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【放牧って本当に飼料代が下がるの?】よくあるご質問や事例のご紹介
円安や燃料代の高騰など、さまざまな影響をうけている日本の酪農・畜産。農家さんの悩みは尽きませんが、その中でも「餌代の高騰」は経営に大きな影響を与えています。様々な工夫や対策が行われていますが、「具体的にどんな取り組みがあるのか?」「本当にえさ代を削減できた事例があるのか?」知られていないことも多くあります。ここでは、放牧酪農を中心に、飼料を取り巻く現状から取り組み事例まで、基礎的なポイントをご紹介します。1.そもそも飼料とは?牛や羊などの家畜が食べるための食べ物を意味します。大きく分けて、粗飼料と濃厚飼料の2種類があります。粗飼料は、 草や草から作られた餌で、生草、サイレージ、乾草などがあります。放牧を行う場合、「放牧草」や「青草」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で消化に時間がかかり、牛の第1胃であるルーメンを鍛えて消化・吸収機能を向上させます。濃厚飼料は、 トウモロコシ、ぬか類、大豆、大豆粕などを混ぜた混合飼料で、炭水化物やタンパク質含量が高く、栄養価も高いです。穀物飼料とも呼ばれ、エネルギー補給のために重要です。2.飼料を取り巻く現状前述の通り、飼料の価格は高騰しています。大きな要因としては、・飼料を作るための原材料(トウモロコシなどの穀物)の高騰・原油やガソリンなどの高騰・国際情勢に伴う円安などの影響 ・・・などがあります。また、日本は濃厚飼料の多くを海外からの輸入に頼っており、国内自給率が低いことが指摘されています。そのため、濃厚飼料をたくさん使っている農家さんほど、外部環境に影響されやすい経営傾向にあるといえます。3.濃厚飼料を減らす手段のひとつ「放牧」高騰しているとはいえ、大量の濃厚飼料をいきなり日本だけですべて賄うのは、簡単ではありません。そこで、もう一つの飼料である「粗飼料」がコスト削減のカギになります。今、牧草など粗飼料を活用する手段として、「放牧」が注目されています。放牧は、家畜を屋外に出して牧草を与えるスタイルです。飼料削減だけでなく、家畜の健康増進にも繋がるので、診療代の削減や労働時間の削減など、多岐にわたるメリットが期待できます。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4.放牧にもやり方がある? 押さえるべきポイント飼料高騰の影響もあり、「放牧を取り入れてみたい」「放牧のやり方を教えてほしい」というご相談が増えています。但し、やり方のポイントを押さえていないと、飼料削減をはじめとするメリットを得られない場合があります。主なポイントをご紹介します。4-1.頭数と草地のバランス たとえば、頭数に対して放牧地面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまいます。その結果、牛に食べられる旬を逃した草はどんどん生長して、最終的に人が刈り取り掃除しなければならなくなります。また、草の伸び過ぎは、牧草地の草の密度を下げる原因になってしまうため、面積あたりで得られる草の生産量が減ってしまいます。一方で、頭数に対して適正な放牧地面積で放牧した場合、食べ残しは少なく、牧草品種によっては放牧地の草の密度UPにもつながります。4-2.草の品質 牛に食べさせる放牧草の「理想的な高さ」をご存じでしょうか?理想的な放牧草の高さは地上高15-20cmといわれています。地上高が低すぎると、生長のために草がたくさん栄養を蓄えている時期ではあるのですが、牛が食べれる草量が少なくなります。また、草の生長や再生が悪くなってしまいます。地上高が高すぎると、牛が食べれる草量は多いのですが、草は種子をつくるために栄養を使うようになっていきます。結果として、枯死している葉が多く、繊維質も強くなり、消化しにくい草になってしまいます。「15-20cm」というは、栄養価が高い草を効率良く牛に与えられる高さといえます。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.配合飼料の量 乳生産において最も大きなコストが「飼料」といわれており、乳代(ミルクの売上金額)に対して飼料コストがどれだけかかったかを示す「乳飼比」という数値があります。乳飼比の数値が低いほど、収益が高い傾向にあり、良い経営状態といえます。放牧を導入し、栄養価の高い草を食べさせることで飼料コストが下がるので、乳飼比を低くすることができます。ところが、放牧導入しても、放牧せず畜舎内だけで飼育している場合(舎飼い)と乳飼比がほとんど変わらないケースがあります。その場合、放牧のやり方を変えることで経営状態を改善できる可能性があります。4-4.水槽の数 私たち人間も、食事をする際には、水や飲み物と一緒に食事をとりますよね。水がないと、食事が進みづらいという経験はないでしょうか。動物にとっても同じ事がいえます。放牧地に適切な数・大きさの水槽を置くことで、牧草の食い込みが良くなります。(出典:牛の引水環境を改善し肥育期の像隊安定化を目指す|全農 ちくさんクラブ)牧草の食い込みが良くなれば、毎日の乳生産量も増える傾向にあります。また、そもそも牛乳の85%以上は水分でできているので、水を飲むことで乳生産は増える傾向にあります。人によっては、乳生産で最も安い飼料は「水」だと言う方もいらっしゃいます。これは、放牧を取り入れている農家さんだけでなく、舎飼いの農家さんにも言えることです。参考記事:【 放牧 水 】知らずに損してる?放牧地に水槽を設置するメリット、ポイントをご紹介参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.(まとめ)できるところから始めよう!飼料コスト削減の取組 いかがでしたでしょうか?放牧を用いた飼料コスト削減の取り組みは、環境負荷の軽減と生産性向上の両方に貢献する素晴らしい方法です。まずは、小さなステップから始めて、現在の農場の状況や資源を見直し、取り組めることから一歩ずつ始めることが大切です。ファームエイジは、皆さんの農場での放牧導入や飼料コスト削減の取り組みをサポートします。ぜひ一緒に、より持続可能な農業経営を目指していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【放牧って本当に飼料代が下がるの?】よくあるご質問や事例のご紹介
円安や燃料代の高騰など、さまざまな影響をうけている日本の酪農・畜産。農家さんの悩みは尽きませんが、その中でも「餌代の高騰」は経営に大きな影響を与えています。様々な工夫や対策が行われていますが、「具体的にどんな取り組みがあるのか?」「本当にえさ代を削減できた事例があるのか?」知られていないことも多くあります。ここでは、放牧酪農を中心に、飼料を取り巻く現状から取り組み事例まで、基礎的なポイントをご紹介します。1.そもそも飼料とは?牛や羊などの家畜が食べるための食べ物を意味します。大きく分けて、粗飼料と濃厚飼料の2種類があります。粗飼料は、 草や草から作られた餌で、生草、サイレージ、乾草などがあります。放牧を行う場合、「放牧草」や「青草」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で消化に時間がかかり、牛の第1胃であるルーメンを鍛えて消化・吸収機能を向上させます。濃厚飼料は、 トウモロコシ、ぬか類、大豆、大豆粕などを混ぜた混合飼料で、炭水化物やタンパク質含量が高く、栄養価も高いです。穀物飼料とも呼ばれ、エネルギー補給のために重要です。2.飼料を取り巻く現状前述の通り、飼料の価格は高騰しています。大きな要因としては、・飼料を作るための原材料(トウモロコシなどの穀物)の高騰・原油やガソリンなどの高騰・国際情勢に伴う円安などの影響 ・・・などがあります。また、日本は濃厚飼料の多くを海外からの輸入に頼っており、国内自給率が低いことが指摘されています。そのため、濃厚飼料をたくさん使っている農家さんほど、外部環境に影響されやすい経営傾向にあるといえます。3.濃厚飼料を減らす手段のひとつ「放牧」高騰しているとはいえ、大量の濃厚飼料をいきなり日本だけですべて賄うのは、簡単ではありません。そこで、もう一つの飼料である「粗飼料」がコスト削減のカギになります。今、牧草など粗飼料を活用する手段として、「放牧」が注目されています。放牧は、家畜を屋外に出して牧草を与えるスタイルです。飼料削減だけでなく、家畜の健康増進にも繋がるので、診療代の削減や労働時間の削減など、多岐にわたるメリットが期待できます。参考商品 パドック放牧200セット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら パドック放牧200ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲200m・約25a分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4.放牧にもやり方がある? 押さえるべきポイント飼料高騰の影響もあり、「放牧を取り入れてみたい」「放牧のやり方を教えてほしい」というご相談が増えています。但し、やり方のポイントを押さえていないと、飼料削減をはじめとするメリットを得られない場合があります。主なポイントをご紹介します。4-1.頭数と草地のバランス たとえば、頭数に対して放牧地面積が広すぎると、草の食べ残しが起きてしまいます。その結果、牛に食べられる旬を逃した草はどんどん生長して、最終的に人が刈り取り掃除しなければならなくなります。また、草の伸び過ぎは、牧草地の草の密度を下げる原因になってしまうため、面積あたりで得られる草の生産量が減ってしまいます。一方で、頭数に対して適正な放牧地面積で放牧した場合、食べ残しは少なく、牧草品種によっては放牧地の草の密度UPにもつながります。4-2.草の品質 牛に食べさせる放牧草の「理想的な高さ」をご存じでしょうか?理想的な放牧草の高さは地上高15-20cmといわれています。地上高が低すぎると、生長のために草がたくさん栄養を蓄えている時期ではあるのですが、牛が食べれる草量が少なくなります。また、草の生長や再生が悪くなってしまいます。地上高が高すぎると、牛が食べれる草量は多いのですが、草は種子をつくるために栄養を使うようになっていきます。結果として、枯死している葉が多く、繊維質も強くなり、消化しにくい草になってしまいます。「15-20cm」というは、栄養価が高い草を効率良く牛に与えられる高さといえます。 ライジングプレートメーター(デジタル式) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.配合飼料の量 乳生産において最も大きなコストが「飼料」といわれており、乳代(ミルクの売上金額)に対して飼料コストがどれだけかかったかを示す「乳飼比」という数値があります。乳飼比の数値が低いほど、収益が高い傾向にあり、良い経営状態といえます。放牧を導入し、栄養価の高い草を食べさせることで飼料コストが下がるので、乳飼比を低くすることができます。ところが、放牧導入しても、放牧せず畜舎内だけで飼育している場合(舎飼い)と乳飼比がほとんど変わらないケースがあります。その場合、放牧のやり方を変えることで経営状態を改善できる可能性があります。4-4.水槽の数 私たち人間も、食事をする際には、水や飲み物と一緒に食事をとりますよね。水がないと、食事が進みづらいという経験はないでしょうか。動物にとっても同じ事がいえます。放牧地に適切な数・大きさの水槽を置くことで、牧草の食い込みが良くなります。(出典:牛の引水環境を改善し肥育期の像隊安定化を目指す|全農 ちくさんクラブ)牧草の食い込みが良くなれば、毎日の乳生産量も増える傾向にあります。また、そもそも牛乳の85%以上は水分でできているので、水を飲むことで乳生産は増える傾向にあります。人によっては、乳生産で最も安い飼料は「水」だと言う方もいらっしゃいます。これは、放牧を取り入れている農家さんだけでなく、舎飼いの農家さんにも言えることです。参考記事:【 放牧 水 】知らずに損してる?放牧地に水槽を設置するメリット、ポイントをご紹介参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.(まとめ)できるところから始めよう!飼料コスト削減の取組 いかがでしたでしょうか?放牧を用いた飼料コスト削減の取り組みは、環境負荷の軽減と生産性向上の両方に貢献する素晴らしい方法です。まずは、小さなステップから始めて、現在の農場の状況や資源を見直し、取り組めることから一歩ずつ始めることが大切です。ファームエイジは、皆さんの農場での放牧導入や飼料コスト削減の取り組みをサポートします。ぜひ一緒に、より持続可能な農業経営を目指していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【サル 電気柵】猿の被害を防ごう。効果的な設置方法と設置事例をご紹介
