畜産の記事一覧

kieth_02_01

【放牧酪農 コラム】キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,02_数字を知ることのメリット

ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトで、コンサルタントとしてアドバイスを行っている「キースベタリッジ氏」による「ニュージーランド酪農最新NEWS」の第二回目の記事です。第二回目は、「数字を知ることのメリット」と題して、ニュージーランド酪農の最新情報をお届けいたします。【バックナンバー】・vol01_キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,01_あなたの農業ビジネスと環境1.農業においてもデータ活用が大切 もし、あなたが 小売金物店を経営していれば、店内にある在庫と数量を把握したり、1~2ヶ月先の計画を立てて仕入れを行ったりして、自分の店が利益を上げているのか、それとも損失を出しているのか(このまま続けていくことが可能なのか)を把握することでしょう。農業も同じです。例えば、飼料の予算を立てるには、飼料コンサルタントを、繁殖方針を決定するには家畜コンサルタントを、病気を治すには獣医師を、その年に必要な肥料を決めるには土壌コンサルタントを、ビジネスモデルが成り立つかどうかを確認するには銀行に相談するでしょう。以前、3日間ニュージーランド(以下NZ)を訪れた日本人の農業職員は、「NZの農業はとても簡単で、酪農家がゲートを開けて牛が草を食べ、牛が中に入ってきて搾乳する」と報告されましたが、そんなことはありません。NZの優秀な酪農家は、正しい決断を下すために、適切なデータが必要だと強調するでしょう。酪農家にとってどのような方針で酪農を行うかは重要です。しかし、草地農業は、さまざまなデータを持つことで、週単位、あるいは日単位の経営規模で管理します。データとは、乳量、牧草の成長率、家畜の成長率、世界の乳製品価格の変動などのことです。2.北海道の酪農家に必要なもの2-1.牧草管理について 酪農家は毎年、生育時期や土壌検査で必要な肥料を把握し、プレートメーターで牧草量と成長速度を測定します。プレートメーターの数値が変動するのは、各パドックで牛が食べたりサイレージにしたりする牧草の量と、牧草の成長の速さ(80kg DM/haまたは120kg DM/ha/日)を示します。それらを基に、牧草の品質が高く維持されるように、牛が農場内を移動する放牧ローテーションの長さを決める必要があります。たとえば、生育が非常に早い春であれば、ローテーションは14日間になるかもしれませんが、生育速度が遅い夏であれば、ローテーションは24日になるかもしれません。ローテーションが遅いほど牧草の生育期間が長くなり、結果的に牧草の量が多くなります。生育速度を頻繁に測定することで、酪農家は2週間後にどれだけの牧草が利用可能か、あるいは余っているかを予測することができます。余るようであれば、1~2パドックを放牧ローテーションから外し、さらに10~14日間生育させてからサイレージ用に刈り取ります。 私が北海道で目にする牧草サイレージのほとんどは、2~3ヶ月間生育し、緑の葉がなく、種頭がたくさんあるため、非常に品質が低いです。なんという機会損失でしょうか!牧草の量が多いときにサイレージを刈るのではなく、品質が高いときに刈るべきです。そうすれば、緑葉を中心としたマメ科の植物がたくさん生え、種子はほぼなくなります。さらに、農家はサイレージの一部を粗飼料分析によるTDNテストすることをお勧めします。TDNは55~60%ではなく、75~85%であるべきです。北海道の非常に優れた放牧酪農家は、この高品質を確保するために年に3回、あるいは4回刈り取ります。牛はこの品質を好み、農家は余剰サイレージをより高い価格で売ることができるはずです。NZではそうしています!2-2.牧草の種類牧草の種類は重要ですが、管理が適切でなければ効果はありません。牧草の質を30%上げるには、白クローバーと赤クローバーを牧草の15~25%で混ぜるとよいでしょう。しかし重要なのは、葉が緑色で種子がほとんど見られないうちに放牧することです。この牧草のTDNは60%ではなく80%であるべきです。適切な管理ができたら、収穫後に播種する牧草の種類を考えましょう。ただし、良い牧草地には適切な量の肥料や排水が必要であることを忘れないでください。2-3.動物の成長率 NZと北海道の酪農家は、若い牛の成長目標を設定する必要があります。目標は、この時期の牛の体重が成牛の80%になることです。なぜなら、体重の少ない牛は、正しく成長した牛に比べて、生涯の乳量が減少する可能性が高いからです。NZでは体重計で体重を測定するのが一般的ですが、胴回りを測定しても構いません。日本で若い牛を育成するうえでは、高水準の補助飼料の給与と、牛の搾乳期間が1頭あたり2.4産と短いことは大きなコストですが、改善方法はいくつかあります。・牛のボディコンディションを見直し、受胎率を向上させる 泌乳ストレス(生産量)を減らすことで、牛のボディコンディションを向上させることができます。受胎率が上がれば、獣医の費用が下がり、牛のストレスが減り、利益が増えます。・補助飼料の給与量を減らし、牧草の摂取量を増やすことで、牛の負担を減らす 屋外の環境は非常に好ましく(蹄へのダメージが少なく、乳房炎も少ない)、やがて牛は生涯に3~4回の分娩を行うようになり、代替牛の必要頭数が減るかもしれません。これがあなたのビジネスモデルではないでしょうか?多くの成功している放牧酪農家は、北海道でこのことを実証しています。彼らのサクセスストーリーを真似してみてはどうでしょうか?ファームシステムが持続可能になるよう、今こそ改革を始める時なのです。原文:キース・ベターリッジ翻訳:ファームエイジ株式会社 高田

【放牧酪農 コラム】キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,02_数字を知ることのメリット

ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトで、コンサルタントとしてアドバイスを行っている「キースベタリッジ氏」による「ニュージーランド酪農最新NEWS」の第二回目の記事です。第二回目は、「数字を知ることのメリット」と題して、ニュージーランド酪農の最新情報をお届けいたします。【バックナンバー】・vol01_キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,01_あなたの農業ビジネスと環境1.農業においてもデータ活用が大切 もし、あなたが 小売金物店を経営していれば、店内にある在庫と数量を把握したり、1~2ヶ月先の計画を立てて仕入れを行ったりして、自分の店が利益を上げているのか、それとも損失を出しているのか(このまま続けていくことが可能なのか)を把握することでしょう。農業も同じです。例えば、飼料の予算を立てるには、飼料コンサルタントを、繁殖方針を決定するには家畜コンサルタントを、病気を治すには獣医師を、その年に必要な肥料を決めるには土壌コンサルタントを、ビジネスモデルが成り立つかどうかを確認するには銀行に相談するでしょう。以前、3日間ニュージーランド(以下NZ)を訪れた日本人の農業職員は、「NZの農業はとても簡単で、酪農家がゲートを開けて牛が草を食べ、牛が中に入ってきて搾乳する」と報告されましたが、そんなことはありません。NZの優秀な酪農家は、正しい決断を下すために、適切なデータが必要だと強調するでしょう。酪農家にとってどのような方針で酪農を行うかは重要です。しかし、草地農業は、さまざまなデータを持つことで、週単位、あるいは日単位の経営規模で管理します。データとは、乳量、牧草の成長率、家畜の成長率、世界の乳製品価格の変動などのことです。2.北海道の酪農家に必要なもの2-1.牧草管理について 酪農家は毎年、生育時期や土壌検査で必要な肥料を把握し、プレートメーターで牧草量と成長速度を測定します。プレートメーターの数値が変動するのは、各パドックで牛が食べたりサイレージにしたりする牧草の量と、牧草の成長の速さ(80kg DM/haまたは120kg DM/ha/日)を示します。それらを基に、牧草の品質が高く維持されるように、牛が農場内を移動する放牧ローテーションの長さを決める必要があります。たとえば、生育が非常に早い春であれば、ローテーションは14日間になるかもしれませんが、生育速度が遅い夏であれば、ローテーションは24日になるかもしれません。ローテーションが遅いほど牧草の生育期間が長くなり、結果的に牧草の量が多くなります。生育速度を頻繁に測定することで、酪農家は2週間後にどれだけの牧草が利用可能か、あるいは余っているかを予測することができます。余るようであれば、1~2パドックを放牧ローテーションから外し、さらに10~14日間生育させてからサイレージ用に刈り取ります。 私が北海道で目にする牧草サイレージのほとんどは、2~3ヶ月間生育し、緑の葉がなく、種頭がたくさんあるため、非常に品質が低いです。なんという機会損失でしょうか!牧草の量が多いときにサイレージを刈るのではなく、品質が高いときに刈るべきです。そうすれば、緑葉を中心としたマメ科の植物がたくさん生え、種子はほぼなくなります。さらに、農家はサイレージの一部を粗飼料分析によるTDNテストすることをお勧めします。TDNは55~60%ではなく、75~85%であるべきです。北海道の非常に優れた放牧酪農家は、この高品質を確保するために年に3回、あるいは4回刈り取ります。牛はこの品質を好み、農家は余剰サイレージをより高い価格で売ることができるはずです。NZではそうしています!2-2.牧草の種類牧草の種類は重要ですが、管理が適切でなければ効果はありません。牧草の質を30%上げるには、白クローバーと赤クローバーを牧草の15~25%で混ぜるとよいでしょう。しかし重要なのは、葉が緑色で種子がほとんど見られないうちに放牧することです。この牧草のTDNは60%ではなく80%であるべきです。適切な管理ができたら、収穫後に播種する牧草の種類を考えましょう。ただし、良い牧草地には適切な量の肥料や排水が必要であることを忘れないでください。2-3.動物の成長率 NZと北海道の酪農家は、若い牛の成長目標を設定する必要があります。目標は、この時期の牛の体重が成牛の80%になることです。なぜなら、体重の少ない牛は、正しく成長した牛に比べて、生涯の乳量が減少する可能性が高いからです。NZでは体重計で体重を測定するのが一般的ですが、胴回りを測定しても構いません。日本で若い牛を育成するうえでは、高水準の補助飼料の給与と、牛の搾乳期間が1頭あたり2.4産と短いことは大きなコストですが、改善方法はいくつかあります。・牛のボディコンディションを見直し、受胎率を向上させる 泌乳ストレス(生産量)を減らすことで、牛のボディコンディションを向上させることができます。受胎率が上がれば、獣医の費用が下がり、牛のストレスが減り、利益が増えます。・補助飼料の給与量を減らし、牧草の摂取量を増やすことで、牛の負担を減らす 屋外の環境は非常に好ましく(蹄へのダメージが少なく、乳房炎も少ない)、やがて牛は生涯に3~4回の分娩を行うようになり、代替牛の必要頭数が減るかもしれません。これがあなたのビジネスモデルではないでしょうか?多くの成功している放牧酪農家は、北海道でこのことを実証しています。彼らのサクセスストーリーを真似してみてはどうでしょうか?ファームシステムが持続可能になるよう、今こそ改革を始める時なのです。原文:キース・ベターリッジ翻訳:ファームエイジ株式会社 高田

