放牧と電気柵の情報サイト
【電気柵 碍子】碍子(ガイシ)とは?電気柵で使用するポイントと事例をご紹介
電気柵を導入するときに欠かせない重要パーツ「碍子(ガイシ)」をご存知ですか?電気が漏電しないように正しく設置するためのパーツとなるのが、この碍子の役割。今回は、碍子の基礎知識から、具体的な使い方から設置のポイントまで詳しく解説します。電気柵を安全かつ効果的に活用したい方必見の内容です。1. はじめに ~電気柵の仕組み~電気柵は、家庭菜園や農地を守るために用いられる防獣対策の一つです。電気が流れるワイヤーを張り巡らせることで、イノシシやシカなどの侵入を防ぎます。 しかし、電気柵はただワイヤーを張るだけでは正しく機能しません。通電を効率的に行い、漏電を防ぐための部品がいくつか存在し、その中でも重要なのが「碍子(ガイシ)」です。2. 碍子(ガイシ)とは碍子とは、 もともとは電柱などに使用される陶器製の絶縁体の総称で、電気柵においては、電気柵ワイヤーと支柱を絶縁するための部品を指します。 碍子があることで、ワイヤーと支柱が直接触れず、電気が地面に逃げる「漏電」を防ぐ役割を果たします。参考商品 リング碍子25個入 ご購入はこちら 木柱用ポリ碍子W型 25個入 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3. 電気柵における碍子の役割電気柵で碍子を使う理由は主に以下の2つです。漏電防止:碍子がないとワイヤーが支柱に触れ、せっかくの電気が漏電してしまい、効果が低下しています。ワイヤーの高さ保持:対象動物ごとによってワイヤーの高さや段数が異なります。碍子があることで、ワイヤーをしっかり固定し、一定の間隔を保つ役割もあります。最近では、碍子を使わない絶縁性支柱もいくつか種類があります。参考商品 マルチポールストロング(地上高1060mm) ご購入はこちら ロングマルチポールストロング(地上高1300mm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4. 碍子を設置する上でのポイント電気柵で碍子を使用する際には、以下の点に注意すると効果的です。4-1.必ず電気柵専用の碍子を使用する支柱が木製・金属製にかかわらず、必ず電気柵専用の碍子を取り付けましょう。絶縁テープなどで代用しようとするケースが見られますが、それだけでは漏電は防げません。4-2.カーブが急な場所は2個使うL字に曲がるような部分は支柱にワイヤーが触れてしまう恐れがあるので、碍子を2個以上使って設置するのがオススメです。4-3.動物側に向けて設置する碍子は「動物が触れる側」に取り付けましょう。そうすることで、動物がの鼻がワイヤーに触れやすく、野生動物対策でも家畜の放牧でも、電気柵を学習しやすくなります。4-4.立ち木にはできるだけ使わない木は湿気を含むため、碍子を使っても漏電しやすい傾向があります。また、木が成長してくると碍子を飲みこむように成長することがあり、漏電の原因になってしまいます。4-5.鉄柱を使用する際はワイヤーが触れないよう十分注意する特に金属製の支柱は、触れると大幅に漏電します。碍子の設置位置や固定方法を工夫し、ワイヤーが直接触れないようにしましょう。5. まとめ 碍子(ガイシ)は、電気柵を安全かつ効果的に使うために欠かせない部品です。特に 「漏電を防ぐ」 という役割は非常に重要で、正しく取り付けないと電気柵の効果が大幅に低下してしまいます。 これから電気柵を設置・補修する方は、今回ご紹介したポイントを意識しながら碍子を活用してみてください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【電気柵 碍子】碍子(ガイシ)とは?電気柵で使用するポイントと事例をご紹介
電気柵を導入するときに欠かせない重要パーツ「碍子(ガイシ)」をご存知ですか?電気が漏電しないように正しく設置するためのパーツとなるのが、この碍子の役割。今回は、碍子の基礎知識から、具体的な使い方から設置のポイントまで詳しく解説します。電気柵を安全かつ効果的に活用したい方必見の内容です。1. はじめに ~電気柵の仕組み~電気柵は、家庭菜園や農地を守るために用いられる防獣対策の一つです。電気が流れるワイヤーを張り巡らせることで、イノシシやシカなどの侵入を防ぎます。 しかし、電気柵はただワイヤーを張るだけでは正しく機能しません。通電を効率的に行い、漏電を防ぐための部品がいくつか存在し、その中でも重要なのが「碍子(ガイシ)」です。2. 碍子(ガイシ)とは碍子とは、 もともとは電柱などに使用される陶器製の絶縁体の総称で、電気柵においては、電気柵ワイヤーと支柱を絶縁するための部品を指します。 碍子があることで、ワイヤーと支柱が直接触れず、電気が地面に逃げる「漏電」を防ぐ役割を果たします。参考商品 リング碍子25個入 ご購入はこちら 木柱用ポリ碍子W型 25個入 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3. 電気柵における碍子の役割電気柵で碍子を使う理由は主に以下の2つです。漏電防止:碍子がないとワイヤーが支柱に触れ、せっかくの電気が漏電してしまい、効果が低下しています。ワイヤーの高さ保持:対象動物ごとによってワイヤーの高さや段数が異なります。碍子があることで、ワイヤーをしっかり固定し、一定の間隔を保つ役割もあります。最近では、碍子を使わない絶縁性支柱もいくつか種類があります。参考商品 マルチポールストロング(地上高1060mm) ご購入はこちら ロングマルチポールストロング(地上高1300mm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4. 碍子を設置する上でのポイント電気柵で碍子を使用する際には、以下の点に注意すると効果的です。4-1.必ず電気柵専用の碍子を使用する支柱が木製・金属製にかかわらず、必ず電気柵専用の碍子を取り付けましょう。絶縁テープなどで代用しようとするケースが見られますが、それだけでは漏電は防げません。4-2.カーブが急な場所は2個使うL字に曲がるような部分は支柱にワイヤーが触れてしまう恐れがあるので、碍子を2個以上使って設置するのがオススメです。4-3.動物側に向けて設置する碍子は「動物が触れる側」に取り付けましょう。そうすることで、動物がの鼻がワイヤーに触れやすく、野生動物対策でも家畜の放牧でも、電気柵を学習しやすくなります。4-4.立ち木にはできるだけ使わない木は湿気を含むため、碍子を使っても漏電しやすい傾向があります。また、木が成長してくると碍子を飲みこむように成長することがあり、漏電の原因になってしまいます。4-5.鉄柱を使用する際はワイヤーが触れないよう十分注意する特に金属製の支柱は、触れると大幅に漏電します。碍子の設置位置や固定方法を工夫し、ワイヤーが直接触れないようにしましょう。5. まとめ 碍子(ガイシ)は、電気柵を安全かつ効果的に使うために欠かせない部品です。特に 「漏電を防ぐ」 という役割は非常に重要で、正しく取り付けないと電気柵の効果が大幅に低下してしまいます。 これから電気柵を設置・補修する方は、今回ご紹介したポイントを意識しながら碍子を活用してみてください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
夜間放牧とは|夏の暑さを避けた新しい放牧スタイル
暑い日が続いていますが、みなさん体調は崩されていないでしょうか?牛にとっても、暑すぎる日が続くのは体力的に厳しいのですが、農家さんが「ある工夫」をすることで夏でも放牧されているとのこと。今回は、夏ならではのちょっとした放牧ノウハウをお話しします。1. 夜間放牧について1-1.夜間放牧とは夜間放牧(やかんほうぼく)とは、日没後から夜間、あるいは早朝にかけて家畜を牧草地に放つ飼養方法です。主に牛や羊などの家畜で行われ、暑い日中を避けて、夜の涼しい時間帯を活用するのが特徴です。一部の牧場では以前から実践されていましたが、近年は気候変動や飼養環境の改善ニーズの高まりから注目が高まっています。1-2.なぜ今、夜間放牧が注目されているのかここ数年、夏の猛暑や日中の強い日差しによる「熱ストレス」が畜産業の課題となっています。特に乳牛は高温多湿に弱く、採食量や乳量の低下が問題化しています。夜間放牧は、こうした気象条件への対応策として有効であり、同時に家畜の行動や健康面にも好影響を与えると期待されています。2. 夜間放牧のメリット2-1.夏の暑さを避けて放牧ができる夜間は気温が下がり、家畜の体温調節が容易になります。これにより採食量が確保され、夏場でも生産性の維持が可能になります。2-2. 家畜の運動不足やストレス軽減涼しい時間帯は活発に行動しやすく、自然な採食行動や反芻が促されます。閉鎖的な畜舎から出ることで、精神的ストレスの軽減にもつながります。2-3. 畜舎の掃除やコスト削減夜間に放牧することで、畜舎内の糞尿量が減り、清掃の手間や敷料コストを抑えられます。また、換気や冷房設備の稼働時間を短縮できる場合もあります。2-4. アブなどの吸血昆虫の発生を避けて放牧できるアブやハエは昼間に活動が活発ですが、夜間は活動が減少します。そのため、吸血によるストレスや感染症リスクを低減できます。3. 夜間放牧をする際の注意点3-1.必要な設備を用意するクマや野犬などの獣害対策脱柵防止も大切ですが、夜間は見通しが悪く、外敵から襲われるリスクもあります。野生動物や野犬への対策として、侵入防止柵や電気柵を設置しておきましょう。定期的な点検に行い、柵が損傷している箇所はすぐに修繕しましょう。照明などの設備を整備する必要に応じて低照度のLED照明を設置し、家畜や作業者の安全確保しましょう。水飲み場の確保暗い中でも家畜が水を飲みやすい水槽を設置しましょう。夜間に水がなくならないよう、自動給水されるものがおすすめです。天候の変化雷雨や強風の際は避難させるか、夜間放牧をしない方が安全な可能性があります。3-2.草地の状態を確認するライジングプレートメーターを使って、放牧する牧区(エリア)の草丈や密度を事前に把握しましょう。例えば頭数に対して面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまい、株化しやすくなってしまいます。株化が多くなると草量のバランスが悪くなってしまうため、掃除刈りなどの手間が発生してしまいます。場合によってはローテーションを行ったり、放牧する頭数を制限するなど、調整することで、持続可能な放牧ができます。3-3.万一のときのルールを決める作業者間で緊急時の連絡体制や避難経路を共有しておくことで、トラブル発生時の対応がスムーズになります。4. まとめ夜間放牧は、夏場の暑熱対策や家畜の健康管理、作業効率の向上に寄与する有効な飼養方法です。近年の気候変動や省力化ニーズの高まりを背景に、今後はさらに普及が進むと考えられます。一方で、野生動物対策や設備投資といった面もあるため、周囲の環境や牧場の予算に応じた導入計画が必要です。
夜間放牧とは|夏の暑さを避けた新しい放牧スタイル