最近、ニュースなどで話題に上がることが多いのが、クマによる獣害問題ですが、サルによる被害がどれくらいあるかご存じでしょうか?サルは知能の高い動物であるため、対策が難しいとされていますが、事前にポイントをしっかりと押さえることで、効果的な対策が可能です。この記事では、・サルの生態に関する基礎的な知識・侵入を防止するための方法・実際の設置事例やお客様の声についてご紹介します。1. サルの生態日本に生息しているサルは、ニホンザルと呼ばれる種類です。北海道を除く本州から九州の森林地帯に広く分布しており、厚い体毛で覆われ、体長は50〜60cm程度です。木の実から昆虫に至るまで幅広い食性を持ちます。ニホンザルは階層社会を持つ群れで生活し、互いにコミュニケーションをとりながら暮らしています。そのため、日本に生息するイノシシやシカなどと比較して、知能や学習能力が高い野生動物とされています。2. サルの被害2-1. 農作物被害令和4年度の農林水産省の統計によると、年間の被害額は約7億円に達しています。(出典:全国の野生鳥獣による農作物被害状況(令和4年度))果樹の被害が最も多く、次いで野菜やイネなどの被害が続いています。シカの年間被害額が65億円といわれている中では、規模が小さく見えるかもしれませんが、無視できない問題です。2-2. 人間生活への被害サルは人家などへ侵入し、物損を引き起こすことがあります。場合によっては、引っかかれたり噛まれたりして怪我をするなど、人身被害が発生することもあります。3. 侵入防止対策知能が高く、運動能力も優れたサルの捕獲は容易ではありません。ここでは、侵入防止対策としてよく使用される「電気柵」を中心にご紹介します。3-1. 電気柵電気柵は、野生動物対策として幅広く利用されており、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけます。・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイント電気柵の設置は比較的簡単で、自力で施工できます。また、延長や設置場所の移動が容易であるため、初めて野生動物対策に取り組む方にもおすすめです。サル対策の場合、7段張りが標準で、7段目と5段目を「マイナス線」にすることで、よじ登ってきたサルも電気ショックを受けます。電気柵は雑草管理など定期的なメンテナンスが必要ですが、設置方法や資材の選び方次第で、その負担を軽減することができます。・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりも安価に済むことが多いです。・事例東北地方でスイカ畑の被害対策として電気柵を設置しました。年間800個近くのスイカが被害を受けていましたが、周囲400mの敷地を3人がかりで2日間で設置しました。木柱を持っていたため、支柱の一部に木柱とリング碍子を使用しています。設置後は被害がなくなったとお喜びの声をいただきました。・設置するうえでのポイント降雪地ではポールの設置や撤収が大変ですが、「さや管方式」を採用することで、設置回収が楽になります。塩ビパイプを地面に打ち込み、その中にポールを入れることで、抜き差しが簡単にできます。下草管理が大変な場合は、通電防草シートの設置が有効です。導電線(導電ヤーン)が編み込まれた特殊なシートで、下草を抑制しながらアース効果を高めることができます。通電防草シートは、令和6年より「鳥獣被害防止総合対策交付金」の補助金対象にもなっています。(本記事は2024年8月現在の情報です)参考商品 通電防草シート幅60cm×25m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2529】 ご購入はこちら 通電防草シート 幅100cm×50m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2531】 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2. 電気柵×フェンス・特徴よじ登ることが得意なサルには、金網などの物理的な柵だけでは不十分です。フェンスの上部に電気柵を併用することで、よじ登った際に電気ショックを与え、心理的な圧迫を生み出すことで侵入を防ぐことができます。参考商品 【イノシシ・イヌ用】イージーベンダーフェンスライト 地上高120cm(+折り曲げ部30cm)×20m巻 ご購入はこちら 【イノシシ用】イージーベンダーフェンス 地上高120cm(+折り曲げ部30cm)×25m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・選ぶ際のポイントこの方法はサルの侵入防止策として非常に効果的であり、フェンスは長期間設置しておけるため、メンテナンスがほとんど必要ありません。しかし、つる性の草がフェンス上部の電気柵に絡みつくと、漏電が発生し、電気ショックが低下するため、定期的な草刈りなどのメンテナンスが必要です。・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、高額になることが多く、重機を使った整地や工事が必要になる場合もあります。そのため、施工費も考慮して検討する必要があります。・事例イノシシ対策も兼ねて、フェンスの下部を地面から掘り返しに対応できるように折り曲げて設置しています。柵を設置する際は、周囲の環境にも注意が必要です。近くに電柱や木がある場合、そこから飛び移って侵入される可能性があるため、場合によっては木の伐採などが必要になることもあります。4. まとめ:人間側の意識を変えることも重要 いかがでしたでしょうか。柵以外にも、サルが近づかない環境づくりが重要です。くず野菜や生ごみをしっかり管理するなど、日常的に意識できることが多くあります。また、自治体によってはサルの出没情報を公開している場合もあるため、ペットの散歩やランニングの際には事前に情報を得ておくことも重要です。現場の状況や予算に応じた柵をご提案をさせていただきますので、まず一度お問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【サル 電気柵】猿の被害を防ごう。効果的な設置方法と設置事例をご紹介
最近、ニュースなどで話題に上がることが多いのが、クマによる獣害問題ですが、サルによる被害がどれくらいあるかご存じでしょうか?サルは知能の高い動物であるため、対策が難しいとされていますが、事前にポイントをしっかりと押さえることで、効果的な対策が可能です。この記事では、・サルの生態に関する基礎的な知識・侵入を防止するための方法・実際の設置事例やお客様の声についてご紹介します。1. サルの生態日本に生息しているサルは、ニホンザルと呼ばれる種類です。北海道を除く本州から九州の森林地帯に広く分布しており、厚い体毛で覆われ、体長は50〜60cm程度です。木の実から昆虫に至るまで幅広い食性を持ちます。ニホンザルは階層社会を持つ群れで生活し、互いにコミュニケーションをとりながら暮らしています。そのため、日本に生息するイノシシやシカなどと比較して、知能や学習能力が高い野生動物とされています。2. サルの被害2-1. 農作物被害令和4年度の農林水産省の統計によると、年間の被害額は約7億円に達しています。(出典:全国の野生鳥獣による農作物被害状況(令和4年度))果樹の被害が最も多く、次いで野菜やイネなどの被害が続いています。シカの年間被害額が65億円といわれている中では、規模が小さく見えるかもしれませんが、無視できない問題です。2-2. 人間生活への被害サルは人家などへ侵入し、物損を引き起こすことがあります。場合によっては、引っかかれたり噛まれたりして怪我をするなど、人身被害が発生することもあります。3. 侵入防止対策知能が高く、運動能力も優れたサルの捕獲は容易ではありません。ここでは、侵入防止対策としてよく使用される「電気柵」を中心にご紹介します。3-1. 電気柵電気柵は、野生動物対策として幅広く利用されており、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけます。・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイント電気柵の設置は比較的簡単で、自力で施工できます。また、延長や設置場所の移動が容易であるため、初めて野生動物対策に取り組む方にもおすすめです。サル対策の場合、7段張りが標準で、7段目と5段目を「マイナス線」にすることで、よじ登ってきたサルも電気ショックを受けます。電気柵は雑草管理など定期的なメンテナンスが必要ですが、設置方法や資材の選び方次第で、その負担を軽減することができます。・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりも安価に済むことが多いです。・事例東北地方でスイカ畑の被害対策として電気柵を設置しました。年間800個近くのスイカが被害を受けていましたが、周囲400mの敷地を3人がかりで2日間で設置しました。木柱を持っていたため、支柱の一部に木柱とリング碍子を使用しています。設置後は被害がなくなったとお喜びの声をいただきました。・設置するうえでのポイント降雪地ではポールの設置や撤収が大変ですが、「さや管方式」を採用することで、設置回収が楽になります。塩ビパイプを地面に打ち込み、その中にポールを入れることで、抜き差しが簡単にできます。下草管理が大変な場合は、通電防草シートの設置が有効です。導電線(導電ヤーン)が編み込まれた特殊なシートで、下草を抑制しながらアース効果を高めることができます。通電防草シートは、令和6年より「鳥獣被害防止総合対策交付金」の補助金対象にもなっています。(本記事は2024年8月現在の情報です)参考商品 通電防草シート幅60cm×25m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2529】 ご購入はこちら 通電防草シート 幅100cm×50m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2531】 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2. 電気柵×フェンス・特徴よじ登ることが得意なサルには、金網などの物理的な柵だけでは不十分です。フェンスの上部に電気柵を併用することで、よじ登った際に電気ショックを与え、心理的な圧迫を生み出すことで侵入を防ぐことができます。参考商品 【イノシシ・イヌ用】イージーベンダーフェンスライト 地上高120cm(+折り曲げ部30cm)×20m巻 ご購入はこちら 【イノシシ用】イージーベンダーフェンス 地上高120cm(+折り曲げ部30cm)×25m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら・選ぶ際のポイントこの方法はサルの侵入防止策として非常に効果的であり、フェンスは長期間設置しておけるため、メンテナンスがほとんど必要ありません。しかし、つる性の草がフェンス上部の電気柵に絡みつくと、漏電が発生し、電気ショックが低下するため、定期的な草刈りなどのメンテナンスが必要です。・費用(コスト)距離や設置環境にもよりますが、高額になることが多く、重機を使った整地や工事が必要になる場合もあります。そのため、施工費も考慮して検討する必要があります。・事例イノシシ対策も兼ねて、フェンスの下部を地面から掘り返しに対応できるように折り曲げて設置しています。柵を設置する際は、周囲の環境にも注意が必要です。近くに電柱や木がある場合、そこから飛び移って侵入される可能性があるため、場合によっては木の伐採などが必要になることもあります。4. まとめ:人間側の意識を変えることも重要 いかがでしたでしょうか。柵以外にも、サルが近づかない環境づくりが重要です。くず野菜や生ごみをしっかり管理するなど、日常的に意識できることが多くあります。また、自治体によってはサルの出没情報を公開している場合もあるため、ペットの散歩やランニングの際には事前に情報を得ておくことも重要です。現場の状況や予算に応じた柵をご提案をさせていただきますので、まず一度お問合せください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【ミンク 対策】被害を防止する対策は?電気柵や捕獲罠などの方法や成功事例をご紹介
皆さんはミンクという動物を知っていますか?かわいらしい見た目をしていますが、実は農作物やニワトリなどへの被害を引き起こすことがあります。本記事では、・ミンクの基礎的な情報・被害を防止する方法・被害の防除事例(電気柵)について、ご紹介します。1.ミンクとは?イタチ科に属する哺乳類です。細長い体をしており、体長は30~40㎝程度、個体にもよりますが赤褐色、茶褐色の毛皮をまといます。河川や海岸、湖などの水辺に生息します。原産は北アメリカで、別名アメリカミンクとも呼ばれます。出典:国立研究開発法人 国立環境研究所 侵入生物データベース2.もともとミンクは日本にいなかった?ミンクはもともと日本に生息している動物ではありませんでした。毛皮目的のために輸入されましたが、需要の低下に伴い、逃げ出したものが野生化し、定着したとされています。北海道ではほぼ全域でみられ、長野県や福島県など一部地域でもみられます。3.ミンクの被害および懸念事項繁殖力の高さと生態系への影響を踏まえ、「特定外来生物」に指定されています。直接的な被害事例やデータは少ないものの、主な懸念点については以下の通りです。3-1.漁業被害への影響 基本的に雑食ですが、水辺で生活することが多く、魚類や甲殻類などの養魚場における水産業への影響が懸念されます。また、養鶏場での被害の可能性も指摘されています。出典:平成20年度 外来種対策事例等に関する調査 資料集:別冊 <外来種の種類毎の情報> 3-2.在来種への影響サンショウウオなどの在来希少種を捕食するため、生態系への影響も懸念されています。北海道では、タンチョウのひなを捕えたり、在来種のイタチと競合している可能性が指摘されています。4.ミンクの獣害対策ここでは、電気柵と箱わなについてご紹介します。4-1.電気柵野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイントメリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。電気柵は雑草管理など、定期的なメンテナンスが必要になりますが、設置の仕方や使う資材の選び方次第で、負担を軽減することができます(詳しくは お問合せください)・参考商品 小動物100(オンライン限定セット) ご購入はこちら 小動物200ソーラー(オンライン限定)) ご購入はこちら ・導入事例北海道網走管内にある「北の大地の水族館」様(北見市留辺蘂町 https://onneyu-aq.com/)で、ミンク対策の電気柵を導入いただきました。ここは、北国の河川に生息するイトウやイワナなどの淡水魚に特化した水族館で、毎年多くの方が来場されている観光スポットです。