オウンドメディア用_720×480-1

【アニマルウェルフェア とは 】基礎知識を知ろう。アニマルウェルフェアと日本の現状

日々私たちがスーパーやお店で手に取る肉や卵などの食材は、動物から得られています。厳しい衛生管理や品質管理のもとで得られた生産物ですが、一方で、その飼育環境については、私たちがあまり目にすることのない動物たちの生活があります。こうした動物たちの健康で快適な生活を送るための配慮や取り組みとして、世界的に「アニマルウェルフェア(動物福祉)」があります。本記事では、アニマルウェルフェア(動物福祉)について・基礎的な知識・生産者へのメリットはあるのか?・具体的にどのようなことに取り組めば良い?について、ご紹介いたします。1.アニマルウェルフェアとは「動物福祉」や「家畜福祉」ともいわれます。牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。2.5つの自由世界的にアニマルウェルフェアは、「5つの自由」が提唱されています。日本においても農水省が実践にむけたガイドラインを整備するなど、普及推進を図っています。3.日本におけるアニマルウェルフェアの現状ヨーロッパを中心に世界的には広まっているアニマルウェルフェアの観点ですが、日本ではまだ認知度が低く、関連する製品も少ない状況です。さらに、資材費や餌代の高騰、異常気象の多発など、生産者の経営状況は厳しさを増しています。このような状況の中では、家畜福祉を考える余裕がない生産者も多いと聞きます。4.生産者へのメリット取り組みへのハードルが高いと考えられがちですが、家畜だけでなく生産者側へのメリットも多くあります。4-1.生産物の品質向上と低下を軽減 人間でもストレスが多い環境ではパフォーマンスを最大限に発揮できません。家畜においても同じです。過度なストレス環境では、産乳量の減少、増体率や受胎率の低下など、さまざまなマイナス要因が生じます。4-2.付加価値がつくことで差別化ができるアニマルウェルフェアに配慮した生産物は、日本にはまだ少なく、付加価値がつきやすいです。そのため差別化が容易で、高単価で販売されている商品も数多くあります。4-3.疾病や感染症の減少による労働環境改善 家畜が健康であれば、管理の手間も減少するため、作業員の安全保障や負担が軽減されます。さらに獣医の訪問頻度も減れば、コスト削減にも寄与します。4-4.消費者に認知しやすいブランドに SDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。4-5.持続可能な農場づくりに貢献 アニマルウェルフェアに配慮することで、コストやリスクが低減され、結果的に経営全体に寄与することが期待できます。こうしたことから、長期的な目線で取り組むことで、持続可能な農場づくりのための投資と考えることができます。5.生産者が取り組めることここからは、具体的に取り組める事項について、ご紹介いたします。いずれも例ではありますが、取り組めるところから取り組んでみましょう。5-1.放牧を通じて家畜ストレスを軽減する 牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。さらに、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。5-2.新鮮な飲み水を提供する場を確保する 「水槽(トロフ)」と呼ばれる家畜の給水施設を用意して、いつでも自由に水を飲める環境を整えましょう。設置する際は、家畜の頭数や設置状況にあった水槽を選ぶ必要があります。特に、搾乳牛の飲水量は一日100リットル以上と言われており、暑い夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあることから、自動給水できるものがオススメです。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-3.暑さ・寒さ対策を行う 暑さは家畜の生産性を下げるだけでなく、酷い場合は家畜でも死亡するケースもあります。農水省の統計によると、令和3年に暑熱の影響により廃用・死亡した頭数は乳牛だけでも650頭以上に上ります。(引用:暑熱による畜産関係被害状況(令和3年9月30日時点))また、子牛は寒さに弱く、北海道などの寒冷地において、真冬は氷点下まで気温が低下してしまうので、カーフジャケットやしっかり初乳給与を与えるなどの対策は必須です。参考商品 ファームクール(子牛用ネッククーラー) ご購入はこちら ファームウォーマー(子牛用光電子®ネックウォーマー) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-4.子牛の飼養環境を改善する コンパネなどの木材を使って、カーフハッチを自作されている方も多いそうです。糞尿などがついたままになってしまうと不衛生になってしまうので、定期的に除糞したり、洗って乾燥させる必要があります。また、換気を行うことも非常に重要です。参考商品 哺育ゲート(1頭用) ご購入はこちら 哺育ゲート(2頭用) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-5.アブ対策を行う 自由に動き回れる屋外でも、アブが体中にまとわりついてくると、家畜はストレスを抱えます。十分な摂食・休息ができない場合、乳牛であれば産乳量の低下などに繋がり、結果的に経営全体に影響を与えることが懸念されます。参考商品 アブキャップ ご購入はこちら アブキャップ3台セット ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.まとめ アニマルウェルフェアは、動物たちが幸せに生きるための基本的な権利です。生産者だけに任せるものではなく、消費者も一体になって考え、行動することが大切でしょう。小さな積み重ねかもしれませんが、私たち消費者が起こす小さなアクションの積み重ねが、動物たちの生活を大きく改善することにつながります。できることを考え、一つずつ行動に移していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

【アニマルウェルフェア とは 】基礎知識を知ろう。アニマルウェルフェアと日本の現状

日々私たちがスーパーやお店で手に取る肉や卵などの食材は、動物から得られています。厳しい衛生管理や品質管理のもとで得られた生産物ですが、一方で、その飼育環境については、私たちがあまり目にすることのない動物たちの生活があります。こうした動物たちの健康で快適な生活を送るための配慮や取り組みとして、世界的に「アニマルウェルフェア(動物福祉)」があります。本記事では、アニマルウェルフェア(動物福祉)について・基礎的な知識・生産者へのメリットはあるのか?・具体的にどのようなことに取り組めば良い?について、ご紹介いたします。1.アニマルウェルフェアとは「動物福祉」や「家畜福祉」ともいわれます。牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。2.5つの自由世界的にアニマルウェルフェアは、「5つの自由」が提唱されています。日本においても農水省が実践にむけたガイドラインを整備するなど、普及推進を図っています。3.日本におけるアニマルウェルフェアの現状ヨーロッパを中心に世界的には広まっているアニマルウェルフェアの観点ですが、日本ではまだ認知度が低く、関連する製品も少ない状況です。さらに、資材費や餌代の高騰、異常気象の多発など、生産者の経営状況は厳しさを増しています。このような状況の中では、家畜福祉を考える余裕がない生産者も多いと聞きます。4.生産者へのメリット取り組みへのハードルが高いと考えられがちですが、家畜だけでなく生産者側へのメリットも多くあります。4-1.生産物の品質向上と低下を軽減 人間でもストレスが多い環境ではパフォーマンスを最大限に発揮できません。家畜においても同じです。過度なストレス環境では、産乳量の減少、増体率や受胎率の低下など、さまざまなマイナス要因が生じます。4-2.付加価値がつくことで差別化ができるアニマルウェルフェアに配慮した生産物は、日本にはまだ少なく、付加価値がつきやすいです。そのため差別化が容易で、高単価で販売されている商品も数多くあります。4-3.疾病や感染症の減少による労働環境改善 家畜が健康であれば、管理の手間も減少するため、作業員の安全保障や負担が軽減されます。さらに獣医の訪問頻度も減れば、コスト削減にも寄与します。4-4.消費者に認知しやすいブランドに SDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。4-5.持続可能な農場づくりに貢献 アニマルウェルフェアに配慮することで、コストやリスクが低減され、結果的に経営全体に寄与することが期待できます。こうしたことから、長期的な目線で取り組むことで、持続可能な農場づくりのための投資と考えることができます。5.生産者が取り組めることここからは、具体的に取り組める事項について、ご紹介いたします。いずれも例ではありますが、取り組めるところから取り組んでみましょう。5-1.放牧を通じて家畜ストレスを軽減する 牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。さらに、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。5-2.新鮮な飲み水を提供する場を確保する 「水槽(トロフ)」と呼ばれる家畜の給水施設を用意して、いつでも自由に水を飲める環境を整えましょう。設置する際は、家畜の頭数や設置状況にあった水槽を選ぶ必要があります。特に、搾乳牛の飲水量は一日100リットル以上と言われており、暑い夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあることから、自動給水できるものがオススメです。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-3.暑さ・寒さ対策を行う 暑さは家畜の生産性を下げるだけでなく、酷い場合は家畜でも死亡するケースもあります。農水省の統計によると、令和3年に暑熱の影響により廃用・死亡した頭数は乳牛だけでも650頭以上に上ります。(引用:暑熱による畜産関係被害状況(令和3年9月30日時点))また、子牛は寒さに弱く、北海道などの寒冷地において、真冬は氷点下まで気温が低下してしまうので、カーフジャケットやしっかり初乳給与を与えるなどの対策は必須です。参考商品 ファームクール(子牛用ネッククーラー) ご購入はこちら ファームウォーマー(子牛用光電子®ネックウォーマー) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-4.子牛の飼養環境を改善する コンパネなどの木材を使って、カーフハッチを自作されている方も多いそうです。糞尿などがついたままになってしまうと不衛生になってしまうので、定期的に除糞したり、洗って乾燥させる必要があります。また、換気を行うことも非常に重要です。参考商品 哺育ゲート(1頭用) ご購入はこちら 哺育ゲート(2頭用) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-5.アブ対策を行う 自由に動き回れる屋外でも、アブが体中にまとわりついてくると、家畜はストレスを抱えます。十分な摂食・休息ができない場合、乳牛であれば産乳量の低下などに繋がり、結果的に経営全体に影響を与えることが懸念されます。参考商品 アブキャップ ご購入はこちら アブキャップ3台セット ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.まとめ アニマルウェルフェアは、動物たちが幸せに生きるための基本的な権利です。生産者だけに任せるものではなく、消費者も一体になって考え、行動することが大切でしょう。小さな積み重ねかもしれませんが、私たち消費者が起こす小さなアクションの積み重ねが、動物たちの生活を大きく改善することにつながります。できることを考え、一つずつ行動に移していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