暑い日が続いていますが、みなさん体調は崩されていないでしょうか?牛にとっても、暑すぎる日が続くのは体力的に厳しいのですが、農家さんが「ある工夫」をすることで夏でも放牧されているとのこと。今回は、夏ならではのちょっとした放牧ノウハウをお話しします。1. 夜間放牧について1-1.夜間放牧とは夜間放牧(やかんほうぼく)とは、日没後から夜間、あるいは早朝にかけて家畜を牧草地に放つ飼養方法です。主に牛や羊などの家畜で行われ、暑い日中を避けて、夜の涼しい時間帯を活用するのが特徴です。一部の牧場では以前から実践されていましたが、近年は気候変動や飼養環境の改善ニーズの高まりから注目が高まっています。1-2.なぜ今、夜間放牧が注目されているのかここ数年、夏の猛暑や日中の強い日差しによる「熱ストレス」が畜産業の課題となっています。特に乳牛は高温多湿に弱く、採食量や乳量の低下が問題化しています。夜間放牧は、こうした気象条件への対応策として有効であり、同時に家畜の行動や健康面にも好影響を与えると期待されています。2. 夜間放牧のメリット2-1.夏の暑さを避けて放牧ができる夜間は気温が下がり、家畜の体温調節が容易になります。これにより採食量が確保され、夏場でも生産性の維持が可能になります。2-2. 家畜の運動不足やストレス軽減涼しい時間帯は活発に行動しやすく、自然な採食行動や反芻が促されます。閉鎖的な畜舎から出ることで、精神的ストレスの軽減にもつながります。2-3. 畜舎の掃除やコスト削減夜間に放牧することで、畜舎内の糞尿量が減り、清掃の手間や敷料コストを抑えられます。また、換気や冷房設備の稼働時間を短縮できる場合もあります。2-4. アブなどの吸血昆虫の発生を避けて放牧できるアブやハエは昼間に活動が活発ですが、夜間は活動が減少します。そのため、吸血によるストレスや感染症リスクを低減できます。3. 夜間放牧をする際の注意点3-1.必要な設備を用意するクマや野犬などの獣害対策脱柵防止も大切ですが、夜間は見通しが悪く、外敵から襲われるリスクもあります。野生動物や野犬への対策として、侵入防止柵や電気柵を設置しておきましょう。定期的な点検に行い、柵が損傷している箇所はすぐに修繕しましょう。照明などの設備を整備する必要に応じて低照度のLED照明を設置し、家畜や作業者の安全確保しましょう。水飲み場の確保暗い中でも家畜が水を飲みやすい水槽を設置しましょう。夜間に水がなくならないよう、自動給水されるものがおすすめです。天候の変化雷雨や強風の際は避難させるか、夜間放牧をしない方が安全な可能性があります。3-2.草地の状態を確認するライジングプレートメーターを使って、放牧する牧区(エリア)の草丈や密度を事前に把握しましょう。例えば頭数に対して面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまい、株化しやすくなってしまいます。株化が多くなると草量のバランスが悪くなってしまうため、掃除刈りなどの手間が発生してしまいます。場合によってはローテーションを行ったり、放牧する頭数を制限するなど、調整することで、持続可能な放牧ができます。3-3.万一のときのルールを決める作業者間で緊急時の連絡体制や避難経路を共有しておくことで、トラブル発生時の対応がスムーズになります。4. まとめ夜間放牧は、夏場の暑熱対策や家畜の健康管理、作業効率の向上に寄与する有効な飼養方法です。近年の気候変動や省力化ニーズの高まりを背景に、今後はさらに普及が進むと考えられます。一方で、野生動物対策や設備投資といった面もあるため、周囲の環境や牧場の予算に応じた導入計画が必要です。
【 電気柵 効果 】電気柵は効果がない?失敗しないためのポイントをご紹介
今や電気柵は、中山間地の野生動物対策だけでなく、都市圏の家庭菜園にも使われるまでに普及してきました。インターネットショップやホームセンターなどでも販売されており、誰でも手軽に購入・設置ができるようになりました。その一方で、仕組みなどの基礎的な情報が把握しきれないまま、半ば自作のようになってしまい、うまくいかないというお問合せを受けることがあります。ここでは、・電気柵の仕組・効果的に設置するためのポイント・設置から収穫までを追いかけた事例 についてもご紹介します。1.電気柵とは1-1.電気柵とは 電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。1-2.なぜ?電気柵は効果があるのか 動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。「+」の電気柵ワイヤーと「-」の地面の両方に触れて初めてショックが発生するので、スズメなどが止まってもショックは受けません。地面に立つ動物が電気柵ワイヤーに接触したときに電気柵の回路が成立し、動物はショックを受けます。(電気柵の回路を成立させる「スイッチ」の役割になります)地面から生えた植物などが触れた場合も回路が成立しますので、電気は流れ、漏電してしまいます。2.効果のない電気柵とは?改善すべきポイントも解説2-1.対象動物にあった柵になっていない 対象動物とは、柵を使用する動物種を意味します。例えば、畑を荒らすイノシシ対策をしたいとなると、対象動物はイノシシになります。パドックで牛を放牧させたいとなると、対象動物はウシになります。それぞれ対象動物ごとに、柵の仕様が異なります。対象動物ごとに適正な仕様で設置しないと、柵の効果は発揮できません。例えば、シカ対策の簡易電気柵であれば、2mのポールを使って、ワイヤーを3段張で設置します。アライグマ対策の簡易電気柵であれば、90cmのポールを使って、ワイヤーを4段張で設置します。このように、使う商品も設置の方法も対象動物によって、大きく異なります。(家畜の放牧の場合は、月齢によっても異なる場合があります)対象動物が複数の場合、それぞれに対応した柵の仕様を検討する必要があります。例えば、シカ、アライグマ兼用の簡易電気柵の場合は6段張を標準としています。2-2.適切に電気が流れていないいくつかの原因が考えられます。アースが不足している、設置場所が乾燥している、ワイヤーと支柱の接触、雑草との接触、ワイヤーの巻きつけが甘い、本器の故障などが考えられます。以下の記事を参考に、問題点を確認し、見つかった場合は即座に解消しましょう。【電気柵 動かない トラブル】原因は機械?それとも柵?(よくある間違った設置事例)参考商品 デジタルボルトメーター(デジタル表示) ご購入はこちら ファームテスター(8段階表示) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-3.設置方法に問題がある例えば、斜面から電気柵までの距離が近いと、乗り越えられたり、電気ショックに驚いた動物の逃げ場が失われて柵を壊されたりしてしまう恐れがあります。平地でない場合には、電気柵の下に隙間ができたり、高さが不十分な部分が生じることがあります。特に柵の下に隙間があると、動物は柵の下を掘ったり、くぐったりして、侵入しようとするので注意が必要です。2-4.本器やアースに問題がある本器をワイヤー、アースから取り外し、電気柵用のテスターで本器単体の電圧を計測できます。以下のイメージを参考にしてください。測定の結果によって、どこに問題があるのかを判断するための材料になります。 たとえば、各本器のマニュアルに記載している最大電圧に近い数字(AN90Sの場合は7500V)が出ていれば、本器は正常ということになります。 そうなると、柵のどこか漏電や、アース不足などの問題が起きている可能性が考えられます。 パワーボックスS150センサー(基本アースセット付属) ご購入はこちら ソーラーガード50(オンライン限定モデル) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-5.動物に「慣れ」が生じてしまっている 電気柵への「慣れ」が生じた動物を電気柵で防除するのは、非常に難しいです。より出力の強い本器に変更する、段数を追加するなどの手段もありますが、一度侵入できるとわかってしまうと、無理やりにでも侵入する個体もいます。こうした状況にならないよう、日頃から電気柵を適切に管理することが重要になります。3.電気柵の導入事例(センサーカメラとの併用) 2020年に、当別町内でアライグマ対策の電気柵を設置~収穫に至るまでを追いかけた事例をご紹介します。どのような点が成功し、失敗したのか、センサーカメラの撮影結果なども交えてご紹介します。・(はじめに)昨年家庭菜園に大きな被害が発生 自家消費用で2019年300本植えたトウモロコシは半分の150本しか収穫ができず、ブドウも15kg以上穫れていたが2019年はほぼ0だったそうです。・(収穫結果)トウモロコシはほぼ全量(300本)収穫できたそうです。9月に電池交換を忘れてしまったため、ブドウに少し被害が出てしまいましたが、それでも早期収穫で10kgほどとれたそうです。・(センサーカメラの結果)遠隔で画像を確認できる「ファームキャプチャー」を活用。時間帯別でみると、20時から早朝3時までの人気のない時間帯が8割を占めていました。10月以降は、ブドウの熟した匂いを察知してか、ほぼ毎日のようにアライグマが撮影されていました。また、電気柵を回収した後に、収穫から漏れたトウモロコシを狙ってか、頻繁に出没しているのもカメラを撮影したことでわかりました。・(お客様の感想) 電池交換をし忘れていたため、一部被害を受けてしまったが、電気柵は投資額以上の効果があった!センサーカメラの結果にはとても驚いた。自分は知らなかったが、こんなに動物が頻繁に来ていたのかと驚いた。4.まとめ いかがでしょうか。電気柵の効果を発揮できるかどうかは「適切な設置と維持管理」に掛かっています。「電気柵を設置しているのに効かない…」と感じたときは、原因をひとつずつ丁寧にチェックし、改善することで効果を発揮することができます。とはいえ、定期的な管理というのは手間、と感じる方も多いかと思います。設置方法や資材選定を工夫ことで、管理の手間を軽減するノウハウもありますので、お気軽にご相談ください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【 電気柵 効果 】電気柵は効果がない?失敗しないためのポイントをご紹介