水槽の中で飼育している魚類がミンクに食べられる被害が発生し、対策方法を探していたところ、お問合せをいただきました。弊社スタッフが実際に現地を訪問し、スタッフの方々に電気柵の設置指導も行いました。来場者も多いため、景観を崩さない程度とのご希望もあったため、まずは水槽の周囲約50mを設置しました。ポイントは、ワイヤーの高さです。アライグマやハクビシン対策では、ワイヤーを4段(地面から10cm、15cm、15cm、15cm)設置するのが標準ですが、ミンクの場合は更に小さいため、ワイヤー間隔もより狭くする必要があります。本来であれば5cm程度の間隔にしてくぐりにくくすることが望ましいですが、草刈りの負担を考慮し、試験的に8cm、8cm、10cm、12cm の間隔で設置しました。設置から2か月ほど経過して状況を伺ったところ、「ミンクの再侵入は確認しておらず、平穏な日々を過ごしています」とのことでした。(北の大地の水族館様のInstagramでもご紹介いただきました)8cmよりも線間隔を狭くする場合には、電気柵用の防草シートと併用することで、下草の影響を軽減して柵の効果を上げることが可能です。参考商品 通電防草シート幅60cm×25m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2529】 ご購入はこちら 通電防草シート 幅100cm×50m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2531】 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.箱わな 箱のような四角い形をした捕獲用の罠です。アニマルトラップといわれています。罠の奥にある踏板部分を踏むと入口の扉がしまって出れなくなる 仕組みです。主にアライグマやハクビシン、イタチなどの捕獲に使用されます。<※ご注意※ 記事をお読みになる前にご一読ください。>・アメリカミンクは「外来生物法」に基づき、「特定外来生物」に指定されており、飼養・運搬・保管等が禁止されています。駆除を行う場合には、外来生物法に基づく防除の確認又は認定を受けるか、鳥獣保護管理法に基づく有害鳥獣駆除による方法があります。事前に最寄りの自治体などに確認の上、捕獲をご検討ください。参考商品 アニマルトラップ・センサーカメラカタログ デジタルカタログはこちら 総合カタログ(電気柵) デジタルカタログはこちら 5.まとめ 全国的にはミンクによる被害は一部にとどまっている状況ですが、今後被害が拡大してくる可能性があります。対策方法を知っておくことで、早期に対策ができ、被害を最小限にとどめることができます。柵の設置や設計に関してはアドバイスもできますので、お気軽にお問い合わせください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【ミンク 対策】被害を防止する対策は?電気柵や捕獲罠などの方法や成功事例をご紹介
皆さんはミンクという動物を知っていますか?かわいらしい見た目をしていますが、実は農作物やニワトリなどへの被害を引き起こすことがあります。本記事では、・ミンクの基礎的な情報・被害を防止する方法・被害の防除事例(電気柵)について、ご紹介します。1.ミンクとは?イタチ科に属する哺乳類です。細長い体をしており、体長は30~40㎝程度、個体にもよりますが赤褐色、茶褐色の毛皮をまといます。河川や海岸、湖などの水辺に生息します。原産は北アメリカで、別名アメリカミンクとも呼ばれます。出典:国立研究開発法人 国立環境研究所 侵入生物データベース2.もともとミンクは日本にいなかった?ミンクはもともと日本に生息している動物ではありませんでした。毛皮目的のために輸入されましたが、需要の低下に伴い、逃げ出したものが野生化し、定着したとされています。北海道ではほぼ全域でみられ、長野県や福島県など一部地域でもみられます。3.ミンクの被害および懸念事項繁殖力の高さと生態系への影響を踏まえ、「特定外来生物」に指定されています。直接的な被害事例やデータは少ないものの、主な懸念点については以下の通りです。3-1.漁業被害への影響 基本的に雑食ですが、水辺で生活することが多く、魚類や甲殻類などの養魚場における水産業への影響が懸念されます。また、養鶏場での被害の可能性も指摘されています。出典:平成20年度 外来種対策事例等に関する調査 資料集:別冊 <外来種の種類毎の情報> 3-2.在来種への影響サンショウウオなどの在来希少種を捕食するため、生態系への影響も懸念されています。北海道では、タンチョウのひなを捕えたり、在来種のイタチと競合している可能性が指摘されています。4.ミンクの獣害対策ここでは、電気柵と箱わなについてご紹介します。4-1.電気柵野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。・特徴動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。・選ぶ際のポイントメリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。電気柵は雑草管理など、定期的なメンテナンスが必要になりますが、設置の仕方や使う資材の選び方次第で、負担を軽減することができます(詳しくは お問合せください)・参考商品 小動物100(オンライン限定セット) ご購入はこちら 小動物200ソーラー(オンライン限定)) ご購入はこちら ・導入事例北海道網走管内にある「北の大地の水族館」様(北見市留辺蘂町 https://onneyu-aq.com/)で、ミンク対策の電気柵を導入いただきました。ここは、北国の河川に生息するイトウやイワナなどの淡水魚に特化した水族館で、毎年多くの方が来場されている観光スポットです。水槽の中で飼育している魚類がミンクに食べられる被害が発生し、対策方法を探していたところ、お問合せをいただきました。弊社スタッフが実際に現地を訪問し、スタッフの方々に電気柵の設置指導も行いました。来場者も多いため、景観を崩さない程度とのご希望もあったため、まずは水槽の周囲約50mを設置しました。ポイントは、ワイヤーの高さです。アライグマやハクビシン対策では、ワイヤーを4段(地面から10cm、15cm、15cm、15cm)設置するのが標準ですが、ミンクの場合は更に小さいため、ワイヤー間隔もより狭くする必要があります。本来であれば5cm程度の間隔にしてくぐりにくくすることが望ましいですが、草刈りの負担を考慮し、試験的に8cm、8cm、10cm、12cm の間隔で設置しました。設置から2か月ほど経過して状況を伺ったところ、「ミンクの再侵入は確認しておらず、平穏な日々を過ごしています」とのことでした。(北の大地の水族館様のInstagramでもご紹介いただきました)8cmよりも線間隔を狭くする場合には、電気柵用の防草シートと併用することで、下草の影響を軽減して柵の効果を上げることが可能です。参考商品 通電防草シート幅60cm×25m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2529】 ご購入はこちら 通電防草シート 幅100cm×50m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2531】 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-2.箱わな 箱のような四角い形をした捕獲用の罠です。アニマルトラップといわれています。罠の奥にある踏板部分を踏むと入口の扉がしまって出れなくなる 仕組みです。主にアライグマやハクビシン、イタチなどの捕獲に使用されます。<※ご注意※ 記事をお読みになる前にご一読ください。>・アメリカミンクは「外来生物法」に基づき、「特定外来生物」に指定されており、飼養・運搬・保管等が禁止されています。駆除を行う場合には、外来生物法に基づく防除の確認又は認定を受けるか、鳥獣保護管理法に基づく有害鳥獣駆除による方法があります。事前に最寄りの自治体などに確認の上、捕獲をご検討ください。参考商品 アニマルトラップ・センサーカメラカタログ デジタルカタログはこちら 総合カタログ(電気柵) デジタルカタログはこちら 5.まとめ 全国的にはミンクによる被害は一部にとどまっている状況ですが、今後被害が拡大してくる可能性があります。対策方法を知っておくことで、早期に対策ができ、被害を最小限にとどめることができます。柵の設置や設計に関してはアドバイスもできますので、お気軽にお問い合わせください。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【放牧酪農 コラム】キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,02_数字を知ることのメリット
ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトで、コンサルタントとしてアドバイスを行っている「キースベタリッジ氏」による「ニュージーランド酪農最新NEWS」の第二回目の記事です。第二回目は、「数字を知ることのメリット」と題して、ニュージーランド酪農の最新情報をお届けいたします。【バックナンバー】・vol01_キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,01_あなたの農業ビジネスと環境1.農業においてもデータ活用が大切 もし、あなたが 小売金物店を経営していれば、店内にある在庫と数量を把握したり、1~2ヶ月先の計画を立てて仕入れを行ったりして、自分の店が利益を上げているのか、それとも損失を出しているのか(このまま続けていくことが可能なのか)を把握することでしょう。農業も同じです。例えば、飼料の予算を立てるには、飼料コンサルタントを、繁殖方針を決定するには家畜コンサルタントを、病気を治すには獣医師を、その年に必要な肥料を決めるには土壌コンサルタントを、ビジネスモデルが成り立つかどうかを確認するには銀行に相談するでしょう。以前、3日間ニュージーランド(以下NZ)を訪れた日本人の農業職員は、「NZの農業はとても簡単で、酪農家がゲートを開けて牛が草を食べ、牛が中に入ってきて搾乳する」と報告されましたが、そんなことはありません。NZの優秀な酪農家は、正しい決断を下すために、適切なデータが必要だと強調するでしょう。酪農家にとってどのような方針で酪農を行うかは重要です。しかし、草地農業は、さまざまなデータを持つことで、週単位、あるいは日単位の経営規模で管理します。データとは、乳量、牧草の成長率、家畜の成長率、世界の乳製品価格の変動などのことです。2.北海道の酪農家に必要なもの2-1.牧草管理について 酪農家は毎年、生育時期や土壌検査で必要な肥料を把握し、プレートメーターで牧草量と成長速度を測定します。プレートメーターの数値が変動するのは、各パドックで牛が食べたりサイレージにしたりする牧草の量と、牧草の成長の速さ(80kg DM/haまたは120kg DM/ha/日)を示します。それらを基に、牧草の品質が高く維持されるように、牛が農場内を移動する放牧ローテーションの長さを決める必要があります。たとえば、生育が非常に早い春であれば、ローテーションは14日間になるかもしれませんが、生育速度が遅い夏であれば、ローテーションは24日になるかもしれません。ローテーションが遅いほど牧草の生育期間が長くなり、結果的に牧草の量が多くなります。生育速度を頻繁に測定することで、酪農家は2週間後にどれだけの牧草が利用可能か、あるいは余っているかを予測することができます。余るようであれば、1~2パドックを放牧ローテーションから外し、さらに10~14日間生育させてからサイレージ用に刈り取ります。 私が北海道で目にする牧草サイレージのほとんどは、2~3ヶ月間生育し、緑の葉がなく、種頭がたくさんあるため、非常に品質が低いです。なんという機会損失でしょうか!牧草の量が多いときにサイレージを刈るのではなく、品質が高いときに刈るべきです。そうすれば、緑葉を中心としたマメ科の植物がたくさん生え、種子はほぼなくなります。さらに、農家はサイレージの一部を粗飼料分析によるTDNテストすることをお勧めします。TDNは55~60%ではなく、75~85%であるべきです。北海道の非常に優れた放牧酪農家は、この高品質を確保するために年に3回、あるいは4回刈り取ります。牛はこの品質を好み、農家は余剰サイレージをより高い価格で売ることができるはずです。NZではそうしています!2-2.牧草の種類牧草の種類は重要ですが、管理が適切でなければ効果はありません。牧草の質を30%上げるには、白クローバーと赤クローバーを牧草の15~25%で混ぜるとよいでしょう。しかし重要なのは、葉が緑色で種子がほとんど見られないうちに放牧することです。この牧草のTDNは60%ではなく80%であるべきです。適切な管理ができたら、収穫後に播種する牧草の種類を考えましょう。ただし、良い牧草地には適切な量の肥料や排水が必要であることを忘れないでください。2-3.動物の成長率 NZと北海道の酪農家は、若い牛の成長目標を設定する必要があります。目標は、この時期の牛の体重が成牛の80%になることです。なぜなら、体重の少ない牛は、正しく成長した牛に比べて、生涯の乳量が減少する可能性が高いからです。NZでは体重計で体重を測定するのが一般的ですが、胴回りを測定しても構いません。日本で若い牛を育成するうえでは、高水準の補助飼料の給与と、牛の搾乳期間が1頭あたり2.4産と短いことは大きなコストですが、改善方法はいくつかあります。・牛のボディコンディションを見直し、受胎率を向上させる 泌乳ストレス(生産量)を減らすことで、牛のボディコンディションを向上させることができます。受胎率が上がれば、獣医の費用が下がり、牛のストレスが減り、利益が増えます。・補助飼料の給与量を減らし、牧草の摂取量を増やすことで、牛の負担を減らす 屋外の環境は非常に好ましく(蹄へのダメージが少なく、乳房炎も少ない)、やがて牛は生涯に3~4回の分娩を行うようになり、代替牛の必要頭数が減るかもしれません。これがあなたのビジネスモデルではないでしょうか?多くの成功している放牧酪農家は、北海道でこのことを実証しています。彼らのサクセスストーリーを真似してみてはどうでしょうか?ファームシステムが持続可能になるよう、今こそ改革を始める時なのです。原文:キース・ベターリッジ翻訳:ファームエイジ株式会社 高田