0607_1

【電気柵 補助金】補助金を活用しよう!申請手順や押さえるべきポイントをご紹介

補助金とは、国や自治体などが、事業者の取組をサポートするために、承認が得られた事業計画に対し、資金の一部を給付する仕組みです。農作物被害を防止する電気柵やフェンスにおいても、補助金制度が設けられており、資材購入の際に活用する生産者も多いです。ここでは・電気柵補助金の種類・申請のおおまかな手順・申請時の注意点 などについて、ご紹介します。★ 本記事を読まれる前に ★※本記事は2024年6月現在の制度を基に作成しています。 補助金の内容については変更される可能性があります。必ず事前に申請先へ情報確認の上、補助申請をご検討ください。※本記事は、補助金申請を受けれるものを保証する内容ではございません。予めご了承ください。※画像はイメージです。実際に導入された柵とは異なります。1.野生動物被害対策における補助金の種類シカやイノシシなどの野生動物による農作物被害額は、全国で年間150億円以上で推移しており、令和4年においては、約156億円と報告されています。(出展:農林水産省ー全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度))こうした被害を少しでも抑制するため、獣害対策の補助金制度がいくつか設けられています。以下はその代表的なものです。1-1.農水省による補助金「鳥獣被害防止総合対策交付金」という補助金があります。(出典:鳥獣被害防止総合対策交付金の支援内容について)自治体やJAなどが対象となります。地域一体で農作物被害を防ぐための総合的な対策を支援することを主な目的としています。そのため、補助対象も、電気柵やフェンスの設置費用、捕獲用の罠だけでなく、ハンターの育成や食肉利用の促進など、幅広いものとなっています。補助率は、年度や事業内容、地域などの条件によって異なります。1-2. 地方自治体による補助金地域ごとでも、獣害対策の補助金制度が設けられています。前述した補助金とは異なり、個人農家などが対象となります。個別の圃場に電気柵を設置して、農作物被害を防止することが目的です。具体的な補助率は、自治体により異なりますので、お住まいの自治体にご確認ください。1-3. その他の支援制度地域によって異なりますが、 農業協同組合(JA)や農業共済(NOSAI)が支援している場合があります。実施内容や補助率はそれぞれ異なるので、一度確認してみると良いでしょう。2.申請のおおまかな手順補助金によって申請方法や申請先、手順などが異なりますが、以下のような流れになることが多いです。2-1.申請先の確認 鳥獣被害防止総合対策交付金の場合は自治体やJAなどが申請先になります。地方自治体の補助金は、市区町村の農政担当や鳥獣対策担当部署が申請先になります。2-2.申請書類の準備 申請書以外に見積書、設置計画書などが必要になることが多いです。申請には期限がありますので、必ず確認しましょう。3-3.審査と承認このタイミングで資材購入を許可されることが多いです。2-4.設置工事の実施承認後、電気柵やフェンスの導入・設置をします。場合によっては現地の写真撮影や、立会検査が要求される場合もあります。2-5.補助金の受領すべての手続きが完了し、補助金を受領します。3.知っておこう!申請時の注意点補助金は、誰でも必ずもらえるわけではありません。また、設置費用や管理ツールなど、補助金によっては対象にならないものがあることも、念頭に入れておきましょう。4.補助金申請をスムーズに!便利ツールすでに電気柵を設置されている方であれば、イメージがつきやすいですが、初めての方は「なにを準備すればいいのかわからない」といったお声をよく伺います。手前味噌で恐縮ですが、弊社がご提供している「便利ツール」をご紹介します。4-1.【おおまかな金額が知りたい】おまかせ見積システム 最低限の情報を入力することで、初めての方でも簡単にお見積依頼ができます。入力いただいた条件と、ご希望をヒアリングしながら、現場経験が豊富なスタッフが最適なお見積をご提出させていただきます。はじめて柵を設置される方、専門スタッフと相談しながら見積したい方、設置場所の地図や航空図をお持ちの方におすすめのシステムです。>>>おまかせ見積システムは こちら4-2.【詳細な打ち合わせがしたい】オンライン相談 お電話だけでなく、オンライン上でお打合せも可能です。事前にご相談内容をお聞かせいただければ、資料や導入事例を交えながら、ご提案させていただきます。ご希望の日程、時間をご予約いただけるので、企業・法人や自治体担当者の方にオススメです。※日程によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>オンライン相談のお申込みは こちら4-3.【現場で説明・指導してほしい】電気柵セミナー 日程を調整してからの対応となりますが、直接現地に赴いてご説明することも可能です。複数人や集落単位で柵の導入を検討している方、生産者へ指導する方にオススメです。※日程や地域によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>セミナーのお申込みは こちら5.まとめ 初めて申請される方は、どの補助金を使えばよいか、申請が可能かどうかについては、迷われるかと思います。私たちファームエイジでも、補助金申請に当たって、お見積書などの必要書類の作成、現地での測量、農家さんからの要望ヒアリングから、導入後の設置勉強会など、多岐にわたったサポートを実施してきました。補助金はあくまでサポートです。野生動物被害がなくなるわけではなく、ここからが「対策のスタート」になります。しっかりと効果が持続するようにフェンスを管理・維持していくために、最適なアドバイスをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

【電気柵 補助金】補助金を活用しよう!申請手順や押さえるべきポイントをご紹介

補助金とは、国や自治体などが、事業者の取組をサポートするために、承認が得られた事業計画に対し、資金の一部を給付する仕組みです。農作物被害を防止する電気柵やフェンスにおいても、補助金制度が設けられており、資材購入の際に活用する生産者も多いです。ここでは・電気柵補助金の種類・申請のおおまかな手順・申請時の注意点 などについて、ご紹介します。★ 本記事を読まれる前に ★※本記事は2024年6月現在の制度を基に作成しています。 補助金の内容については変更される可能性があります。必ず事前に申請先へ情報確認の上、補助申請をご検討ください。※本記事は、補助金申請を受けれるものを保証する内容ではございません。予めご了承ください。※画像はイメージです。実際に導入された柵とは異なります。1.野生動物被害対策における補助金の種類シカやイノシシなどの野生動物による農作物被害額は、全国で年間150億円以上で推移しており、令和4年においては、約156億円と報告されています。(出展:農林水産省ー全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度))こうした被害を少しでも抑制するため、獣害対策の補助金制度がいくつか設けられています。以下はその代表的なものです。1-1.農水省による補助金「鳥獣被害防止総合対策交付金」という補助金があります。(出典:鳥獣被害防止総合対策交付金の支援内容について)自治体やJAなどが対象となります。地域一体で農作物被害を防ぐための総合的な対策を支援することを主な目的としています。そのため、補助対象も、電気柵やフェンスの設置費用、捕獲用の罠だけでなく、ハンターの育成や食肉利用の促進など、幅広いものとなっています。補助率は、年度や事業内容、地域などの条件によって異なります。1-2. 地方自治体による補助金地域ごとでも、獣害対策の補助金制度が設けられています。前述した補助金とは異なり、個人農家などが対象となります。個別の圃場に電気柵を設置して、農作物被害を防止することが目的です。具体的な補助率は、自治体により異なりますので、お住まいの自治体にご確認ください。1-3. その他の支援制度地域によって異なりますが、 農業協同組合(JA)や農業共済(NOSAI)が支援している場合があります。実施内容や補助率はそれぞれ異なるので、一度確認してみると良いでしょう。2.申請のおおまかな手順補助金によって申請方法や申請先、手順などが異なりますが、以下のような流れになることが多いです。2-1.申請先の確認 鳥獣被害防止総合対策交付金の場合は自治体やJAなどが申請先になります。地方自治体の補助金は、市区町村の農政担当や鳥獣対策担当部署が申請先になります。2-2.申請書類の準備 申請書以外に見積書、設置計画書などが必要になることが多いです。申請には期限がありますので、必ず確認しましょう。3-3.審査と承認このタイミングで資材購入を許可されることが多いです。2-4.設置工事の実施承認後、電気柵やフェンスの導入・設置をします。場合によっては現地の写真撮影や、立会検査が要求される場合もあります。2-5.補助金の受領すべての手続きが完了し、補助金を受領します。3.知っておこう!申請時の注意点補助金は、誰でも必ずもらえるわけではありません。また、設置費用や管理ツールなど、補助金によっては対象にならないものがあることも、念頭に入れておきましょう。4.補助金申請をスムーズに!便利ツールすでに電気柵を設置されている方であれば、イメージがつきやすいですが、初めての方は「なにを準備すればいいのかわからない」といったお声をよく伺います。手前味噌で恐縮ですが、弊社がご提供している「便利ツール」をご紹介します。4-1.【おおまかな金額が知りたい】おまかせ見積システム 最低限の情報を入力することで、初めての方でも簡単にお見積依頼ができます。入力いただいた条件と、ご希望をヒアリングしながら、現場経験が豊富なスタッフが最適なお見積をご提出させていただきます。はじめて柵を設置される方、専門スタッフと相談しながら見積したい方、設置場所の地図や航空図をお持ちの方におすすめのシステムです。>>>おまかせ見積システムは こちら4-2.【詳細な打ち合わせがしたい】オンライン相談 お電話だけでなく、オンライン上でお打合せも可能です。事前にご相談内容をお聞かせいただければ、資料や導入事例を交えながら、ご提案させていただきます。ご希望の日程、時間をご予約いただけるので、企業・法人や自治体担当者の方にオススメです。※日程によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>オンライン相談のお申込みは こちら4-3.【現場で説明・指導してほしい】電気柵セミナー 日程を調整してからの対応となりますが、直接現地に赴いてご説明することも可能です。複数人や集落単位で柵の導入を検討している方、生産者へ指導する方にオススメです。※日程や地域によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>セミナーのお申込みは こちら5.まとめ 初めて申請される方は、どの補助金を使えばよいか、申請が可能かどうかについては、迷われるかと思います。私たちファームエイジでも、補助金申請に当たって、お見積書などの必要書類の作成、現地での測量、農家さんからの要望ヒアリングから、導入後の設置勉強会など、多岐にわたったサポートを実施してきました。補助金はあくまでサポートです。野生動物被害がなくなるわけではなく、ここからが「対策のスタート」になります。しっかりと効果が持続するようにフェンスを管理・維持していくために、最適なアドバイスをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

0507_01

【放牧酪農 コラム】キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,01_あなたの農業ビジネ...

ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトで、コンサルタントとしてアドバイスを行っている「キースベタリッジ氏」による「ニュージーランド酪農最新NEWS」を開始いたします。第一回目は、「あなたの農業ビジネスと環境」と題して、ニュージーランド酪農の最新情報をお届けいたします。1.ニュージーランド酪農家の使命と環境意識ニュージーランド(NZ)の酪農家が掲げるミッション・ステートメントを作成したことがありますか?私たちの使命は、健康でよく育った家畜から高品質な乳製品を生産することです。動物と環境への配慮は、私たちの特権であり、大きな責任です。[https://www.stewartdairylands.nzで写真をご覧ください。]ニュージーランドの多くの酪農家は、牧場が清潔で整頓されていることに満足しています。彼らは、自分たちの経営が環境に与える影響を最小限に抑え、健全な環境を保つことを強く意識しています。すでに、水質汚染に関する厳しい規制があり、特に硝酸性窒素と特定の有害微生物に対して厳しいものです。温室効果ガス(GHG)の排出を制限するため、酪農家はもはや飼養密度(牛/ヘクタール)を上げたり、排水を未処理のまま水路に流したりすることはできません。すべての河川の両岸に2〜3mのマージン(水辺帯)をフェンスを設置し、牛が水に入らないようにし、河川への肥料の流入を最小限に抑える必要があります。2.農場環境計画戦略の実施と規制酪農家は、地元や中央政府機関と協力して、2025年に完全実施される農場環境計画戦略を策定しました。この計画には、各農場の環境状態が記載され、「泳げる」水質と河川の高い生態学的健全性を確保するための農場管理に対処するための緩和戦略が列挙されています。農家はこれらの慣行を実施し、その計画に影響を与える可能性のある農場の状況や慣行の変更を通知しなければなりません。裁判所は、法律を破った農家に対して非常に多額の罰金を科します。世界的に見て、高品質の牧草は家畜にとって最も安価な飼料です。日本の農家はここで利益、家畜福祉、人間福祉を大きく向上させることができます。酪農家は最大限の利益(最大限のミルクではなく)を目指しており、投入コスト(濃厚飼料や肥料など)の削減も利益率の維持に役立ちます。肥料の窒素は牧草の成長を促進し、飼養密度を高くすることができます。しかし、1ヘクタールあたりの牛の頭数が増えると、牛の尿によって土壌の硝酸態窒素濃度が上昇します。この汚染物質は、放牧頭数を減らすことで最も簡単にコントロールできます。土壌と牧草地を検査し、家畜の飼料需要と牧草地の成長率を測定することで、酪農家は環境への栄養損失を最小限に抑えることができます。3.利益と環境の両立:酪農家の戦略日本の酪農家にとって良い戦略のひとつは、1頭の牛の産次数を増やすことです。これにより、牛の生産寿命が短いため、毎年多くの牛を入れ替えるための諸経費を削減することができます。牛1頭あたりの泌乳回数を平均2.4産から4〜5産に増やすと、代替の飼育頭数が少なくて済むため、牧場の環境への影響を減らしながら利益を増やすことができます。NZの搾乳パーラーの排水は大きな池に集められ、土壌が湿っていなければ毎日牧草地に散布されます。酪農家は、通常土壌が湿りすぎて排水を散布できない冬の間、90日間分の排水を貯蔵しておかなければなりません。このNZの排水は日本の農場排水よりもはるかに希釈されているため、NZの酪農家は排水を散布してから1週間以内に放牧することができます。一般的に、放牧やサイレージ作りに使用するパドックに関係なく、農場面積の20〜25%が排水散布に使用されます。このようなパドックでは、他の農場のパドックよりも肥料コストが少なくなり、利益が増加します。5.環境管理の奨励と農業環境トラスト活動より良い環境管理を奨励するため、NZ農業環境トラスト(NZ Farm Environment Trust)は毎年、最も優れた農法を実践している農家を表彰するイベントを開催しています。全国優勝者には多額の賞金が贈られます。各地域の優勝者の農場では、公開フィールド・デーを開催し、すべての農家に農場の環境管理を奨励します。6.土壌検査と栄養管理の重要性定期的な土壌検査は、夏場の植物の生育に必要な栄養素が制限されていないことを確認するだけでなく、河川を汚染する過剰な栄養素がないことを確認するためにも非常に重要です。北海道の農場で指摘されている問題のひとつに、放牧された牧草地には肥料や排水さえも必要ないと考えている農家がいるが、これは間違いです。良質な牧草は牛に与えることができる最も安価な飼料ですが、植物が必要とする適切な肥料を与えることが重要です。7.有機農業の挑戦と持続可能性:農家の視点有機農業は小規模ながら農家の支持を集めています。有機農業の復活は、除草剤、殺虫剤、動物薬を使わずに栽培された食品を提供することによるものです。マイナス面としては、農場で栽培できる飼料が少なくなるため、農場の飼養率を下げなければならないことです。雑草はヤギで管理できますが、いわゆる「雑草」と呼ばれるものの多くは、実際には嗜好性が高く栄養価も高いです。例えば、雑草のオオバコはルーメン内のメタン生成を抑える一方で、搾乳牛には非常に栄養価の高い餌となります。有機農家はまた、自分たちのシステムは伝統的な農業よりも持続可能だと主張しています。NZの有機農業規制は日本よりも厳しいです。8.河岸の植栽と環境保護:北海道の現状と課題河岸の植栽は、河川の汚染を減らし、野生動物の生息地を提供するための重要な場所ですが、北海道のほとんどの酪農場は自然林によく覆われており、屋外で放牧している牛はほとんどいないため、現時点では河岸システムを確立する必要性はほとんどありません。NZの規制当局にとって、飼養頭数は温室効果ガスを削減するための最大の目標です。現在、ほとんどの農場で飼養率の上限が設定されており、多くの場合、過去の飼養率よりも低く設定されています。これにより、メタンとCO2の排出量/haが削減され、乳量も減少します。9.飼養率規制と温室効果ガス削減:NZの取り組み低い飼養率を補うために、酪農家は農場管理を最適化し(日本では夏期放牧と舎飼がある)、繁殖プログラムを通じて1頭からの生産量を最大化しなければなりません。確かに、配合飼料によるTDN給与という形のサプリメントは乳生産にとってより効率的かもしれませんが、輸入飼料に関連する栽培、収穫、乾燥、保管、道路輸送、輸送、飼料の保管、糞尿の収集と分配にかかるエネルギーと温室効果ガスのコストを考慮する必要があります。10.冬期の畜舎管理と利益:持続可能な農業システムの可能性冬期の畜舎管理は家畜やスタッフのストレスを軽減すると言われていますが、通年放牧されている清水町の出田さんの牧場は北海道の酪農家の平均利益の3倍以上の利益を上げています。冬は補助飼料を与えなければなりませんが、人件費は非常に低いです。私にとって、これは非常に持続可能な農業システムであり、もっと多くの北海道の酪農家が利用できるものだと感じています。原文:キース・ベターリッジ翻訳:ファームエイジ株式会社 高田

【放牧酪農 コラム】キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,01_あなたの農業ビジネ...

ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトで、コンサルタントとしてアドバイスを行っている「キースベタリッジ氏」による「ニュージーランド酪農最新NEWS」を開始いたします。第一回目は、「あなたの農業ビジネスと環境」と題して、ニュージーランド酪農の最新情報をお届けいたします。1.ニュージーランド酪農家の使命と環境意識ニュージーランド(NZ)の酪農家が掲げるミッション・ステートメントを作成したことがありますか?私たちの使命は、健康でよく育った家畜から高品質な乳製品を生産することです。動物と環境への配慮は、私たちの特権であり、大きな責任です。[https://www.stewartdairylands.nzで写真をご覧ください。]ニュージーランドの多くの酪農家は、牧場が清潔で整頓されていることに満足しています。彼らは、自分たちの経営が環境に与える影響を最小限に抑え、健全な環境を保つことを強く意識しています。すでに、水質汚染に関する厳しい規制があり、特に硝酸性窒素と特定の有害微生物に対して厳しいものです。温室効果ガス(GHG)の排出を制限するため、酪農家はもはや飼養密度(牛/ヘクタール)を上げたり、排水を未処理のまま水路に流したりすることはできません。すべての河川の両岸に2〜3mのマージン(水辺帯)をフェンスを設置し、牛が水に入らないようにし、河川への肥料の流入を最小限に抑える必要があります。2.農場環境計画戦略の実施と規制酪農家は、地元や中央政府機関と協力して、2025年に完全実施される農場環境計画戦略を策定しました。この計画には、各農場の環境状態が記載され、「泳げる」水質と河川の高い生態学的健全性を確保するための農場管理に対処するための緩和戦略が列挙されています。農家はこれらの慣行を実施し、その計画に影響を与える可能性のある農場の状況や慣行の変更を通知しなければなりません。裁判所は、法律を破った農家に対して非常に多額の罰金を科します。世界的に見て、高品質の牧草は家畜にとって最も安価な飼料です。日本の農家はここで利益、家畜福祉、人間福祉を大きく向上させることができます。酪農家は最大限の利益(最大限のミルクではなく)を目指しており、投入コスト(濃厚飼料や肥料など)の削減も利益率の維持に役立ちます。肥料の窒素は牧草の成長を促進し、飼養密度を高くすることができます。しかし、1ヘクタールあたりの牛の頭数が増えると、牛の尿によって土壌の硝酸態窒素濃度が上昇します。この汚染物質は、放牧頭数を減らすことで最も簡単にコントロールできます。土壌と牧草地を検査し、家畜の飼料需要と牧草地の成長率を測定することで、酪農家は環境への栄養損失を最小限に抑えることができます。3.利益と環境の両立:酪農家の戦略日本の酪農家にとって良い戦略のひとつは、1頭の牛の産次数を増やすことです。これにより、牛の生産寿命が短いため、毎年多くの牛を入れ替えるための諸経費を削減することができます。牛1頭あたりの泌乳回数を平均2.4産から4〜5産に増やすと、代替の飼育頭数が少なくて済むため、牧場の環境への影響を減らしながら利益を増やすことができます。NZの搾乳パーラーの排水は大きな池に集められ、土壌が湿っていなければ毎日牧草地に散布されます。酪農家は、通常土壌が湿りすぎて排水を散布できない冬の間、90日間分の排水を貯蔵しておかなければなりません。このNZの排水は日本の農場排水よりもはるかに希釈されているため、NZの酪農家は排水を散布してから1週間以内に放牧することができます。一般的に、放牧やサイレージ作りに使用するパドックに関係なく、農場面積の20〜25%が排水散布に使用されます。このようなパドックでは、他の農場のパドックよりも肥料コストが少なくなり、利益が増加します。5.環境管理の奨励と農業環境トラスト活動より良い環境管理を奨励するため、NZ農業環境トラスト(NZ Farm Environment Trust)は毎年、最も優れた農法を実践している農家を表彰するイベントを開催しています。全国優勝者には多額の賞金が贈られます。各地域の優勝者の農場では、公開フィールド・デーを開催し、すべての農家に農場の環境管理を奨励します。6.土壌検査と栄養管理の重要性定期的な土壌検査は、夏場の植物の生育に必要な栄養素が制限されていないことを確認するだけでなく、河川を汚染する過剰な栄養素がないことを確認するためにも非常に重要です。北海道の農場で指摘されている問題のひとつに、放牧された牧草地には肥料や排水さえも必要ないと考えている農家がいるが、これは間違いです。良質な牧草は牛に与えることができる最も安価な飼料ですが、植物が必要とする適切な肥料を与えることが重要です。7.有機農業の挑戦と持続可能性:農家の視点有機農業は小規模ながら農家の支持を集めています。有機農業の復活は、除草剤、殺虫剤、動物薬を使わずに栽培された食品を提供することによるものです。マイナス面としては、農場で栽培できる飼料が少なくなるため、農場の飼養率を下げなければならないことです。雑草はヤギで管理できますが、いわゆる「雑草」と呼ばれるものの多くは、実際には嗜好性が高く栄養価も高いです。例えば、雑草のオオバコはルーメン内のメタン生成を抑える一方で、搾乳牛には非常に栄養価の高い餌となります。有機農家はまた、自分たちのシステムは伝統的な農業よりも持続可能だと主張しています。NZの有機農業規制は日本よりも厳しいです。8.河岸の植栽と環境保護:北海道の現状と課題河岸の植栽は、河川の汚染を減らし、野生動物の生息地を提供するための重要な場所ですが、北海道のほとんどの酪農場は自然林によく覆われており、屋外で放牧している牛はほとんどいないため、現時点では河岸システムを確立する必要性はほとんどありません。NZの規制当局にとって、飼養頭数は温室効果ガスを削減するための最大の目標です。現在、ほとんどの農場で飼養率の上限が設定されており、多くの場合、過去の飼養率よりも低く設定されています。これにより、メタンとCO2の排出量/haが削減され、乳量も減少します。9.飼養率規制と温室効果ガス削減:NZの取り組み低い飼養率を補うために、酪農家は農場管理を最適化し(日本では夏期放牧と舎飼がある)、繁殖プログラムを通じて1頭からの生産量を最大化しなければなりません。確かに、配合飼料によるTDN給与という形のサプリメントは乳生産にとってより効率的かもしれませんが、輸入飼料に関連する栽培、収穫、乾燥、保管、道路輸送、輸送、飼料の保管、糞尿の収集と分配にかかるエネルギーと温室効果ガスのコストを考慮する必要があります。10.冬期の畜舎管理と利益:持続可能な農業システムの可能性冬期の畜舎管理は家畜やスタッフのストレスを軽減すると言われていますが、通年放牧されている清水町の出田さんの牧場は北海道の酪農家の平均利益の3倍以上の利益を上げています。冬は補助飼料を与えなければなりませんが、人件費は非常に低いです。私にとって、これは非常に持続可能な農業システムであり、もっと多くの北海道の酪農家が利用できるものだと感じています。原文:キース・ベターリッジ翻訳:ファームエイジ株式会社 高田