今や電気柵は、中山間地の野生動物対策だけでなく、都市圏の家庭菜園にも使われるまでに普及してきました。インターネットショップやホームセンターなどでも販売されており、誰でも手軽に購入・設置ができるようになりました。その一方で、仕組みなどの基礎的な情報が把握しきれないまま、半ば自作のようになってしまい、うまくいかないというお問合せを受けることがあります。ここでは、・電気柵の仕組・効果的に設置するためのポイント・設置から収穫までを追いかけた事例 についてもご紹介します。1.電気柵とは1-1.電気柵とは 電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。1-2.なぜ?電気柵は効果があるのか 動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。「+」の電気柵ワイヤーと「-」の地面の両方に触れて初めてショックが発生するので、スズメなどが止まってもショックは受けません。地面に立つ動物が電気柵ワイヤーに接触したときに電気柵の回路が成立し、動物はショックを受けます。(電気柵の回路を成立させる「スイッチ」の役割になります)地面から生えた植物などが触れた場合も回路が成立しますので、電気は流れ、漏電してしまいます。2.効果のない電気柵とは?改善すべきポイントも解説2-1.対象動物にあった柵になっていない 対象動物とは、柵を使用する動物種を意味します。例えば、畑を荒らすイノシシ対策をしたいとなると、対象動物はイノシシになります。パドックで牛を放牧させたいとなると、対象動物はウシになります。それぞれ対象動物ごとに、柵の仕様が異なります。対象動物ごとに適正な仕様で設置しないと、柵の効果は発揮できません。例えば、シカ対策の簡易電気柵であれば、2mのポールを使って、ワイヤーを3段張で設置します。アライグマ対策の簡易電気柵であれば、90cmのポールを使って、ワイヤーを4段張で設置します。このように、使う商品も設置の方法も対象動物によって、大きく異なります。(家畜の放牧の場合は、月齢によっても異なる場合があります)対象動物が複数の場合、それぞれに対応した柵の仕様を検討する必要があります。例えば、シカ、アライグマ兼用の簡易電気柵の場合は6段張を標準としています。2-2.適切に電気が流れていないいくつかの原因が考えられます。アースが不足している、設置場所が乾燥している、ワイヤーと支柱の接触、雑草との接触、ワイヤーの巻きつけが甘い、本器の故障などが考えられます。以下の記事を参考に、問題点を確認し、見つかった場合は即座に解消しましょう。【電気柵 動かない トラブル】原因は機械?それとも柵?(よくある間違った設置事例)参考商品 デジタルボルトメーター(デジタル表示) ご購入はこちら ファームテスター(8段階表示) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-3.設置方法に問題がある例えば、斜面から電気柵までの距離が近いと、乗り越えられたり、電気ショックに驚いた動物の逃げ場が失われて柵を壊されたりしてしまう恐れがあります。平地でない場合には、電気柵の下に隙間ができたり、高さが不十分な部分が生じることがあります。特に柵の下に隙間があると、動物は柵の下を掘ったり、くぐったりして、侵入しようとするので注意が必要です。2-4.本器やアースに問題がある本器をワイヤー、アースから取り外し、電気柵用のテスターで本器単体の電圧を計測できます。以下のイメージを参考にしてください。測定の結果によって、どこに問題があるのかを判断するための材料になります。 たとえば、各本器のマニュアルに記載している最大電圧に近い数字(AN90Sの場合は7500V)が出ていれば、本器は正常ということになります。 そうなると、柵のどこか漏電や、アース不足などの問題が起きている可能性が考えられます。 パワーボックスS150センサー(基本アースセット付属) ご購入はこちら ソーラーガード50(オンライン限定モデル) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-5.動物に「慣れ」が生じてしまっている 電気柵への「慣れ」が生じた動物を電気柵で防除するのは、非常に難しいです。より出力の強い本器に変更する、段数を追加するなどの手段もありますが、一度侵入できるとわかってしまうと、無理やりにでも侵入する個体もいます。こうした状況にならないよう、日頃から電気柵を適切に管理することが重要になります。3.電気柵の導入事例(センサーカメラとの併用) 2020年に、当別町内でアライグマ対策の電気柵を設置~収穫に至るまでを追いかけた事例をご紹介します。どのような点が成功し、失敗したのか、センサーカメラの撮影結果なども交えてご紹介します。・(はじめに)昨年家庭菜園に大きな被害が発生 自家消費用で2019年300本植えたトウモロコシは半分の150本しか収穫ができず、ブドウも15kg以上穫れていたが2019年はほぼ0だったそうです。・(収穫結果)トウモロコシはほぼ全量(300本)収穫できたそうです。9月に電池交換を忘れてしまったため、ブドウに少し被害が出てしまいましたが、それでも早期収穫で10kgほどとれたそうです。・(センサーカメラの結果)遠隔で画像を確認できる「ファームキャプチャー」を活用。時間帯別でみると、20時から早朝3時までの人気のない時間帯が8割を占めていました。10月以降は、ブドウの熟した匂いを察知してか、ほぼ毎日のようにアライグマが撮影されていました。また、電気柵を回収した後に、収穫から漏れたトウモロコシを狙ってか、頻繁に出没しているのもカメラを撮影したことでわかりました。・(お客様の感想) 電池交換をし忘れていたため、一部被害を受けてしまったが、電気柵は投資額以上の効果があった!センサーカメラの結果にはとても驚いた。自分は知らなかったが、こんなに動物が頻繁に来ていたのかと驚いた。4.まとめ いかがでしょうか。電気柵の効果を発揮できるかどうかは「適切な設置と維持管理」に掛かっています。「電気柵を設置しているのに効かない…」と感じたときは、原因をひとつずつ丁寧にチェックし、改善することで効果を発揮することができます。とはいえ、定期的な管理というのは手間、と感じる方も多いかと思います。設置方法や資材選定を工夫ことで、管理の手間を軽減するノウハウもありますので、お気軽にご相談ください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
週1回の歩きが”利益”を変える?放牧酪農で儲けるために欠かせない「ファームウォーク入門」
日本で本格的に放牧酪農を取り組んでいる農家は数%と言われており、その中でもファームウォークに取り組んでいる方はさらにごく少数です。一方、放牧先進国のニュージーランドではファームウォークは昔から習慣化しており、取り組まない農家は少ないといわれています。この記事では、ファームウォークを実践するメリットとデメリット、実践方法から、経営判断につなげるまでの工程など、ファームウォークに関する基礎的知識をご紹介します。1.ニュージーランド酪農では必須項目?ファームウォークとはそもそもファームウォークとは、ニュージーランドで生まれた牧草管理技術の一つです。週に一度すべての牧区を歩き、ライジングプレートメーター(以下RPM)を用いて収量調査を行います。これにより、「今どの牧区に、どれだけ牛が食べれる草があるか」を測定し、フィードウェッジとよばれるグラフを作成して放牧ローテーションや草地管理の判断材料とします。放牧を主体とするニュージーランドでは、いかに品質の高い牧草をいかに効率よく家畜に与えることができるかが、経営を左右します。そのため、牧草管理に対する意識が非常に高いことから、ファームウォークが重要視されています。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2.なぜ日本でファームウォークは普及しないのか?なぜ、日本で普及していないのか、大まかなメリットとデメリットを整理してみました。・メリット・数値に基づいた経営判断が可能に 勘に頼るのではなく、実測値から「今、どの牧区をどのように利用するべきか」を判断できます。・チームでの情報共有がしやすい 数値化やグラフによる可視化で、情報共有や作業の分担、人材育成にも役立ちます。また外部コンサルタントに自身の牧場を説明する際にも役立つでしょう。・自身の目で見て現場をしっかりと確認できる アナログな手段ではありますが、放牧農家にとって、草は重要な餌であり、草地はその餌を育む環境といえます。定期的に草地を見回ることで、草地や家畜の変化に気づきやすくなります。・デメリット・歩いて確認する手間がある 作業員の確保や、習慣化されるまで継続力が求められます。・プレートメーターの導入コスト 長期的には経営効率に貢献できるものの、特に放牧を始めたばかりの方にとっては少し高額な場合があります。・数値を見て判断できる意思決定と実行ファームウォークは測定して終わりではありません。数値を見てからどう動くかが、結果を左右します。ファームウォークをこれから始めようとしている方は、放牧に詳しい指導員や放牧コンサルタントに相談しながら進めていくのが良いでしょう。3.ファームウォークのやり方それでは、実際にどのようにファームウォークを行えば良いのか、ご説明します。3-1. 測定する牧区と歩くラインを確認まずは、測定する牧区をある程度リストアップしておきましょう。マップ化しておき、いつ、誰が測定しに行くのかを決めておけると便利です。また、歩くラインも大切です。例えば、正方形の牧区があったと仮定します。単純にまっすぐ歩くよりも、斜めに歩いたり、ジグザグに歩いた方がより正確な数値が得られます。さらに、水槽やフェンス沿い、裸地などの環境は、数値のバラツキが大きくなる可能性があるので、測定しないようにしましょう。3-2. ライジングプレートメーターで測定事前に取説を確認し、必要に応じてカリブレーションを行ってください。牧草地を歩きながら、数歩ごとにプレートを草地に突きます。このとき、プレートが地面に対して斜めにならないように突きましょう。およそ20~40回程度測定したら完了です。kgDM / haも瞬時に計算され、表示されます。3-3 牧区ごとの測定値をグラフ化(フィードウェッジの作成)測定データを牧区毎に並び替えて、フィードウェッジを作成します。これにより、不足または過剰な牧区を一目で把握できるようになります。3-4. 意思決定と即行動ファームウォークはここからが重要です。牧草の品質は刻一刻と変わります。天候や作業状況によっては、行動が遅れる場合がありますが、なるべくスピード感ある判断と行動が求められます。例えば、草が伸びすぎている場合は、掃除刈りをする または ロールにするなどが検討できます。草が足りない場合、牧区の移動を早める または 補助的な飼料を検討するなどの対策が取れます。4.ファームウォークの成功事例と失敗事例弊社が協力しているニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトにておいて、「ファームウォーク」をテーマにディスカッションを行った事例から引用いたします。記事全文は >>> こちら成功:高原牧場(北海道天塩町)のケース高原牧場では、ファームウォークを導入したことで放牧効率が向上し、収益が大幅にアップしました。 週1回の測定と情報共有が、「草を捨てない」「牛を迷わせない」運用につながったとのことです。失敗:ポプラファーム(ニュージーランド)一方、ニュージーランドのポプラファームでは、測定データを収集していたにも関わらず、意思決定と行動が遅れたことで約40万ドルの減収となりました。 このように「見ただけで終わる」状態では、ファームウォークは効果を発揮しません。5.まとめ|ファームウォークは「経営者の目」を育てる 放牧をより高効率・高品質にするためには、感覚だけに頼らない管理が必要です。ファームウォークは、誰でも始められる一歩でありながら、その効果は非常に大きい取り組みです。まずは週に一度、牧場を歩いて草を「見える化」することから始めてみませんか?効率的なファームウォークのやり方や放牧全体に関するアドバイスもできますので、迷ったり、困ったことがあればお気軽にご相談ください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
週1回の歩きが”利益”を変える?放牧酪農で儲けるために欠かせない「ファームウォーク入門」