【放牧酪農 コラム】キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,02_数字を知ることのメリット
ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトで、コンサルタントとしてアドバイスを行っている「キースベタリッジ氏」による「ニュージーランド酪農最新NEWS」の第二回目の記事です。第二回目は、「数字を知ることのメリット」と題して、ニュージーランド酪農の最新情報をお届けいたします。【バックナンバー】・vol01_キース・ベタリッジのNZ酪農最新NEWS_Vol,01_あなたの農業ビジネスと環境1.農業においてもデータ活用が大切 もし、あなたが 小売金物店を経営していれば、店内にある在庫と数量を把握したり、1~2ヶ月先の計画を立てて仕入れを行ったりして、自分の店が利益を上げているのか、それとも損失を出しているのか(このまま続けていくことが可能なのか)を把握することでしょう。農業も同じです。例えば、飼料の予算を立てるには、飼料コンサルタントを、繁殖方針を決定するには家畜コンサルタントを、病気を治すには獣医師を、その年に必要な肥料を決めるには土壌コンサルタントを、ビジネスモデルが成り立つかどうかを確認するには銀行に相談するでしょう。以前、3日間ニュージーランド(以下NZ)を訪れた日本人の農業職員は、「NZの農業はとても簡単で、酪農家がゲートを開けて牛が草を食べ、牛が中に入ってきて搾乳する」と報告されましたが、そんなことはありません。NZの優秀な酪農家は、正しい決断を下すために、適切なデータが必要だと強調するでしょう。酪農家にとってどのような方針で酪農を行うかは重要です。しかし、草地農業は、さまざまなデータを持つことで、週単位、あるいは日単位の経営規模で管理します。データとは、乳量、牧草の成長率、家畜の成長率、世界の乳製品価格の変動などのことです。2.北海道の酪農家に必要なもの2-1.牧草管理について 酪農家は毎年、生育時期や土壌検査で必要な肥料を把握し、プレートメーターで牧草量と成長速度を測定します。プレートメーターの数値が変動するのは、各パドックで牛が食べたりサイレージにしたりする牧草の量と、牧草の成長の速さ(80kg DM/haまたは120kg DM/ha/日)を示します。それらを基に、牧草の品質が高く維持されるように、牛が農場内を移動する放牧ローテーションの長さを決める必要があります。たとえば、生育が非常に早い春であれば、ローテーションは14日間になるかもしれませんが、生育速度が遅い夏であれば、ローテーションは24日になるかもしれません。ローテーションが遅いほど牧草の生育期間が長くなり、結果的に牧草の量が多くなります。生育速度を頻繁に測定することで、酪農家は2週間後にどれだけの牧草が利用可能か、あるいは余っているかを予測することができます。余るようであれば、1~2パドックを放牧ローテーションから外し、さらに10~14日間生育させてからサイレージ用に刈り取ります。 私が北海道で目にする牧草サイレージのほとんどは、2~3ヶ月間生育し、緑の葉がなく、種頭がたくさんあるため、非常に品質が低いです。なんという機会損失でしょうか!牧草の量が多いときにサイレージを刈るのではなく、品質が高いときに刈るべきです。そうすれば、緑葉を中心としたマメ科の植物がたくさん生え、種子はほぼなくなります。さらに、農家はサイレージの一部を粗飼料分析によるTDNテストすることをお勧めします。TDNは55~60%ではなく、75~85%であるべきです。北海道の非常に優れた放牧酪農家は、この高品質を確保するために年に3回、あるいは4回刈り取ります。牛はこの品質を好み、農家は余剰サイレージをより高い価格で売ることができるはずです。NZではそうしています!2-2.牧草の種類牧草の種類は重要ですが、管理が適切でなければ効果はありません。牧草の質を30%上げるには、白クローバーと赤クローバーを牧草の15~25%で混ぜるとよいでしょう。しかし重要なのは、葉が緑色で種子がほとんど見られないうちに放牧することです。この牧草のTDNは60%ではなく80%であるべきです。適切な管理ができたら、収穫後に播種する牧草の種類を考えましょう。ただし、良い牧草地には適切な量の肥料や排水が必要であることを忘れないでください。2-3.動物の成長率 NZと北海道の酪農家は、若い牛の成長目標を設定する必要があります。目標は、この時期の牛の体重が成牛の80%になることです。なぜなら、体重の少ない牛は、正しく成長した牛に比べて、生涯の乳量が減少する可能性が高いからです。NZでは体重計で体重を測定するのが一般的ですが、胴回りを測定しても構いません。日本で若い牛を育成するうえでは、高水準の補助飼料の給与と、牛の搾乳期間が1頭あたり2.4産と短いことは大きなコストですが、改善方法はいくつかあります。・牛のボディコンディションを見直し、受胎率を向上させる 泌乳ストレス(生産量)を減らすことで、牛のボディコンディションを向上させることができます。受胎率が上がれば、獣医の費用が下がり、牛のストレスが減り、利益が増えます。・補助飼料の給与量を減らし、牧草の摂取量を増やすことで、牛の負担を減らす 屋外の環境は非常に好ましく(蹄へのダメージが少なく、乳房炎も少ない)、やがて牛は生涯に3~4回の分娩を行うようになり、代替牛の必要頭数が減るかもしれません。これがあなたのビジネスモデルではないでしょうか?多くの成功している放牧酪農家は、北海道でこのことを実証しています。彼らのサクセスストーリーを真似してみてはどうでしょうか?ファームシステムが持続可能になるよう、今こそ改革を始める時なのです。原文:キース・ベターリッジ翻訳:ファームエイジ株式会社 高田
【 電気柵 漏電 】電気柵の下草刈りが面倒...なくせない?管理の手間を軽減する方法や基礎的な...
電気柵において、草木による漏電対策(下草管理)は必須項目です。但し、設置距離が長い場所や山間地では草刈りの手間が大きいため、「もっと楽にできないか」とお問い合わせいただくことがあります。ここでは、・なぜ電気柵において下草管理が必要なのか?・管理を軽減できる手段は?・最新アイテム 通電防草シートのご紹介について、ご説明いたします。1.なぜ電気柵は下草管理が必要なのか? 設置当初はしっかりとした電気が流れていても、時間がたつと地面から伸びてきた草木にワイヤーがかかり、漏電が発生します。漏電すると柵全体の電圧が低下し、動物が触れた際のショックも小さくなります。厄介なのは、ショックが小さいことを覚え、単なる障害物と認識して、くぐり抜ける習慣がついてしまうことです。こうなると、下草管理を行って電圧を高く維持できたとしても、かんたんに侵入や脱柵を許してしまいます。2.下草管理の負担を軽減する手段 設置距離が長い場合や、山間地になると草刈りの手間は大変です。そのため、下草管理は、「電気柵の泣き所」とも言えます。ここでは主な手段についてご紹介します。2-1.除草剤を散布する 柵を設置する前に、設置ライン上に除草剤を散布します。そうすることで、下草の繁茂を抑制し、草刈りの頻度を軽減することができます。但し、除草剤の利用が制限される場所や環境もあるので、周囲の環境を確認しながら利用しましょう。2-2.防草シートを設置する 設置ライン上にシートを設置する手段です。除草剤とは違い、シートが敷かれている限り、下草の繫茂を抑制し続けることができるので、持続性があります。但し、事前の草刈り・整地などの手間がかかることや、除草剤と比べて初期投資がかかる可能性があります。参考商品 【数量限定】電気柵用 防草シート幅60cm×長さ100mセット(固定ピン付属※電気柵本器やワイヤーなどは別売 ご購入はこちら 【数量限定】電気柵用 防草シート幅100cm×長さ100mセット(固定ピン付属※電気柵本器やワイヤーなどは別売) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-3.パワーの強い本器を使用する 電気柵において、”電気を送り出すパワー” を示す単位として、「ジュール(J)」というものがあります。(上記イメージはジュールをポンプから押し出される水にたとえています)ジュールが高いということは、長距離で使えるだけでなく、雑草による漏電の影響を受けにくくなります。ジュールが高い本器は、金額的にも少し高額になってしまいます。ただし、何度も草刈り機で下草管理を行う手間や燃料費を考えると、初期投資を高めに設定することで、後々のメンテナンスや管理が楽になる場合があります。参考記事:【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておくべき指標「ジュール(J)」参考商品 パワーボックスX3S(基本アースセット付属) ご購入はこちら パワーボックスX2S(基本アースセット付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3.時代とともに変化する需要 電気柵が普及するにつれ、様々なご意見・ご要望が増えてきました。例えば、田畑の周囲だけでなく、道路際や砂利地など、従来は想定されなかった”アースが取りづらい環境でも設置したい”という要望が増えてきました。また、地域によっては、今まで出没しなかったクマなどの大型動物が頻繁に出没するようになり、”より強力な電気柵を設置したい”など、様々なご要望が増えてきました。4.より電気柵の効果を確実に。通電防草シート こうした状況を鑑みて、新たに「通電防草シート」を開発しました。従来の防草シートと同じく、下草を抑制する性能はそのままに、生地の中に電気を通す性質を持った特殊な繊維「導電ヤーン」を編み込むことで、アースが取りづらい環境でも効果を高められるようになりました。イノシシや熊だけでなく、ハクビシンなどの小動物やサルでも有効になるよう、導電ヤーンは2~3cm間隔で配置されています。さらに令和6年より「鳥獣被害防止総合対策交付金」の補助金対象になったことで、費用の一部が補助されるようになりました。(新設電気柵の地際対策において)出典:鳥獣被害防止総合対策交付金について|令和6年度版※上記は2024年7月現在の情報です。年度によっては補助の条件が変更なる場合がありますので、ご注意ください。参考商品 通電防草シート幅60cm×25m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2529】 ご購入はこちら 通電防草シート 幅100cm×50m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2531】 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-1.設置手順弊社デモファームで試験設置した際の情報をもとに、設置手順をご紹介します。(詳細は動画をご覧ください https://www.youtube.com/shorts/YXO_JQZ57l4)・必要資材ー通電防草シート幅1m×50mーL型アンカーピン 9×250mmーメジャーーハンマーーカッターー軍手(1)設置場所の整地 予め草刈りを行うなど、整地をしましょう。(2)設置のライン決め スタート地点をピンで仮止めして、ラインを決めます。(3)シートの繰り出し 通電防草シートを繰り出します。(4)ピンを打ち込み 1m毎のマーカーを目安にして1m毎に片側にピンを打ちます。 このとき、ピンを抜けにくくするために、斜めに打ちましょう。 シートをしっかり張って、反対側も1m毎にピンで固定します。 真ん中のラインは2m以内に固定します。(5)角の設置方法 大きくカーブするところは、シートを重ね合わせるように設置します。 上のシートの中央、下のシートの中央に切れ目を入れて、 重なった上の部分を下のシートの切れ目に入れ込みます。(6)電気柵支柱を打ち込む 支柱を打ち込む場所はカッターで小さく切り込みをいれます。(7)電圧をチェックする 最後に、導電ヤーンの上で電圧を測ります。設置状況によっても異なりますが、テスターのアースを地面に打ち込むよりも、導電ヤーンにアースを押さえつけて測定したほうが高い電圧が期待できます。 試験設置時は、パワーボックスS500センサー(当時本体だけで出力8700V)を使用し、 導電ヤーン上は約8000V、それ以外の地点では5000V程度の出力でした。電気柵の高い効果を発揮できています。4-2.よくあるご質問Q1:どれぐらい設置時間がかかる?A1:設置環境にもよりますが、特に初めての方は整地も含めると、100mあたり2~3時間程度みていただいたほうが良いでしょう。Q2:整地は必ずしなくてはいけないの?A2:表土を削るくらいがベストです。シートを敷く表面に凸凹があると、シート内部に空気層ができ、空気が入り込んでシートがめくれあがってしまいます。また、削ることはシートが低い位置に張られて、両端がピンだけでなく、土が徐々にかぶさっていき、めくりあがり防止につながります。Q3:大きくカーブする地点はシートを必ず重ねないといけないでしょうか?A3:必須ではありませんが、風によるめくりあがりを防ぐ為に、シートを重ねて止めることは有効な手段になります。導電ヤーン面にかぶせると、一部導電ヤーンが見えなくなりますが、裏面で導電性を確保しているので、問題ありません。5.まとめ 電気柵の管理を省力化したり、環境に応じた効率的な設置方法は、さまざまあります。「なるべく効率的な電気柵を使いたい」や「悩んでいるので一緒に考えてほしい」といった方はお気軽にご相談ください。専門スタッフが最適なプランをご提案させていただきます。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【 電気柵 漏電 】電気柵の下草刈りが面倒...なくせない?管理の手間を軽減する方法や基礎的な...