0430_2

【ぬかるみ 対策】施工方法は?必要な道具は?「牧道マット」で水はけの悪い土地の泥濘化対策をしよう

農地においてぬかるんだ土地は、作物の生育だけでなく、さまざまな影響が出ます。ここでは・そもそもぬかるみが発生する原因は?・ぬかるみを改善する方法は?・牧道マットのよくあるご質問について、ご紹介いたします。1.なぜ”ぬかるみ”が発生する?そもそも、なぜ「ぬかるみが発生する(泥濘化する)」のでしょうか?主な原因は以下の通りです。1-1.排水性が悪い土質例えば、粘土質な土は、排水性が悪く、水がたまりやすい性質があります。このような土質の場合、どうしてもぬかるみが発生しやすくなってしまいます。一方で、保水性・保肥性に優れています。1-2.水がたまりやすい箇所がある土地がデコボコしていたり、車が通った轍は多く残っていないでしょうか?そのような箇所が多いと、水が溜まり、ぬかるみやすくなってしまいます。1-3.土地の高さが低い水は高いところから低いところに流れるため、低い土地は水がたまり、ぬかるみやすくなります。裏を返せば、うまく勾配(傾き)をつけてあげることで、ある程度改善される可能性もあります。2.対策方法対策を行わなければ、重機がスタックして作業効率が低下したり、作業員の安全性を脅かします。家畜を飼養している場合は、蹄や体が汚れて病気の原因に繋がってしまいます。対策方法としては、暗渠(あんきょ)や明渠(めいきょ)を作るなど、排水性をよくする土地改良ができるのがベストですが、高額になるケースが多いです。ここでは、できるだけ低コスト・自力施工ができる手段として、牧道マットの事例をご紹介します。3.牧道マットについて・自力施工ができる高密度ポリエチレンのマス目に火山レキなどの骨材を充填・転圧することで、骨材の流出や沈下を抑制し、地表を安定させます。・低コスト暗渠や排水工事などと比較して、低コストで設置可能です。・高耐久骨材の中にしっかりと埋めてしまえば、10tトラックが走っても問題ありません。一方で、時間がたつと、充填した骨材が削られ、地面からマットが露出してくることがあります。その場合は、マットの破損を防ぐために骨材を再充填するなど、部分的な補修が必要になります。4.導入実績:弊社デモファーム約50mの牧道をおよそ2日間かけて施工しました。骨材は火山レキを使用しています。動画は当時の施工風景のものです。(参考記事:【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう)2020年に設置して今年で4年目を迎えますが、ぬかるみは大幅に改善されました。雪解け直後や大雨が降った後は多少水溜まりが発生するものの、以前は機械が入るだけで簡単にぬかるみが発生しましたが、現在はほとんど発生しません。ピンポイントのぬかるみ対策はトロフマット(別商品)がオススメです。マットをつなぎ合わせて、ピンポイントのぬかるみ対策に利用します。 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 5.商品に関するよくある質問Q1:どんな環境にオススメですか?A1:土地の「使い方から泥濘化しやすい場所」には、とても有効です。例えば、土地の土質として水はけは良いが、放牧地の水槽周辺に牛が集まるので泥濘化しやすい といったケースです。泥濘化が酷い場合や、土質の影響で泥濘化している場合は、牧道マットだけでは解決が難しいこともあります。そのような場合は、牧道マット以外にも暗渠を入れるなど、排水対策が必要です。Q2:ペグはずっと埋めておいた方が良いですか?A2:ペグはあくまでマス目を広げるために仮で固定するため、骨材を充填して転圧した後は抜いても問題ありません。牧道マットを複数枚使用される方は、ペグを抜いて保管しておけば、設置する際に何度も使いまわすことができます。Q3:透水シートは必要ですか?A3:海砂や火山灰などの細かい粒子の骨材を使用する場合は、使用をオススメしますが、それ以外の骨材を使用する場合でも、長期的なメンテナンスを軽減する効果があります。透水シート自体は、使い捨てマスクなどと同じ「不織布」でできています。牧道マットの下に透水シートを敷くことで、水分は地中に流れていき、土が流れづらくなります。6.施工に関するよくある質問Q1:できればコストを抑えるために、その土地で取れた土を使いたいけどOK?A1:水はけの良い骨材を使いましょう。もし、その土地の土が泥炭や粘土のように水はけが悪ければ、それは骨材として不向きなものです。Q2:骨材選びのポイントは?A2:「誰が通るのか」がポイントです。例えば、家畜などの動物がその場所を歩くのであれば、蹄を傷つけないよう角がなく、丸みを帯びている土や砂がおすすめです(例:例:海砂、川砂、火山灰、火山レキなど)トラックや人が通る場合は、上記のような配慮は不要ですので、水はけが良ければ、基本的に何でもOKです(例:砕石など)Q3:整地は必要ですか?A3:必要です。平らに整地してから牧道マットを敷かないと、骨材を充填した際に牧道マットの破損につながる可能性もあります。また、すでに泥濘化している場所に設置する場合、ぬかるんでいる土は全て取り除いた上で設置してください。Q4:転圧はトラクターでやっても良いですか?A4:できれば、専用の転圧気を使うことがオススメです。トラクターでも転圧はある程度できますが、圧が弱く、何回も根気よく転圧かけないといけません。特に、牛が歩くことを想定する場合は転圧は重要です。体重500㎏以上の体を小さな蹄4つで支えている牛のほうが面積あたりの圧力が強いからです。6.まとめいかがでしたでしょうか? 豊富な知識と幅広い設置事例をもとに、最適なプランをご提案いたします。(お見積は無料です)ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

【ぬかるみ 対策】施工方法は?必要な道具は?「牧道マット」で水はけの悪い土地の泥濘化対策をしよう

農地においてぬかるんだ土地は、作物の生育だけでなく、さまざまな影響が出ます。ここでは・そもそもぬかるみが発生する原因は?・ぬかるみを改善する方法は?・牧道マットのよくあるご質問について、ご紹介いたします。1.なぜ”ぬかるみ”が発生する?そもそも、なぜ「ぬかるみが発生する(泥濘化する)」のでしょうか?主な原因は以下の通りです。1-1.排水性が悪い土質例えば、粘土質な土は、排水性が悪く、水がたまりやすい性質があります。このような土質の場合、どうしてもぬかるみが発生しやすくなってしまいます。一方で、保水性・保肥性に優れています。1-2.水がたまりやすい箇所がある土地がデコボコしていたり、車が通った轍は多く残っていないでしょうか?そのような箇所が多いと、水が溜まり、ぬかるみやすくなってしまいます。1-3.土地の高さが低い水は高いところから低いところに流れるため、低い土地は水がたまり、ぬかるみやすくなります。裏を返せば、うまく勾配(傾き)をつけてあげることで、ある程度改善される可能性もあります。2.対策方法対策を行わなければ、重機がスタックして作業効率が低下したり、作業員の安全性を脅かします。家畜を飼養している場合は、蹄や体が汚れて病気の原因に繋がってしまいます。対策方法としては、暗渠(あんきょ)や明渠(めいきょ)を作るなど、排水性をよくする土地改良ができるのがベストですが、高額になるケースが多いです。ここでは、できるだけ低コスト・自力施工ができる手段として、牧道マットの事例をご紹介します。3.牧道マットについて・自力施工ができる高密度ポリエチレンのマス目に火山レキなどの骨材を充填・転圧することで、骨材の流出や沈下を抑制し、地表を安定させます。・低コスト暗渠や排水工事などと比較して、低コストで設置可能です。・高耐久骨材の中にしっかりと埋めてしまえば、10tトラックが走っても問題ありません。一方で、時間がたつと、充填した骨材が削られ、地面からマットが露出してくることがあります。その場合は、マットの破損を防ぐために骨材を再充填するなど、部分的な補修が必要になります。4.導入実績:弊社デモファーム約50mの牧道をおよそ2日間かけて施工しました。骨材は火山レキを使用しています。動画は当時の施工風景のものです。(参考記事:【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう)2020年に設置して今年で4年目を迎えますが、ぬかるみは大幅に改善されました。雪解け直後や大雨が降った後は多少水溜まりが発生するものの、以前は機械が入るだけで簡単にぬかるみが発生しましたが、現在はほとんど発生しません。ピンポイントのぬかるみ対策はトロフマット(別商品)がオススメです。マットをつなぎ合わせて、ピンポイントのぬかるみ対策に利用します。 牧道マット(ペグセット) ご購入はこちら トロフマット(土間材) ご購入はこちら 5.商品に関するよくある質問Q1:どんな環境にオススメですか?A1:土地の「使い方から泥濘化しやすい場所」には、とても有効です。例えば、土地の土質として水はけは良いが、放牧地の水槽周辺に牛が集まるので泥濘化しやすい といったケースです。泥濘化が酷い場合や、土質の影響で泥濘化している場合は、牧道マットだけでは解決が難しいこともあります。そのような場合は、牧道マット以外にも暗渠を入れるなど、排水対策が必要です。Q2:ペグはずっと埋めておいた方が良いですか?A2:ペグはあくまでマス目を広げるために仮で固定するため、骨材を充填して転圧した後は抜いても問題ありません。牧道マットを複数枚使用される方は、ペグを抜いて保管しておけば、設置する際に何度も使いまわすことができます。Q3:透水シートは必要ですか?A3:海砂や火山灰などの細かい粒子の骨材を使用する場合は、使用をオススメしますが、それ以外の骨材を使用する場合でも、長期的なメンテナンスを軽減する効果があります。透水シート自体は、使い捨てマスクなどと同じ「不織布」でできています。牧道マットの下に透水シートを敷くことで、水分は地中に流れていき、土が流れづらくなります。6.施工に関するよくある質問Q1:できればコストを抑えるために、その土地で取れた土を使いたいけどOK?A1:水はけの良い骨材を使いましょう。もし、その土地の土が泥炭や粘土のように水はけが悪ければ、それは骨材として不向きなものです。Q2:骨材選びのポイントは?A2:「誰が通るのか」がポイントです。例えば、家畜などの動物がその場所を歩くのであれば、蹄を傷つけないよう角がなく、丸みを帯びている土や砂がおすすめです(例:例:海砂、川砂、火山灰、火山レキなど)トラックや人が通る場合は、上記のような配慮は不要ですので、水はけが良ければ、基本的に何でもOKです(例:砕石など)Q3:整地は必要ですか?A3:必要です。平らに整地してから牧道マットを敷かないと、骨材を充填した際に牧道マットの破損につながる可能性もあります。また、すでに泥濘化している場所に設置する場合、ぬかるんでいる土は全て取り除いた上で設置してください。Q4:転圧はトラクターでやっても良いですか?A4:できれば、専用の転圧気を使うことがオススメです。トラクターでも転圧はある程度できますが、圧が弱く、何回も根気よく転圧かけないといけません。特に、牛が歩くことを想定する場合は転圧は重要です。体重500㎏以上の体を小さな蹄4つで支えている牛のほうが面積あたりの圧力が強いからです。6.まとめいかがでしたでしょうか? 豊富な知識と幅広い設置事例をもとに、最適なプランをご提案いたします。(お見積は無料です)ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

0412 (3)

【羊 飼い方】ヒツジたちが喜ぶ柵を作ろう。選び方や基礎ポイントをご紹介(電気柵、フィールドフェンス)