日本で本格的に放牧酪農を取り組んでいる農家は数%と言われており、その中でもファームウォークに取り組んでいる方はさらにごく少数です。一方、放牧先進国のニュージーランドではファームウォークは昔から習慣化しており、取り組まない農家は少ないといわれています。この記事では、ファームウォークを実践するメリットとデメリット、実践方法から、経営判断につなげるまでの工程など、ファームウォークに関する基礎的知識をご紹介します。1.ニュージーランド酪農では必須項目?ファームウォークとはそもそもファームウォークとは、ニュージーランドで生まれた牧草管理技術の一つです。週に一度すべての牧区を歩き、ライジングプレートメーター(以下RPM)を用いて収量調査を行います。これにより、「今どの牧区に、どれだけ牛が食べれる草があるか」を測定し、フィードウェッジとよばれるグラフを作成して放牧ローテーションや草地管理の判断材料とします。放牧を主体とするニュージーランドでは、いかに品質の高い牧草をいかに効率よく家畜に与えることができるかが、経営を左右します。そのため、牧草管理に対する意識が非常に高いことから、ファームウォークが重要視されています。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2.なぜ日本でファームウォークは普及しないのか?なぜ、日本で普及していないのか、大まかなメリットとデメリットを整理してみました。・メリット・数値に基づいた経営判断が可能に 勘に頼るのではなく、実測値から「今、どの牧区をどのように利用するべきか」を判断できます。・チームでの情報共有がしやすい 数値化やグラフによる可視化で、情報共有や作業の分担、人材育成にも役立ちます。また外部コンサルタントに自身の牧場を説明する際にも役立つでしょう。・自身の目で見て現場をしっかりと確認できる アナログな手段ではありますが、放牧農家にとって、草は重要な餌であり、草地はその餌を育む環境といえます。定期的に草地を見回ることで、草地や家畜の変化に気づきやすくなります。・デメリット・歩いて確認する手間がある 作業員の確保や、習慣化されるまで継続力が求められます。・プレートメーターの導入コスト 長期的には経営効率に貢献できるものの、特に放牧を始めたばかりの方にとっては少し高額な場合があります。・数値を見て判断できる意思決定と実行ファームウォークは測定して終わりではありません。数値を見てからどう動くかが、結果を左右します。ファームウォークをこれから始めようとしている方は、放牧に詳しい指導員や放牧コンサルタントに相談しながら進めていくのが良いでしょう。3.ファームウォークのやり方それでは、実際にどのようにファームウォークを行えば良いのか、ご説明します。3-1. 測定する牧区と歩くラインを確認まずは、測定する牧区をある程度リストアップしておきましょう。マップ化しておき、いつ、誰が測定しに行くのかを決めておけると便利です。また、歩くラインも大切です。例えば、正方形の牧区があったと仮定します。単純にまっすぐ歩くよりも、斜めに歩いたり、ジグザグに歩いた方がより正確な数値が得られます。さらに、水槽やフェンス沿い、裸地などの環境は、数値のバラツキが大きくなる可能性があるので、測定しないようにしましょう。3-2. ライジングプレートメーターで測定事前に取説を確認し、必要に応じてカリブレーションを行ってください。牧草地を歩きながら、数歩ごとにプレートを草地に突きます。このとき、プレートが地面に対して斜めにならないように突きましょう。およそ20~40回程度測定したら完了です。kgDM / haも瞬時に計算され、表示されます。3-3 牧区ごとの測定値をグラフ化(フィードウェッジの作成)測定データを牧区毎に並び替えて、フィードウェッジを作成します。これにより、不足または過剰な牧区を一目で把握できるようになります。3-4. 意思決定と即行動ファームウォークはここからが重要です。牧草の品質は刻一刻と変わります。天候や作業状況によっては、行動が遅れる場合がありますが、なるべくスピード感ある判断と行動が求められます。例えば、草が伸びすぎている場合は、掃除刈りをする または ロールにするなどが検討できます。草が足りない場合、牧区の移動を早める または 補助的な飼料を検討するなどの対策が取れます。4.ファームウォークの成功事例と失敗事例弊社が協力しているニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトにておいて、「ファームウォーク」をテーマにディスカッションを行った事例から引用いたします。記事全文は >>> こちら成功:高原牧場(北海道天塩町)のケース高原牧場では、ファームウォークを導入したことで放牧効率が向上し、収益が大幅にアップしました。 週1回の測定と情報共有が、「草を捨てない」「牛を迷わせない」運用につながったとのことです。失敗:ポプラファーム(ニュージーランド)一方、ニュージーランドのポプラファームでは、測定データを収集していたにも関わらず、意思決定と行動が遅れたことで約40万ドルの減収となりました。 このように「見ただけで終わる」状態では、ファームウォークは効果を発揮しません。5.まとめ|ファームウォークは「経営者の目」を育てる 放牧をより高効率・高品質にするためには、感覚だけに頼らない管理が必要です。ファームウォークは、誰でも始められる一歩でありながら、その効果は非常に大きい取り組みです。まずは週に一度、牧場を歩いて草を「見える化」することから始めてみませんか?効率的なファームウォークのやり方や放牧全体に関するアドバイスもできますので、迷ったり、困ったことがあればお気軽にご相談ください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
放牧酪農の未来をゲームで伝えたい!ストーリー4|ボードゲーム誕生秘話
最後に、リリースまでの道のりを振り返りと、ご協力いただいた皆様への感謝、そして、今後の展望についてお話ししたいと思います。1.完成までを振り返って(ファームエイジ㈱ 大西 商品開発マネージャー) まさか、電気柵メーカーに入社して放牧のボードゲームを作成することになるとは、夢にも思いませんでした(笑)。はじめは突拍子もないアイディアだと思いましたが、酪農や農家さんを取り巻く環境を変えるには、今までにない新しい切り口が必要だという、共通認識が社内にはありました。多くの人に協力して頂くことで完成にまでこぎつけることができました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます。酪農や放牧に興味がある学生さんにはぜひ手に取ってほしいと思いますし、農業や環境に興味のある一般の方々にも、ぜひ一度プレイしていただけると嬉しいなと思います。まだ初版ですので、ルールやデザインも少しずつアップデートしていきながら、おもしろおかしく、放牧の価値をたくさんの方に届けていきたいと思います。2.社員もやってみる!みんなでデモプレイ!社内でもやってみました! 皆、不思議そうに眺めたり、サイコロを振ってみたり…最初は緊張気味でしたがゲームが進むにつれ、「わー豪雨発生したー」や「よーし、おれは牛よりも草地を増やすぞ~」など、いろんな声が聞こえてくるように。そこそこいい年齢の大人が集まってのプレイでしたが、気づけばあっという間に時間が過ぎて、普段自分たちがかかわっている放牧酪農を別角度から再確認できた、という声も聞くことができました。3.ここからがスタート。多くの人に手に取ってもらうために。(ファームエイジ㈱ 高田 副社長)ここまで、ボードゲームストーリーにお付き合いいただき、ありがとうございました。放牧は、日本においてはまだマイナーな畜産技術ですが、人と自然、牛が調和した素晴らしい生産方式の一つです。我々ファームエイジは40年にわたって、その普及や推進を行ってきましたが、まだ道半ば。どうすればもっと多くの人に知っていただけるかを考えた結果、今回のボードゲームの開発に行きつきました。このゲームは、現在の生産者さんだけでなく、跡継ぎの方や、これから新規就農を考えている方々だけを対象としたわけではありません。農家ではないけれど興味がある、将来農家をやってみたい学生さん、都会の主婦の方…垣根を越えて、いろんな方にこのゲームをプレイしていただき、少しでも放牧酪農を知るきっかけになってくれればと願っております。本ゲームは、弊社公式オンラインショップで販売していますので、ぜひそちらもご覧ください。販売サイトは >>> こちらバックナンバー・ストーリー1・ストーリー2・ストーリー3
放牧酪農の未来をゲームで伝えたい!ストーリー4|ボードゲーム誕生秘話
最後に、リリースまでの道のりを振り返りと、ご協力いただいた皆様への感謝、そして、今後の展望についてお話ししたいと思います。1.完成までを振り返って(ファームエイジ㈱ 大西 商品開発マネージャー) まさか、電気柵メーカーに入社して放牧のボードゲームを作成することになるとは、夢にも思いませんでした(笑)。はじめは突拍子もないアイディアだと思いましたが、酪農や農家さんを取り巻く環境を変えるには、今までにない新しい切り口が必要だという、共通認識が社内にはありました。多くの人に協力して頂くことで完成にまでこぎつけることができました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます。酪農や放牧に興味がある学生さんにはぜひ手に取ってほしいと思いますし、農業や環境に興味のある一般の方々にも、ぜひ一度プレイしていただけると嬉しいなと思います。まだ初版ですので、ルールやデザインも少しずつアップデートしていきながら、おもしろおかしく、放牧の価値をたくさんの方に届けていきたいと思います。2.社員もやってみる!みんなでデモプレイ!社内でもやってみました! 皆、不思議そうに眺めたり、サイコロを振ってみたり…最初は緊張気味でしたがゲームが進むにつれ、「わー豪雨発生したー」や「よーし、おれは牛よりも草地を増やすぞ~」など、いろんな声が聞こえてくるように。そこそこいい年齢の大人が集まってのプレイでしたが、気づけばあっという間に時間が過ぎて、普段自分たちがかかわっている放牧酪農を別角度から再確認できた、という声も聞くことができました。3.ここからがスタート。多くの人に手に取ってもらうために。(ファームエイジ㈱ 高田 副社長)ここまで、ボードゲームストーリーにお付き合いいただき、ありがとうございました。放牧は、日本においてはまだマイナーな畜産技術ですが、人と自然、牛が調和した素晴らしい生産方式の一つです。我々ファームエイジは40年にわたって、その普及や推進を行ってきましたが、まだ道半ば。どうすればもっと多くの人に知っていただけるかを考えた結果、今回のボードゲームの開発に行きつきました。このゲームは、現在の生産者さんだけでなく、跡継ぎの方や、これから新規就農を考えている方々だけを対象としたわけではありません。農家ではないけれど興味がある、将来農家をやってみたい学生さん、都会の主婦の方…垣根を越えて、いろんな方にこのゲームをプレイしていただき、少しでも放牧酪農を知るきっかけになってくれればと願っております。本ゲームは、弊社公式オンラインショップで販売していますので、ぜひそちらもご覧ください。販売サイトは >>> こちらバックナンバー・ストーリー1・ストーリー2・ストーリー3
【電気柵 ソーラー】後悔しない!電気柵の基本とソーラー式の魅力とは?仕組みから選び方・よくある...
