びすぎる草を防ぎ、草の品質を高く保つことができます。少し古い情報ですが、2016年にトッピングで短い牧草管理を行った高原さん(北海道天塩町:放牧酪農家)から、ご自身の経営がどのように変わったか?聞き取り調査を行った際の情報を以下に記載します。是非参考になさってください。4-3.屋根付き草架台の利用パドックなどの運動場で放牧している場合、草や面積が限られているため、牧草ロールなどを追加で給餌されているケースが多く見受けられます。ところが、牧草ロールを地面にそのまま置いてしまうと、牛が踏みつけて泥や糞で汚れたり、雨風にもさらされて、すぐに劣化してしまいます。劣化しすぎてしまうと嗜好性も失われ、せっかく用意したロールが次第に牛たちが食べなくなってしまいます。大切な飼料がロスなくウシに利用されるように、アイテムを使うことも飼料の効率的な利用や経費削減につながります。草架台は亜鉛メッキ仕様で、錆に強いだけでなく牛の糞尿にも耐久性があります。床付きなので、ロールが直接地面につかないだけでなく、屋根もついているので、雨風から保護できます。別売のドローバーを使って、トラクターに固定して運搬することができます。参考商品 草架台(屋根付き)※ご紹介のみ ご購入はこちら その他製品は >>>こちら草架台を使って お客様の声「牛が引き出しやすい設計なので、草が散らばってしまうこともあるが、草架台は簡単に移動できるので一か所の地面が傷まないよう移動して利用しています。」4-4.SLFの活用春先などまだ草が少ない状態に、サイレージフィーダーという機械を使用して牧草地にサイレージを散布します。こうすることで、足りない分の草を補うことができます。日本でも取り組んでいらっしゃる農家さんもおり、ゆっくり撒いて落とすことと、できるだけ牛がいる近くに草を撒くことでサイレージを食べきってもらうよう工夫しているとのことです。参考商品 サイレージフィーダー ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-5.電気柵を使った集約放牧 牧草ロールを与えるという点からは異なりますが、昨今のさまざまな経費の値上がりから、牧場経営を見直す一環として、ご相談いただくケースが増えています。放牧のメリットは、牧草地の活用だけでなく、牛の健康増進(蹄病や乳房炎予防など)や、牧場全体の作業時間(牛舎の掃除や給餌作業など)も大幅に減らすことができます。放牧が主体のニュージーランドでは、「牧草地を如何に活用できるか」を重視しています。牧草地の利用率をストッキングレート(1ヘクタールあたりに飼養できる牛の数)と呼んでいます。電気柵で牧区を細かく区切って、家畜が利用できる範囲を制限することで、牧草地の利用率を高めることができます。初めて取り組まれる方は、パドックや運動場のような形でスタートすることもできます。頭数や面積に応じて、最適な設計をご提案しますので、お気軽にご相談ください。5.参考資料高原牧場物語 実家の酪農経営を立て直すために、本州からUターン就農した天塩町の高原弘雄さん。放牧酪農への転向を図り、自力で勉強。さらに「ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクト」の調査・事象対象として選定され、稀にみる経営カイゼンが始まりました。その取り組み内容と成果をご紹介します。詳しくは>>>こちらファームデザインカタログ ファームエイジは放牧を成功させるためのトータルサポートを行っています。それは、単なる電気柵やネットフェンスなどのハード面だけではありません。放牧のノウハウを勉強するセミナー、専門家による経営・事業診断、先進地ニュージーランドの視察など側面的なサポートも行っています。>詳しくは>>>こちら6.まとめいかがだったでしょうか?ご不安な点がありましたら、専門スタッフが対応いたしますので、遠慮なくご相談ください。ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。(TEL:0120-82-4390)(お問い合わせフォームはこちら)