動物園のみならず、耕作放棄地対策や太陽光発電所(ソーラーパネル)の下草管理など、活躍の場を少しずつ広げているヒツジたち。飼育するうえで適切な柵を選ぶことは、羊たちの安全や健康を守るうえでも重要です。この記事では主に、・羊を飼育するうえでの基礎的なポイント・柵の種類についてどのように選び、設置すれば良いのか?についてご紹介します。1.羊(ヒツジ)について 羊(ヒツジ)とは、ウシ科ヒツジ属の哺乳類です。牛や豚と同じく、家畜(かちく)の1種です。古くから体毛を使って衣服に利用されたり、肉用としても活用される品種もあります。2.飼養するメリット・留意点飼育する場合は、家畜保健衛生所へ届け出する必要があるほか、万一、病気にかかった際のことも考え、対応を考えておきましょう。2-1.メリット・小柄で管理しやすい性質品種によって差はありますが、ウシやブタなどと比べて、小柄な家畜です。体高が低いことで、地上から5~10cm程度の短い牧草も食べることができ、ある程度草が少ない小規模な敷地(面積)の中でも草を最大限に活用できます。(ウシの場合 草丈15~20cm程度)生まれてから成熟するスピードが早く、群れになりやすい性質なので頭数が多くても、群飼いがしやすいとされています。・雑草などを食べてくれる(除草効果)牧草だけでなく雑草もよく食べるので、河川の法面や耕作放棄地などで「除草」してくれます。草刈機を使わない分、二酸化炭素やエネルギーを使いません。業者に依頼した場合は刈り取った草をゴミとして捨てる必要があるため、費用もかさんでしまいます。最近では太陽光発電所(ソーラーパネル)が普及したことで、設備周辺に生える雑草対策として活用されるなど、活躍の幅を広げています。・愛くるしいルックスで癒し効果も?!放牧地で草を食べる姿を眺めるだけでも、癒されますよね・・・。もこもことした姿もかわいらしく、観光農場などでも人気ものです。2-3.留意点・十分な草や飲水を用意する放牧地の草が不十分だと、強固なフェンスを設置していても強引に脱柵しようとしてます。草が少なくなりすぎないよう、コマメに牧区を移動させましょう。基本的には毎日がおすすめです。飲み水をすぐに飲める水槽(給水設備)も整えておきましょう。特に夏季は暑く、消耗しやすくなったり、水槽の中の水が汚れやすいため、定期的な見回りが推奨されます。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・日陰などの休息場所を用意する いくら動物でも暑い夏に日光が当たり続けると、体調を崩してしまう恐れがあります。大きな木や林が近くにあって日陰にアクセスしやすい環境であれば良いのですが、ない場合は、簡易的な小屋やタープのようなテントを張るなど、暑さ対策をしましょう。参考商品 ファームシェード※支柱別売 ご購入はこちら アブキャップ ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・獣害対策を行う特に子羊の場合は、キツネやテンなどの肉食動物の標的になりやすいです。一度被害が出てしまうと、複数頭が被害に遭ったり、何度もしつこく侵入を試みてきます。・寄生虫対策を行う駆虫薬を使ったとしても、寄生虫の影響を完全に排除できるわけではありません。弊社が参加している「ニュージーランド・北海道羊協力プロジェクト」で実施されたセミナーにおいて、NZコンサルタントから、「影響を最低限にするために、体重増加のモニタリングやボディコンディションスコア(以下BCS)の評価など、数値で判断できるデータを作っていくことが重要である」といったアドバイスがありました。参考・持続可能な農業”放牧“から学ぶ~ニュージーランド北海道羊協力プロジェクト WEBセミナー2021春 実施レポート公開~(2021年4月14日)3.飼うための「柵」は?電気柵?金網?インターネット上で検索すると、ツーバイ材などを用いた木柵から、足場単管を自作したような柵まで幅広く事例が挙げられていますが、ここでは広く普及している「電気柵」と「フィールドフェンス」をご紹介します。3-1.フィールドフェンス(金網) 野生動物の侵入防止や家畜の放牧に特化した金網(かなあみ)です。・特徴一般的なメッシュ柵等と異なる点として、(1)緊張することで柵強度が上がること、(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」を施していることが挙げられます。・選ぶ際のポイント一度設置すれば、長期間にわたって効果を発揮できるのが最大のメリットです。・費用(コスト)長距離の設置になると自力施工が難しい場合があるため、初期投資は高額になりがちです。参考商品 【ヒツジ用】フィールドフェンス 高さ90cm×50m巻 ご購入はこちら 【ヤギ用】フィールドフェンス 高さ120cm×30m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.電気柵野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイントメリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。参考商品 ヒツジ放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら ヒツジ放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりもが安価にすむことが多いです。3-3.トラディショナルフェンスニュージーランドの伝統的なフェンスです。見た目がおしゃれなだけでなく、その歴史は深く、文化として根付いています。参考【おしゃれ フェンス】ニュージーランドの伝統的なフェンス「トラディショナルフェンス」4.【お客様の事例】松尾めん羊牧場(北海道)北海道滝川市にある「松尾めん羊牧場」様の事例をご紹介します。羊生産へのこだわりや、放牧のノウハウを伺いました。滝川市の特産品を活かした取組みや美味しいお肉を追い求める姿に密着。佐藤牧場長より、農業者への熱いメッセージをお届けします!動画全編記事全文:(【羊肉生産へのこだわり】地元の特産品を活かした取組みと持続可能な農業への挑戦/北海道滝川市(ファームファイル03/FarmFile03))5.まとめ...

【羊 飼い方】ヒツジたちが喜ぶ柵を作ろう。選び方や基礎ポイントをご紹介(電気柵、フィールドフェンス)

動物園のみならず、耕作放棄地対策や太陽光発電所(ソーラーパネル)の下草管理など、活躍の場を少しずつ広げているヒツジたち。飼育するうえで適切な柵を選ぶことは、羊たちの安全や健康を守るうえでも重要です。この記事では主に、・羊を飼育するうえでの基礎的なポイント・柵の種類についてどのように選び、設置すれば良いのか?についてご紹介します。1.羊(ヒツジ)について 羊(ヒツジ)とは、ウシ科ヒツジ属の哺乳類です。牛や豚と同じく、家畜(かちく)の1種です。古くから体毛を使って衣服に利用されたり、肉用としても活用される品種もあります。2.飼養するメリット・留意点飼育する場合は、家畜保健衛生所へ届け出する必要があるほか、万一、病気にかかった際のことも考え、対応を考えておきましょう。2-1.メリット・小柄で管理しやすい性質品種によって差はありますが、ウシやブタなどと比べて、小柄な家畜です。体高が低いことで、地上から5~10cm程度の短い牧草も食べることができ、ある程度草が少ない小規模な敷地(面積)の中でも草を最大限に活用できます。(ウシの場合 草丈15~20cm程度)生まれてから成熟するスピードが早く、群れになりやすい性質なので頭数が多くても、群飼いがしやすいとされています。・雑草などを食べてくれる(除草効果)牧草だけでなく雑草もよく食べるので、河川の法面や耕作放棄地などで「除草」してくれます。草刈機を使わない分、二酸化炭素やエネルギーを使いません。業者に依頼した場合は刈り取った草をゴミとして捨てる必要があるため、費用もかさんでしまいます。最近では太陽光発電所(ソーラーパネル)が普及したことで、設備周辺に生える雑草対策として活用されるなど、活躍の幅を広げています。・愛くるしいルックスで癒し効果も?!放牧地で草を食べる姿を眺めるだけでも、癒されますよね・・・。もこもことした姿もかわいらしく、観光農場などでも人気ものです。2-3.留意点・十分な草や飲水を用意する放牧地の草が不十分だと、強固なフェンスを設置していても強引に脱柵しようとしてます。草が少なくなりすぎないよう、コマメに牧区を移動させましょう。基本的には毎日がおすすめです。飲み水をすぐに飲める水槽(給水設備)も整えておきましょう。特に夏季は暑く、消耗しやすくなったり、水槽の中の水が汚れやすいため、定期的な見回りが推奨されます。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・日陰などの休息場所を用意する いくら動物でも暑い夏に日光が当たり続けると、体調を崩してしまう恐れがあります。大きな木や林が近くにあって日陰にアクセスしやすい環境であれば良いのですが、ない場合は、簡易的な小屋やタープのようなテントを張るなど、暑さ対策をしましょう。参考商品 ファームシェード※支柱別売 ご購入はこちら アブキャップ ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・獣害対策を行う特に子羊の場合は、キツネやテンなどの肉食動物の標的になりやすいです。一度被害が出てしまうと、複数頭が被害に遭ったり、何度もしつこく侵入を試みてきます。・寄生虫対策を行う駆虫薬を使ったとしても、寄生虫の影響を完全に排除できるわけではありません。弊社が参加している「ニュージーランド・北海道羊協力プロジェクト」で実施されたセミナーにおいて、NZコンサルタントから、「影響を最低限にするために、体重増加のモニタリングやボディコンディションスコア(以下BCS)の評価など、数値で判断できるデータを作っていくことが重要である」といったアドバイスがありました。参考・持続可能な農業”放牧“から学ぶ~ニュージーランド北海道羊協力プロジェクト WEBセミナー2021春 実施レポート公開~(2021年4月14日)3.飼うための「柵」は?電気柵?金網?インターネット上で検索すると、ツーバイ材などを用いた木柵から、足場単管を自作したような柵まで幅広く事例が挙げられていますが、ここでは広く普及している「電気柵」と「フィールドフェンス」をご紹介します。3-1.フィールドフェンス(金網) 野生動物の侵入防止や家畜の放牧に特化した金網(かなあみ)です。・特徴一般的なメッシュ柵等と異なる点として、(1)緊張することで柵強度が上がること、(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」を施していることが挙げられます。・選ぶ際のポイント一度設置すれば、長期間にわたって効果を発揮できるのが最大のメリットです。・費用(コスト)長距離の設置になると自力施工が難しい場合があるため、初期投資は高額になりがちです。参考商品 【ヒツジ用】フィールドフェンス 高さ90cm×50m巻 ご購入はこちら 【ヤギ用】フィールドフェンス 高さ120cm×30m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.電気柵野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイントメリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。参考商品 ヒツジ放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら ヒツジ放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりもが安価にすむことが多いです。3-3.トラディショナルフェンスニュージーランドの伝統的なフェンスです。見た目がおしゃれなだけでなく、その歴史は深く、文化として根付いています。参考【おしゃれ フェンス】ニュージーランドの伝統的なフェンス「トラディショナルフェンス」4.【お客様の事例】松尾めん羊牧場(北海道)北海道滝川市にある「松尾めん羊牧場」様の事例をご紹介します。羊生産へのこだわりや、放牧のノウハウを伺いました。滝川市の特産品を活かした取組みや美味しいお肉を追い求める姿に密着。佐藤牧場長より、農業者への熱いメッセージをお届けします!動画全編記事全文:(【羊肉生産へのこだわり】地元の特産品を活かした取組みと持続可能な農業への挑戦/北海道滝川市(ファームファイル03/FarmFile03))5.まとめ...