今や畑の野生動物対策として、電気柵は一般的な手段の一つになりました。中でもソーラー式の電気柵を希望される方が多いですが、実は、環境や設置状況によっては、不向きな場合があります。本記事では、ソーラー電気柵の仕組みや基礎的な知識から、どのような点に注意して選ぶべきなのかについてご紹介します。1.(はじめに)電気柵について1-1.電気柵の仕組み電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。1-2.ソーラー式電気柵とは ほとんどの場合、ソーラー式のパワーボックス(電気柵本器)を指していることが多いです。パワーボックスは電気柵の柵線(ワイヤー)に電気を送り出す機械のことで、電気柵の心臓部分といえます。 基本的に、パワーボックスは12Vバッテリーを電源に取ることが多いですが、ソーラーパネルの普及に伴い、バッテリーとソーラーパネルを併用する事例が非常に多くなってきました。最近は、バッテリーとソーラーパネル、パワーボックスが一体になった組立不要のモデルが人気です。2.なぜソーラー式が選ばれる?メリット・デメリット 弊社もソーラー式のパワーボックスを多く取り揃えておりますが、改めてメリットとデメリットを整理してみました。特に、これから電気柵導入を検討している方はぜひご確認ください。・メリット〇 バッテリーメンテナンスの手間が省ける この点が選ばれる理由として、一番大きいでしょう。太陽光が当たっている間は自動的にバッテリーに充電されるので、メンテナンスの手間を軽減することができます。〇 電源のない環境でも使用できる 自宅から遠く離れている、頻繁に電気柵のメンテナンスがしづらいなどの方におすすめです。中山間地の獣害対策や耕作放棄地放牧にオススメです。〇 電気代の削減 家庭用のコンセント(AC100V)を使用するパワーボックスと異なり、電気代が掛かりません。・デメリット× 初期投資が掛かる ソーラーパネルなしのタイプと比較すると、比較的高額になることが多いです。× 太陽光の当たる環境に設置する必要がある 日陰になるような場所に置くと、充電効率が下がるなど、パフォーマンスが低下します。設置する向きにも注意しましょう。また、盗難のリスクもあるので、できるだけ人目に触れないなど、リスクを低減できる場所が望ましいです。× 過充電を防止する装置が必要 太陽光による発電が多すぎると、過充電という状況に陥ってしまい、バッテリーやパワーボックスの作動に影響する場合があります。3.ソーラー式 電気柵の選び方【抑えておくべきポイント5選】ここでは主なポイントをご紹介します。3-1.柵を設置する距離を把握する ソーラータイプに限らず、パワーボックスを選ぶうえで、まず電気柵の「設置距離(1段あたりの距離)」と「段数」を確認しましょう。それによって、選ぶパワーボックスが異なってきます。初めての方は、「パワーボックスおすすめ診断」が便利です。3-2.設置環境を確認する 前述した通り、日陰になるような環境は設置に不向きです。3-3.設置する期間を確認する ソーラーパネルはあくまで補助的な装置であり、バッテリー切れを補償するものではありません。例えば、一年中設置することを最初から想定している場合は、家庭用のコンセント(AC100V)のほうが安定的に電気柵を稼働させることができるので、そちらの活用も検討しましょう。 パワーボックスX1S(基本アースセット付属) ご購入はこちら パワーボックスX2S(基本アースセット付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-4.ソーラーパネルに充電コントローラーが付属しているか確認する ご自身でソーラーパネルをご用意される場合はご確認ください。弊社販売のソーラーパネルにはすべて充電コントローラーが付属しています。3-5.ソーラーパネルに接続するバッテリーの状態を確認する いくらソーラーパネルのパフォーマンスが優れていても、肝心のバッテリーが壊れてしまっていては意味がありません。接続前に、バッテリーの容量や電圧などが適正なものになっているかご確認ください。4.よくあるご質問 ソーラー式 電気柵4-1.夜間や曇りの日は電気柵は止まるのですか? あくまで主電源はバッテリーであり、ソーラーパネルは太陽光があるときに充電する「補助的な装置」といえます。そのため、ソーラーパネルからの発電がない夜間や曇天でも、バッテリーの充電がある限り、電気柵が止まることはありません。4-2.バッテリーは、補充電しない(太陽が出ていない)状態でどれぐらい持ちますか? フル充電されたバッテリーを使用し、太陽光を遮断した状態で作動させた場合、以下のようになります。 S150センサー:およそ20日 S500センサー:およそ14日 S1000センサー:およそ8日(※弊社試験時の数値 あくまで目安です)4-3.専用の充電器を持っていない場合、どのように充電したらよいですか? 電源を切った状態で、ソーラーパネルを太陽光に充てておくと充電できます。ただし、バッテリーを長持ちさせるためには、シーズンの使い始めと終わり、また6ヶ月毎に、専用バッテリー充電器(別売)でフル充電することをおすすめします。4-4.少し日陰になるぐらいの場所であれば問題はない? 影がパネルの一部でも入り込むと、発電効率が一気に下がってしまいます。電柱や立ち木などの影がパネルに入り込まない場所に設置してください。4-5.冬期間や使用しない時期はどうしたら良い? まず、撤去前に電源をオフにして2~3日間太陽光に充ててください。次に、プラス側のバッテリー端子を外して保管してください。使い始めるときは、数日間太陽光でバッテリーを充電してから使うようにしましょう。方法としては、バッテリー端子をつないでから、電源をオフにした状態で、太陽光に充てます。 上記のような管理を習慣化しておくことで、バッテリーを長持ちさせることができます。(※日数はあくまで目安です。バッテリーの状況によって異なります)5.導入事例(お客様の声)5-1.イノシシ電気柵/Sシリーズ 魚沼産コシヒカリを作っていますが、なにしろ里山です。一番下の田んぼは山に近いので、猿、クマ、イノシシ、の被害に遭います。電気柵は本当に頼りになります。ソーラーだとバッテリーを気にしなくていいのでとても助かります。5-2.家庭菜園で使用/ソーラーガード50(EC限定モデル)高くつくけどメンテナンスは楽になります。今までは電池式のものを使っていました。電池式よりも価格は数倍しますが、やはりソーラー。電池交換と充電が不要なのは楽です。山の影になるような日当たりの悪い場所では注意が必要です。 パワーボックスS150センサー(基本アースセット付属) ご購入はこちら ソーラーガード50(オンライン限定モデル) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら※写真はイメージです。実際にご意見をいただいたユーザーとは異なります。6.まとめ もはや電気柵を使用する方にとって、ソーラーパネルとバッテリーの併用は一般的といっても過言ではないでしょう。ところが、設置環境や使用する期間などによっては、ほかのタイプが向いている場合もあります。 これから電気柵を導入される方は、ご自身の設置状況や条件を整理してから、最適なタイプを選ぶと良いでしょう。 「もっと詳細なアドバイスがほしい」、「パワーボックスから柵まで一式で設計してほしい」などのご要望も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【電気柵 ソーラー】後悔しない!電気柵の基本とソーラー式の魅力とは?仕組みから選び方・よくある...
今や畑の野生動物対策として、電気柵は一般的な手段の一つになりました。中でもソーラー式の電気柵を希望される方が多いですが、実は、環境や設置状況によっては、不向きな場合があります。本記事では、ソーラー電気柵の仕組みや基礎的な知識から、どのような点に注意して選ぶべきなのかについてご紹介します。1.(はじめに)電気柵について1-1.電気柵の仕組み電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。1-2.ソーラー式電気柵とは ほとんどの場合、ソーラー式のパワーボックス(電気柵本器)を指していることが多いです。パワーボックスは電気柵の柵線(ワイヤー)に電気を送り出す機械のことで、電気柵の心臓部分といえます。 基本的に、パワーボックスは12Vバッテリーを電源に取ることが多いですが、ソーラーパネルの普及に伴い、バッテリーとソーラーパネルを併用する事例が非常に多くなってきました。最近は、バッテリーとソーラーパネル、パワーボックスが一体になった組立不要のモデルが人気です。2.なぜソーラー式が選ばれる?メリット・デメリット 弊社もソーラー式のパワーボックスを多く取り揃えておりますが、改めてメリットとデメリットを整理してみました。特に、これから電気柵導入を検討している方はぜひご確認ください。・メリット〇 バッテリーメンテナンスの手間が省ける この点が選ばれる理由として、一番大きいでしょう。太陽光が当たっている間は自動的にバッテリーに充電されるので、メンテナンスの手間を軽減することができます。〇 電源のない環境でも使用できる 自宅から遠く離れている、頻繁に電気柵のメンテナンスがしづらいなどの方におすすめです。中山間地の獣害対策や耕作放棄地放牧にオススメです。〇 電気代の削減 家庭用のコンセント(AC100V)を使用するパワーボックスと異なり、電気代が掛かりません。・デメリット× 初期投資が掛かる ソーラーパネルなしのタイプと比較すると、比較的高額になることが多いです。× 太陽光の当たる環境に設置する必要がある 日陰になるような場所に置くと、充電効率が下がるなど、パフォーマンスが低下します。設置する向きにも注意しましょう。また、盗難のリスクもあるので、できるだけ人目に触れないなど、リスクを低減できる場所が望ましいです。× 過充電を防止する装置が必要 太陽光による発電が多すぎると、過充電という状況に陥ってしまい、バッテリーやパワーボックスの作動に影響する場合があります。3.ソーラー式 電気柵の選び方【抑えておくべきポイント5選】ここでは主なポイントをご紹介します。3-1.柵を設置する距離を把握する ソーラータイプに限らず、パワーボックスを選ぶうえで、まず電気柵の「設置距離(1段あたりの距離)」と「段数」を確認しましょう。それによって、選ぶパワーボックスが異なってきます。初めての方は、「パワーボックスおすすめ診断」が便利です。3-2.設置環境を確認する 前述した通り、日陰になるような環境は設置に不向きです。3-3.設置する期間を確認する ソーラーパネルはあくまで補助的な装置であり、バッテリー切れを補償するものではありません。例えば、一年中設置することを最初から想定している場合は、家庭用のコンセント(AC100V)のほうが安定的に電気柵を稼働させることができるので、そちらの活用も検討しましょう。 パワーボックスX1S(基本アースセット付属) ご購入はこちら パワーボックスX2S(基本アースセット付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-4.ソーラーパネルに充電コントローラーが付属しているか確認する ご自身でソーラーパネルをご用意される場合はご確認ください。弊社販売のソーラーパネルにはすべて充電コントローラーが付属しています。3-5.ソーラーパネルに接続するバッテリーの状態を確認する いくらソーラーパネルのパフォーマンスが優れていても、肝心のバッテリーが壊れてしまっていては意味がありません。接続前に、バッテリーの容量や電圧などが適正なものになっているかご確認ください。4.よくあるご質問 ソーラー式 電気柵4-1.夜間や曇りの日は電気柵は止まるのですか? あくまで主電源はバッテリーであり、ソーラーパネルは太陽光があるときに充電する「補助的な装置」といえます。そのため、ソーラーパネルからの発電がない夜間や曇天でも、バッテリーの充電がある限り、電気柵が止まることはありません。4-2.