電気柵において、草木による漏電対策(下草管理)は必須項目です。但し、設置距離が長い場所や山間地では草刈りの手間が大きいため、「もっと楽にできないか」とお問い合わせいただくことがあります。ここでは、・なぜ電気柵において下草管理が必要なのか?・管理を軽減できる手段は?・最新アイテム 通電防草シートのご紹介について、ご説明いたします。1.なぜ電気柵は下草管理が必要なのか? 設置当初はしっかりとした電気が流れていても、時間がたつと地面から伸びてきた草木にワイヤーがかかり、漏電が発生します。漏電すると柵全体の電圧が低下し、動物が触れた際のショックも小さくなります。厄介なのは、ショックが小さいことを覚え、単なる障害物と認識して、くぐり抜ける習慣がついてしまうことです。こうなると、下草管理を行って電圧を高く維持できたとしても、かんたんに侵入や脱柵を許してしまいます。2.下草管理の負担を軽減する手段 設置距離が長い場合や、山間地になると草刈りの手間は大変です。そのため、下草管理は、「電気柵の泣き所」とも言えます。ここでは主な手段についてご紹介します。2-1.除草剤を散布する 柵を設置する前に、設置ライン上に除草剤を散布します。そうすることで、下草の繁茂を抑制し、草刈りの頻度を軽減することができます。但し、除草剤の利用が制限される場所や環境もあるので、周囲の環境を確認しながら利用しましょう。2-2.防草シートを設置する 設置ライン上にシートを設置する手段です。除草剤とは違い、シートが敷かれている限り、下草の繫茂を抑制し続けることができるので、持続性があります。但し、事前の草刈り・整地などの手間がかかることや、除草剤と比べて初期投資がかかる可能性があります。参考商品 【数量限定】電気柵用 防草シート幅60cm×長さ100mセット(固定ピン付属※電気柵本器やワイヤーなどは別売 ご購入はこちら 【数量限定】電気柵用 防草シート幅100cm×長さ100mセット(固定ピン付属※電気柵本器やワイヤーなどは別売) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら2-3.パワーの強い本器を使用する 電気柵において、”電気を送り出すパワー” を示す単位として、「ジュール(J)」というものがあります。(上記イメージはジュールをポンプから押し出される水にたとえています)ジュールが高いということは、長距離で使えるだけでなく、雑草による漏電の影響を受けにくくなります。ジュールが高い本器は、金額的にも少し高額になってしまいます。ただし、何度も草刈り機で下草管理を行う手間や燃料費を考えると、初期投資を高めに設定することで、後々のメンテナンスや管理が楽になる場合があります。参考記事:【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておくべき指標「ジュール(J)」参考商品 パワーボックスX3S(基本アースセット付属) ご購入はこちら パワーボックスX2S(基本アースセット付属) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3.時代とともに変化する需要 電気柵が普及するにつれ、様々なご意見・ご要望が増えてきました。例えば、田畑の周囲だけでなく、道路際や砂利地など、従来は想定されなかった”アースが取りづらい環境でも設置したい”という要望が増えてきました。また、地域によっては、今まで出没しなかったクマなどの大型動物が頻繁に出没するようになり、”より強力な電気柵を設置したい”など、様々なご要望が増えてきました。4.より電気柵の効果を確実に。通電防草シート こうした状況を鑑みて、新たに「通電防草シート」を開発しました。従来の防草シートと同じく、下草を抑制する性能はそのままに、生地の中に電気を通す性質を持った特殊な繊維「導電ヤーン」を編み込むことで、アースが取りづらい環境でも効果を高められるようになりました。イノシシや熊だけでなく、ハクビシンなどの小動物やサルでも有効になるよう、導電ヤーンは2~3cm間隔で配置されています。さらに令和6年より「鳥獣被害防止総合対策交付金」の補助金対象になったことで、費用の一部が補助されるようになりました。(新設電気柵の地際対策において)出典:鳥獣被害防止総合対策交付金について|令和6年度版※上記は2024年7月現在の情報です。年度によっては補助の条件が変更なる場合がありますので、ご注意ください。参考商品 通電防草シート幅60cm×25m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2529】 ご購入はこちら 通電防草シート 幅100cm×50m巻(ペグセット※電気柵本器やワイヤーなどは別売)【発注番号2531】 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-1.設置手順弊社デモファームで試験設置した際の情報をもとに、設置手順をご紹介します。(詳細は動画をご覧ください https://www.youtube.com/shorts/YXO_JQZ57l4)・必要資材ー通電防草シート幅1m×50mーL型アンカーピン 9×250mmーメジャーーハンマーーカッターー軍手(1)設置場所の整地 予め草刈りを行うなど、整地をしましょう。(2)設置のライン決め スタート地点をピンで仮止めして、ラインを決めます。(3)シートの繰り出し 通電防草シートを繰り出します。(4)ピンを打ち込み 1m毎のマーカーを目安にして1m毎に片側にピンを打ちます。 このとき、ピンを抜けにくくするために、斜めに打ちましょう。 シートをしっかり張って、反対側も1m毎にピンで固定します。 真ん中のラインは2m以内に固定します。(5)角の設置方法 大きくカーブするところは、シートを重ね合わせるように設置します。 上のシートの中央、下のシートの中央に切れ目を入れて、 重なった上の部分を下のシートの切れ目に入れ込みます。(6)電気柵支柱を打ち込む 支柱を打ち込む場所はカッターで小さく切り込みをいれます。(7)電圧をチェックする 最後に、導電ヤーンの上で電圧を測ります。設置状況によっても異なりますが、テスターのアースを地面に打ち込むよりも、導電ヤーンにアースを押さえつけて測定したほうが高い電圧が期待できます。 試験設置時は、パワーボックスS500センサー(当時本体だけで出力8700V)を使用し、 導電ヤーン上は約8000V、それ以外の地点では5000V程度の出力でした。電気柵の高い効果を発揮できています。4-2.よくあるご質問Q1:どれぐらい設置時間がかかる?A1:設置環境にもよりますが、特に初めての方は整地も含めると、100mあたり2~3時間程度みていただいたほうが良いでしょう。Q2:整地は必ずしなくてはいけないの?A2:表土を削るくらいがベストです。シートを敷く表面に凸凹があると、シート内部に空気層ができ、空気が入り込んでシートがめくれあがってしまいます。また、削ることはシートが低い位置に張られて、両端がピンだけでなく、土が徐々にかぶさっていき、めくりあがり防止につながります。Q3:大きくカーブする地点はシートを必ず重ねないといけないでしょうか?A3:必須ではありませんが、風によるめくりあがりを防ぐ為に、シートを重ねて止めることは有効な手段になります。導電ヤーン面にかぶせると、一部導電ヤーンが見えなくなりますが、裏面で導電性を確保しているので、問題ありません。5.まとめ 電気柵の管理を省力化したり、環境に応じた効率的な設置方法は、さまざまあります。「なるべく効率的な電気柵を使いたい」や「悩んでいるので一緒に考えてほしい」といった方はお気軽にご相談ください。専門スタッフが最適なプランをご提案させていただきます。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【養蜂 対策】クマ被害を防ぐ方法は?基本的なポイントをご紹介
1.養蜂とは?「ようほう」と読みます。ハチミツや蜜蝋(みつろう)を採取するために巣箱などを使って、ミツバチを飼育することを意味します。日本における養蜂の歴史は古く、平安時代にまでさかのぼるといわれています。養蜂によって得られるハチミツは自然由来の甘味料として、健康にも良く、私たちの生活の中で広く取り入れられています。2.国産ハチミツはわずか5%!? 養蜂の現状 私たちが普段スーパーや量販店で目にするハチツミのほとんどは、輸入品であることをご存じでしょうか?農水省の統計によると、国産はちみつの自給率はわずか5%程度といわれています。(出典:養蜂をめぐる情勢|令和6年2月農林水産省 畜産局)原因は様々で、レンゲやナタネなどの蜜源植物の減少や、農薬による影響、蜂場を確保する難しさなど、多岐にわたります。ところが近年、健康志向への関心上昇や、世界情勢の変化による輸入食料品の高騰などにより、国産のハチミツの価値が見直されつつあるといいます。また、ミツバチのように自然に花の受粉を手助けする存在が減少することで、環境や生態系に影響を与えることも懸念されています。こうした様々な要因が重なり、養蜂農家の戸数は、ここ10年にわたって増加傾向にあり、今後もハチミツの需要は世界的に伸びていくことが予測されています。3.養蜂におけるクマ被害と対策 意外にも、ミツバチの敵は多く、疾病やダニ、オオスズメバチなど、注意すべきものは多くあります。特に、クマによる被害については、一度被害を受けるとその被害は大きく、巣箱の破損だけでなく、人身被害が及ぶ可能性もあり、懸念が高まっています。その年にもよりますが、被害額は年間2000万程度で推移しているといわれています。(出典:熊による被害の状況|養蜂をめぐる情勢|令和6年2月農林水産省 畜産局)4.養蜂農家としてできる熊対策は?クマ被害を受けないために取り組めることについてご紹介します。4-1.熊鈴や撃退スプレーなどの装備を準備する万一の備えを持っていきましょう。熊鈴はかばんや身に着けることで音が鳴ります。音を出すことで「人間がここにいる」ことを動物側にアピールすることができます。熊撃退スプレーは吹き付けることで、身を守る効果があります。万が一に備えて、素早く取り出せる位置(手が届きやすい腰周りなど)につけておくことも大切です。ただ風向きを配慮することなど、いくつか使用するうえでの注意点があります。4-2.電気柵などの侵入防止柵を設置する侵入防止策として、クマ対策には、電気柵(でんきさく)が広く普及しています。参考記事: 電気柵について(仕組み、種類、よくある質問)クマ対策電気柵の場合、ワイヤーを3段設置する「3段張」が基本となります。ワイヤーの間隔は、地面から20cm、20cm、20~30cmで設置します。ツキノワグマの場合、最上段は30cmに設定することをオススメしています。支柱間隔は、4mに1本をめやすに設置しますが、地面の起伏や圃場の形状などによって異なってきます。その他のポイントとしては、山側など一辺だけに設置するのではなく四方をしっかり囲う、夜間のみの作動ではなく、必ず24時間作動するなどがあります。事例(1) 簡易電気柵獣害対策などでは最もスタンダードなシステムです。写真はデントコーン畑に設置された電気柵です。より防除効果を高めるために、3段張+1段のトリップ仕様にしています。特に、クマの場合は一度侵入に成功し、作物の味を覚えてしまうと、執着心が強いため、何度も強引に侵入を試みます。トリップ柵(電気柵の前にさらに1段低い電気柵を追加する方法)を設置したり、設置距離よりもワンランク上の強力なパワーボックスを使用するなど、プラスアルファの対策が推奨されます。参考商品 クマ100セット(オンライン限定セット・周囲100m・約6a分) ご購入はこちら クマ400ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲400m・約1ha分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら事例(2) フレキシネット 写真は巣箱の周囲に設置されたものです。前述の簡易柵とは違い、電気が流れる樹脂ネットのような姿をしています。ネットにポールが編み込まれており、設置が簡単なので、頻繁に移設・回収するのにも便利です。ヒツジの放牧柵としても使われていますが、養蜂の熊対策としても実績があります。参考商品 (短距離向け)フレキシネット 50m巻(※本器別売 ご購入はこちら (長距離向け)フレキシネット ライトX 50m巻(※本器別売) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.正しい知識をつける 特にこれから対策を始められる方は、クマの生態や基礎的な部分から知識をつける必要があります。ファームエイジは、熊対策のセミナーも開催しています。過去には、養蜂組合の農家さん向けに電気柵セミナーを実施したこともあります。ご希望の方はお気軽にご相談ください。 >>> お問い合わせはこちら5.まとめ 養蜂におけるクマ被害抑制には、柵などの防除手段だけでなく、立木の切り落としをしたり、クマが好む樹木の伐採など、周囲の環境整備も重要になってきます。自治体によっては、クマの出没方法が整理・公開されているところもあるので、事前に情報を得ておくことも重要です。できるところから、クマ対策をはじめましょう! 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【養蜂 対策】クマ被害を防ぐ方法は?基本的なポイントをご紹介