130_4

【牛 体重測定】畜産農家必見!増体や健康管理に欠かせない”体重測定活用術”(事例あり)

放牧先進国のニュージーランドでは、「牛の体重測定」を行うのが一般的です。日本では、ほとんど管理されておらず、体格を目視して判断するなど、経験と勘に頼る部分も多いとされています。今回の記事では・なぜ家畜の体重管理が必要なのか?・生産者にメリットはあるのか?・具体的な事例は?について、ご紹介します。1.なぜ体重が重要?体重は牛の生育状況を示す大切なバロメーターです。継続的に管理することで、発育状況管理、飼料設計、販売時期の決断に利用できます。また、体重には目標値が必須です。例えば、「親牛になったときの生産性把握の指標」を設けたとします。達成できなかった個体は難産、搾乳量の減少、さらにその後の繁殖不良につながる可能性がある個体として、識別したり、対策を講じることができます。2.体重を管理するメリットは?頭数が多ければ多いほど、一頭あたりに対応できる作業時間は限られてしまいます。ですが、同じ環境で飼育しても個体によってそのパフォーマンスが異なってしまいます。また、そのパフォーマンスは常に変化していることも忘れてはいけません。だからこそ、長い期間にわたって個体を把握し、それに合わせた飼育をする必要があります。3.農場へのメリットは?体重管理は家畜だけでなく、牧場経営者や従業員にとってもメリットがあります。しっかりとした個体管理は、成長課題の早期発見だけでなく、疾病管理、出荷後のトレーサビリティなど、多岐にわたって牧場全体にメリットをもたらしてくれます。4.デモファームでの事例(2022年)ファームエイジには、本社と隣接して、10haの実験農場(デモファーム)があります。デモファームは、毎年社員たちが実際に販売している商品の利用を通じて、牛を管理しています。ここでは、2022年にデモファームで放牧したジャージー牛8頭と体重測定結果をご紹介します。キャトルヤードを組み合わせて、体重測定しています。スティックリーダーも併用してタグを読み取り、事前に接続した体重計に個体情報を送信しています。参考商品 イージーウェイ7i (※測定器のみ) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら日にもよりますが、体重計がある牧区まで移動+戻す手間も含めると、およそ40分(一頭あたり約6分程度)。人数は4人で行いましたが、牛がだいぶ馴れてくれていたので、ほとんど誘導する手間もかからず、すんなり体重計にも乗ってくれました。秋には退牧していきましたが、結果的に順調に牛たちの体重は順調に伸びていきました。5.体重測定に必要なもの・流れ体重測定のためには以下のアイテムが必要になります。・体重計(測定値を表示・集計する機械)・ロードバー(重量センサーが内蔵されたバー。体重計に接続)・プラットフォーム(家畜が乗っても壊れない頑丈な土台。ロードバーの上に設置)・キャトルヤード(家畜の行動を管理するための囲い)・システム全体の動画上記と併せて、RFID管理システム(スティックリーダー、RFIDタグ)を使った個体管理や、クラウド上で集計・共有できるシステムと併用することで、より効率的に利用できます(詳しくはお問合せください)参考商品 スティックリーダーXRS2(電子個体識別タグ専用読み取り機) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちらまた、体重計及びRFID管理システムは、牛だけでなく羊にも使用することができます。詳しくはお問合せください(2022年デモファームの様子)6.まとめ 体重ターゲットを達成するメリットとして、「成長課題の早期発見」もとても大切です!群飼いしている場合、どうしても強い個体と弱い個体に差が生じてしまいますが、定期的に体重を測ることで、その課題を早期発見でき、対策を実施することが出来ます。自分自身の体重測定と同様、牛の体重も計測してみてはいかがでしょうか?。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

【牛 体重測定】畜産農家必見!増体や健康管理に欠かせない”体重測定活用術”(事例あり)

放牧先進国のニュージーランドでは、「牛の体重測定」を行うのが一般的です。日本では、ほとんど管理されておらず、体格を目視して判断するなど、経験と勘に頼る部分も多いとされています。今回の記事では・なぜ家畜の体重管理が必要なのか?・生産者にメリットはあるのか?・具体的な事例は?について、ご紹介します。1.なぜ体重が重要?体重は牛の生育状況を示す大切なバロメーターです。継続的に管理することで、発育状況管理、飼料設計、販売時期の決断に利用できます。また、体重には目標値が必須です。例えば、「親牛になったときの生産性把握の指標」を設けたとします。達成できなかった個体は難産、搾乳量の減少、さらにその後の繁殖不良につながる可能性がある個体として、識別したり、対策を講じることができます。2.体重を管理するメリットは?頭数が多ければ多いほど、一頭あたりに対応できる作業時間は限られてしまいます。ですが、同じ環境で飼育しても個体によってそのパフォーマンスが異なってしまいます。また、そのパフォーマンスは常に変化していることも忘れてはいけません。だからこそ、長い期間にわたって個体を把握し、それに合わせた飼育をする必要があります。3.農場へのメリットは?体重管理は家畜だけでなく、牧場経営者や従業員にとってもメリットがあります。しっかりとした個体管理は、成長課題の早期発見だけでなく、疾病管理、出荷後のトレーサビリティなど、多岐にわたって牧場全体にメリットをもたらしてくれます。4.デモファームでの事例(2022年)ファームエイジには、本社と隣接して、10haの実験農場(デモファーム)があります。デモファームは、毎年社員たちが実際に販売している商品の利用を通じて、牛を管理しています。ここでは、2022年にデモファームで放牧したジャージー牛8頭と体重測定結果をご紹介します。キャトルヤードを組み合わせて、体重測定しています。スティックリーダーも併用してタグを読み取り、事前に接続した体重計に個体情報を送信しています。参考商品 イージーウェイ7i (※測定器のみ) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら日にもよりますが、体重計がある牧区まで移動+戻す手間も含めると、およそ40分(一頭あたり約6分程度)。人数は4人で行いましたが、牛がだいぶ馴れてくれていたので、ほとんど誘導する手間もかからず、すんなり体重計にも乗ってくれました。秋には退牧していきましたが、結果的に順調に牛たちの体重は順調に伸びていきました。5.体重測定に必要なもの・流れ体重測定のためには以下のアイテムが必要になります。・体重計(測定値を表示・集計する機械)・ロードバー(重量センサーが内蔵されたバー。体重計に接続)・プラットフォーム(家畜が乗っても壊れない頑丈な土台。ロードバーの上に設置)・キャトルヤード(家畜の行動を管理するための囲い)・システム全体の動画上記と併せて、RFID管理システム(スティックリーダー、RFIDタグ)を使った個体管理や、クラウド上で集計・共有できるシステムと併用することで、より効率的に利用できます(詳しくはお問合せください)参考商品 スティックリーダーXRS2(電子個体識別タグ専用読み取り機) ご購入はこちら ロードバーMP600 (幅600mmタイプ/2本セット) ご購入はこちら その他製品は >>>こちらまた、体重計及びRFID管理システムは、牛だけでなく羊にも使用することができます。詳しくはお問合せください(2022年デモファームの様子)6.まとめ 体重ターゲットを達成するメリットとして、「成長課題の早期発見」もとても大切です!群飼いしている場合、どうしても強い個体と弱い個体に差が生じてしまいますが、定期的に体重を測ることで、その課題を早期発見でき、対策を実施することが出来ます。自分自身の体重測定と同様、牛の体重も計測してみてはいかがでしょうか?。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

0117_2

【パドック 放牧】パドック放牧のメリットは?おすすめのやり方は?事例を交えてご紹介

飼料や燃料費の高騰などの影響もあるのか、「少しずつ放牧を始めてみたい」「パドック放牧に興味があるがやり方がわからない・・」といったご相談が増えてきました。ここでは、パドック放牧に関してよくご質問いただく内容や導入事例についてご紹介します。ぜひ、これから始められる方だけでなく、すでに実施されている方も参考にしていただければ幸いです。1.パドックとは牛舎などの畜舎に隣接している屋外の放牧地を意味します。運動場とも言われます。パドックと聞くと、ウマをイメージされる方も多いかと思いますが、ウマの場合はレースを控えた馬たちが周回する場所を意味します。一概に大きな面積が必要なわけではありませんが、一般社団法人 中央酪農会議によると「一般的には、広さは牛1頭あたり10~30㎡(平方メートル)が標準とされています。」とあります。(引用:酪農キッズファーム|ことば辞典|パドック|)2.パドック放牧のメリットは?2-1.家畜の健康増進 牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。2-2.従業員の負担軽減牛舎の中だと、日々の給餌、糞尿の処理が必要になりますが、放牧している間は必要ありません。また、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。2-3.アニマルウェルフェアに沿った取組になる牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。国内では認知度がまだ低いですが、農場として取り組むことで差別化や持続可能な農場づくりに貢献できるでしょう。3.パドック放牧する前に 必要なもの3-1.柵(電気柵または金網フェンス) 良くいただくご質問が、「電気柵と金網フェンスで迷っているけど、どちらが良い?」というご質問です。設置環境や用途によって異なります。以下の通り、大まかなメリットとデメリットをまとめました。ご自身の農場にあった方をえらびましょう。電気柵〇 初期投資を抑えやすい〇 自力施工が可能〇 設置ラインの変更や延長が簡単× 電圧測定や下草管理が必要× 多雪地帯は回収が必要× 事前の馴致(電気柵への学習)が必要金網フェンス(当社のフィールドフェンスの場合)〇 一度設置すればほとんどメンテナンス不要〇 物理的な強度が高い× 初期投資が高額になりがち× 工事を伴う場合がある その場合はさらに費用増加× 倒木などによって破損した場合は補修の手間がかかる「どちらか迷う」「よくわからない」方は、弊社スタッフがご要望を伺いながらご提案させていただきますので、お気軽にお問合せください。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.給水設備牛が自由に水を飲めない環境だと、採食量に影響を及ぼします。特に、近年は猛暑日数も増えており、夏季はさらに飲水量が増えることも視野に入れておきましょう。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-3.日陰になる場所をつくる前項でも挙げたとおり、猛暑の炎天下の中、日陰がない状態は家畜にとってもストレスになってしまいます。木陰がある環境であれば良いですが、ない場合は、簡易的なものでも良いので準備しましょう。参考商品 ファームシェード※支柱別売 ご購入はこちら ファームシェード 用支柱セット※シェード別売...

【パドック 放牧】パドック放牧のメリットは?おすすめのやり方は?事例を交えてご紹介

飼料や燃料費の高騰などの影響もあるのか、「少しずつ放牧を始めてみたい」「パドック放牧に興味があるがやり方がわからない・・」といったご相談が増えてきました。ここでは、パドック放牧に関してよくご質問いただく内容や導入事例についてご紹介します。ぜひ、これから始められる方だけでなく、すでに実施されている方も参考にしていただければ幸いです。1.パドックとは牛舎などの畜舎に隣接している屋外の放牧地を意味します。運動場とも言われます。パドックと聞くと、ウマをイメージされる方も多いかと思いますが、ウマの場合はレースを控えた馬たちが周回する場所を意味します。一概に大きな面積が必要なわけではありませんが、一般社団法人 中央酪農会議によると「一般的には、広さは牛1頭あたり10~30㎡(平方メートル)が標準とされています。」とあります。(引用:酪農キッズファーム|ことば辞典|パドック|)2.パドック放牧のメリットは?2-1.家畜の健康増進 牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。2-2.従業員の負担軽減牛舎の中だと、日々の給餌、糞尿の処理が必要になりますが、放牧している間は必要ありません。また、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。2-3.アニマルウェルフェアに沿った取組になる牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。国内では認知度がまだ低いですが、農場として取り組むことで差別化や持続可能な農場づくりに貢献できるでしょう。3.パドック放牧する前に 必要なもの3-1.柵(電気柵または金網フェンス) 良くいただくご質問が、「電気柵と金網フェンスで迷っているけど、どちらが良い?」というご質問です。設置環境や用途によって異なります。以下の通り、大まかなメリットとデメリットをまとめました。ご自身の農場にあった方をえらびましょう。電気柵〇 初期投資を抑えやすい〇 自力施工が可能〇 設置ラインの変更や延長が簡単× 電圧測定や下草管理が必要× 多雪地帯は回収が必要× 事前の馴致(電気柵への学習)が必要金網フェンス(当社のフィールドフェンスの場合)〇 一度設置すればほとんどメンテナンス不要〇 物理的な強度が高い× 初期投資が高額になりがち× 工事を伴う場合がある その場合はさらに費用増加× 倒木などによって破損した場合は補修の手間がかかる「どちらか迷う」「よくわからない」方は、弊社スタッフがご要望を伺いながらご提案させていただきますので、お気軽にお問合せください。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.給水設備牛が自由に水を飲めない環境だと、採食量に影響を及ぼします。特に、近年は猛暑日数も増えており、夏季はさらに飲水量が増えることも視野に入れておきましょう。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-3.日陰になる場所をつくる前項でも挙げたとおり、猛暑の炎天下の中、日陰がない状態は家畜にとってもストレスになってしまいます。木陰がある環境であれば良いですが、ない場合は、簡易的なものでも良いので準備しましょう。参考商品 ファームシェード※支柱別売 ご購入はこちら ファームシェード 用支柱セット※シェード別売...