バッテリーは、補充電しない(太陽が出ていない)状態でどれぐらい持ちますか? フル充電されたバッテリーを使用し、太陽光を遮断した状態で作動させた場合、以下のようになります。 S150センサー:およそ20日 S500センサー:およそ14日 S1000センサー:およそ8日(※弊社試験時の数値 あくまで目安です)4-3.専用の充電器を持っていない場合、どのように充電したらよいですか? 電源を切った状態で、ソーラーパネルを太陽光に充てておくと充電できます。ただし、バッテリーを長持ちさせるためには、シーズンの使い始めと終わり、また6ヶ月毎に、専用バッテリー充電器(別売)でフル充電することをおすすめします。4-4.少し日陰になるぐらいの場所であれば問題はない? 影がパネルの一部でも入り込むと、発電効率が一気に下がってしまいます。電柱や立ち木などの影がパネルに入り込まない場所に設置してください。4-5.冬期間や使用しない時期はどうしたら良い? まず、撤去前に電源をオフにして2~3日間太陽光に充ててください。次に、プラス側のバッテリー端子を外して保管してください。使い始めるときは、数日間太陽光でバッテリーを充電してから使うようにしましょう。方法としては、バッテリー端子をつないでから、電源をオフにした状態で、太陽光に充てます。 上記のような管理を習慣化しておくことで、バッテリーを長持ちさせることができます。(※日数はあくまで目安です。バッテリーの状況によって異なります)5.導入事例(お客様の声)5-1.イノシシ電気柵/Sシリーズ 魚沼産コシヒカリを作っていますが、なにしろ里山です。一番下の田んぼは山に近いので、猿、クマ、イノシシ、の被害に遭います。電気柵は本当に頼りになります。ソーラーだとバッテリーを気にしなくていいのでとても助かります。5-2.家庭菜園で使用/ソーラーガード50(EC限定モデル)高くつくけどメンテナンスは楽になります。今までは電池式のものを使っていました。電池式よりも価格は数倍しますが、やはりソーラー。電池交換と充電が不要なのは楽です。山の影になるような日当たりの悪い場所では注意が必要です。 パワーボックスS150センサー(基本アースセット付属) ご購入はこちら ソーラーガード50(オンライン限定モデル) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら※写真はイメージです。実際にご意見をいただいたユーザーとは異なります。6.まとめ もはや電気柵を使用する方にとって、ソーラーパネルとバッテリーの併用は一般的といっても過言ではないでしょう。ところが、設置環境や使用する期間などによっては、ほかのタイプが向いている場合もあります。 これから電気柵を導入される方は、ご自身の設置状況や条件を整理してから、最適なタイプを選ぶと良いでしょう。 「もっと詳細なアドバイスがほしい」、「パワーボックスから柵まで一式で設計してほしい」などのご要望も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
米の価格高騰が畜産農家にもたらす影響とは?——いま、放牧がカギになる理由
最近「米」の話題が連日メディアをにぎわせていますね。 2025年4月現在、全国平均で米の価格は1俵(60kg)あたり4000円台に突入し、上昇の勢いが止まりません。お米は私たちの食卓に欠かせない主食ですが、実はこの価格高騰が、畜産農家の経営にも大きな打撃を与えていることをご存じでしょうか?本記事の中では、畜産農家がうけている影響や、放牧の可能性、実践事例などをご紹介します。1.飼料米と食用米——その違いと今起きていることお米には大きく分けて2種類あります。食用米:私たちが日常的に食べている白米や玄米飼料米:牛や豚、鶏など家畜のえさとして使われる専用の米本来、飼料米は余剰米の有効活用策として普及してきましたが、近年は国の補助金制度も後押しし、積極的に作付けする農家が増えていました。しかし、昨今の米価上昇に伴い、「飼料米よりも食用米に切り替えた方が利益が出る」と判断する農家が続出。これにより、飼料米の供給量が全国的に減少傾向にあります。2.餌不足に陥る畜産農家——牧草の価格も高止まり飼料米の供給が減少すれば、当然ながらそれを仕入れていた畜産農家は影響を受けます。しかも現在は、飼料米に限らず、牧草ロール、配合飼料、輸入トウモロコシといった他の飼料も軒並み値上がりしており、畜産農家の経営はますます厳しくなってきています。3.対策の一手は「放牧」? 自然を活かす飼養法の見直しこのような状況の中、再び注目されているのが「放牧」による飼養です。3-1.放牧のメリットとは?ここでは主なポイントをご説明します。自給飼料の確保:放牧地の草を活用し、外部からの飼料購入量を減らせる家畜の健康増進:自由に運動できることでストレスが軽減され、病気のリスクも減る農家の省力化:牛舎の清掃や給餌の手間が軽減される放牧には多くのメリットがありますが、専門知識や家畜のコントロール、なにより継続的な草地管理が必要になってきます。特に、これから取り組まれる方は、知識を持った放牧の専門家と連携してからスタートした方が良いでしょう。3-2.放牧をはじめるために必要なものは?電気柵やフェンス:放牧地の草を活用し、外部からの飼料購入量を減らせる給水設備:自由に運動できることでストレスが軽減され、病気のリスクも減る日除けなどの設備:牛舎の清掃や給餌の手間が軽減される上記以外に、放牧をするための面積が必要になります。ただ、単に広ければいい、狭い環境ではできないというわけではありません、大切なのは、頭数と面積(牛が食べる草の量や品質)のバランスがとれていることです。3-3.放牧を導入した実践事例をご紹介飼料米の影響を理由に導入された方ではありませんが、ここでは2件の和牛農家さんの事例をご紹介します。耕作放棄地放牧/長崎県/和牛繁殖農家44頭の繁殖牛を飼養されているこちらの農家さん。もともとは、運動不足を防ぐ目的で、狭いスペースにパドックを設けて放牧を行っていました。しかし、地域の過疎化が進む中で目にとまったのが、増え続ける耕作放棄地。これを有効活用しようと、思い切って放牧地を広げる取り組みをスタートされました。耕作放棄地の放牧で得られた主なメリットとしては、粗飼料の自給率がアップし、放牧によって、飼料の大部分をまかなえるようになりました。また、牛たちが自然に運動することで、「削蹄の手間とコストが軽減」され、牛舎掃除頻度も減ったということでした。さらに、周囲の農家さんからも「景観が良くなったね」と好評を得ているそうです。パドック放牧/宮崎県/和牛繁殖農家これまで牛舎内での飼育が中心だったという、宮崎県の和牛繁殖農家さん。以前から「牛たちにももっと自然な環境でのびのびと過ごしてほしい」という思いがあり、アニマルウェルフェアを意識した飼育への関心を強く持たれていました。その第一歩として始められたのが、繁殖メス牛のためのパドック放牧です。牛たちが自由に動き回れる環境をつくるため、まずは電気柵の設置を決意されました。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら電気柵の設置は今回が初めてでしたが、二人で作業を行い、約1時間弱で無事に設置が完了しました。(周囲100mほど)現在の放牧エリアに加え、将来的には隣接する耕作放棄地も整備して、より広い放牧地にしていきたいという構想もあるとのこと。牛たちの健康と快適さをさらに追求する取り組みが進んでいきそうです。4.その他——放牧の実践事例や関連情報以下以外にも、放牧セミナーやオンライン相談なども承っております。お気軽にご相談ください。4-1.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>高原牧場物語4-2.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、基礎的な情報を集約しています。これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ4-3.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取り組みで、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト5.まとめ——米の問題は、消費者だけの話ではない「米価高騰」と聞くと、私たち消費者の負担ばかりに目がいきがちですが、その影響は農業の構造全体に波及しています。もちろん、放牧がすべてを解決できるわけではありませんが、私たち一人ひとりも、こうした現状に目を向けながら、日々の食生活を見直していくことが求められているのかもしれません。
米の価格高騰が畜産農家にもたらす影響とは?——いま、放牧がカギになる理由
最近「米」の話題が連日メディアをにぎわせていますね。 2025年4月現在、全国平均で米の価格は1俵(60kg)あたり4000円台に突入し、上昇の勢いが止まりません。お米は私たちの食卓に欠かせない主食ですが、実はこの価格高騰が、畜産農家の経営にも大きな打撃を与えていることをご存じでしょうか?本記事の中では、畜産農家がうけている影響や、放牧の可能性、実践事例などをご紹介します。1.飼料米と食用米——その違いと今起きていることお米には大きく分けて2種類あります。食用米:私たちが日常的に食べている白米や玄米飼料米:牛や豚、鶏など家畜のえさとして使われる専用の米本来、飼料米は余剰米の有効活用策として普及してきましたが、近年は国の補助金制度も後押しし、積極的に作付けする農家が増えていました。しかし、昨今の米価上昇に伴い、「飼料米よりも食用米に切り替えた方が利益が出る」と判断する農家が続出。これにより、飼料米の供給量が全国的に減少傾向にあります。2.餌不足に陥る畜産農家——牧草の価格も高止まり飼料米の供給が減少すれば、当然ながらそれを仕入れていた畜産農家は影響を受けます。しかも現在は、飼料米に限らず、牧草ロール、配合飼料、輸入トウモロコシといった他の飼料も軒並み値上がりしており、畜産農家の経営はますます厳しくなってきています。3.対策の一手は「放牧」? 自然を活かす飼養法の見直しこのような状況の中、再び注目されているのが「放牧」による飼養です。3-1.放牧のメリットとは?ここでは主なポイントをご説明します。自給飼料の確保:放牧地の草を活用し、外部からの飼料購入量を減らせる家畜の健康増進:自由に運動できることでストレスが軽減され、病気のリスクも減る農家の省力化:牛舎の清掃や給餌の手間が軽減される放牧には多くのメリットがありますが、専門知識や家畜のコントロール、なにより継続的な草地管理が必要になってきます。特に、これから取り組まれる方は、知識を持った放牧の専門家と連携してからスタートした方が良いでしょう。3-2.放牧をはじめるために必要なものは?電気柵やフェンス:放牧地の草を活用し、外部からの飼料購入量を減らせる給水設備:自由に運動できることでストレスが軽減され、病気のリスクも減る日除けなどの設備:牛舎の清掃や給餌の手間が軽減される上記以外に、放牧をするための面積が必要になります。ただ、単に広ければいい、狭い環境ではできないというわけではありません、大切なのは、頭数と面積(牛が食べる草の量や品質)のバランスがとれていることです。3-3.放牧を導入した実践事例をご紹介飼料米の影響を理由に導入された方ではありませんが、ここでは2件の和牛農家さんの事例をご紹介します。耕作放棄地放牧/長崎県/和牛繁殖農家44頭の繁殖牛を飼養されているこちらの農家さん。もともとは、運動不足を防ぐ目的で、狭いスペースにパドックを設けて放牧を行っていました。しかし、地域の過疎化が進む中で目にとまったのが、増え続ける耕作放棄地。これを有効活用しようと、思い切って放牧地を広げる取り組みをスタートされました。耕作放棄地の放牧で得られた主なメリットとしては、粗飼料の自給率がアップし、放牧によって、飼料の大部分をまかなえるようになりました。また、牛たちが自然に運動することで、「削蹄の手間とコストが軽減」され、牛舎掃除頻度も減ったということでした。さらに、周囲の農家さんからも「景観が良くなったね」と好評を得ているそうです。パドック放牧/宮崎県/和牛繁殖農家これまで牛舎内での飼育が中心だったという、宮崎県の和牛繁殖農家さん。以前から「牛たちにももっと自然な環境でのびのびと過ごしてほしい」という思いがあり、アニマルウェルフェアを意識した飼育への関心を強く持たれていました。その第一歩として始められたのが、繁殖メス牛のためのパドック放牧です。牛たちが自由に動き回れる環境をつくるため、まずは電気柵の設置を決意されました。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら電気柵の設置は今回が初めてでしたが、二人で作業を行い、約1時間弱で無事に設置が完了しました。(周囲100mほど)現在の放牧エリアに加え、将来的には隣接する耕作放棄地も整備して、より広い放牧地にしていきたいという構想もあるとのこと。牛たちの健康と快適さをさらに追求する取り組みが進んでいきそうです。4.その他——放牧の実践事例や関連情報以下以外にも、放牧セミナーやオンライン相談なども承っております。お気軽にご相談ください。4-1.高原牧場物語NZ北海道酪農協力プロジェクトを経て、見事に経営を改善し、農林水産大臣賞を受賞するにまで至った放牧酪農サクセスストーリー。高原様の実体験や声を取材し、どのような改善や取り組みを行い、どのように経営改善されたかを数値に至るまでまとめた一冊です。詳細はこちら>>>高原牧場物語4-2.放牧デザインカタログ放牧のメリットを最大限に引き出すために、最も基本となる部分を要約した一冊です。放牧地の柵だけでなく、草地改良から牛群改良、牧道やゲートの配置に至るまで、基礎的な情報を集約しています。これから放牧に取り組む方はもちろん、既に取り組んでいただいてる方にも、ご自身の牧場を見直す気づきのきっかけになるかと思います。詳細はこちら>>>放牧デザインカタログ4-3.NZ北海道酪農協力プロジェクト ウェブセミナー(録画・記事)ニュージーランド政府、フォンテラ社、ファームエイジ株式会社による取り組みで、北海道とホクレンが協力しています。放牧における牧草地の利用効率と酪農経営の採算性向上を目的として、平成26 年8月から2年間のプロジェクトとして開始した後、道内4地域の調査対象農家の追跡調査を行うため、プロジェクトを平成30年3月まで延長しました。その後2戸の調査対象農家を対象としたフォローアップ調査・実証、オンラインセミナーの開催など放牧普及を実践する取組です。詳細はこちら>>>NZ北海道酪農協力プロジェクト5.まとめ——米の問題は、消費者だけの話ではない「米価高騰」と聞くと、私たち消費者の負担ばかりに目がいきがちですが、その影響は農業の構造全体に波及しています。もちろん、放牧がすべてを解決できるわけではありませんが、私たち一人ひとりも、こうした現状に目を向けながら、日々の食生活を見直していくことが求められているのかもしれません。
放牧酪農の未来をゲームで伝えたい!ストーリー3|ボードゲーム誕生秘話
いよいよ形になってきたボードゲーム。でも、すべての課題をクリアしたわけではない。1.それぞれの意見 社員、社外、専門家ゲームが形になってきたので、開発チームは少しずつ完成に向けた動きを開始。だが、ここにきて関係者の意見に大きなバラツキがあった。「本当に酪農家さんができるのか?」や「ビジネスとしてはどうなのか?販売見込みは?」などの意見。他方、親しい放牧酪農家さんからも意見をもらっていたが、「放牧をゲームに表現するのは難しいのではないか」「もっと多くの要素が必要」などの意見が出ていた。ある程度予想はしていたものの、、、これらをどうまとめるか。2.もう一度問い直す 何のためのボードゲーム?※デモプレイの様子全員の納得感を優先すると、ゲームが複雑になる。一方、ゲームとしての要素だけだと、放牧や酪農の真の姿は見えづらくなってしまう。ここで開発チームが問い直したのは「何のためのボードゲームなのか」きっかけは、放牧をもっと世の中に広めたいという想いから。すべての意見や要素を詰め込むことはできなくはないが、目的の達成からは遠く離れてしまう。それぞれの意見、自分の想い、伝えたいこと。それぞれ分類・分解しながらも、開発チームは最後の仕上げにかかる。3.見えてきたデザイン ぐっとあがった完成度を見て・・※画像は試作段階のものデザイナーさんとの打ち合わせの日。今まで一緒にプレイしてもらいながら、いくつか試作版を持ってきてもらった。「いつも最初にお見せするこの瞬間が緊張するんですけど・・・・」と苦笑いしながら、デザイン案を見せていただく。「おぉ~」開発チームからも、歓声があがる。今までは社内で印刷やラミネートで施策版を使ってきたが、今回は、完成に近づけたイメージで作りこんできた。ここまで苦労して作ってきたものがそれなりの完成度になってくると、感慨もひとしお。まだ何かを成し遂げたわけではないが、ここにいるみんなが嬉しそうに笑い、リリースを心待ちにしている。その光景だけで、胸がいっぱいになった。4.協力機関と最終調整ゲーム作り以外にも準備が必要。まずはSNSやウェブ上の媒体からリリースの準備。もともとSNSに力を入れていたので、前々から準備は行ってきた。また梱包や配送など、実際に手に届ける調整も開始。これまで悩み、苦しみながら考え抜いてきたボードゲームの開発にも終わりが見えると、不思議と寂しさがこみ上げる。次回はいよいよ、完成とリリースのお話!!バックナンバー・ストーリー1・ストーリー2
放牧酪農の未来をゲームで伝えたい!ストーリー3|ボードゲーム誕生秘話
いよいよ形になってきたボードゲーム。でも、すべての課題をクリアしたわけではない。1.それぞれの意見 社員、社外、専門家ゲームが形になってきたので、開発チームは少しずつ完成に向けた動きを開始。だが、ここにきて関係者の意見に大きなバラツキがあった。「本当に酪農家さんができるのか?」や「ビジネスとしてはどうなのか?販売見込みは?」などの意見。他方、親しい放牧酪農家さんからも意見をもらっていたが、「放牧をゲームに表現するのは難しいのではないか」「もっと多くの要素が必要」などの意見が出ていた。ある程度予想はしていたものの、、、これらをどうまとめるか。2.もう一度問い直す 何のためのボードゲーム?※デモプレイの様子全員の納得感を優先すると、ゲームが複雑になる。一方、ゲームとしての要素だけだと、放牧や酪農の真の姿は見えづらくなってしまう。ここで開発チームが問い直したのは「何のためのボードゲームなのか」きっかけは、放牧をもっと世の中に広めたいという想いから。すべての意見や要素を詰め込むことはできなくはないが、目的の達成からは遠く離れてしまう。それぞれの意見、自分の想い、伝えたいこと。それぞれ分類・分解しながらも、開発チームは最後の仕上げにかかる。3.見えてきたデザイン ぐっとあがった完成度を見て・・※画像は試作段階のものデザイナーさんとの打ち合わせの日。今まで一緒にプレイしてもらいながら、いくつか試作版を持ってきてもらった。「いつも最初にお見せするこの瞬間が緊張するんですけど・・・・」と苦笑いしながら、デザイン案を見せていただく。「おぉ~」開発チームからも、歓声があがる。今までは社内で印刷やラミネートで施策版を使ってきたが、今回は、完成に近づけたイメージで作りこんできた。ここまで苦労して作ってきたものがそれなりの完成度になってくると、感慨もひとしお。まだ何かを成し遂げたわけではないが、ここにいるみんなが嬉しそうに笑い、リリースを心待ちにしている。その光景だけで、胸がいっぱいになった。4.協力機関と最終調整ゲーム作り以外にも準備が必要。まずはSNSやウェブ上の媒体からリリースの準備。もともとSNSに力を入れていたので、前々から準備は行ってきた。また梱包や配送など、実際に手に届ける調整も開始。これまで悩み、苦しみながら考え抜いてきたボードゲームの開発にも終わりが見えると、不思議と寂しさがこみ上げる。次回はいよいよ、完成とリリースのお話!!バックナンバー・ストーリー1・ストーリー2
ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト 放牧オンラインセミナー2025春 開催レポート
2025年5月9日、ニュージーランド政府、フォンテラジャパン株式会社、ファームエイジ株式会社が主体となる「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト」にて、放牧酪農セミナー2025春を開催しました。当日は酪農家、関係団体など、北海道のみならず全国から50名程の方にご参加いただきました。 今回のセミナーでは、自給飼料の活用、所得向上と時間効率化、技術の普及とモチベーション維持といった重要なポイントに加え、特に「ファームウォーク」という概念に焦点が当てられました。1.ニュージーランド酪農の現状と「ファームウォーク」の重要性 和田氏1-1. ニュージーランド酪農の特性と経営の背景 和田さんは、まず自身の経歴とニュージーランドでの酪農経験を紹介し、同国の酪農産業の現状について説明しました。ニュージーランドの酪農は、国際乳価の変動による影響を受けやすく、酪農家の収入に大きく影響します。しかしながら、乳価が低かった時代でも高い収益性を維持していた背景には、放牧畜産システムと季節繁殖という、効率性に優れた酪農モデルの存在があったことを強調しました。1-2. ファームウォークによる放牧管理と経営の最適化 次に、和田さんは放牧草について、購入飼料と比べて大幅なコスト削減が可能であることを説明しました。そして、自身が経営するポプラファームでの放牧管理の手法を紹介し、その中心にあるのが「ファームウォーク」であると述べました。ファームウォークとは、ライジングプレートメーター(以下RPA)を用いて草量を測定し、放牧計画や飼料管理に活かす管理手法です。RPAによって得た情報をアベレージ・パスチャーカバー(APC)として数値化し、日々の牛の必要飼料量と比較します。そうすることで、放牧ローテーションや移動電気柵の移設、残草量の確認を行っています。また、和田さんは、草地管理を怠るとどのような影響ができるかについても、具体的な事例をしました。自身の牧場で、わずか2週間管理を怠ったことで、30万〜40万ドルの損失が発生したというのです。このデータは参加者に対してもインパクトが大きく、データに基づく精密な管理の重要性を強く訴えました。2.北海道におけるニュージーランド放牧技術の実践 高原牧場代表 高原氏2-1.ニュージーランド技術の導入と成果高原氏は、北海道天塩町での自身の酪農経営において、ニュージーランドの酪農技術、特に「ファームウォーク」の考え方を積極的に導入した事例を紹介しました。ニュージーランドとは規模や自然環境が異なることを認識しつつも、「自分たちの環境にどう落とし込めるか」を常に考え、前向きに技術を取り入れてきたと話しています。その結果、放牧による乳量の増加、飼料コストの削減、農業所得の安定化といった成果を実現。特に、以前はわずかであった草からの乳量が、プロジェクト参加以降大きく増え、現在では年間乳量の半分以上を自給飼料で確保できるようになったと、具体的な数値を交えて説明しました。2-2.改善志向と現場主義が支える持続可能な放牧管理以前勤めていた自動車メーカーで培った「改善意識」や「PDCAサイクル」の考え方を、酪農経営に応用していると述べていました。放牧地の状況を測定した上で、即座に判断・対応する迅速な意思決定を重視しており、これは日々のローテーション管理において特に重要なポイントとしています。さらに、新規就農者とのファームウォークを通じたデータ共有・分析の事例を紹介しました。地域や土壌条件の違いを踏まえながら、「大切なのは、上に生えている牧草が何かを見極め、それをどう活かすかが重要」であると強調しました。また、牧草の成長段階に応じたローテーション管理や、春先の急激な草の成長(スプリングフラッシュ)への対応など、実践的な管理方法にも触れ、現場に根ざした改善型経営の有効性を示しました。3.質疑応答(一部を抜粋)Q|NZでは温暖化の影響はありますか?A|和田さん:そうですね。特にカンタベリー地方において、以前は4~6月にかけて草の成長がかなり鈍っていました。ところが、最近では4~5月でもかなり草が育ちますし、6~7月も年によっては15kgDM/ha程度成長することもあり、明らかに気温が上がってきた実感があります。A|高原さん:こちらはどちらかというと、気温の上昇というよりも、「長雨」が増えてきた印象があります。以前は6月上旬に1番草を収穫するのが通例でしたが、ちょうどその時期に雨が重なるようになり、作業のタイミングがどんどんズレてきています。Q|ファームウォークには個人の草地を見る技術や経験値がとても重要になるように感じました。1日に2回見ることもあるとのことでしたが、その様な条件の中で休暇の確保やワークライフバランスをどのように確保しているのでしょうか。NZではその辺りも含めて手法が確立されているのでしょうか?A|和田さん:理想は毎日自ら草地を確認することですが、家族との時間も重視し、信頼できる従業員に業務を委任する体制を整えています。放牧計画を共有することで、チームでの協働が可能となり、効率的な運営とワークライフバランスが実現できています。また、フィードウェッジ(飼料供給計画)を活用することで、管理の標準化が進み、オーナーが不在でも牧場が問題なく回る仕組みが確立されています。さらに、ニュージーランドでは季節繁殖が基本であり、冬期に搾乳を行わないため、長期休暇の取得も可能になっています。Q|日本や北海道で、酪農経営をどこまで学べるのか?新規就農者にはどんな心構えが必要かA|高原さん:私は、新規就農にあたって大切なことは、(1)覚悟、(2)理論武装(知識の習得)、(3)マインドセット(前向きな姿勢)の3点だと思っています。特にマインドセットは、困難な状況でも前向きに捉える強さを持つこと。日本の酪農では補助飼料が豊富で、“そこそこ”やれてしまう環境があります。だからこそ、あえて上を目指す意識、自分の経営をより良くしていこうという気持ちを持てるかが重要だと思います。A|和田さん:ニュージーランド人の良いところは、“固定観念がない”ことだと思います。いいものがあれば、すぐに取り入れる柔軟さと切り替えの早さがあるんです。例えば南島では、以前は100年も続いた羊農家が、「酪農の方が収益が上がる」と分かった途端に、すぐに酪農に切り替えたりしています。日本でも、例えば高原さんの経営のように、「放牧で収益が上がっている」という事実があるのなら、それを見て“良いものは良い”と素直に認めて学ぶ姿勢が大事だと思います。おそらくニュージーランド人が日本で酪農をしていたら、高原さんの方法を見て、10人中9人はすぐに放牧に切り替えると思いますよ。4.まとめ4-1.酪農を“作業”から“ビジネス”へ:利益を生む牧場経営の鍵 キース・ベタリッジ氏キース氏は酪農を単なる作業ではなくビジネスとして捉え、自給飼料の最大限の活用と利益の最大化を目指すべきであると強調しました。そのためには、過去の慣習に捉われず、常に最新の知識を取り入れ、農場から得られる正確なデータに基づいて経営判断を行うことが不可欠であると述べました。特に、高品質なサイレージ生産、放牧草の効率的な管理と摂取量の最大化、そして市場や牧草の状態変化に合わせた柔軟なプランの見直しと最適化の重要性を指摘しました。4-2.セミナー全体を振り返って ファームエイジ㈱ 高田最後にセミナー全体を振り返り、「自給飼料の活用」「所得向上」「時間効率」、そして「ファームウォーク」が重要なキーワードであったと改めて強調しました。ニュージーランドの技術が北海道でも十分に活用できる可能性を示唆し、今後ファームウォークの実践機会の提供や、具体的な数値を活用した装置管理技術に関する対話の場を設けていく意向を示しました。持続可能な酪農の実現に向け、今後もセミナーを通じて情報共有と議論を継続していくことを伝え、セミナーは終了しました。5.次回の開催について日程が確定次第、HP、SNS上などでご案内差し上げます。また、記事についてご不明点などございましたら、以下の問合せ先までご連絡ください。
ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト 放牧オンラインセミナー2025春 開催レポート
2025年5月9日、ニュージーランド政府、フォンテラジャパン株式会社、ファームエイジ株式会社が主体となる「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト」にて、放牧酪農セミナー2025春を開催しました。当日は酪農家、関係団体など、北海道のみならず全国から50名程の方にご参加いただきました。 今回のセミナーでは、自給飼料の活用、所得向上と時間効率化、技術の普及とモチベーション維持といった重要なポイントに加え、特に「ファームウォーク」という概念に焦点が当てられました。1.ニュージーランド酪農の現状と「ファームウォーク」の重要性 和田氏1-1. ニュージーランド酪農の特性と経営の背景 和田さんは、まず自身の経歴とニュージーランドでの酪農経験を紹介し、同国の酪農産業の現状について説明しました。ニュージーランドの酪農は、国際乳価の変動による影響を受けやすく、酪農家の収入に大きく影響します。しかしながら、乳価が低かった時代でも高い収益性を維持していた背景には、放牧畜産システムと季節繁殖という、効率性に優れた酪農モデルの存在があったことを強調しました。1-2. ファームウォークによる放牧管理と経営の最適化 次に、和田さんは放牧草について、購入飼料と比べて大幅なコスト削減が可能であることを説明しました。そして、自身が経営するポプラファームでの放牧管理の手法を紹介し、その中心にあるのが「ファームウォーク」であると述べました。ファームウォークとは、ライジングプレートメーター(以下RPA)を用いて草量を測定し、放牧計画や飼料管理に活かす管理手法です。RPAによって得た情報をアベレージ・パスチャーカバー(APC)として数値化し、日々の牛の必要飼料量と比較します。そうすることで、放牧ローテーションや移動電気柵の移設、残草量の確認を行っています。また、和田さんは、草地管理を怠るとどのような影響ができるかについても、具体的な事例をしました。自身の牧場で、わずか2週間管理を怠ったことで、30万〜40万ドルの損失が発生したというのです。このデータは参加者に対してもインパクトが大きく、データに基づく精密な管理の重要性を強く訴えました。2.北海道におけるニュージーランド放牧技術の実践 高原牧場代表 高原氏2-1.ニュージーランド技術の導入と成果高原氏は、北海道天塩町での自身の酪農経営において、ニュージーランドの酪農技術、特に「ファームウォーク」の考え方を積極的に導入した事例を紹介しました。ニュージーランドとは規模や自然環境が異なることを認識しつつも、「自分たちの環境にどう落とし込めるか」を常に考え、前向きに技術を取り入れてきたと話しています。その結果、放牧による乳量の増加、飼料コストの削減、農業所得の安定化といった成果を実現。特に、以前はわずかであった草からの乳量が、プロジェクト参加以降大きく増え、現在では年間乳量の半分以上を自給飼料で確保できるようになったと、具体的な数値を交えて説明しました。2-2.改善志向と現場主義が支える持続可能な放牧管理以前勤めていた自動車メーカーで培った「改善意識」や「PDCAサイクル」の考え方を、酪農経営に応用していると述べていました。放牧地の状況を測定した上で、即座に判断・対応する迅速な意思決定を重視しており、これは日々のローテーション管理において特に重要なポイントとしています。さらに、新規就農者とのファームウォークを通じたデータ共有・分析の事例を紹介しました。地域や土壌条件の違いを踏まえながら、「大切なのは、上に生えている牧草が何かを見極め、それをどう活かすかが重要」であると強調しました。また、牧草の成長段階に応じたローテーション管理や、春先の急激な草の成長(スプリングフラッシュ)への対応など、実践的な管理方法にも触れ、現場に根ざした改善型経営の有効性を示しました。3.質疑応答(一部を抜粋)Q|NZでは温暖化の影響はありますか?A|和田さん:そうですね。特にカンタベリー地方において、以前は4~6月にかけて草の成長がかなり鈍っていました。ところが、最近では4~5月でもかなり草が育ちますし、6~7月も年によっては15kgDM/ha程度成長することもあり、明らかに気温が上がってきた実感があります。A|高原さん:こちらはどちらかというと、気温の上昇というよりも、「長雨」が増えてきた印象があります。以前は6月上旬に1番草を収穫するのが通例でしたが、ちょうどその時期に雨が重なるようになり、作業のタイミングがどんどんズレてきています。Q|ファームウォークには個人の草地を見る技術や経験値がとても重要になるように感じました。1日に2回見ることもあるとのことでしたが、その様な条件の中で休暇の確保やワークライフバランスをどのように確保しているのでしょうか。NZではその辺りも含めて手法が確立されているのでしょうか?A|和田さん:理想は毎日自ら草地を確認することですが、家族との時間も重視し、信頼できる従業員に業務を委任する体制を整えています。放牧計画を共有することで、チームでの協働が可能となり、効率的な運営とワークライフバランスが実現できています。また、フィードウェッジ(飼料供給計画)を活用することで、管理の標準化が進み、オーナーが不在でも牧場が問題なく回る仕組みが確立されています。さらに、ニュージーランドでは季節繁殖が基本であり、冬期に搾乳を行わないため、長期休暇の取得も可能になっています。Q|日本や北海道で、酪農経営をどこまで学べるのか?新規就農者にはどんな心構えが必要かA|高原さん:私は、新規就農にあたって大切なことは、(1)覚悟、(2)理論武装(知識の習得)、(3)マインドセット(前向きな姿勢)の3点だと思っています。特にマインドセットは、困難な状況でも前向きに捉える強さを持つこと。日本の酪農では補助飼料が豊富で、“そこそこ”やれてしまう環境があります。だからこそ、あえて上を目指す意識、自分の経営をより良くしていこうという気持ちを持てるかが重要だと思います。A|和田さん:ニュージーランド人の良いところは、“固定観念がない”ことだと思います。いいものがあれば、すぐに取り入れる柔軟さと切り替えの早さがあるんです。例えば南島では、以前は100年も続いた羊農家が、「酪農の方が収益が上がる」と分かった途端に、すぐに酪農に切り替えたりしています。日本でも、例えば高原さんの経営のように、「放牧で収益が上がっている」という事実があるのなら、それを見て“良いものは良い”と素直に認めて学ぶ姿勢が大事だと思います。おそらくニュージーランド人が日本で酪農をしていたら、高原さんの方法を見て、10人中9人はすぐに放牧に切り替えると思いますよ。4.まとめ4-1.酪農を“作業”から“ビジネス”へ:利益を生む牧場経営の鍵 キース・ベタリッジ氏キース氏は酪農を単なる作業ではなくビジネスとして捉え、自給飼料の最大限の活用と利益の最大化を目指すべきであると強調しました。そのためには、過去の慣習に捉われず、常に最新の知識を取り入れ、農場から得られる正確なデータに基づいて経営判断を行うことが不可欠であると述べました。特に、高品質なサイレージ生産、放牧草の効率的な管理と摂取量の最大化、そして市場や牧草の状態変化に合わせた柔軟なプランの見直しと最適化の重要性を指摘しました。4-2.セミナー全体を振り返って ファームエイジ㈱ 高田最後にセミナー全体を振り返り、「自給飼料の活用」「所得向上」「時間効率」、そして「ファームウォーク」が重要なキーワードであったと改めて強調しました。ニュージーランドの技術が北海道でも十分に活用できる可能性を示唆し、今後ファームウォークの実践機会の提供や、具体的な数値を活用した装置管理技術に関する対話の場を設けていく意向を示しました。持続可能な酪農の実現に向け、今後もセミナーを通じて情報共有と議論を継続していくことを伝え、セミナーは終了しました。5.次回の開催について日程が確定次第、HP、SNS上などでご案内差し上げます。また、記事についてご不明点などございましたら、以下の問合せ先までご連絡ください。