1.養蜂とは?「ようほう」と読みます。ハチミツや蜜蝋(みつろう)を採取するために巣箱などを使って、ミツバチを飼育することを意味します。日本における養蜂の歴史は古く、平安時代にまでさかのぼるといわれています。養蜂によって得られるハチミツは自然由来の甘味料として、健康にも良く、私たちの生活の中で広く取り入れられています。2.国産ハチミツはわずか5%!? 養蜂の現状 私たちが普段スーパーや量販店で目にするハチツミのほとんどは、輸入品であることをご存じでしょうか?農水省の統計によると、国産はちみつの自給率はわずか5%程度といわれています。(出典:養蜂をめぐる情勢|令和6年2月農林水産省 畜産局)原因は様々で、レンゲやナタネなどの蜜源植物の減少や、農薬による影響、蜂場を確保する難しさなど、多岐にわたります。ところが近年、健康志向への関心上昇や、世界情勢の変化による輸入食料品の高騰などにより、国産のハチミツの価値が見直されつつあるといいます。また、ミツバチのように自然に花の受粉を手助けする存在が減少することで、環境や生態系に影響を与えることも懸念されています。こうした様々な要因が重なり、養蜂農家の戸数は、ここ10年にわたって増加傾向にあり、今後もハチミツの需要は世界的に伸びていくことが予測されています。3.養蜂におけるクマ被害と対策 意外にも、ミツバチの敵は多く、疾病やダニ、オオスズメバチなど、注意すべきものは多くあります。特に、クマによる被害については、一度被害を受けるとその被害は大きく、巣箱の破損だけでなく、人身被害が及ぶ可能性もあり、懸念が高まっています。その年にもよりますが、被害額は年間2000万程度で推移しているといわれています。(出典:熊による被害の状況|養蜂をめぐる情勢|令和6年2月農林水産省 畜産局)4.養蜂農家としてできる熊対策は?クマ被害を受けないために取り組めることについてご紹介します。4-1.熊鈴や撃退スプレーなどの装備を準備する万一の備えを持っていきましょう。熊鈴はかばんや身に着けることで音が鳴ります。音を出すことで「人間がここにいる」ことを動物側にアピールすることができます。熊撃退スプレーは吹き付けることで、身を守る効果があります。万が一に備えて、素早く取り出せる位置(手が届きやすい腰周りなど)につけておくことも大切です。ただ風向きを配慮することなど、いくつか使用するうえでの注意点があります。4-2.電気柵などの侵入防止柵を設置する侵入防止策として、クマ対策には、電気柵(でんきさく)が広く普及しています。参考記事: 電気柵について(仕組み、種類、よくある質問)クマ対策電気柵の場合、ワイヤーを3段設置する「3段張」が基本となります。ワイヤーの間隔は、地面から20cm、20cm、20~30cmで設置します。ツキノワグマの場合、最上段は30cmに設定することをオススメしています。支柱間隔は、4mに1本をめやすに設置しますが、地面の起伏や圃場の形状などによって異なってきます。その他のポイントとしては、山側など一辺だけに設置するのではなく四方をしっかり囲う、夜間のみの作動ではなく、必ず24時間作動するなどがあります。事例(1) 簡易電気柵獣害対策などでは最もスタンダードなシステムです。写真はデントコーン畑に設置された電気柵です。より防除効果を高めるために、3段張+1段のトリップ仕様にしています。特に、クマの場合は一度侵入に成功し、作物の味を覚えてしまうと、執着心が強いため、何度も強引に侵入を試みます。トリップ柵(電気柵の前にさらに1段低い電気柵を追加する方法)を設置したり、設置距離よりもワンランク上の強力なパワーボックスを使用するなど、プラスアルファの対策が推奨されます。参考商品 クマ100セット(オンライン限定セット・周囲100m・約6a分) ご購入はこちら クマ400ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲400m・約1ha分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら事例(2) フレキシネット 写真は巣箱の周囲に設置されたものです。前述の簡易柵とは違い、電気が流れる樹脂ネットのような姿をしています。ネットにポールが編み込まれており、設置が簡単なので、頻繁に移設・回収するのにも便利です。ヒツジの放牧柵としても使われていますが、養蜂の熊対策としても実績があります。参考商品 (短距離向け)フレキシネット 50m巻(※本器別売 ご購入はこちら (長距離向け)フレキシネット ライトX 50m巻(※本器別売) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら4-3.正しい知識をつける 特にこれから対策を始められる方は、クマの生態や基礎的な部分から知識をつける必要があります。ファームエイジは、熊対策のセミナーも開催しています。過去には、養蜂組合の農家さん向けに電気柵セミナーを実施したこともあります。ご希望の方はお気軽にご相談ください。 >>> お問い合わせはこちら5.まとめ 養蜂におけるクマ被害抑制には、柵などの防除手段だけでなく、立木の切り落としをしたり、クマが好む樹木の伐採など、周囲の環境整備も重要になってきます。自治体によっては、クマの出没方法が整理・公開されているところもあるので、事前に情報を得ておくことも重要です。できるところから、クマ対策をはじめましょう! 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【アニマルウェルフェア とは 】基礎知識を知ろう。アニマルウェルフェアと日本の現状
日々私たちがスーパーやお店で手に取る肉や卵などの食材は、動物から得られています。厳しい衛生管理や品質管理のもとで得られた生産物ですが、一方で、その飼育環境については、私たちがあまり目にすることのない動物たちの生活があります。こうした動物たちの健康で快適な生活を送るための配慮や取り組みとして、世界的に「アニマルウェルフェア(動物福祉)」があります。本記事では、アニマルウェルフェア(動物福祉)について・基礎的な知識・生産者へのメリットはあるのか?・具体的にどのようなことに取り組めば良い?について、ご紹介いたします。1.アニマルウェルフェアとは「動物福祉」や「家畜福祉」ともいわれます。牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。2.5つの自由世界的にアニマルウェルフェアは、「5つの自由」が提唱されています。日本においても農水省が実践にむけたガイドラインを整備するなど、普及推進を図っています。3.日本におけるアニマルウェルフェアの現状ヨーロッパを中心に世界的には広まっているアニマルウェルフェアの観点ですが、日本ではまだ認知度が低く、関連する製品も少ない状況です。さらに、資材費や餌代の高騰、異常気象の多発など、生産者の経営状況は厳しさを増しています。このような状況の中では、家畜福祉を考える余裕がない生産者も多いと聞きます。4.生産者へのメリット取り組みへのハードルが高いと考えられがちですが、家畜だけでなく生産者側へのメリットも多くあります。4-1.生産物の品質向上と低下を軽減 人間でもストレスが多い環境ではパフォーマンスを最大限に発揮できません。家畜においても同じです。過度なストレス環境では、産乳量の減少、増体率や受胎率の低下など、さまざまなマイナス要因が生じます。4-2.付加価値がつくことで差別化ができるアニマルウェルフェアに配慮した生産物は、日本にはまだ少なく、付加価値がつきやすいです。そのため差別化が容易で、高単価で販売されている商品も数多くあります。4-3.疾病や感染症の減少による労働環境改善 家畜が健康であれば、管理の手間も減少するため、作業員の安全保障や負担が軽減されます。さらに獣医の訪問頻度も減れば、コスト削減にも寄与します。4-4.消費者に認知しやすいブランドに SDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。4-5.持続可能な農場づくりに貢献 アニマルウェルフェアに配慮することで、コストやリスクが低減され、結果的に経営全体に寄与することが期待できます。こうしたことから、長期的な目線で取り組むことで、持続可能な農場づくりのための投資と考えることができます。5.生産者が取り組めることここからは、具体的に取り組める事項について、ご紹介いたします。いずれも例ではありますが、取り組めるところから取り組んでみましょう。5-1.放牧を通じて家畜ストレスを軽減する 牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。さらに、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。5-2.新鮮な飲み水を提供する場を確保する 「水槽(トロフ)」と呼ばれる家畜の給水施設を用意して、いつでも自由に水を飲める環境を整えましょう。設置する際は、家畜の頭数や設置状況にあった水槽を選ぶ必要があります。特に、搾乳牛の飲水量は一日100リットル以上と言われており、暑い夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあることから、自動給水できるものがオススメです。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-3.暑さ・寒さ対策を行う 暑さは家畜の生産性を下げるだけでなく、酷い場合は家畜でも死亡するケースもあります。農水省の統計によると、令和3年に暑熱の影響により廃用・死亡した頭数は乳牛だけでも650頭以上に上ります。(引用:暑熱による畜産関係被害状況(令和3年9月30日時点))また、子牛は寒さに弱く、北海道などの寒冷地において、真冬は氷点下まで気温が低下してしまうので、カーフジャケットやしっかり初乳給与を与えるなどの対策は必須です。参考商品 ファームクール(子牛用ネッククーラー) ご購入はこちら ファームウォーマー(子牛用光電子®ネックウォーマー) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-4.子牛の飼養環境を改善する コンパネなどの木材を使って、カーフハッチを自作されている方も多いそうです。糞尿などがついたままになってしまうと不衛生になってしまうので、定期的に除糞したり、洗って乾燥させる必要があります。また、換気を行うことも非常に重要です。参考商品 哺育ゲート(1頭用) ご購入はこちら 哺育ゲート(2頭用) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-5.アブ対策を行う 自由に動き回れる屋外でも、アブが体中にまとわりついてくると、家畜はストレスを抱えます。十分な摂食・休息ができない場合、乳牛であれば産乳量の低下などに繋がり、結果的に経営全体に影響を与えることが懸念されます。参考商品 アブキャップ ご購入はこちら アブキャップ3台セット ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.まとめ アニマルウェルフェアは、動物たちが幸せに生きるための基本的な権利です。生産者だけに任せるものではなく、消費者も一体になって考え、行動することが大切でしょう。小さな積み重ねかもしれませんが、私たち消費者が起こす小さなアクションの積み重ねが、動物たちの生活を大きく改善することにつながります。できることを考え、一つずつ行動に移していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【アニマルウェルフェア とは 】基礎知識を知ろう。アニマルウェルフェアと日本の現状
日々私たちがスーパーやお店で手に取る肉や卵などの食材は、動物から得られています。厳しい衛生管理や品質管理のもとで得られた生産物ですが、一方で、その飼育環境については、私たちがあまり目にすることのない動物たちの生活があります。こうした動物たちの健康で快適な生活を送るための配慮や取り組みとして、世界的に「アニマルウェルフェア(動物福祉)」があります。本記事では、アニマルウェルフェア(動物福祉)について・基礎的な知識・生産者へのメリットはあるのか?・具体的にどのようなことに取り組めば良い?について、ご紹介いたします。1.アニマルウェルフェアとは「動物福祉」や「家畜福祉」ともいわれます。牛や豚などの家畜であっても、誕生から死を迎えるまでの間、できるだけストレスなく、快適で健康的な飼育方法が大切です。2.5つの自由世界的にアニマルウェルフェアは、「5つの自由」が提唱されています。日本においても農水省が実践にむけたガイドラインを整備するなど、普及推進を図っています。3.日本におけるアニマルウェルフェアの現状ヨーロッパを中心に世界的には広まっているアニマルウェルフェアの観点ですが、日本ではまだ認知度が低く、関連する製品も少ない状況です。さらに、資材費や餌代の高騰、異常気象の多発など、生産者の経営状況は厳しさを増しています。このような状況の中では、家畜福祉を考える余裕がない生産者も多いと聞きます。4.生産者へのメリット取り組みへのハードルが高いと考えられがちですが、家畜だけでなく生産者側へのメリットも多くあります。4-1.生産物の品質向上と低下を軽減 人間でもストレスが多い環境ではパフォーマンスを最大限に発揮できません。家畜においても同じです。過度なストレス環境では、産乳量の減少、増体率や受胎率の低下など、さまざまなマイナス要因が生じます。4-2.付加価値がつくことで差別化ができるアニマルウェルフェアに配慮した生産物は、日本にはまだ少なく、付加価値がつきやすいです。そのため差別化が容易で、高単価で販売されている商品も数多くあります。4-3.疾病や感染症の減少による労働環境改善 家畜が健康であれば、管理の手間も減少するため、作業員の安全保障や負担が軽減されます。さらに獣医の訪問頻度も減れば、コスト削減にも寄与します。4-4.消費者に認知しやすいブランドに SDGsなどに代表されるように、より安心・安全な食品を求める消費者は増加傾向にあります。アニマルウェルフェアに配慮した生産物は、消費者のニーズにこたえるだけでなく、生産している農場にもポジティブな印象を与えることができるでしょう。4-5.持続可能な農場づくりに貢献 アニマルウェルフェアに配慮することで、コストやリスクが低減され、結果的に経営全体に寄与することが期待できます。こうしたことから、長期的な目線で取り組むことで、持続可能な農場づくりのための投資と考えることができます。5.生産者が取り組めることここからは、具体的に取り組める事項について、ご紹介いたします。いずれも例ではありますが、取り組めるところから取り組んでみましょう。5-1.放牧を通じて家畜ストレスを軽減する 牛や馬などの家畜を畜舎(ちくしゃ:家畜が生活する施設)ではない環境で飼うことを意味します。牛自身が自由に行動できるので、ストレスが少なく、健康的になります。牛が健康的になるということは、獣医さんにみてもらう機会も減りますので、結果的に農場の経費削減が期待できます。さらに、従業員の労働時間削減にもつながり、結果的に人間にとってもメリットがあります。5-2.新鮮な飲み水を提供する場を確保する 「水槽(トロフ)」と呼ばれる家畜の給水施設を用意して、いつでも自由に水を飲める環境を整えましょう。設置する際は、家畜の頭数や設置状況にあった水槽を選ぶ必要があります。特に、搾乳牛の飲水量は一日100リットル以上と言われており、暑い夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあることから、自動給水できるものがオススメです。参考商品 家畜用水槽トロフ260リットル ご購入はこちら 角型水槽トロフ130リットル ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-3.暑さ・寒さ対策を行う 暑さは家畜の生産性を下げるだけでなく、酷い場合は家畜でも死亡するケースもあります。農水省の統計によると、令和3年に暑熱の影響により廃用・死亡した頭数は乳牛だけでも650頭以上に上ります。(引用:暑熱による畜産関係被害状況(令和3年9月30日時点))また、子牛は寒さに弱く、北海道などの寒冷地において、真冬は氷点下まで気温が低下してしまうので、カーフジャケットやしっかり初乳給与を与えるなどの対策は必須です。参考商品 ファームクール(子牛用ネッククーラー) ご購入はこちら ファームウォーマー(子牛用光電子®ネックウォーマー) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-4.子牛の飼養環境を改善する コンパネなどの木材を使って、カーフハッチを自作されている方も多いそうです。糞尿などがついたままになってしまうと不衛生になってしまうので、定期的に除糞したり、洗って乾燥させる必要があります。また、換気を行うことも非常に重要です。参考商品 哺育ゲート(1頭用) ご購入はこちら 哺育ゲート(2頭用) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5-5.アブ対策を行う 自由に動き回れる屋外でも、アブが体中にまとわりついてくると、家畜はストレスを抱えます。十分な摂食・休息ができない場合、乳牛であれば産乳量の低下などに繋がり、結果的に経営全体に影響を与えることが懸念されます。参考商品 アブキャップ ご購入はこちら アブキャップ3台セット ご購入はこちら その他製品は >>>こちら6.まとめ アニマルウェルフェアは、動物たちが幸せに生きるための基本的な権利です。生産者だけに任せるものではなく、消費者も一体になって考え、行動することが大切でしょう。小さな積み重ねかもしれませんが、私たち消費者が起こす小さなアクションの積み重ねが、動物たちの生活を大きく改善することにつながります。できることを考え、一つずつ行動に移していきましょう。 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【クマ 対策】被害を防ぐ方法は?電気柵は効果がない?正しい知識と対策方法を知ろう
近年、クマが民家近くに出没したり、農業被害を与えたりと、クマに関するニュースが増えているように感じます。なぜ、クマと人間の軋轢は減らないのでしょうか?ここでは、・クマ(熊)被害に関する基礎知識・見直すべき対策のポイント・対策実践事例についてご紹介します。1.指定管理鳥獣に加わったクマクマによる人身被害は年々増え続け、2023年度では過去最高の200人を上回りました。(出典:環境省|クマ類による人身被害について [速報値])こうした状況を受け、2023年 クマが新たに「指定管理鳥獣」に加わりました。指定管理鳥獣とは、環境や農作物、生態系に影響を及ぼす野生動物とみなされた鳥獣で、環境大臣が定めています。(現在はイノシシ、ニホンジカが対象)クマが追加されたことで、新たにクマにおいても国が捕獲や調査の費用、人材育成などを支援することになりました。(出典:環境省|指定管理鳥獣捕獲等事業)2.なぜ?クマによる被害が増えている理由なぜクマによる被害は減らないのでしょうか?主な理由をご紹介します。2-1.餌資源などの不足クマは本来、どんぐりなどの木の実を食べる雑食性といわれています。こうした餌資源が不作・凶作に陥ってしまうと、餌を求めて人里に降りてしまい、人と遭遇するクマが増えています。2-2.ゴミの不始末など人間側の問題アウトドアやキャンプブームの影響により、今まで以上に人が屋外で過ごす時間が増加し、キャンプ場でのごみの不始末が多発しました。そこに引き寄せられたクマがキャンパーと遭遇するといったケースもありました。2-3.デントコーン畑の作付面積増加主に酪農地帯などの一部地域では、デントコーンの作付面積の増加に伴い、クマによる被害も増加しています。作付面積が増加した主な理由は、輸入穀物の高騰により、自給飼料の生産拡大に注目が集まったためです。デントコーンは侵入されてしまうと、1日でも甚大な被害が出るだけでなく、成長すると茎が2m近くまで伸びます。ヒグマが潜んでいてもほとんど見えないため、農家さんの人身被害も懸念されています。・参考記事キャンプ場の熊(クマ)対策は必要?海外では電気柵を張るケースも3.電気柵はクマにきかない?!クマ対策には、電気柵(でんきさく)が広く普及していますが、しばしば「クマには効果がない」といわれるケースがあります。主な原因をご紹介します。3-1.仕様があっていない電気柵を張っても侵入されてしまう場合は、柵の仕様が合っているかをまず確認しましょう。・ワイヤーの段数:3段・ワイヤーの間隔:地面から20cm、20cm、20~30cm ※ツキノワグマの場合、最上段は30cmに設定することをオススメしています。・支柱間隔:4mに1本をめやすに設置・参考記事クマ(熊) | 電気柵、フィールドフェンスあくまで標準的な仕様なので、地形や起伏など周囲の環境によっては不十分な場合があります。その場合は段数の追加など、他の手段を検討する必要がありますので、詳しくはお問合せください。参考商品 クマ100セット(オンライン限定セット・周囲100m・約6a分) ご購入はこちら クマ400ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲400m・約1ha分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.管理不足電気柵の場合、定期的なバッテリー残量確認や下草管理が必要になります。怠ってしまうと、電気柵の効果が徐々に失われ、突破されてしまう原因になります。特に、クマの場合は一度侵入に成功し、作物の味を覚えてしまうと、執着心が強いため、何度も強引に侵入を試みます。そうなると、より強力な電気柵が必要になるなど、手間と費用がさらにかさむ恐れがあります。・参考記事【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておくべき指標「ジュール(J)」3-3.設置方法に問題がある地面との隙間ができているなど、設置の仕方に問題があると侵入されてしまいます。地面からの侵入をより効果的に防止する手段として、「トリップ柵」があります。既設の電気柵から動物側に、高さ20cm程度の電気柵を1段設置します。そうすることで、クマからは二重に電気柵があるように見え、より防除効果が高い電気柵になります。4.クマの侵入を防止する手段(電気柵、電気柵×金網フェンス)4-1.簡易電気柵事例こちらはデントコーン畑に設置された電気柵です。より防除効果を高めるために、3段張+1段のトリップ仕様にしています。4-2.恒久電気柵事例山のふもとにあるガーデン(観光施設)に設置された電気柵です。フェンシングワイヤーという針金のようなワイヤーを使った電気柵です。4-3.電気柵×金網フェンス事例養豚場に設置されたフェンスです。防疫対策の観点から、クマだけでなく、シカ、アライグマなどの複数種類の動物に対応するため、フィールドフェンスと電気柵を併用しています。シカの飛び越えに対応するためにフェンスの高さは2mあります。上部はクマのよじ登りを防止するために、電気柵を2段設置。さらに、小動物も侵入できないよう網目が細かいフェンスを採用するなど、徹底的に侵入を防止するための重厚な仕様です。参考商品 【シカ用/横線14段】フィールドフェンス 高さ2m×100m巻 ご購入はこちら 【シカ・小動物用/横線19段】フィールドフェンス 高さ2m×50m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.まとめ 必ずしも、フェンスだけでは完璧な対策にはなりません。キャンプに出掛けたらゴミは持ち帰るなど、「クマが寄り付く環境を作らない」ことからはじめる必要があります。また、私たち人間がクマの生態を理解する必要もあります。例えば、クマが出没しやすい時間帯や季節には注意を払い、活動を控えたり、山に入る場合はクマ鈴や熊スプレーなどの装備も持参しましょう。さらに、自治体によっては、クマの出没方法が整理・公開されているところもあるので、事前に情報を得ておくことも重要です。できるところから、クマ対策をはじめましょう! 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【クマ 対策】被害を防ぐ方法は?電気柵は効果がない?正しい知識と対策方法を知ろう
近年、クマが民家近くに出没したり、農業被害を与えたりと、クマに関するニュースが増えているように感じます。なぜ、クマと人間の軋轢は減らないのでしょうか?ここでは、・クマ(熊)被害に関する基礎知識・見直すべき対策のポイント・対策実践事例についてご紹介します。1.指定管理鳥獣に加わったクマクマによる人身被害は年々増え続け、2023年度では過去最高の200人を上回りました。(出典:環境省|クマ類による人身被害について [速報値])こうした状況を受け、2023年 クマが新たに「指定管理鳥獣」に加わりました。指定管理鳥獣とは、環境や農作物、生態系に影響を及ぼす野生動物とみなされた鳥獣で、環境大臣が定めています。(現在はイノシシ、ニホンジカが対象)クマが追加されたことで、新たにクマにおいても国が捕獲や調査の費用、人材育成などを支援することになりました。(出典:環境省|指定管理鳥獣捕獲等事業)2.なぜ?クマによる被害が増えている理由なぜクマによる被害は減らないのでしょうか?主な理由をご紹介します。2-1.餌資源などの不足クマは本来、どんぐりなどの木の実を食べる雑食性といわれています。こうした餌資源が不作・凶作に陥ってしまうと、餌を求めて人里に降りてしまい、人と遭遇するクマが増えています。2-2.ゴミの不始末など人間側の問題アウトドアやキャンプブームの影響により、今まで以上に人が屋外で過ごす時間が増加し、キャンプ場でのごみの不始末が多発しました。そこに引き寄せられたクマがキャンパーと遭遇するといったケースもありました。2-3.デントコーン畑の作付面積増加主に酪農地帯などの一部地域では、デントコーンの作付面積の増加に伴い、クマによる被害も増加しています。作付面積が増加した主な理由は、輸入穀物の高騰により、自給飼料の生産拡大に注目が集まったためです。デントコーンは侵入されてしまうと、1日でも甚大な被害が出るだけでなく、成長すると茎が2m近くまで伸びます。ヒグマが潜んでいてもほとんど見えないため、農家さんの人身被害も懸念されています。・参考記事キャンプ場の熊(クマ)対策は必要?海外では電気柵を張るケースも3.電気柵はクマにきかない?!クマ対策には、電気柵(でんきさく)が広く普及していますが、しばしば「クマには効果がない」といわれるケースがあります。主な原因をご紹介します。3-1.仕様があっていない電気柵を張っても侵入されてしまう場合は、柵の仕様が合っているかをまず確認しましょう。・ワイヤーの段数:3段・ワイヤーの間隔:地面から20cm、20cm、20~30cm ※ツキノワグマの場合、最上段は30cmに設定することをオススメしています。・支柱間隔:4mに1本をめやすに設置・参考記事クマ(熊) | 電気柵、フィールドフェンスあくまで標準的な仕様なので、地形や起伏など周囲の環境によっては不十分な場合があります。その場合は段数の追加など、他の手段を検討する必要がありますので、詳しくはお問合せください。参考商品 クマ100セット(オンライン限定セット・周囲100m・約6a分) ご購入はこちら クマ400ソーラーセット(オンライン限定セット・周囲400m・約1ha分) ご購入はこちら その他製品は >>>こちら3-2.管理不足電気柵の場合、定期的なバッテリー残量確認や下草管理が必要になります。怠ってしまうと、電気柵の効果が徐々に失われ、突破されてしまう原因になります。特に、クマの場合は一度侵入に成功し、作物の味を覚えてしまうと、執着心が強いため、何度も強引に侵入を試みます。そうなると、より強力な電気柵が必要になるなど、手間と費用がさらにかさむ恐れがあります。・参考記事【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておくべき指標「ジュール(J)」3-3.設置方法に問題がある地面との隙間ができているなど、設置の仕方に問題があると侵入されてしまいます。地面からの侵入をより効果的に防止する手段として、「トリップ柵」があります。既設の電気柵から動物側に、高さ20cm程度の電気柵を1段設置します。そうすることで、クマからは二重に電気柵があるように見え、より防除効果が高い電気柵になります。4.クマの侵入を防止する手段(電気柵、電気柵×金網フェンス)4-1.簡易電気柵事例こちらはデントコーン畑に設置された電気柵です。より防除効果を高めるために、3段張+1段のトリップ仕様にしています。4-2.恒久電気柵事例山のふもとにあるガーデン(観光施設)に設置された電気柵です。フェンシングワイヤーという針金のようなワイヤーを使った電気柵です。4-3.電気柵×金網フェンス事例養豚場に設置されたフェンスです。防疫対策の観点から、クマだけでなく、シカ、アライグマなどの複数種類の動物に対応するため、フィールドフェンスと電気柵を併用しています。シカの飛び越えに対応するためにフェンスの高さは2mあります。上部はクマのよじ登りを防止するために、電気柵を2段設置。さらに、小動物も侵入できないよう網目が細かいフェンスを採用するなど、徹底的に侵入を防止するための重厚な仕様です。参考商品 【シカ用/横線14段】フィールドフェンス 高さ2m×100m巻 ご購入はこちら 【シカ・小動物用/横線19段】フィールドフェンス 高さ2m×50m巻 ご購入はこちら その他製品は >>>こちら5.まとめ 必ずしも、フェンスだけでは完璧な対策にはなりません。キャンプに出掛けたらゴミは持ち帰るなど、「クマが寄り付く環境を作らない」ことからはじめる必要があります。また、私たち人間がクマの生態を理解する必要もあります。例えば、クマが出没しやすい時間帯や季節には注意を払い、活動を控えたり、山に入る場合はクマ鈴や熊スプレーなどの装備も持参しましょう。さらに、自治体によっては、クマの出没方法が整理・公開されているところもあるので、事前に情報を得ておくことも重要です。できるところから、クマ対策をはじめましょう! 全国送料無料でお届け!まずは資料請求からはじめてみる
【電気柵 補助金】補助金を活用しよう!申請手順や押さえるべきポイントをご紹介
補助金とは、国や自治体などが、事業者の取組をサポートするために、承認が得られた事業計画に対し、資金の一部を給付する仕組みです。農作物被害を防止する電気柵やフェンスにおいても、補助金制度が設けられており、資材購入の際に活用する生産者も多いです。ここでは・電気柵補助金の種類・申請のおおまかな手順・申請時の注意点 などについて、ご紹介します。★ 本記事を読まれる前に ★※本記事は2024年6月現在の制度を基に作成しています。 補助金の内容については変更される可能性があります。必ず事前に申請先へ情報確認の上、補助申請をご検討ください。※本記事は、補助金申請を受けれるものを保証する内容ではございません。予めご了承ください。※画像はイメージです。実際に導入された柵とは異なります。1.野生動物被害対策における補助金の種類シカやイノシシなどの野生動物による農作物被害額は、全国で年間150億円以上で推移しており、令和4年においては、約156億円と報告されています。(出展:農林水産省ー全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度))こうした被害を少しでも抑制するため、獣害対策の補助金制度がいくつか設けられています。以下はその代表的なものです。1-1.農水省による補助金「鳥獣被害防止総合対策交付金」という補助金があります。(出典:鳥獣被害防止総合対策交付金の支援内容について)自治体やJAなどが対象となります。地域一体で農作物被害を防ぐための総合的な対策を支援することを主な目的としています。そのため、補助対象も、電気柵やフェンスの設置費用、捕獲用の罠だけでなく、ハンターの育成や食肉利用の促進など、幅広いものとなっています。補助率は、年度や事業内容、地域などの条件によって異なります。1-2. 地方自治体による補助金地域ごとでも、獣害対策の補助金制度が設けられています。前述した補助金とは異なり、個人農家などが対象となります。個別の圃場に電気柵を設置して、農作物被害を防止することが目的です。具体的な補助率は、自治体により異なりますので、お住まいの自治体にご確認ください。1-3. その他の支援制度地域によって異なりますが、 農業協同組合(JA)や農業共済(NOSAI)が支援している場合があります。実施内容や補助率はそれぞれ異なるので、一度確認してみると良いでしょう。2.申請のおおまかな手順補助金によって申請方法や申請先、手順などが異なりますが、以下のような流れになることが多いです。2-1.申請先の確認 鳥獣被害防止総合対策交付金の場合は自治体やJAなどが申請先になります。地方自治体の補助金は、市区町村の農政担当や鳥獣対策担当部署が申請先になります。2-2.申請書類の準備 申請書以外に見積書、設置計画書などが必要になることが多いです。申請には期限がありますので、必ず確認しましょう。3-3.審査と承認このタイミングで資材購入を許可されることが多いです。2-4.設置工事の実施承認後、電気柵やフェンスの導入・設置をします。場合によっては現地の写真撮影や、立会検査が要求される場合もあります。2-5.補助金の受領すべての手続きが完了し、補助金を受領します。3.知っておこう!申請時の注意点補助金は、誰でも必ずもらえるわけではありません。また、設置費用や管理ツールなど、補助金によっては対象にならないものがあることも、念頭に入れておきましょう。4.補助金申請をスムーズに!便利ツールすでに電気柵を設置されている方であれば、イメージがつきやすいですが、初めての方は「なにを準備すればいいのかわからない」といったお声をよく伺います。手前味噌で恐縮ですが、弊社がご提供している「便利ツール」をご紹介します。4-1.【おおまかな金額が知りたい】おまかせ見積システム 最低限の情報を入力することで、初めての方でも簡単にお見積依頼ができます。入力いただいた条件と、ご希望をヒアリングしながら、現場経験が豊富なスタッフが最適なお見積をご提出させていただきます。はじめて柵を設置される方、専門スタッフと相談しながら見積したい方、設置場所の地図や航空図をお持ちの方におすすめのシステムです。>>>おまかせ見積システムは こちら4-2.【詳細な打ち合わせがしたい】オンライン相談 お電話だけでなく、オンライン上でお打合せも可能です。事前にご相談内容をお聞かせいただければ、資料や導入事例を交えながら、ご提案させていただきます。ご希望の日程、時間をご予約いただけるので、企業・法人や自治体担当者の方にオススメです。※日程によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>オンライン相談のお申込みは こちら4-3.【現場で説明・指導してほしい】電気柵セミナー 日程を調整してからの対応となりますが、直接現地に赴いてご説明することも可能です。複数人や集落単位で柵の導入を検討している方、生産者へ指導する方にオススメです。※日程や地域によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>セミナーのお申込みは こちら5.まとめ 初めて申請される方は、どの補助金を使えばよいか、申請が可能かどうかについては、迷われるかと思います。私たちファームエイジでも、補助金申請に当たって、お見積書などの必要書類の作成、現地での測量、農家さんからの要望ヒアリングから、導入後の設置勉強会など、多岐にわたったサポートを実施してきました。補助金はあくまでサポートです。野生動物被害がなくなるわけではなく、ここからが「対策のスタート」になります。しっかりと効果が持続するようにフェンスを管理・維持していくために、最適なアドバイスをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
【電気柵 補助金】補助金を活用しよう!申請手順や押さえるべきポイントをご紹介
補助金とは、国や自治体などが、事業者の取組をサポートするために、承認が得られた事業計画に対し、資金の一部を給付する仕組みです。農作物被害を防止する電気柵やフェンスにおいても、補助金制度が設けられており、資材購入の際に活用する生産者も多いです。ここでは・電気柵補助金の種類・申請のおおまかな手順・申請時の注意点 などについて、ご紹介します。★ 本記事を読まれる前に ★※本記事は2024年6月現在の制度を基に作成しています。 補助金の内容については変更される可能性があります。必ず事前に申請先へ情報確認の上、補助申請をご検討ください。※本記事は、補助金申請を受けれるものを保証する内容ではございません。予めご了承ください。※画像はイメージです。実際に導入された柵とは異なります。1.野生動物被害対策における補助金の種類シカやイノシシなどの野生動物による農作物被害額は、全国で年間150億円以上で推移しており、令和4年においては、約156億円と報告されています。(出展:農林水産省ー全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度))こうした被害を少しでも抑制するため、獣害対策の補助金制度がいくつか設けられています。以下はその代表的なものです。1-1.農水省による補助金「鳥獣被害防止総合対策交付金」という補助金があります。(出典:鳥獣被害防止総合対策交付金の支援内容について)自治体やJAなどが対象となります。地域一体で農作物被害を防ぐための総合的な対策を支援することを主な目的としています。そのため、補助対象も、電気柵やフェンスの設置費用、捕獲用の罠だけでなく、ハンターの育成や食肉利用の促進など、幅広いものとなっています。補助率は、年度や事業内容、地域などの条件によって異なります。1-2. 地方自治体による補助金地域ごとでも、獣害対策の補助金制度が設けられています。前述した補助金とは異なり、個人農家などが対象となります。個別の圃場に電気柵を設置して、農作物被害を防止することが目的です。具体的な補助率は、自治体により異なりますので、お住まいの自治体にご確認ください。1-3. その他の支援制度地域によって異なりますが、 農業協同組合(JA)や農業共済(NOSAI)が支援している場合があります。実施内容や補助率はそれぞれ異なるので、一度確認してみると良いでしょう。2.申請のおおまかな手順補助金によって申請方法や申請先、手順などが異なりますが、以下のような流れになることが多いです。2-1.申請先の確認 鳥獣被害防止総合対策交付金の場合は自治体やJAなどが申請先になります。地方自治体の補助金は、市区町村の農政担当や鳥獣対策担当部署が申請先になります。2-2.申請書類の準備 申請書以外に見積書、設置計画書などが必要になることが多いです。申請には期限がありますので、必ず確認しましょう。3-3.審査と承認このタイミングで資材購入を許可されることが多いです。2-4.設置工事の実施承認後、電気柵やフェンスの導入・設置をします。場合によっては現地の写真撮影や、立会検査が要求される場合もあります。2-5.補助金の受領すべての手続きが完了し、補助金を受領します。3.知っておこう!申請時の注意点補助金は、誰でも必ずもらえるわけではありません。また、設置費用や管理ツールなど、補助金によっては対象にならないものがあることも、念頭に入れておきましょう。4.補助金申請をスムーズに!便利ツールすでに電気柵を設置されている方であれば、イメージがつきやすいですが、初めての方は「なにを準備すればいいのかわからない」といったお声をよく伺います。手前味噌で恐縮ですが、弊社がご提供している「便利ツール」をご紹介します。4-1.【おおまかな金額が知りたい】おまかせ見積システム 最低限の情報を入力することで、初めての方でも簡単にお見積依頼ができます。入力いただいた条件と、ご希望をヒアリングしながら、現場経験が豊富なスタッフが最適なお見積をご提出させていただきます。はじめて柵を設置される方、専門スタッフと相談しながら見積したい方、設置場所の地図や航空図をお持ちの方におすすめのシステムです。>>>おまかせ見積システムは こちら4-2.【詳細な打ち合わせがしたい】オンライン相談 お電話だけでなく、オンライン上でお打合せも可能です。事前にご相談内容をお聞かせいただければ、資料や導入事例を交えながら、ご提案させていただきます。ご希望の日程、時間をご予約いただけるので、企業・法人や自治体担当者の方にオススメです。※日程によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>オンライン相談のお申込みは こちら4-3.【現場で説明・指導してほしい】電気柵セミナー 日程を調整してからの対応となりますが、直接現地に赴いてご説明することも可能です。複数人や集落単位で柵の導入を検討している方、生産者へ指導する方にオススメです。※日程や地域によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。>>>セミナーのお申込みは こちら5.まとめ 初めて申請される方は、どの補助金を使えばよいか、申請が可能かどうかについては、迷われるかと思います。私たちファームエイジでも、補助金申請に当たって、お見積書などの必要書類の作成、現地での測量、農家さんからの要望ヒアリングから、導入後の設置勉強会など、多岐にわたったサポートを実施してきました。補助金はあくまでサポートです。野生動物被害がなくなるわけではなく、ここからが「対策のスタート」になります。しっかりと効果が持続するようにフェンスを管理・維持していくために、最適なアドバイスをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。