0925_04

【平飼い やり方】鶏の平飼い・放し飼いのやり方は?基礎的なポイントをご紹介

放し飼いときくと、どんな風景を想像するでしょうか?牛や馬の放牧をイメージする方が多いかもしれませんが、養鶏でも実施されていることをご存じでしょうか。日本では取り組んでいる農場は少数といわれています。ここでは、鶏の平飼い・放し飼いのメリットやデメリット、取り組むうえでの注意点など、基礎的な情報についてご紹介いたします。1.鶏の平飼いとは?日本では鶏の飼養は、ケージ飼いが主流です。90%以上がケージ飼いだといわれています。対して、平飼いは鶏舎(けいしゃ)の中でケージを設けずに飼育します。平飼いを行っている農場はごくわずかといわれており、それゆえに、卵などの生産物は、希少で付加価値が高いものになります。2.何が違う? 平飼い・放し飼いの違い一言で言ってしまえば、屋外か、屋内かの違いです。平飼いは、あくまで屋根のある鶏舎の中で飼育します。放し飼いは、屋根のない屋外に「放牧場」を設けて、その中で飼育します。放牧場の周りには、鶏の脱柵防止と、キツネやイタチなどの害獣に対する侵入防止の両面が機能するフェンス(または電気柵)を設ける必要があります。3.平飼い・放し飼いのメリットとデメリットここでは主なポイントをご説明します。メリット1:ストレスがかかりにくく、病気になりづらいケージの外で自由に動き回ったり、自分の好きな場所で休むこともできます。いわば、本来の習性に従った活動ができるので、ストレスがかかりにくい飼養方法といえます。また、ケージ飼いよりも運動量が増えるため、体力がつき、病気になりにくいとされています。病気になりにくいことは、生産者側にとっても作業負担や経費削減につながるので、両者にとってメリットといえるでしょう。メリット2:希少価値が高い前述した通り、日本ではほとんどがケージ飼いのため、差別化が容易になります。メリット3:アニマルウェルフェアに沿っているSDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。デメリット1:手間とコストがかかる鶏舎内の整備や、放牧場を設ける場合は、屋外の整地などが必要になります。デメリット2:高額になりやすい生産効率が減るため、どうしても卵1個あたりの金額が、ケージ飼いよりも高額になってしまうことが多いです。そのため、消費者にとっては、手に取りづらい商品になる可能性があります。デメリット3:獣害を受けることがあるキツネやイタチなどの野生動物に襲われてしまうリスクがあります。特に、屋外に放牧場を設ける場合は、電気柵などの獣害対策は必須といえます。4.お客様の事例 FarmAgricola(北海道当別町)弊社のお客様で、平飼い卵を実践される「FarmAgricora」様を取材させていただきました。動画の中では、農場設立までの経緯や、苦労されたこと、これから新しく農業を志す方に向けてのメッセージを語っていただきました。・放牧場にはフェンス×電気柵という徹底ぶりもともと、ビニールハウス内で平飼いされており、ハウスのへの害獣(キツネ、テン)の侵入を防ぐため市販の金網(亀甲模様)で飼養されていました。ハウス横に放牧地を儲け、ニワトリを放牧することを決めた際に、従来の金網では害獣を防げないと考えました。そこで、冬を超えても安心してニワトリを放牧地に出すことができ、かつ頑丈で使い勝手の長持ちするイージーベンダーフェンスを使用することにしたそうです。・参考商品 小動物用亀甲フェンス(高さ900mm×長さ5m巻) ご購入はこちら 【イノシシ・小動物用】掘り返し防止・補修フェンス50mセット(地上高30cm+折り曲げ部30cm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら小さい放牧地は6m間隔で単管を設置。フェンスは1.5mの高さのフェンスを下部30㎝をL字に折り曲げ、放牧地を囲んで使用します。そのままでは鶏にフェンスの下から掘り起こされるので、U字のピンでフェンスを等間隔で固定しています。場所によっては、小動物の侵入防止強化のためにイージーベンダーフェンスの上に、マス目5cm×5cmの金網を高さ90㎝のところまで張り合わせる、電気柵や樹脂ネットを併用するなど、対策の工夫も続けているところでした。5.平飼い・放し飼いをするためのポイントいかがでしたでしょうか。簡単ですが、以下の通りポイントをまとめてみました。 ・メリットとデメリットを理解する 前述した通り、メリットとデメリットがあります。ご自身の農場にどちらのタイプがあっているかをよく検討しましょう。・獣害対策を実施する 昨今、鳥インフルエンザや豚熱に代表されるように、伝染病の影響が懸念されています。一度農場内で発生すると、経営面に深刻な打撃を与えてしまいます。特に放し飼いをする場合は、鶏の脱柵防止だけでなく、獣害対策も兼ねた電気柵やフェンスが望ましいでしょう。・参考商品 小動物100(オンライン限定セット) ご購入はこちら 小動物200ソーラー(オンライン限定)) ご購入はこちら ・持続可能な農場を意識する 養鶏に限ったことではありませんが、国内農業は厳しい状況が続いています。たとえば、輸入穀物などの外部依存の割合が大きいと、費用が大きく上がったときに影響を受けやすくなってしまい、リスクの高い経営になってしまう恐れがあります。弊社では柵の設置方法や資材選定、事例のご紹介など、サポートやアドバイスが可能です。少しでも気になることがありましたら、お気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる

【平飼い やり方】鶏の平飼い・放し飼いのやり方は?基礎的なポイントをご紹介

放し飼いときくと、どんな風景を想像するでしょうか?牛や馬の放牧をイメージする方が多いかもしれませんが、養鶏でも実施されていることをご存じでしょうか。日本では取り組んでいる農場は少数といわれています。ここでは、鶏の平飼い・放し飼いのメリットやデメリット、取り組むうえでの注意点など、基礎的な情報についてご紹介いたします。1.鶏の平飼いとは?日本では鶏の飼養は、ケージ飼いが主流です。90%以上がケージ飼いだといわれています。対して、平飼いは鶏舎(けいしゃ)の中でケージを設けずに飼育します。平飼いを行っている農場はごくわずかといわれており、それゆえに、卵などの生産物は、希少で付加価値が高いものになります。2.何が違う? 平飼い・放し飼いの違い一言で言ってしまえば、屋外か、屋内かの違いです。平飼いは、あくまで屋根のある鶏舎の中で飼育します。放し飼いは、屋根のない屋外に「放牧場」を設けて、その中で飼育します。放牧場の周りには、鶏の脱柵防止と、キツネやイタチなどの害獣に対する侵入防止の両面が機能するフェンス(または電気柵)を設ける必要があります。3.平飼い・放し飼いのメリットとデメリットここでは主なポイントをご説明します。メリット1:ストレスがかかりにくく、病気になりづらいケージの外で自由に動き回ったり、自分の好きな場所で休むこともできます。いわば、本来の習性に従った活動ができるので、ストレスがかかりにくい飼養方法といえます。また、ケージ飼いよりも運動量が増えるため、体力がつき、病気になりにくいとされています。病気になりにくいことは、生産者側にとっても作業負担や経費削減につながるので、両者にとってメリットといえるでしょう。メリット2:希少価値が高い前述した通り、日本ではほとんどがケージ飼いのため、差別化が容易になります。メリット3:アニマルウェルフェアに沿っているSDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。デメリット1:手間とコストがかかる鶏舎内の整備や、放牧場を設ける場合は、屋外の整地などが必要になります。デメリット2:高額になりやすい生産効率が減るため、どうしても卵1個あたりの金額が、ケージ飼いよりも高額になってしまうことが多いです。そのため、消費者にとっては、手に取りづらい商品になる可能性があります。デメリット3:獣害を受けることがあるキツネやイタチなどの野生動物に襲われてしまうリスクがあります。特に、屋外に放牧場を設ける場合は、電気柵などの獣害対策は必須といえます。4.お客様の事例 FarmAgricola(北海道当別町)弊社のお客様で、平飼い卵を実践される「FarmAgricora」様を取材させていただきました。動画の中では、農場設立までの経緯や、苦労されたこと、これから新しく農業を志す方に向けてのメッセージを語っていただきました。・放牧場にはフェンス×電気柵という徹底ぶりもともと、ビニールハウス内で平飼いされており、ハウスのへの害獣(キツネ、テン)の侵入を防ぐため市販の金網(亀甲模様)で飼養されていました。ハウス横に放牧地を儲け、ニワトリを放牧することを決めた際に、従来の金網では害獣を防げないと考えました。そこで、冬を超えても安心してニワトリを放牧地に出すことができ、かつ頑丈で使い勝手の長持ちするイージーベンダーフェンスを使用することにしたそうです。・参考商品 小動物用亀甲フェンス(高さ900mm×長さ5m巻) ご購入はこちら 【イノシシ・小動物用】掘り返し防止・補修フェンス50mセット(地上高30cm+折り曲げ部30cm) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら小さい放牧地は6m間隔で単管を設置。フェンスは1.5mの高さのフェンスを下部30㎝をL字に折り曲げ、放牧地を囲んで使用します。そのままでは鶏にフェンスの下から掘り起こされるので、U字のピンでフェンスを等間隔で固定しています。場所によっては、小動物の侵入防止強化のためにイージーベンダーフェンスの上に、マス目5cm×5cmの金網を高さ90㎝のところまで張り合わせる、電気柵や樹脂ネットを併用するなど、対策の工夫も続けているところでした。5.平飼い・放し飼いをするためのポイントいかがでしたでしょうか。簡単ですが、以下の通りポイントをまとめてみました。 ・メリットとデメリットを理解する 前述した通り、メリットとデメリットがあります。ご自身の農場にどちらのタイプがあっているかをよく検討しましょう。・獣害対策を実施する 昨今、鳥インフルエンザや豚熱に代表されるように、伝染病の影響が懸念されています。一度農場内で発生すると、経営面に深刻な打撃を与えてしまいます。特に放し飼いをする場合は、鶏の脱柵防止だけでなく、獣害対策も兼ねた電気柵やフェンスが望ましいでしょう。・参考商品 小動物100(オンライン限定セット) ご購入はこちら 小動物200ソーラー(オンライン限定)) ご購入はこちら ・持続可能な農場を意識する 養鶏に限ったことではありませんが、国内農業は厳しい状況が続いています。たとえば、輸入穀物などの外部依存の割合が大きいと、費用が大きく上がったときに影響を受けやすくなってしまい、リスクの高い経営になってしまう恐れがあります。弊社では柵の設置方法や資材選定、事例のご紹介など、サポートやアドバイスが可能です。少しでも気になることがありましたら、お気軽にお問合せください。全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる